植物部会の9月活動報告

月 日 : 9月7日(水) 曇り

観察場所 : 千石谷 (滝畑)

参加者 : 15名

 今朝の滝畑ダムは雨上がりの薄曇り、山は靄がかかりこれからの天気が気になるが、10時 滝畑のダイトレ登山口を出発。天候の所為か参加者は15名と少なめだ。先ずはハシカグサ、サワオトギリやヤブラン、センニンソウ、アキノタムラソウ、ヒヨドリバナ等の花を観察しながら急な登山口道を登り、千石谷林道に出る。ここから折り返しの大滝まではなだらかな広い上り道が続く。この季節、千石谷の沿道では夏の花であるダイコンソウやイワタバコの花が未だ咲いており、センニンソウ属やヌスビトハギ属、イヌタデ属、キンミズヒキ属等の夏から秋の花が真っ盛りだ。早速によく似たヌスビトハギ属のヤブハギとフジカンゾウの花を見つけその違いを観察。そしてキンミズヒキとヒメキンミズヒキは雄蕊の数が違うこと。よく似たイヌタデ属のヤナギタデとボントクタデは葉に黒い斑点の有る無しで分かるが、舐めれば瞭然ということで一同味見タイム。そして「辛~い!」「蓼食う虫も好き好き」の蓼とはこのヤナギタデとのことで一同納得。他にもよく似たセンニンソウとボタンヅルは葉の形に違い、オトコエシとヒヨドリバナは葉の形と花に違いが有り、ガンクビソウとシュウブンソウもその花の付き方に違いがあることを確認する。

その他ではカエデドコロ、マツカゼソウ、ヤブマメ、ゲンノショウコ、エノキグサ、イヌコウジュ、コメナモミ、ミズタマソウ等の花を観察。 楽しみにしていたタカネハンショウヅルの花を全員で探してようやく見つけるが、花は未だ蕾状態で、釣鐘状に開花した綺麗な花を見ることができなかったのは残念。天気は曇りでそれ程暑くならず、夏から秋の草花に癒され満足した観察会となりました。  番外編として、滝畑ダム湖夕月橋近くに一面白いソクズの花が咲き乱れているとの情報があり、一部の人は帰路そこに寄り追加観察。(M.K、写真 Y.M & M.K)

サワオトギリ

ヤナギタデ

カエデドコロ

イワタバコ

センニンソウ

ソクズ

植物部会の6月活動報告

日 時 : 2022年6月1日(水)

場 所 : 和田川・別所(堺市)

参加者 : 25名

 泉北高速鉄道の栂・美木多駅から御池台回りのバスに乗り、御池台5丁で下車。降りたバス停脇から直ぐに観察を開始する。

 まずはイネ科の小穂がこんもり密集しているカモガヤ、オニウシノケグサ。馴染みのブタナ、ヒメジョオン等をを見ながら近くの階段を上ると小さな広場が在り、先は長いがここでもゆっくり観察する。大きな紫色の花のムラサキツユクサ、白いトキワツユクサ。他にもホタルブクロやニワゼキショウ、キキョウソウ。木本ではハクチョウゲ。イネ科では繊細で美しいヌカススキ、ヒメコバンソウ、弓なりのカモジグサ等を観察。 さらに奥に進むと明るい高台に出て、金剛山などの山並みを見ながらゆっくりと下る。土手は白くなったチガヤが群生、ノアザミ、全隊に毛が多い黄色いセイヨウヒキヨモギ、ヤワゲフウロ、スイカズラやノイバラ(木本)等を見る。

 道路を渡って和田川横の農道を歩く。 ノゲシ、マメグンバイナズナ(分岐した枝に秩序正しく実を付けている)、刺のあるワルナスビ、紫のアレチハナガサ、ユウゲショウ、アメリカイヌホウズキ、ピンクの小さな花のキツネアザミ、アレチギシギシ、ナガバギシギシ、カギ状の毛が密生した実を付けているのはヤエムグラ。 足下にはコマツヨイグサ、コゴメツメクサ、コナスビの黄色い花に淡紫色のトキワハゼ。コモチマンネングサに、一回り大きなツルマンネングサの花は中々華やかだ。 木本ではクサギ、テイカカズラ、アカメガシワ等を見る。 川沿いにはツルヨシ(匍匐茎が地表を走る)、ナヨクサフジ、クサヨシ、涼やかな青紫色の花を付けているオオカワヂシャ(大川萵苣)は特定外来生物(ちなみに在来種のカワヂシャは準絶滅危惧種で花色が白っぽい)。 小型のイネ科ではホソムギ、オオスズメノカタビラ、カラスムギ、スズメノチャヒキ等を見る。

