石ころ部会の2月活動報告

月 日:R5年2月17日

場 所:大阪市立自然史博物館

参加者:18人

活動内容:

 コロナ禍も収束しつつある春先の陽光の下、長居公園を歩いて大阪市立自然史博物館で開催中の特別展「大阪アンダーグラウンド:掘って分かった大地の秘密」に向かう。 特別展の会場に入ると先ずは大阪平野の地層調査に使われたボーリングマシンが出迎える。 その後の展示内容は:地球の内部やプレートの模型、地殻を作る岩石、大阪周辺の山々の岩石、大阪平野で得たボーリングコア、地質断面図、剥ぎ取り標本、地下に生息する動物植物の生態標本、博物館の鉱物コレクションなどの数々。 調査・研究にあたった関係者の苦労が偲ばれる。ひと回りして「昔、大阪は海であった」ことを実感する。

 午後は希望者参加で、難波で開催中の「なんば石ころマーケット」の展示・販売会に向かう。会場は天然石やパワーストーンを求める女性客で熱気むんむん。小生はアメジスト(紫水晶)のクラスター原石(500円)を前に焦心苦慮。この石の石言葉は「誠実」、「心の平和」。酒の悪酔いにも効き目があるという。買った!! 石に願いをこめて。

特別展で学んだこと:

  • 大阪平野は北摂(砂岩、泥岩、チャート)、金剛・生駒(花崗岩、斑レイ岩)、和泉(砂岩、泥岩)の山地・山脈(大凡1~2億年前にできた種々の岩石)に囲われている。
  • 大阪平野は300万~30万年前にかけて砂、泥、礫などが堆積した若い地層(大阪層群)であり、岩石にはなっていない。
  •  陸にたまった地層と海にたまった地層が交互に幾重も重なっているが、これは気候変動に伴う海水面の上昇・下降により海になり陸になる変遷を繰り返したためである。
  •  大阪層群では20枚の海の地層と約50枚の火山灰の地層が確認されている。
  •  海の生き物(クジラ、貝類など)と陸の生き物(ナウマンゾウなど)の化石の出土からも各地層の当時の状況と年代が分かる。気候変動は温暖な場所を好む植物(タイワンスギなど)と寒冷な場所を好む植物(モミなど)の化石の出土からも分かる。(I.S.)

    大阪アンダーグラウンド

    なんば石ころマーケット

吟行部会の2月活動報告

126回2月度部会報告

日 時 : 令和5年2月18日(土)10時30分~16時

場 所 : 堺市総合防災センター

句会場 : 堺市美原文化会館 研修室

参加者 : 12名

堺市総合防災センターは災害への防災の知識と技術が学べる、昨春オープンした施設です。交通アクセスは悪いのですが大阪狭山市のコミュニティバスが2月から運行してグッドタイミングでした。 吟行句会で詠む句についてや、季語の持つ言葉のちからや相応しい選び方などを学びました。(M.N)

当日参加者の代表句

春の海朝霧眩しカメラマン        尚文

春浅しライオンは日向を歩き       たけみつ

風花や鷺超然と池の端          洋々志

土分けて芍薬の芽の真紅かな       まさこ

さみどりに香りぎゆぎゆつと蕗の薹    ゆき雄

廃村はあの日のままやふきのとう     美枝子

大楠の小さき祠に春の色         流以

主無き庭の片隅蕗の薹          河笑流

針供養裁縫台の母の背          都史子

春浅し迷いくぢらの引かれゆく      ふじ乃

人恋ふはなほせぬ心春の風邪       楠子

鼻腔へと広がる苦み蕗の薹        万未知

当日句                     

特選  春泥のトルコ思いつ学ぶ地震(なゐ) ゆき雄

入選  蘇る惨事の映像寒き春      河笑流

堺市総合防災センター全景

15期生2月15日の講座報告

年月日 : 2023年 2月 15日 (水)  晴れ

講座名 : 科学館見学

講   師 : 施設担当者

場   所 : 大阪市立科学館

今日は大阪中之島にある大阪市立科学館の見学だ。此処は宇宙とエネルギーをテーマにした博物館だそうだ。 午前は展示場見学から始まった。 4階から順を追って下りながら見て行くのだが、エレベーターを降りた瞬間目に入る展示物や実験装置の多さに驚いた。所々にガイドさんがいて説明を聞く事も出来て実験も試せる。面白い! 小学生の団体も来ていて実験装置の周りは賑やかだ。時間があっと言う間に過ぎてしまった。

午後はプラネタリウムで「オーロラ」の鑑賞。灯りが消え頭上は満天の冬の星空。冬の大三角やダイヤモンドを眺めていると、近くで「グー グー」あれ~!?  でも、オーロラの映像はとてもダイナミックで綺麗だった。最後はサイエンスショー見学。テーマは「酸・アルカリのカラフル実験」。紫芋で色付けした水にレモンやソース、重曹など色々な素材を加えて色の変化を見る。見学者の中に元気な子供さん達がいて、実験されている先生とのやりとりが面白くて何度も笑いが起こった。 実験装置で試したり、オーロラにうっとりしたり、愉快なショーで笑ったり、今日も楽しい一日だった。                                    (S .Y) 

火星のハート、こんなに沢山あるの?
ロマンチックだね!

磁石の反発で動かそう!「あれ?向きが反対?動かないよ~」

鏡マジック!私浮いているでしょう!

