野鳥部会の1月活動報告

活動日 : 2024年1月17日(水) 天候 晴

探鳥地 : 淀川河川敷(長柄地区~城北地区)

参加者数 : 26名

観察種数 : 33種

 昨日の冬空と寒さが嘘のような快晴。スタート地点の長柄橋付近は毛馬閘門工事のせいか昨年より一段とカモ・水鳥・小鳥が少ない。閘門付近では多くのムクドリを除けば数羽のホシハジロとオオバン、一羽のキンクロハジロと遠くに淀川本流の上を飛ぶユリカモメを確認するのみ。閘門を過ぎてようやく集団のヒドリカモ、キンクロハジロを見るが例年より鴨の種類も数も減らしている。 此処では今まで水辺の方しか眼がいかなかったのか初めて堤防上に「与謝蕪村の生誕地の碑・句碑」に気が付く。碑には「春風や 堤長うして 家遠し」と書かれていた。 堤防を降りて河川敷を水際まで近づくと遠く対岸に大集団のキンクロやユリカモメに混じってカンムリカイツブリを数羽確認。双眼鏡で見るにはちょっと厳しい距離だ。

 赤川地区に入ると早速にモズ、ジョウビタキが、芝生には7~8羽の群れとなって餌食むヒバリを観察。 昨年と同じ場所にそれも複数のハッカチョウが現われ、肉眼でもじっくり観察できるほど近くの樹木に止まってくれるカメラサービス。 淀川ワンドではヒクイナとバンが同じ場所でかくれんぼのように姿の見え隠れを繰り返す。小枝の中にはアオジやメジロ、ウグイスが、そして圧倒的に多いヒドリガモ、オオバンと上空を何度も旋回するミサゴを観ながら上流へ・・・ 城北公園近くのワンドにアオサギ、カルガモ、ミコアイサを追加。

 城北公園の池は水位が低く、その所為か鴨の姿がなくてユリカモメばかりが目につく。今年もいつもの場所でいつものカワセミは待っていてくれました。今回も出会えたことに一同大感激と一安心!  ここではマガモ1ペアとコサギ2羽が加わり、穏やかな冬の日差しの中を早めの「鳥合わせ」となりました。(M.K、写真K.T)

*各写真はクリックする毎に画面が大きくなり、解像度も上がります。

ハッカチョウ

ヒバリ

バン

ヒクイナ

ミサゴ

カワセミ

ジョウビタキ

アオジ

 

野鳥部会の12月活動報告

活動日 : 2023年12月20日(水) 晴れ

探鳥地 : 百舌鳥古墳群

参加者 : 29名

観察種数 : 34種

 百舌鳥八幡駅近くの小さな芦ケ池には、今年も溢れんばかりのカモが羽根を休めていた。ヒドリガモ、ヨシガモ、ハシビロガモ、マガモの4種が混じりあって仲良く泳いでいるのを見るのはバードウォッチャーとして楽しい限りだ。 百舌鳥八幡神社近くの光明院の柿の木には今年も次々にとメジロがやってきた。 御廟山(ニサンザイ)古墳の堀ではマガモ、カルガモ、オカヨシガモ、コガモ、キンクロハジロのカモ類に混じってバン、カイツブリ、オオバンの水鳥が加わり賑やかなこと。ここではアオサギやダイサギもよく見かける常連組だ。 次の「いたすけ古墳」では、小鳥が寄りつく術がない程すっかり全山丸裸に刈り込まれていた。これでは常留していたカワセミが居残るのも無理というもの。こうすることが世界遺産?なんて声も!