 昼食後、いよいよササユリを見に行く。花が大きく、色の濃いものなどがあり見応え充分で嬉しくなる。またウツボグサや珍しいソクシンラン(束心欄)も見られた。木本ではガンピ、モチツツジ、ウメモドキ等の花を見る。  盛り沢山の一日であった。  (文・写真 Y.M)

チガヤ

オオカワジシャ

ソクシンラン

ササユリ

ウツボグサ

クサヨシ

植物部会の5月活動報告

月 日 : 5月4日(水・祝日)

観察場所 : 金剛山山麓(伏見林道、百ヶ辻付近、池の川谷林道)

参加者 : 19名

 爽やかなみどりの日、好天にも恵まれ金剛山のロープウェイ前バス停付近は、家族連れの登山客で大混雑。その中を2班に分かれて出発。そのバス停付近では、ピンクをおびた白い花のツルカノコソウが群生しており、カキドオシの紫花やミヤマキケマンの黄花も負けじと咲き誇っている。伏見林道に入ると早速に暗紅紫色の花を付けたミヤコアオイを見つける。テンナンショウをあちこちに見つけ、ムロウテンナンショウとコウライテンナンショウは「花序の付属体の違い」にあることを確認する。沿道には地味な花を付けたイラクサ科のウワバミソウやカテンソウが続き、他にヤマルリソウ、ヤマネコノメソウ、オオバタネツケバナ、ジロボウエンゴサク、ツルキンバイ、チャルメルソウの花が咲いていた。

 伏見林道を離れ次の百ヶ辻付近の道路沿いは日当たりがよくミツバツチグリ、ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴの小さな黄色の5弁花やジシバリ、ムラサキケマン、タチツボスミレ、ニョイスミレ、キランソウ等などの花が咲き乱れる。途中頭上に清楚な白花のシロバナハンショウヅルやツクバネウツギ、ミツバウツギ、ヤマブキや草地にはクサイチゴ、ニガイチゴ等の樹木の花を見つけ次の林道入口まで道路を下る。

 池の川谷林道に入ると道は暗くなり、両沿道にはカンスゲ、ヒメカンスゲやヌカボシソウ、クラマゴケ等の日陰植物が続く。このルートは登山客を見かけることが少なく今度はゆっくり観察出来そう。先ずチゴユリやユキザサの花を見つけ、その近くにタニギキョウの小さな白花を見つける。派手な色のラショウモンカヅラや小さな可愛らしい花のミヤマハコベ、サワハコベ、ヤマトグサも群生で咲いていて見事だ。その近くのフタリシズカはまだ蕾は固く、夏に咲くハエドクソウやトチバニンジンは花の気配も無い。

 今回は山麓だけであったが、充分満足する観察会となった。(M.K 写真M.A、M.K)

ツルカノコソウの群生

ミヤコアオイの花

ムロウテンナンショウ

ジロボウエンゴサク

ヤマルリソウ

シロバナハンショウヅル

ツクバネウツギ

ヤマトグサ

植物部会の4月活動報告

月 日 : 2022年4月6日(水) 

場 所 : 鉢ヶ峰墓地公園~堺市立ふれあいの森 

参加人数 : 28名 

 久しぶりの部会、2022年度最初の部会を、快晴の桜満開の日に行うことが出来ました。泉が丘駅バス停から鉢ヶ峯に向かい、車で参加した会員もあわせて28人が参加した。検温は全員OK、法道寺の山門をくぐり満開のサクラを鑑賞した。ここではキンギョバツバキ他、木本類を観察した。 

事前に配布した植物リストを片手に墓地公園の緑地を観察した。キュウリグサ、ハナイバナ、ノミノツヅリの違い、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサの違い、中でもよく似たスズメとカスマを特定する見方では話が盛り上がった。リストにはなかったが、黄色いミヤコグサを見つけた。リスト、図鑑、タブレット、スマホを総動員しての観察はなかなか面白い。 