出来上がった色水見て下さい。ここからが酸とアルカリのお勉強です。

野鳥部会の2月活動報告

活動日  : 2023年2月15日(木)  天候 曇り時々雪  

探鳥地  : 錦織公園

参加者数 : 29名

 観察種数 : 34 種  

 朝の冷え込みが厳しく、時々雪が舞う寒い天候の中で観察をスタート。まず集合前に見たルリビタキを探して公園の南入り口付近で探索。ルリビタキの姿はなかったが、歩道を歩くハクセキレイ。木立の中を飛び交うメジロ、エナガ、コゲラを観察しようとするがアラカシ等の枝葉でなかなか難しい。その後の赤穂池では、堤防の近くにヒドリガモ、その向こうにオカヨシガモ、マガモに交じってヨシガモ、そしてホシハジロ、キンクロハジロを観察、その上空をカワウが飛翔。

 移動中、水面に浮かぶカルガモ、マガモが計5羽ほどと、倒木にひっそり佇むアオサギが見える。梅の里で三分咲きの梅の花と見頃の水仙を鑑賞中、明るい青色のルリビタキが現れ、梅の枝や柵のロープに行き来するのを、じっくり観察、写真撮影もできて一同大満足。坂道を少し上がったエノキの幹にコゲラ、東屋の石垣にシロハラ、そこにまた別個体と思われるルリビタキが登場し、その愛らしい姿に再度盛り上がる。

 その後、奥之池への途中の松林でヤマガラ主体の混群を観察。奥之池ではオオバン、その向こうにカイツブリ、遠くにオシドリ、コガモ、などを観察。河内の里での昼食後、さらなる出会いを期待したものの、午前中ほどの個体は見られず。あちらこちらで小規模のメジロ・エナガ等の混群やシロハラが見られた他には、水車小屋の近くでやっとジョウビタキ、蓮池池畔と茶畑で数羽のアオジ、山の家近くでキセキレイ、つつじの丘でのモズくらい。 今冬、各地で例年に比べ冬鳥の個体数が少ない印象。錦織公園も同様で、午前中は満足できたものの、午後は少し寂しい観察会になりました。 (K.I) (写真K.T)

モズ♂

シロハラ

ジョウビタキ♀

ヤマガラ

オシドリ

メジロ

ルリビタキ♂

梅にルリビタキ

15期生2月8日の講座報告

年月日:2023年 2月 8日(水) 曇り

講座名:植物が動く方法 

講師 :長谷川 匡弘先生(大阪市立自然史博物館 学芸員)  

場所 :大阪市立自然史博物館・長居植物園

入館後まず、2階の展示コーナーで植物の移動のメカニズムを概観してから研修室に移動した。種子とタネは日常同じ意味で使っているが「種子」とは植物の雄と雌が受精しめしべの胚珠から発達した胚を含むもののことで「タネ」とは「受精後胚が発達して形成される普遍的な散布体」だそうだ。生き残るために植物は色々な動く仕組みを持っている。「風に運ばれる」「水に運ばれる」「動物に運ばれるもの」「自力で飛ぶ」の4つの方法の説明を受けた。知っているようで断片的であったが、系統だてて説明を受け納得した。

午後からは、5名ずつ6班に分かれて植物園に出て「タネ」を採集した。「綿毛を作って風で移動するな」「ひっつきむしやから動物にくっついて行くよね」「赤い実・黒い実は鳥が食べるね」など班毎に相談・協力し合って取り組み、1時間はあっという間でした。その後研修室に戻って採集してきた植物を分類し、班ごとに発表・解説しあった。風で動くもの14種、動物で動くもの21種、自力で動くもの3種、水で動くもの3種で合計41種の植物を採集し動く方法を確認できた。動く方法が解明されていない植物はまだまだ沢山有るそうで、動く方法の解明に誰か挑戦してみませんか。            (U.T)

班ごとに移動方法を発表(名解説!)

何でしょう?何処で採ってきました?

採集してきた植物を相談しながら分類中です。

  腕組みして「うん、なるほど」と「ほんまかいな?」

写真部会の2月活動報告

実施日 : 令和5年2月8日(水)

場 所 :  狭山コニュニティーセンター

参加人数 : 7名

恒例の屋内勉強会。各人5枚の作品を持参し、会員相互の互選で上位高得点の作品を添付する。 出展35枚をすべてを意見交換し2時間の勉強は有意義であった。(H.O , Y.M)


里山保全部会の2月活動報告

1    月 日 :  2月3日 (金)

2  場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

3  参加人数 :  10名

4    活動内容

  先週の猛烈な寒波は過ぎましたが2月例会は寒さ厳しい中、熱意ある10名の参加者でスタートしました。 畑組は前回作製した霜よけ支柱に植えたエンドウの世話。寒さに負けず元気に10cm程の大きさに生育していました。 先月に引き続き食べごろに育った水菜を収穫し、参加者のお土産になりました。

 山組は先月に引き続きこの数ヶ月続く山中に生える笹切と切った笹をチッパーにかけ粉砕し堆肥作り。シニアカレッジの我々メンバーにとってはかなりのハード作業。みんな黙々と作業に取り組みました。 作業終了後は街中ではできない焚火を囲み、労をねぎらいました。 お褒めの言葉は他から集まらないので、自ら大いに褒めておきましょう。(O.N)

さあー、今日も寒さに負けず山仕事を始めるぞー !