 堺緑化センターで昼食をとり午後は大仙公園の内へ、公園内は彼方此方と小鳥の好きな木の実が残っているがスズメ以外、小鳥の姿はなく静かだ。 それでもようやくハゼノキの実に数羽のシジュウカラを見つけ安堵する。かってこの公園で多く見かけた小鳥たちはどこに行ってしまったのだろう? 公園での下草の刈り込み過ぎも気になる。

 次に上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵古墳)に移動。 観察台からは堀の水面はカイツブリを除いて水鳥の影がなく、さらに堀に沿って右奥へと歩を進める。 途中ハイタカが我々の頭上に、そして松の木に集まる数羽のビンズイに「初めて見た」と大勢の歓声があがる。 古墳、中ほどのいつもの観察スポットからは、やはりいました樹の陰に複数のオシドリがそしてミコアイサやホシハジロ、マガモ、水鳥が次々と列となって目の前を通り過ぎる。始めは種毎に行動していたが、そのうちに多種のカモと水鳥が仲良く一つの固まりとなって、水鳥たちの楽園の世界を見せてくれた。 おまけに対岸には食餌するミサゴが。  それら鳥たちのショウに暫く全員釘付け!・・・・・ そして皆が充分満足した後に「鳥合わせ」となり解散となった。 帰り道でのコゲラの声が加わり観察週数は34種と今年一番の数に・・・。(M.K 写真K.T)

ヒドリガモ ♂&♀

オカヨシガモ ♂&♀

ヨシガモ

オシドリ

ハシビロガモ

ミサゴ

マガモ、ミコアイサ、ホシハジロ、カイツブリ

さて何種類いるのかな

 

野鳥部会の11月活動報告

活動日  : 11月15日(水)  

探鳥地  : 鶴見緑地公園

参加者 : 24名

 観察種数: 28 種 

 集合時、鶴見緑地駅前の街路樹の梢でモズが迎えてくれ、スタート直後に駅舎の周りを行きかう2羽のハクセキレイ、道路脇の植込みに出入りするスズメ、上空を群れで飛ぶムクドリなどを観ながら公園内へ。公園に入ったところでメタセコイアの樹上に1羽のツグミが。今季初見の人も多くじっくりと観察した。その後風車の丘までの道中はヒヨドリとカラスの声ばかりで、小鳥が中々見当たらない。

 山のエリアでは木の葉にアサギマダラが翅を休めているのを発見。小鳥が少ない中、ひと時を蝶に癒された。近くでウグイスの地鳴きの声、高い枝で見え隠れする数羽のシジュウカラがいるが、はっきり姿を見ることはなかなか難しい。森を抜けると上空を飛翔するオオタカを全員がしっかりと観察。四季の池ではマガモ・カルガモ・アオサギ・コサギ等とともに池畔の松の横枝にとまってこちらを向いて動かないカワセミをじっくりと観察した。欲を言えば鮮やかなコバルトブルーの背中も見せてほしかったが…。

 昼食後は大池の周りをめぐって水辺の野鳥を観察することに。マガモとコガモの大きさの比較やオスメスの違い等を観察。花さじき前では鳥たちは餌付けされているようで、近づいても全く逃げることもなくヒドリガモ・オナガガモ・キンクロハジロ・ホシハジロに混じって1羽のアメリカヒドリやコサギ等々が集まっている。また、一部のヒドリガモやオナガガモは岸に上がって昼寝?をしているが時々目を開けてこちらを窺っている様子もみられた。今回も小鳥たちが少なく少し寂しい思いもあったが、水辺のカモたちを間近でじっくりと観察できたのは良かった。 (K.I  写真K.T)

ハクセキレイ 若鳥

上空を飛ぶオオタカ

全く動かないカワセミ

マガモとコガモのご挨拶

カモたちの日向ぼっこ

ヒドリガモとアメリカヒドリ

直ぐ潜るカンムリカイツブリ

(参考)下見で会えたメジロガモ

野鳥部会の10月活動報告

月 日 : 10月18日(水)

探鳥地 : 鉢ヶ峰(堺市)

参加者 : 29名

観察種数 : 17種

 秋晴れの好天気、鉢ヶ峰バス停付近は桜の葉が色づき始め、どこからかモズの鳴き声が・・・。 スタート地点の法道寺境内では金木犀の香りが漂う。 その境内の上池ではカワセミが横切り奥の樹木の中へと消えた。その池の奥にはハシビロカモ一羽を確認する。 集落に入ると色づき始めた柿を狙ってかハシブトガラスが騒がしい。集落が高台のためか、ここからは遠くの梢に止まるモズが良く見える。 集落を抜け稲刈りの済んだ田園では、ダイサギ2羽、ケリ7羽を確認する。 スズメは群れとなって多数。ヒヨドリはあちこちと鳴きうるさい位だ。 コスモス館前では昼食の前と後に、ノビタキをゆっくりとそして近くでしっかり撮影タイムとなった。他にはハクセキレイやイソヒヨドリを観察。