堺市立ふれあいの森での昼食後、園内の畑地から山道を観察した。ここでもヘビイチゴ、オヘビイチゴの見分け方が話題となった。畑地の近くの緑地のムラサキサギゴケの群生は見事であった。山道ではタチツボスミレ、ショウジョウバカマの他、コバノミツバツツジ、クサイチゴの群生も観察できた。下り道ではシハイスミレ、ニョイスミレを見ながら森の館に戻った。山道でシュンランを観察できたのはラッキーであった。バス停に行く帰り道、白い花のアリアケスミレを観察した。 

陽の降り注ぐ春、多くの野の花を観察できた部会であった。(文・写真:M..A)

ミヤコグサ

シュンラン

アリアケスミレ

植物部会の12月活動報告

月日: 12月1日(水)

場所: 光明池公園・新檜尾公園(和泉市・堺市)

参加人数: 15名

 前日の夜中に降った雨もあがり、寒い木枯らしが吹くなか光明池駅前に集まった総勢15名。今回は、公園の樹木調査とシダ類の観察ということで実施する。

 最初に新檜尾公園の入口でユリノキが出迎えてくれた。それから、タブノキ、イスノキ、マテバシイ、タイサンボクを観察し、イスノキの大きな虫瘤や、シラカシなど、それから生け垣によく使われているカナメモチの赤い実を発見。ツバキとサザンカの葉の違いを聞き、トウネズミモチの葉の葉脈が透けて見えることを学び、シラカシ、スダジイを観察した。 ラクウショウとメタセコイアの並木に入り、その実の違いを拾って観察。コナラやクヌギの幹の違いを発見した。又、アキニレの樹皮、ケヤキやイヌビワ、カマツカ、スダジイのドングリ、ヤマモモなど。甲斐田川沿いに入り、ヒマラヤトキワサンザシとトキワサンザシ、タチバナモドキの3つを総称してピラカンサのことを学ぶ。美木多中学校沿いのニセアカシア、赤く紅葉したドウダンツツジ。橋の横にはドングリをつけたアラカシ、ナンキンハゼの白い実などを見ながら昼食場所へと向かう。

 午後からは光明池公園へ、階段の所にひっそりとマツバラン、ランといえどもシダの仲間です。それから、ベニシダの種を発見しコシダやその群生を横に見ながら、メリケンカルカヤの中を通り、シャシャンボ、ヤシャブシ、ワラビ、カニクサ、ミズスギ、ゼンマイなどのシダの仲間を観察する。トウカエデ、ナラガシワの樹木と別れシダに向かう。 ホラシノブ、ウラジオ、ハリガネワラビ、トラノオシダ、タマシダ、イヌケホシダやホシダ等々観察した後解散した。 寒い中ではあったが沢山の樹木、シダを発見充実した一日であった。 皆さんお疲れでした。(T.H)

(補足) 昼食場所の実を付けていた高木はザイフリボク(シデザクラ)で、池への階段近くで赤い実を一杯つけていた中木はモッコクでした。(M.K)

アラカシとそのドングリ

メタセコイア(左)とラクウショウ(右)の実

イスノキとイスオオムネアブラによる虫えい

ミズスギ、カニクサ、ホラシノブ、ワラビ・・

トラノオシダ

ハリガネワラビ

植物部会の11月活動報告

月日 : 11月3日(水)祝日

場所 : 島の谷(河内長野市)

参加人数 : 17名

 「文化の日は好天に恵まれる」と言われるが、まさに今日は朝から絶好の秋空が広がる。祝日のせいか参加者は少なめだ、しかし未だ終息が見えないこのコロナ禍中、この位の人数が丁度良いのでは・・・と気分よく天見駅をスタート。線路沿いの遊歩道を進めると山側にはノコンギク、シロヨメナ、ケシロヨメナと野菊が今は盛り、樹木や野草は結実の季節を迎え、早速に見つけたのが赤いカラスウリにヤマガシュウの黒い実、続いてヘクソカズラ・アオツズラフジ・テイカカズラ・トキリマメ・スイカズラ・ヤマノイモと次々に蔓性植物の実を観察していく。樹木ではシラキ・マユミの変わった形をした実やネズミモチ、カナメモチの丸い実を見つけるが、未だ熟していなくて色も浅いようだ。シロダモは黄褐色の花を咲かせているが同時期になる実はつけていなかった。蟹井神社までの僅かな距離を大幅に予定時間を超えるほどのゆっくりペースで進むが皆さん余り時間を気にする様子はない。神社下の道ではカヤの実が路面のあちこちに、それを齧ってみる人も。