山の傾斜に負けずしっかり足を踏ん張り笹狩りに立ち向かう

山から刈り取った笹はチッパーで粉にして、肥料として使います

先月苦労して作った霜除け支柱の根本にエンドウが芽を伸ばし始めました

先月に引き続きみずなを収穫。参加者に分けてお土産に持ち帰ります

やれやれ今日の仕事も終了。町中ではできない焚き火の暖は最高のご馳走

15期生の2月1日講座報告

年月日 : 2023年2月1日(水)曇り

講座名 : こんな小さな世界

講 師 : 菅井 啓之先生(元京都光華女子大学教授)

場 所 : SAYAKAホール(大阪狭山市)

今日はルーペが必需品となる微小貝の講座である。微小貝とは字の通り大人の貝(成貝)になっても大きさが5mm以下の貝の仲間です。沖永良部島の砂は珊瑚砂や有孔虫砂で好物砂はほぼ無い砂である。その砂からルーペを使って星砂(有孔虫の殻)探しにトライした。すぐ見つけた人、なかなか見つけられない人それぞれが楽しめた。次はシャーレに入った砂から微小貝を見つけてピンセットで挟み市松模様のシートに並べる。これは結構大変な作業にもかかわらず皆熱心に作業に没頭しましたね。

後半はこの微小貝の楽しみ方や微小貝を通して自然の見方を一歩深めることが重要である事を先生が考案した「微小貝曼荼羅」を使って自然界は多種多様な生命によって成り立っており、世界は小さなものに支えられている事の解説にプラス微小貝の採集の方法や苦労話などもあり笑い声も混じる座学でした。日本では8,000種以上の貝が記録されていて貝類の豊富な国である事と多種多様な微小貝の美と不思議さを実感した。(T・O)

沖永良部島の砂、この中に星砂が有るよ

ウニの殻 大きい穴が口小さい穴が肛門だって

いろんな形の微小貝たち

10円玉に並んだ微小貝その数86個も有るよ

植物部会の2月活動報告

月 日 : 2023年2月1日(水) 晴れのち曇り

場 所 : 京都府立植物園

参加者 : 17名

 今回は早春の植物を求めて、所々に雪が残る京都府立植物園へ行きました。集合時間の10:30には17名が集まり、依頼していたガイドさん(ガイド料は無料)の案内で観察を始めました。羽根つきの種が少し残っているシナノキ、花芽を沢山つけた常緑のマグノリア、陀羅尼助(薬)の元になるキハダ、実から油(食べられない)がとれるシナアブラギリ、怪しい名前のバクチノキ、1941年に中国で発見されたと言われるメタセコイア、巨大なヒマラヤスギ、ローバイの実生の芽(双葉)などを観察しました。菅原道真の太宰府天満宮の原木から繁殖したという飛梅をみてから、早春植物のコーナーに向かいました。

 数輪の花が咲いたセツブンソウ(節分草)、バイカオウレン、コセリバオウレンの前では、綺麗ね~、可愛いね~の声が上がりました。続いて、春らしさを求めて、オオカメノキの冬芽、ミズバショウの芽、一輪咲いたウグイスカグラなどを観察。モミジのコーナーではイロハモミジ、オオモミジの芽の形の違いを観察しました。最後にロニケラ レモンビューティーの花の爽やかな匂いを鑑賞して午前の部を終えました。

 午後は、毎水曜日に行われている「水曜ガイド」に参加しました。私たちと常連さんなどで約30名がガイドさんの後をゾロゾロとついて行きました。タイサンボクの花芽、菰をかぶったソテツ、黄色い花を付けたヒイラギナンテンの一種などを観察。チューリップの球根を3万球植えている、クスノキの並木は200mあり、開園当初からあるので100年経っているなどの説明がありました。つばきのコーナーでは、多くの種のツバキは、ヤブツバキ・ユキツバキという野生種から派生したモノとの説明がありました。日本中の野生の植物を集めたという「植物生態園」の説明がありました。コウヤマキ、クロモジ、コクサギなどの樹木、午前中に見たセツブンソウもこのコーナーにあり日本固有種とのこと.。続いて、長ひょろい雄花が咲いているツノハシバミ、マンサク、葉のまわりが白くなったクマザサ、アリドオシ(一両)の赤い実、ダンコウバイ、冬に葉があり夏に落葉するオニシバリ、ミツマタの花などを観察した。 最後にオニグルミの猿の顔をした葉痕を観察して、水曜ガイドを終えました。 花の少ない時期ですが、二人のガイドさんのお陰で、楽しい観察会が出来ました。(M.A ,写真M.K)

ボランティアガイドさんの説明に聞き入る

未だ残っているシナアブラギリの実

咲き始めたセツブンソウ

可憐なセリバオウレンの花

芳香を放つロニケラ レモンビューティの花

ベルベリス ’チャリティ’・・・・ヒイラギナンテンの交配種

 

 

15期生1月25日の講座報告

月  日 : 2023年 1月 25日 (水)  晴れ

講座名 : 動物たちとの接点

講   師 : 久田 先生 (天王寺動物園 教育普及担当)

場   所 : 天王寺動物園

今日は誰もが一度は訪れたことのある動物園の見学だ。 でも、最大級の寒波が来るとの予報に、交通機関の乱れを心配したが、殆ど影響無く予定通り講座を開始できた。 先ずはズーミュージアム内教室で、天王寺動物園にいる絶滅の危機にある動物たちを、スライドを見ながら詳しく説明を受けた。 ホッキョクグマのホウちゃんやキリンのハルカスちゃんの名前は、寄贈主の方からの提案で決まったと聞き、納得! アムールトラの風くんの体調不良の近況やキリンの子育ての失敗談に胸が痛んだ。

終了後屋外の「アフリカサバンナ」ゾーンに移動してガイドウォークを受けた。 広々したサバンナを再現したエリア内にはシマウマやエランド親子の姿は見えるが、人気のキリンはいない。 寒さに弱い為、今日は室内展示だそうだ。 見に行くと、雄のコウヤくんは座っていて、のんびりくつろいでいる姿に思わず笑ってしまった。

午後はフリー見学。 皆それぞれ好きな動物を見て回って今日の講座は終了した。              動物園は子供の時だけでは無く、大人になっても楽しい所だと実感した一日だった。 (S ・Y)

アフリカサバンナゾーン入口で説明うけてます。

ライオン・シマウマ後方にハルカス!此処は都会のオアシスです。

キリンのコウヤくん「今日は寒いので外は嫌だ!」

シロクマのホウちゃん 飛び上がってパンチ!!