 白樫池では、カワセミが我々を迎えてくれた。池の柵に止まり長時間の休息? 最初は遠くからスコープで、そしてもう少し近づき双眼鏡で、最後は肉眼で見える場所まで・・・。池ではカイツブリが、池畔ではキセキレイを確認。 最後は昨年オシドリが確認された内河池に行くが水面は水草に覆われ、その所為か水鳥の姿が全く見当たらない。

 今回はカモ等の冬鳥や留鳥の小鳥が少なく、期待したワシタカも現れなかったことで、鳥の種数は少なかったが、ノビタキとカワセミを近くでじっくり観察でき、大満足の観察会となった。 (M.K、写真K.T、M.A)

ノビタキ1

ノビタキ2

ノビタキ3

カワセミ

 

 

 

 

野鳥部会の9月活動報告

月 日 : 9月21日(木) 曇り

探鳥地 : 大阪南港野鳥園 (大阪市)

参加人員 : 13名

観察種数 : 21種

 天気予報は午後3時過ぎからの雨マーク、その影響か参加者も少なめだ。気温は高いが曇り空で少し風もあり、野鳥園までの徒歩は汗をかくほどでもない。 展望塔館内へ入ると、ここも先客は少なめだ。 今年も運悪く満潮時刻に重なり、北池や西池の干潟は隠れてしまっている。遠く池中に立つ杭にはミサゴが止まりじっと動かない。水面には彼方此方にカルガモ、カイツブリ、カワウと水際にはダイサギ、アオサギが・・・そして近くにはカワセミ一羽とムクドリの大群を視野に捉える。しばらくして遠く西池の対岸水際をソリハシシギ6羽が歩き回っているのをスコープを使って確認。この距離になると双眼鏡での確認は難しくなる。その6羽は午後の帰り際まで、その場所を離れることはなかった。

 「はばたきをの丘」での早めの昼食を終え、今度は北観察所へ移動。道中、小鳥の姿は少なく、シジュウカラ、キジバト、ハクセキレイをようやく確認。 北観察所では対岸にダイサギが樹上でカルガモが岸辺で集団となって休息するのを観察。 そして頭上にトビが風に逆らわずに飛ぶ姿を追いかける。 水面ではミサゴ2羽の止まり木杭の争奪戦が始まり、しばらくそのバトルショウを楽しむ。 その後、再び展望塔館へ、イソヒヨドリやイソシギ、コサギを追加するが渡りのシギチを新たに確認することはなかった。 そして次回は潮位を考慮した観察日設定を検討事案にして、観察会は早めのお開きとなった。(M.K  写真K.T)

ムクドリの大群

カワセミ

アオサギとダイサギ

カルガモ

ミサゴ

展望塔館内

 

野鳥部会の7月活動報告

観察日 : 2023年7月19日(水)

観察場所 : 平成榛原子供のもり森公園(奈良県宇陀市)

参加者 : 16名

観察種数 : 24種

 暑さと午後からの降雨予報にもかかわらず16名が榛原駅前に集合。 曇り空で出発する頃には小雨が、しかし傘を差すほどでもなく、むしろ気持ちが良い位だ。早速に駅前の商店街や民家の軒先に作られたコシアカツバメの巣を観て、付近を飛び回るこのツバメや普通のツバメの違いを確認。 市街地ではスズメに混じってシジュウカラやホオジロの姿も、上空では複数のトビが旋回している。 宇陀川沿いに進むと、川中にはダイサギ、アオサギ、カワウが佇み、カワセミやイソシギが水際を飛び交う。途中、セグロセキレイ、ハクセキレイやメジロ、ホオジロの姿を追い、ウグイスの囀りを聴きながら公園へ。