 島の谷への道に入るとヤブムラサキの優しい紫色の実やコウヤボウキの花を見つける。地蔵御堂の前ではカテンソウの実、そして道沿いではヤクシソウやアワコガネギクの黄色花が目立ち、淡紫のヨメナを含めてキク科の植物が纏まってあちこちに咲いているのが綺麗だ。途中、集落から谷へ下り、田畑の真ん中で遅めの昼食をとった。

 午後は田畑と民家が続く里山の道に戻り、ヤクシソウが一面に咲く集落の奥の林縁手前を折り返した。道中では、アキノキリンソウの花を2ケ所で見つけ、アキノタムラソウやヤマハッカの花も残っていた。帰路では、見過ごしたダンコウバイの黄葉と液果をゆっくり観察して解散となった。周りの山々の紅葉は少し早いようでしたが、ヤマウルシやヤマハゼの紅葉はすっかり色づき、里山の秋を充分満喫した一日でした。(M.K)

ヤマガシュウの実

シロダモの花

アワコガネギク

サネカズラの実

ヤクシソウ

ダンコウバイの黄葉と液果

植物部会の10月活動報告

日 時 2021年10月6日(水)

場 所 和田川周辺(堺市南区別所)

参加者 25名

4月に開催して以来コロナ禍で中断していた部会を、半年ぶりで開催しました。10時、泉北高速栂・美木多駅に集合し、体温測定をし、バスで御池台5丁に移動しました。

 近くの公園に集まり、久しぶりの挨拶をし、観察を開始しました。公園では、植栽されたシオン、フジバカマ、ノコンギクが見られました。クヌギの林を通り川沿いの径では、チカラシバ、アキメヒシバ、オヒシバなどイネ科の植物が茂り、その中にオオニキシソウの小さな花が咲いていました。川の中にはツルヨシが生い茂り、ミゾソバの可憐な花もありました。

 別所の交差点からは、片側は稲穂が実る田んぼ、反対側は川になった農道を歩きました。田んぼの畔ではクワクサ、イヌホウズキなど様々な植物があり、足元ではザクロソウの小さな花を観察しました。所々の小さな雑木にはスズメウリ、ホシアサガオ、マルバルコウ、マメアサガオが絡みつき、花をつけていました。ツルヨシが茂る川の中には、ミゾソバ、ボントクタデ、イヌタデが密生し、カナムグラ、ヤブカラシが絡みつくように茂っていました。

 和田川上流のミカン山の作業小屋の軒先を借りて昼食を取りました。昼食後、草が生い茂った畑に行き、ヤマハッカが群生し、ツリガネニンジン、ワレモコウが咲き、ノダケの濃い紫の花、高く伸びたアキノノゲシなど様々な植物が生い茂る様を観察しました。帰り道で見慣れない大きな植物があり、調べるとオオブタクサ(別名クワモドキ)とのことでした。14時過ぎに近くのバス停から帰路につきました。(文・写真:相原)

ツルヨシ、ミゾソバ

ミゾソバの花

ホシアサガオ

ツリガネニンジン

ノダケ

ザクロソウ

ヤマハッカ

オオブタクサ

植物部会4月の活動報告

日 時  令和3年4月7日(水)

場 所  鉢ヶ峰とふれあいの森(堺市)

参加者  19名

 泉ヶ丘からバスで鉢ヶ峰バス停に向かった。自家用車組も含め集合場所の鉢ヶ峰バス停に集合した参加者は19名。やはり、この時期自重された方も居られたのでしょう、参加者は少ない方でした。

鉢ヶ峰バス停付近でウマノアシガタ、ヒメオドリコソウ、ヤエムグラ、法道寺の境内ではキンギョバツバキの赤と白の花を観察、イロハモミジ、ドウダンツツジ、サンシュユ、シダレザクラ、ニシキギ、トキワマンサク、カツラ、ボダイジュ等の木本を観察。

  それから墓地に移り、木本ではカゴノキ、ダイオウショウ、シイの木など、草本ではカンサイタンポポ、キュウリグサ、ヤエムグラ、スイバ、ヤブチョロギ、ホトケノザ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサなどの春の野草を観察した。墓地の中を歩きながらマツバウンラン、ミヤコグサ、ヒメスミレ、コナラの木の雄花等々観察しながら、堺自然ふれあいの森へ行く。