 

吟行部会の1月活動報告

125回令和5年1月度吟行部会報告

日 時 ; 令和5年1月21日(土)10時~15時

場 所 ; さかい利晶の杜 句会会場;堺市総合福祉会館

参加者 ; 10名

天気予報では最高気温8度でしたが、幸いなことに風がなくて日中は過ごし易かったです。 千利休屋敷跡でボランテイアさんの説明を聞いた後、入館して展示物の見学をしました。 午後の堺市総合福祉会館での句会では、活発な意見が出て充実した時間を過ごしました。(M.F、写真Y.M)

当日参加者の代表句  

山を巻き学校あげて兎狩  ゆう一

初日の出砂の峰より出でにけり たけみつ

熊野街道北風ひとつ通りけり 洋々志

欅枯る一樹の拡ぐ空蒼し  まさこ

帯締めを斜めに結び小正月   ゆき雄

雪うさぎ朱き実二つ残しけり 美枝子

茂みよりちゅじゅじゅざわざの寒雀 流以

鈍色の空ふわふわと牡丹雪   河笑流

葉を矯めて一間床に野水仙  都史子

大北風に挑みし烏羽根疎ら  ふじ乃

朝まだき土手の水仙にほいくる  楠子

白に赤仕上げは緑雪兎  万未知

当日句

特選  闊歩せし晶子の着物日脚伸ぶ  ゆき雄

特選  侘助を利休好みに投げ入れて 万未知

15期生の1月18日講座報告

年月日 : 2023年1月18日(水)曇り

講座名 : 体は食べた物から出来ている・部会説明会

講 師 : 田中 富祐子先生((株)明治 食育担当 管理栄養士)

      廣川理事 ・ 阿部理事 (大阪シニア自然カレッジ)

場 所 : 栂文化会館(堺市)

午前は「寿命100年時代の健康寿命を延ばす」ためにはメタボ対策よりフレイル対策が大事で、栄養・運動・睡眠による筋力アップと骨の維持強化と口腔ケアをしっかりして口からしっかり食べることが大切である。筋肉にはたんぱく質、骨にはカルシウムをしっかり摂り、歩く時間が長い人ほど認知症になりにくいそうだ。みんな「我がこと」として熱心に耳を傾けた。

「チョコレートの世界へようこそ」ではカカオの含有率が同じ70%でも産地(ベネズエラ・ブラジル・ペルー)によって微妙に香味が違うのが試食して分かった。チョコレートの原料となるカカオは赤道を中心に南北20度の緯度でしか育たない植物で、実の形や収穫・発酵・乾燥させてチョコレートの原料になるまでの行程や紀元前2千年頃、人類最初のカカオを利用したなどのチョコレートの歴史も興味深かった。午後は受講生が講座修了後の活動の場となる各部会の説明を聞いて入会の参考にした。(T・U)

カカオ生産量№1のガーナの民族衣装です

チョコのテイスティング中、産地で微妙に顔実が違います

寿命100年時代を生きていくにはメタボよりフレイルの対策が大事!だよね

野鳥部会の1月活動報告

活動日 : 2023年1月18日(水) 天候 曇り

探鳥地 : 淀川河川敷(長柄地区~城北地区)

参加者数 : 31名

観察種数 : 39種

 天気はまずまず、思ったより寒さは感じられない。そして思った以上の参加者。観察は淀川河川敷長柄地区から始まる。ここでは毛馬閘門の工事のせいか鳥がなかなか見つからない。河川敷きを上流に進むとようやく淀川上空にユリカモメやセグロカモメの飛ぶ姿をみる。そして市街地北東からカワウの群れが再三再四上空を通過する、その行く先を追えば、何と毛馬水管橋のアーチに300羽を超す大群が休んでいる。 遺跡として残る旧毛馬第一関門を通って上流へ、途中には羽を休めるユリカモメの大集団やツグミやスズメの大群、キンクロハジロ、ホシハジロ、ヒドリガモ、オオバン、ケリを見るが、いつもより鴨の数が少ないようだ。

 赤川地区に入ってモズ、イソシギ、チョウゲンボウ、ジョウビタキ、カワラヒワ、ホオジロ、メジロ、ハッカチョウと次々に現われ、ワンドにはヒクイナやヨシガモ、マガモ、ヒドリガモに混じってアメリカヒドリも・・・河川遠くをカンムリカイツブリやカイツブリが姿を見せては水中へ消える。 城北に近くなって、ワンドではコサギ、アオサギ、コガモ、カルガモにようやく出会い、カンムリカイツブリとミコアイサ♀の競演、バンとオオバンの並んで泳ぐのを真近かに観察する。

 最後の城北公園の池では、多くのマガモ、カルガモとユリカモメ、スズメの楽園状態。そして今年も同じ場所で待っていてくれました期待のカワセミ♀が、全員、目の前でじっくりとご対面。 今回は観察種数も多く大満足の「鳥合わせ」になりました。(M.写真K.T)

キンクロハジロ

ケリ

ユリカモメ

メジロ

ハッカチョウ

カワセミ

写真部会の1月活動報告

月 日 : 2023年1月11日(水)

場 所 : 夕陽丘から天王寺までを歩く

参加人員 : 4名

活動内容 : 大阪メトロの四天王寺前夕陽丘に集合し、「愛染さん」で有名な勝鬘院を始めに、阪神タイガースの大江神社へ。 次に愛染坂を下って、南下し、真田幸村戦死を弔う安井神社、納骨で仏様を作って祀る一心寺などで撮影し、最後はテンシバで昼食後に解散しました。(Y.M)

15期生1月11日の講座報告

年月日 : 2023年1月11日(水) 晴れ

講座名 : ネイチャーゲーム

講 師 : 井上 健太郎先生(自然体験活動講師)