 公園内に入るとバードウオッチャーやカメラマンの数も少なく、どうもお目当てのヤマセミは期待薄のようだ。 観察スポットでは長時間粘るが、やはり残念。 でも家族と思われるキセキレイの親子4羽が岩場を離れることなく動き回り、他にもカワセミ、カワラヒワ、イソヒヨドリ、クロツグミや大型のサギ、カワウが目の前を飛び交い、我々を充分に楽しませてくれた。 そして心配した雨も朝の一時だけで、川の畔は帽子が飛ばされそうな風があり、結構涼しかったのが救いでした。 帰り際に公園出口付近で「もしかしたらヤマセミ?」との声が上がり、暫く全員で追いかけたが、はっきりとは確認できず、来年は観察季節を春に変え、その楽しみを先伸ばしにすることにして解散となった。(M.K 、写真K.T)

*各写真はクリック毎に拡大され、解像度も上がります。

コシアカツバメ

コシアカツバメの巣

ツバメとその巣

トビの休憩

遠くても目立ちます

キセキレイの家族?

 

ヤマセミならぬヤマユリ

 

野鳥部会の6月活動報告

活動日 : 2023年6月21日(水) 曇り 

探鳥地 : 大泉緑地 (堺市)

参加者 : 37名

観察野鳥種数 : 22種

 梅雨の合間と言っても空一面に曇が広がり、暑さもそこそこ。今日は暑さ対策への心配は無さそうだ。公園内の待ち合わせ場所には、思いの外多い37名が集った。早速、目の前の大泉池に浮かぶサギのコロニー島や、カワウが休憩する小岩に全員がフォーカス。ダイサギ、コサギ、アオサギが混成するコロニーでは雛に餌を与える親鳥の姿も見られ、頭上ではこれらの大きな鳥が飛び交っている。水面は時々カイツブリが顔を出すだけで静かだ。

 小鳥の森である水流エリアに入るとシジュウカラやスズメの幼鳥が枝を飛び回っていた。どうやら親離れは済んでいるようだ。これだけの観察者数となると飛び回る小鳥を全員が同じく見られるということは難しい。カワセミやコゲラを見たのは少数の人だけであった。

 加呂登池では今日もオオヨシキリが元気に囀ってくれていた。オオヨシキリの情報は昆虫部会の人達から聞いていたこともあり、同じ所に居続けてくれていて、ほっと! そして、風で揺れる柳の梢で揺れながらひっきりなしに大口で鳴くこの鳥の執着に愛おしくさえ感じる。この池では他にカルガモ、バンの親子、カワセミ2羽、 此処では全員ゆっくりと昼食を挟みながら観察。カワセミのダイビングキャッチも見られ、頭上ではツバメが多数飛び交っていた。

 最後の頭泉池ではハクセキレイやアオサギの幼鳥、成鳥の他にこの季節では珍しいオカヨシガモ1羽、オオバン一羽を見つける、仲間と離れたこの二匹には何があったのだろう・・・。公園外の田植えの終わった水田では、ダイサギ、コサギがうろうろ歩き回りアオサギ2匹は下を見て静止したままそれぞれの形で餌を求めていた。(M.K、写真K.T)

*各写真をクリックすると200%に拡大し、解像度も上がります。

カワウと亀の休憩所

目の前を横切るバン

大きな口を開けてオオヨシキリ

カワセミの幼鳥?

小魚をキャッチ

餌を探してダイサギ、コサギ

成鳥のアオサギ

残されたオカヨシガモ

野鳥部会の5月活動報告

活動日 : 5月17日(水)

観察場所 : 大阪城公園

参加者数 : 31名

観察種数 : 18種 

 集合場所となった森ノ宮駅前の公園入口では、半袖、短パンの外国人だらけだ。今日の気温は30度近くになるだろうとの予報で、今回から新しく加わった15期生を含め31名、半袖は無理としてもそれなりの暑さ対策をお願いして出発。ここ大阪城公園は渡り鳥の通過地となっており、春秋のシーズンには多くの渡り鳥が羽を休める。先ずはムシクイ類やビタキの仲間などの夏鳥が多く集まっているという情報のあった「市民の森」へ、しばらく進むが森はスズメの鳴き声ばかりだ、雛に餌を与える親スズメやファミリーで移動するスズメ達を見るのはこの時期だけのことでもあり、微笑ましい光景だが・・・他には???。すると突然にホトトギスの一声、しかし姿は全く見えない。そしてエゾムシクイの囀りも遠くで・・・・・、森の端でようやくシジュウカラの姿と囀りを聴く。 ここで予定コースを変え、成果を求めて「飛騨の森」への直行を採る。道中はスズメとムクドリ多数、東外堀にはカワウ一羽、北外堀にはカワウとカルガモ一羽のみ。