 昼食後、山桜を見て畑の中のカンサイタンポポ、セイヨウタンポポ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、ヘビイチゴ、ムラサキサギゴケの群生などを見て、里のみちへ行く途中でザイフリボク(シデザクラ)、レンゲソウ、ハハコグサ、アリアケスミレ、クサイチゴ(木本)、ケキツネノボタンを観察する。里のみちから尾根みちでは、リョウブ、ヒサカキ、コバノミチバツツジ、モチツツジなど数多く観察できた。見晴らしの広場でカスミザクラ、ウスノキ、カマツカ、下りはタチツボスミレ、シハイスミレ、最後はチゴユリの白い小さな花を観察し、堺自然ふれあいの森に戻り、三々五々解散した。快晴で充実した一日であった。 (文 T.H、 写真 M.A)

クサイチゴ

タチツボスミレ

アリアケスミレ

シハイスミレ(変種)

コナラ(雄花)

ザイフリボク(シデザクラ)

植物部会の11月活動報告

月 日 : 11月4日(水)

行き先 : 流谷(河内長野市)

参加者 : 31名(内6名は14期生とスタッフ)

 空は雲一つなく気持ちのよい秋空になった。 先月と同じ天見駅を2班に分かれて出発。今回は流谷に足を向け、山里の秋の花をテーマに観察する。集落を過ぎて周りが田畑になると道の両側、田畑の畔道も綺麗に草が刈られており、2年前には沢山見られた沿道の草花も少なくなっている。期待外れでまず残念。それでもアキノタムラソウやヨメナ、ゲンノショウコ等の花をあちこちに見つけ、大銀杏、大杉、大楠に囲まれた八幡神社で小休憩。ここではシュウメイギクが咲き誇っている。神社を過ぎると道はなだらかな登りになり森林が混じってくるが、やはり草刈りの沿道は続く。それでも途中にシラネセンキュウやヤマハッカの花は未だ残っており、アキノキリンソウやツルニンジン、ヨシノアザミ、マメアサガオ、アキノノゲシの花を見つける。棚田を見下ろす道路脇で昼食。午後はさらに奥へ、一面のマルバフジバカマやハキダメギクの群生を見た後、目的のアワコガネギクやヤクシソウの花を見つけ、これらをしっかり観察。ここで来た道を戻り、八幡神社で解散となった。

道中ではチャやビワの花が咲き十月桜も見頃、そしてガマズミやゴンズイ、コマユミ等の赤い実とススキを始めとしたイネ科の植物も花や実をつけ山里はまさに秋の色でした。(M.K)

イナカギク

ヨメナ

アワコガネギク

アキノキリンソウ

ツルニンジン

ガマズミとゴンズイの赤い実

植物部会の10月活動報告

月 日 : 2020年10月7日(水)

観察場所 : 河内長野市ボ谷林道

参加者 : 42名

 今年度最初の部会は、南海天見駅に10時過ぎ、14期の講座生4名とスタッフを加えて総勢42人が集まった。挨拶もそこそこに、3班に分かれて直ぐに1班が出発。夕方は降雨との予報だが昼間は心配ないようだ。集落を抜けて直ぐにボ谷林道入口にさしかかる。その辺りは秋真只中。早速にアキノタムラソウやキンミズヒキ、ヒヨドリバナ、オトコエシ、ダイコンソウ、アオミズ、ヒメジソ、ヒガンバナの花を見つける。沿道は一面にハナタデが続き、途中ヤマハッカやウド、ヤブマメ、スズメウリやヤブミョウガの実を見つける。いよいよ杉の林下が続く山道へ踏み込むと、植生が変わった。道の脇はシュウブンソウ、ノブキ、ヌスビトハギ、ガンクビソウ、ウマノミツバ、ケヤブハギ、クサアジサイがあちこちで花や実を付けている。その中にヤマジノホトトギスやツリフネソウ、アキチョウジ、マツカゼソウ等の花を見付けると歓声が湧き撮影タイム。珍しいヤナギタデやホオズキの仲間、ヤブタバコ、ハナミョウガ、イヌコウジュ等を観察し、ボ谷林道の中ほどで昼食を取る。午後はアケボノソウの花を最後に登ってきた道を戻った。帰りに脇道に入ると、ミゾソバとツリフネソウの群生地を見付ける。その先にはイナカギクが咲いており、一面の花園、それには皆大満足でした。今回の収穫はナス科のハダカホウズキ、ヤマホオズキ、イヌホオズキ、マルバノホロシと4種のホオズキを比較観察できたことと外来種がほとんど入ってきていない貴重な場所で70種以上の秋の草花や実を観察できたことでした。(M.K)     (写真:M.A&M.K)