場 所 : 栂文化会館・西原公園

2023年、最初の講座はアメリカのジョセフ・コーネルが1979年に考案した自然体験プログラムを体験する講座です。先ずは名前とジャンケンを組合せた「はじめまして」これは各自が①あだ名②思い出の場所③好きな季節④飼ったことのある生き物を書いて、ジャンケンで勝った人が負けた人に質問インタビューをして、それを自分の用紙の裏に書いて早く4人分集めるのだが、ジャンケンが弱いとなかなか終わらず苦労する人もでる。「森の色合わせ」は18の色と同じ葉、枝、実、花、コケ、石、虫など自然の物を見つけるゲーム。道行く人が「何をしているのかな?」との視線も気にせず皆熱心に探して最終10種類以上の色合わせを完成させた。

午後は「カモフラージュ」ゲームで大いに盛り上がった。自然の中に人工物を紛れ込ませてそれを見つけるゲームで、「あった!」と声出し禁止、指差し禁止、Uターン禁止の3禁止ルールでスタート。先生が手を頭の上にかざしてくれると100%見つけたサインであるが1回目は脇腹や肩近辺に手が示されて「まだまだ、あるのか」と再チャレンジ。コースを上も下もじっくりと目を凝らして探すも、不思議なことに人工物が自然に融合して見つからず、皆3回チャレンジしたが全部見つけた人はゼロで悔し結果でした。ネイチャーゲームの目的である「五感で自然を感じて心と体で直接自然を体験して自然と自分が一体である事に気付くこと、普段気が付かない事を発見、自然とのつながりに気付く」を今日は体験して少しは感じることが出来た。(T・O)

「森の色合わせ」どれも色がバッチリ合っている!?

「う~ん」どこにあるのかな、目が痛くなるほど探している。

「こことここに有る」の説明に「こんなところにあったのか」

これ、本物?偽物?

里山保全部会の1月活動報告

1    月 日 :  1月6日 (金)

2  場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

3  参加人数 :  8名

4    活動内容

 1月は正月あけで少なめの8名の参加者で畑組と山組に分かれてのスタート。 畑組はエンドウ豆の苗の霜よけにする支柱作り。 竹を切り藁をかぶせ二人での苦労しながらも見栄えのする力作に満足。 午後からは食べごろに育った水菜を収穫し、参加者のお土産になりました。 山組はこの数ヶ月続く山中に生える笹切と切った笹をチッパーにかけ粉砕し堆肥作り。 山は急な斜面もあり雑木も多く大変な作業。さらに切った笹をまとめてチッパーのある所まで運び出すのも一仕事。 午前の仕事を終え、昼休みに町中ではできない焚き火を囲み、竹トンボを飛ばし童心に帰り楽しむ。 作業終了後は純米大吟醸で乾杯して、新年を祝い活動を終えました。(O.N)

エンドウ豆の苗の霜除け支柱作り開始

苦労しながらもエンドウ豆の苗の霜除け支柱の完成もう一息

山組は急な斜面の雑木林に分け入り、笹切開始

長い笹は3mにも。斜面に足を踏ん張って、カッコ良く笹を切るのだ!

童心に返り竹トンボ飛ばしを楽しむ

山歩き部会の12月活動報告

実施日 : 12月28日(水)

行き先 : 一徳坊山 (標高544m)

コース : 大矢船西町バス停~一徳坊山・三角点~神納バス停

参 加 : 26名

本年最後の例会を河内長野に近い一徳坊山で開催した。年末のため通常の例会より少し参加者が少ない。天気に恵まれ、おだやかな日和であった。三角点は、急な斜面のトップにあり、その少し手前で集合写真を撮ったが、全員がかなりの傾斜の箇所に座っている。帰路は、急な坂が続いたが、全員、元気で下山した。(Y.Y)

一徳防山

一徳坊山、三角点

一徳坊山2

一徳坊山3

15期生12月21日の講座報告

月  日 : 2022年 12月 21日 (水)  晴れ

講座名 : ネイチャーフォト入門

講   師 : 阿倉 薫 先生

場   所 : ラブリーホール(河内長野市)

今回はレンズを通して動植物の撮影を行なう講座だ。先生のカメラ撮影のきっかけは、アオクサカメムシの幼虫の美しさに魅せられて始めたそうだ。以前は岩湧の森に年に100回程通い、1,000種類以上の虫たちを撮影されてきたそうだ。 午前の座学ではカメラの仕組みやマクロ写真の撮影方法、マクロレンズの種類や使い方を教わる。一般的には一眼レフカメラにマクロレンズを用いるのだが、ここではデジカメやスマホに100均で調達出来るマクロレンズを使用する。各自持参したマクロレンズやルーペ等をカメラやスマホに装着し、お札やコイン、ビー玉等を撮影する。肉眼では見えなかった細かなデザインや文字が浮かび上がり、思わず歓声が・・・。         

午後は近くの公園に出て接写撮影の実習だ。冬なので虫たちではなく、花や樹木の撮影になった。その後室内に戻り、先生が撮り貯めていた動画を鑑賞した。ヒメバチの産卵シーンやセイタカアワダチソウについたヒゲナガアブラムシの出産シーン(卵ではなく胎生で生まれる)、アカヒキガエルが太いミミズを捕食するシーン等珍しい映像がいっぱいだ!レンズを通しての小さなマクロの世界、今まで知らなかった岩湧の虫たちの世界を映像で見ることが出来、学びの多い楽しい一日だった。      (S . Y)      

アケボノソウの蜜腺にアリが整列?楽しいね!

見てみて、こんなに大きく見えるよ。印刷の細い線までクッキリ。

レンズ、何処に付ければいいのかな?