 飛騨の森では多くのカメラマンやバーダーが集まっている。聞けばサンコウチョウとマミジロがいるとのこと。これは期待できると昼食もそこそこに午後の観察が始まった。サンコウチョウは雌でしたが、しっかり姿を見せてくれて、しばらく一同その鳥を追いかけることに・・・鳴き声を聞いた方もいたようです。マミジロは一部の人だけでしたがばっちり姿を捉えました。写真に撮れなかったことが残念ですが。

 その後、天守閣東側、豊国神社裏、桜広場といつもは多くの夏鳥や小鳥に出会える場所も、暑さのせいか、今年は渡りが早かったのかツバメ以外に姿を見せず、道中はカラス、スズメ、ムクドリ、カワラバト、ヒヨドリばかり・・・最後にコゲラとホオジロの鳴き声を加えても18種とちょっと寂しい探鳥会となりました。(M.K 写真K.T)

サンコウチョウ

サンコウチョウ②

アオサギ

カルガモ

カワウ

スズメの親子

 

野鳥部会の3月活動報告

活動日 : 3月15日(水) 天候 晴れ

探鳥地 : 石川(河内長野市)

参加者数 : 34名

観察種数 : 29種

 麗らかなる春の日差しに誘われてか、コロナ禍から少しは開放されてか河内長野駅東口には思いのほか多数の人が集まった。中には3年振りの顔も。 スタートの黄金橋では周りの樹木にシジュウカラが囀り、橋下にはハクセキレイが飛びまわる。 川下の諸越橋の下にはカワガラスを狙ってか多くのカメラマンが、前回は出会えなかっただけに是は期待ができると近づくと・・・カワガラスは水流の中を元気よく飛び回っていて、暫くはカワガラスのショータイムとなった。 川沿いの住宅が立ち並ぶ一般道を下ると、庭先には春の花が咲き乱れ、メジロやエナガ、カワラヒワの姿とウグイスの囀りが聴こえる。途中、石川を見下ろす探鳥スポットでは、カワセミそして対岸にイソヒヨドリを見る。 住宅地を抜けた畑ではモズがあちらこちらに現われ、キジの鳴き声と真上にはトビの姿も・・・。

 河川敷きでの昼食後は、水鳥や小鳥の出会いも少なく、ようやく河川内にセグロセキレイ、キセキレイ、ツグミ、アオジを追加する。 対岸のアオサギのコロニーでは巣作りが始まっているのか、小枝を運ぶサギの飛び姿だけが目立つ。 終盤になってオオタカ、ハイタカを青空高くに見られたのはラッキー。

 今回はケリやシギチドリ、カモ類に出会えず、また全体に鳥の数が少なかったことが気になりましたが、天候に恵まれたこと、青空をツバメが飛び、菜の花や梅、椿、辛夷、木蓮の花咲く春を満喫できたことに満足、満足。(M.K 写真K.T)

カワラヒワ

イソヒヨドリ オス

モズのオスとメス

アオサギの巣

セグロセキレイ

ツグミ

 

野鳥部会の2月活動報告

活動日  : 2023年2月15日(木)  天候 曇り時々雪  

探鳥地  : 錦織公園

参加者数 : 29名

 観察種数 : 34 種  

 朝の冷え込みが厳しく、時々雪が舞う寒い天候の中で観察をスタート。まず集合前に見たルリビタキを探して公園の南入り口付近で探索。ルリビタキの姿はなかったが、歩道を歩くハクセキレイ。木立の中を飛び交うメジロ、エナガ、コゲラを観察しようとするがアラカシ等の枝葉でなかなか難しい。その後の赤穂池では、堤防の近くにヒドリガモ、その向こうにオカヨシガモ、マガモに交じってヨシガモ、そしてホシハジロ、キンクロハジロを観察、その上空をカワウが飛翔。