ヤマジノホトトギス

アケボノソウ

ヤナギタデ

ヤマホオズキ

マルバノホロシ

ツリフネソウとミゾソバの群生

植物部会2月活動報告

月 日:2月19日(水)

行き先:大阪府立花の文化園(河内長野市高向)

参加者:25名

  朝はまだ寒く、花の文化園入口に集合し、車組と合流、総勢25名が集まった。園のボランティアグループ“フルルガーデン倶楽部”のガイドさん達3班に分かれて園内を案内してもらった。ガイドさんによってコースが別々で山野草や花樹を回っていない班もあった。私の班はスノードロップやフクジュソウ、ベニバナトキワマンサクという珍しいマンサクの木を観察、またこの時期に早く咲く“10月桜”花が小さくかわいいピンク色が素晴らしかった。黄色の花が大きいミツマタ、紫色の小さな可憐なバイオレットクロス、コモを被せた寒牡丹、黄色のマンサクの花木や赤色のマンサクの木、また、クリスマスローズの群生地、白い小さな花のバイカオウレン、セリバオウレン、ユキワリイチゲ、ミヤマシキミ等の山野草、ヘレボルヌ・ニゲロ(クリスマスローズの原種)やシクラメンの原種等々を観察して回った。途中梅林では何組かの人々がコタツに入って暖かくして鑑賞していた、これは当文化園の売りである。温室に入ってまず目に入ったのが金シャチのサボテン、エアープランツという根無し草(高価だそうです。)、ポインセチア、チューリップ、スイセンの原種、等々観察する。午後からは山野草や花木を回っていない班があるとのことで再度全員で巡回し、一部の人しか見ていない珍しい“黄金梅”や“炉開き”ユキツバキとチャノキの交雑種を見学した。また、エナガ、コゲラ、メジロ等の野鳥も観察し、快晴のもと充実した1日であった。(T.H)

ロビラキ(ユキツバキとチャノキの交雑種)

セツブンソウ

セリバオウレン

バイカオウレン(白い小さな花)

10月桜(花が小さい)

ベニバナトキワマンサク

植物部会11月活動報告

月 日 : 11月20日 (水)

行き先 : 千石谷(滝畑)

参加者 : 25名 

 河内長野発、滝畑ダム行きのバスは我々部会員とシニアの登山グループが加わり超満員で出発。途中ダムサイト近くの道路標示温度計では9度℃を示していた。やはりバスを降りると思った以上に寒い。直接、現地に来た部員も加わり、新関屋橋の登山口から観察をスタートする。 早速見付かったのがサネカズラやヤブコウジの赤い実とチャノキの白い花。4日前に見たヤマウルシやヤマハゼの綺麗な紅葉は既に葉を落していた。千石谷ルートに入ると路肩に生えていたキンミズヒキやダイコンソウ、チジミザサ、ササガヤ等の野草はその花の時期を終え、実や種を付けている状態だ。それでもミズヒキやハナタデ、イヌタデ、ボントクタデ等のタデ科の植物はまだまだ元気に咲いている。イラクサ科のアオミズ、カラムシ、コアカソも多くの実を残している。道中多く目にしたのはノコンギクで、時々見かける白いキクにシロヨメナではと期待したが同定には至らなかった。キク科の花は他にアワコガネギク、ヤクシソウ、ガンクビソウ、ヨシノアザミと今は盛り。シソ科のアキチョウジやアキノタムラソウ、ヤマハッカは一部で花を残してくれていた。実の方では、イズセンリョウの白い実、ヤブムラサキのビーズを散りばめたような青い実に皆が感激し、ノイバラ、テンナンショウ、フユイチゴ、アオキ、ヤブヘビイチゴ、ナンテン、イヌガヤの赤い実、アオツヅラフジ、スイカズラ、ネズ、クマノミズキ、ネズミモチの黒い実を次々に観察。ノイバラやフユイチゴの実を試食するが、まだ熟していないせいか味は今一つ。

 このところ急に気温が下がったせいか、道中から目にする山の紅葉は一段と派手さを増し綺麗だ。折り返し地点の大滝では滝の上と下から充分に秋の景色を楽しみ帰路についた。今回の観察した植物は花、実、紅葉を含めて60種以上となった。

アワコガネギク
イズセンリョウ
千石谷 大滝