もっと近づけてって言われても、ピントが合わないよ~。

    

 

野鳥部会の12月活動報告

活動日 : 2022年12月21日(水) 天候 晴れのち曇り

探鳥地 : 百舌鳥古墳群

参加者数 : 22名

観察種数 : 32種

 寒波もやわらぎ、穏やかな日差しとなった今日は絶好の観察日和。部会は南海高野線百舌鳥八幡駅近くの広稜公園から始まった。園内の芦ヶ池は多くのカモを目の前で見られることで知られる。朝の挨拶もそこそこに先ずはカモ観察。狭い池はあふれんばかりのカモの群れ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、マガモ、カルガモ、ヨシガモの5種が混じり合う。中でもヨシガモの鮮やかな緑の冠羽と胸から下の小紋模様を肉眼で見ることができるのは感動もの。突然、上空にオオタカが現われ今度は一同その飛翔線を追いかける。回りの樹木にはメジロやスズメの群れがやってきて、我々が近くにいても逃げる様子は全くない。 次の御廟山古墳への道中、光明院(百舌鳥八幡宮隣)の裏庭では柿の実を狙って見たことがないほどのメジロの大群が・・・

 「御廟山古墳」に入るとオオバン、バン、カイツブリやホシハジロがお出迎え、回りの住宅の屋根にはイソヒヨドリ、ムクドリが。ここではバンの立ち姿を近くに見て、脚の色、形を確認する。またダイサギとコサギが並んで民家の軒先に羽を休めており、今度はその大きさや嘴、脚の色の違いを見比べて観察。「いたすけ古墳」ではお目当てのカワセミに今回も出会うことができ、ジョウビタキも並んでとまったのはラッキーでした。大仙公園内に入るとすぐにコゲラ、そしてアキニレには大群のカワラヒワが実を食餌中。

 緑化センターでの遅めの昼食を済ませ、今度は「上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵古墳)」へ、観察台から確認できたのはカンムリカイツブリ、ミコアイサの雌、マガモ、カイツブリ、カワウ。 ミコアイサの♂を求めて奥へ奥へと進む。一番奥にてようやく「居ました」の歓声、それも5羽並んで。 ここを常宿しているオシドリの群れも数羽だけが樹陰から出入りを繰り返す。上空にオオタカが現われカラスが騒いでいることもあり、オシドリは警戒を強めているようだ。 大仙公園を抜け、「大仙陵古墳」前にて「鳥合わせ」そして解散。 今回は数が少なくなったと思われてきたスズメやメジロの大群をあちこちに見ることができ、またお目当てのミコアイサ、オシドリ、カワセミにも出会えた安堵と充足感に満たされた観察会となりました。(M.K 写真K.T)

ヨシガモ♂

ハシビロガモのサブ・エクリプス

街灯に同化したアオサギ

バンの立ち姿

カワセミ

カンムリカイツブリ

オシドリ

ミコアイサ♂

いのちの営み探検部会12月活動報告

月 日 : 2022年12月20日 火曜日 晴れ

課 題 : 「生きものの時間-生れるまでの時間」

場 所 : 高槻市 JT生命誌研究館

参加者 : 8名

 受精卵(一つの細胞)から個体を作る様々な細胞が生まれ、そのたくさんの細胞が絶妙なタイミングで互いに精巧につながり、一つの個体となるまでの時間に迫った解説展示でした。また個体が刻む一生の時間を生れてから寿命が尽きるときまでの時間。オサムシ(飛べない虫)で知る日本列島の誕生秘話、等々・・・案内していただいた解説員の方々の博識と親切な説明に少しは理解できましたが・・・・

部会として生命誌研究館への訪問は3回目となりますが未だ展示解説にはまだまだ深いものがあると感じました。(  Y.T)

講座風景動画(15期生)九度山紙漉き体験


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大阪シニア自然カレッジ・紙漉き体験

講座風景動画(15期生)地球環境問題と私たちの未来


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大阪シニア自然カレッジ 地球環境問題と私達の未来

吟行部会の12月活動報告

第124回吟行部会報告

 実施月日 : 令和4年12月17日(土)

実施場所 : 天野山金剛寺

句会会場 : 河内長野 ノバティホール 会議室B

参加人数 : 11名 

 出かける頃からポツポツときて、そぼ降る雨の中の吟行となりました。「この前はよく通っているのに境内に入ったことがなくて」というメンバーもあり、ボランティアガイドさんに説明・案内していただいきました。仏に出会い、建造物が全て重要文化財という寺史と歴史にも思いを馳せながら作句することができました。

当日句を回収後すぐにコピーすることで、書き写す手間と時間が軽減され、充実した句評の時間となりました。(T.U)

参加者の代表句(欠席投句1)・・・・12月度兼題:「冬日和」「障子」「ポインセチア」「年の暮」

・我が部屋に差し込む光冬日向      尚文

・友見舞い昔話の冬日和          たけみつ

・寒暁の日本に歓喜三苫の駆       洋々志

・一筆の雲鮮やかに年の暮         まさこ

・青春の光のポインセチアかな       ゆき雄

・伊勢神楽若き笛方指細し          美枝子

・ティラノザウルス骸(むくろ)の如き冬の枝     流以

・凍てる朝恩師の訃報LINE鳴る      河笑流

・酩酊の我を見つむる篝火草        都史子

・年の瀬や第4楽章諳(そら)んずる        ふじ乃

・ポインセチア二十歳の頃の服残し     楠子

・子らのいる障子の内は別世界       万未知

当日句

特選句

・邪鬼を踏む白眼の仁王冬の雨      ふじ乃

入選句

・南北朝流転のみかど冬紅葉        楠子

 

写真部会の12月活動報告

日時 : 令和4年12月14日(水) 午前10時~12時

場所 : 堺市鳳大社

参加者 : 6名

この冬一番の寒さで、早朝は所により雨模様・強風だったのですが、活動開始の午前10時には少し日差しも出てきました。 寒い中を鳳大社で撮影をしていると、近くの保育園児たちが元気に遊んでいました。 今回も少人数での活動でしたがゆっくりと撮影することができました。(M.F)

 

15期生の12月6日・7日講座報告

年月日 : 2022年12月6日(火)~7日(水) 晴・曇

講座名 : 西はりま天文台一泊研修

講 師 : 施設担当者

場 所 : 西はりま天文台・Eーディフェンス・スプリング8・SACLA・人と自然の博物館

今日は2回目の一泊研修で最初の施設見学は構造物の耐震性を見直すのに構造物の破壊過程を調べる施設として建設された実大三次元震動破壊実験室(Eーディフェンス)である。ここでは実大規模の建物に前後、左右、上下の揺れを与えて耐震性向上の研究をしており、実験棟の面積は約5,200㎡、高さ約43m、振動台には1,200t積載できるそうでスケールの大きさに驚きである。次は世界最高性能の放射光(細かく強力な電磁波)を生み出すことが出来て、この放射光で物質の種類や構造、性質を詳しく知り基礎研究、応用研究、や産業利用に役立てているスプリング8とSACLAを見学、両施設ともに日本が世界に誇る施設です。日本の技術力は凄いですよ。そして夕食後はここ西はりま天文台のなゆた望遠鏡での観望会がスタート。幸いに夜空には雲が無く大いに期待できそうである。先ずは土星から「はっきりと輪が見える」海王星「いかにも遠くにある星かな」木星「明るくてしま模様が見えた」天王星、月、アルデバランス等々最後に火星と全部で10の星を見ることが出来て1時間半の観望会に皆満足したけれど、本当に寒かったネ。

翌朝は雲海は見えなかったが、日の出や山々の風景を楽しんで兵庫県立人と自然の博物館へ向かう。ここではブロッコリーのDNAの抽出実験に挑戦した。「必ず抽出に成功するとは限りません」との先生の言葉に手際よく分担して真剣に作業して、材料をろ過して最後にエタノールを入れると、やった!ひも状のDNAが確認出来ました。ここは国内の公立博物館では最大級で数多くの多種多様な展示物が有り、それぞれが楽しんだ。2Fの男子トイレには化石や岩石の標本が女子の方には蝶の標本が展示されていて驚かされました。今回も楽しい思い出をお土産に家路に、お疲れ様でした。 (T・O)

スプリング8の内部

実大の2階建てが小さく見えるEーディフェンスの実験棟

今回最初の集合写真だよ

どんな星が見えているのかな?

西はりま天文台をバックに、は~い笑顔

真剣に抽出実験を、結果は?

ウオーキング部会の12月活動報告

ウオーキング部会 第59回例会

行先 : 奈良 「天香具山 大和長寿道」

実施日 : 2022年 12月8日(木)

参加者 : 21名

 少し肌寒いなか、総勢21名で桜井駅を出発し、大化の改新ゆかりの地、大和長寿道エリアを散策しました。大きな石棺があった艸墓(くさはか)古墳、日本芸能発祥の地と言われる土舞台、最古の寺と言われる安部文殊院等を巡った後、天香具山に登り、畝傍山、耳成山を眺めました。下山後、広大な藤原京跡を横断し、藤原京資料館を訪れました。藤原京成立過程が描かれているビデオを見て古代人の偉大さを実感しました。その後、おふさ観音に立ち寄り、美しく飾られた「おふさ提灯まつり」を見学し、大和八木駅にて解散しました。ゆったりとした奈良の都を満喫した1日でした。(M.Y)

天香具山

藤原京跡

おふさ観音提灯祭

植物部会の12月活動報告

月 日 :  令和4年12月7日(水)

場 所 :  西原公園(堺市)

参加人数 :  28名

 栂美木多駅に集合し、空気が冷たく肌寒い中、北側から出発し、途中公園の手前のイヌシデ、ハンノキ、モミジバフウを見、公園内に入る。 トウネズミモチ、ハクチョウゲ、コナラ、アラカシと、ここでドングリを探し実の比べ合いをする。 シャシャンボ、カナメモチの群生、クロガネモチとは葉柄の色が紫色と教えてもらい、それから木がねじれているネジキを観察。 池の中に生えている円い葉をした柳の一種を見た。 それからサンゴジュ、アラカシの巨木を観察するとともに鋸歯は3分の1先端にしかないことを確認した。 トベラ、クスノキの幼木、メタセコイア、 トウネズミモチの葉は葉脈が透けて見えきれいである。 ケヤキ通りに出てドウダンツツジの前で昼食となる。

 その後シャリンバイ、クロマツとヤシャブシ、ウバメガシ、アベマキと見て回る。アベマキのドングリとハカマを探し、大きな実を見つける。 クヌギのドングリよりも一回り大きい。 それからムクノキの幹の板根を観察。 ウルシ科のヌルデを見つけ、これは葉軸に翼があるのが特徴である。 イボタの木の実やノイバラの実、ウバメガシのドングリやマサキの赤い実等々観察する。 又、サンシュユの赤い実を食べてびっくり(渋い)していた。 マテバシイのドングリを食べたり、スダジイの実を食べ比べしたりした。 最後にはトウカエデと大量の落ち葉。 ニセアカシアを見て終了する。 現況林を生かし何百本もの植栽をした西原公園であった。  寒かったが充実した一日であった。(T.H文、写真)

ケヤキ並木

アラカシの大木

アベマキのドングリ

アベマキの大木

ムクノキの板根

中軸に翼があるヌルデの葉

里山保全部会の12月活動報告

月 日 :  12月2日 (金)

場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

参加人数 :  12名

活動内容 :

12月は畑組多忙な一日になりました。まずは立派に育った里芋の収穫。 土深く根を張り鍬を力いっぱいふるっての掘り起こし作業。 畑の畝づくりに肥料やり、繫華街の難波あたりで昔作られていたというナンバネギとエンドウとの植付け作業。植付けはやさしく丁寧に時間をかけて植付けします。 そして先月植えた玉葱の世話も怠りなく愛情を。 山組は先月に引き続き山の斜面の木の間に容赦なく生えた笹の刈り取りという地味な作業を黙々と。 先月は生育状況把握の里芋収穫でしたが、今月は本収穫でどっさりお土産になりました。(O.N)

今年の最後の活動 がんばるぞー

大きく育った里芋掘り起こし作業 まずは葉っぱ切り取って

どっさりと収穫した里芋 お土産がたっぷり

エンドウの苗を優しい植付け

笹や木のつるを切り取り山肌をスッキリとさせて今年の作業は完了

マップ作り部会の11月活動報告

日 時 : 2022年11月28日

場 所 : あまの街道陶器山尾根道(陶器山トンネル上の休憩所~大野台西住宅地付近)をABCに区切り一年間定点観察する)

参加者 : 9名

今年は綺麗に紅葉している所が多いので、陶器山はどうだろうかと思いながらスタート地点に向かった。

<A地区> 休憩所の回りではイロハモミジが色づき、クロガネモチ(AC)も赤い実を沢山付けていた。今頃咲くのだったとヒイラギ(AC)の白い花を見付けて、甘い香りを楽しむ。又ビワの花も咲き始めていた。アオキの実はまだ青いものがほとんど。 ネジキは不思議な樹である。春にはねじれた幹に小さな白い壺状の花を下向きに並べているが、実は上向きとなる。そして今は驚くほど美しく紅葉しているものがあり感動する。 イヌビワは爽やかな黄色に、アカメガシワも穏やかな雰囲気の黄葉に。コナラは褐色に、カマツカの葉も色づいてきている。モチツツジは花を付けていない木の葉はだんだん赤くなって来ていて、何処を触ってももう粘り気は無い。 鮮やかに紅葉しているのはハゼノキ(AB)だ。

*草本では まだオニタビラコの小さな黄色の花を、全域でヒメジョオンの花を見る。

<B地区> ヒサカキの花芽、カキノキの実(AB)、イヌビワの実(BC)、カマツカの実(BC)ノイバラの赤い実(全域)を見る。コウヤボウキの花の時期はもう終わる。

*草本では リュウノヒゲの黒い実やヘクソカズラの実を見る。またノガリヤス、メリケンカルガヤが目に付いた。

<C地区> ヤツデの白い花、サザンカはピンクと赤い花が咲き始めていた。タイワンフウの紅葉はオレンジ色のグラデーション。ツルウメモドキの実はまだ黄色い物と、黄色の果皮が3裂して橙赤色の仮果皮の現れた物とあり、まだまだ目を引く。トウネズミモチ(全域)のたわわに付いた実は、ネズミモチの実と比べると丸い。イボタノキのつやの無い黒い実、アオツヅラフジの青い実、ガンピの細長い毛のある実、高い所のセンダンの実、落ちているのを見付けると嬉しくなるアオギリの実等を見る。

*草本では キンミズヒキは紅く紅葉していて群生しているとなかなか見事だ。タカサゴユリの変わった実。フジバカマは回りの草を刈られて出現。イネ科のチヂミザサは小穂から伸びていた3本の長い毛が、実が熟しても残っており、粘液が小さな水玉の様に付いていて触れるとニチャッとくっついてびっくりする。ひっつき虫の戦略も様々で面白い。トキリマメも赤くなった可愛らしい実を付けていた。

 穏やかな良い天気に恵まれ、一日楽しく過ごすことができた。      (Y・M)

ヒイラギ

ネジキ

イヌビワ

アカメガシワ

ヤツデ

タカサゴユリ

チヂミザサ

陶器山の紅葉

15期生11月30日の講座報告

月  日 : 2022年 11月    30日 (水)  曇り

講座名 : 竹炭焼体験

講   師 : 柴山朗生先生(富田林の自然を守る会 炭焼班) 他スタッフ6名

場   所 : 滝谷 奥の谷

 今回初めての講座「竹炭焼体験」。富田林の自然を守る会の炭焼班の活動基地(枇杷庵)での講義からスタート。炭の種類や特徴、今何故竹炭なのか?など炭についての話や窯の構造図を見ながらどの様に熱が伝わり炭になって行くのかの説明を受けた。その後三つの班に分かれて竹材作りの実習作業に入る。先ずは竹を窯に入る長さ、80㎝に切断。次に竹割り器を使って四等分に割る。最後に窯にすき間無く詰めるために節を落とす。安全に道具を使うための装備や手順の説明を受けて作業にかかった。最初二人でしていた竹割りも慣れてきたのか一人でこなす人も現れ、準備していた竹を予定より早く切り終える事が出来た。

午後は窯を使っての実習。此処には窯が二つあり、今回は空の窯に竹材をすき間なく装填する。約300本入るそうだ。火入れ口の近くや残りのすき間には小さな竹を詰め、蓋をして土かぶせをして密閉する。次の火入れ作業では、団扇を使って風を送るが薪の燃焼がなかなか安定せず苦労したが無事かまど口を密閉出来た。火入れをしてから炭が出来るには17時間ほどかかるので、炭焼作業はここで終了して、この後はもう一方の窯から炭焼班の方が焼き上げた炭の窯出し体験をした。 竹炭の他に空き缶に入った松ぼっくりやどんぐり、蓮の花托等が入っていて、綺麗な姿に驚きの声があがった。持参の袋に竹炭やどんぐり等を頂き、笑顔で終了した。(Y. S)

のこぎり作業は三度目です。           様になってるでしょう!

すき間無く詰めてます。                               まだまだ入れないとね。

ブルブル  頭叩かないで~

松ぼっくりやどんぐり、蓮の花托などの花炭 黒光りして綺麗です!