 移動中、水面に浮かぶカルガモ、マガモが計5羽ほどと、倒木にひっそり佇むアオサギが見える。梅の里で三分咲きの梅の花と見頃の水仙を鑑賞中、明るい青色のルリビタキが現れ、梅の枝や柵のロープに行き来するのを、じっくり観察、写真撮影もできて一同大満足。坂道を少し上がったエノキの幹にコゲラ、東屋の石垣にシロハラ、そこにまた別個体と思われるルリビタキが登場し、その愛らしい姿に再度盛り上がる。

 その後、奥之池への途中の松林でヤマガラ主体の混群を観察。奥之池ではオオバン、その向こうにカイツブリ、遠くにオシドリ、コガモ、などを観察。河内の里での昼食後、さらなる出会いを期待したものの、午前中ほどの個体は見られず。あちらこちらで小規模のメジロ・エナガ等の混群やシロハラが見られた他には、水車小屋の近くでやっとジョウビタキ、蓮池池畔と茶畑で数羽のアオジ、山の家近くでキセキレイ、つつじの丘でのモズくらい。 今冬、各地で例年に比べ冬鳥の個体数が少ない印象。錦織公園も同様で、午前中は満足できたものの、午後は少し寂しい観察会になりました。 (K.I) (写真K.T)

モズ♂

シロハラ

ジョウビタキ♀

ヤマガラ

オシドリ

メジロ

ルリビタキ♂

梅にルリビタキ

野鳥部会の1月活動報告

活動日 : 2023年1月18日(水) 天候 曇り

探鳥地 : 淀川河川敷(長柄地区~城北地区)

参加者数 : 31名

観察種数 : 39種

 天気はまずまず、思ったより寒さは感じられない。そして思った以上の参加者。観察は淀川河川敷長柄地区から始まる。ここでは毛馬閘門の工事のせいか鳥がなかなか見つからない。河川敷きを上流に進むとようやく淀川上空にユリカモメやセグロカモメの飛ぶ姿をみる。そして市街地北東からカワウの群れが再三再四上空を通過する、その行く先を追えば、何と毛馬水管橋のアーチに300羽を超す大群が休んでいる。 遺跡として残る旧毛馬第一関門を通って上流へ、途中には羽を休めるユリカモメの大集団やツグミやスズメの大群、キンクロハジロ、ホシハジロ、ヒドリガモ、オオバン、ケリを見るが、いつもより鴨の数が少ないようだ。

 赤川地区に入ってモズ、イソシギ、チョウゲンボウ、ジョウビタキ、カワラヒワ、ホオジロ、メジロ、ハッカチョウと次々に現われ、ワンドにはヒクイナやヨシガモ、マガモ、ヒドリガモに混じってアメリカヒドリも・・・河川遠くをカンムリカイツブリやカイツブリが姿を見せては水中へ消える。 城北に近くなって、ワンドではコサギ、アオサギ、コガモ、カルガモにようやく出会い、カンムリカイツブリとミコアイサ♀の競演、バンとオオバンの並んで泳ぐのを真近かに観察する。

 最後の城北公園の池では、多くのマガモ、カルガモとユリカモメ、スズメの楽園状態。そして今年も同じ場所で待っていてくれました期待のカワセミ♀が、全員、目の前でじっくりとご対面。 今回は観察種数も多く大満足の「鳥合わせ」になりました。(M.写真K.T)

キンクロハジロ

ケリ

ユリカモメ

メジロ

ハッカチョウ

カワセミ

野鳥部会の12月活動報告

活動日 : 2022年12月21日(水) 天候 晴れのち曇り

探鳥地 : 百舌鳥古墳群

参加者数 : 22名

観察種数 : 32種

 寒波もやわらぎ、穏やかな日差しとなった今日は絶好の観察日和。部会は南海高野線百舌鳥八幡駅近くの広稜公園から始まった。園内の芦ヶ池は多くのカモを目の前で見られることで知られる。朝の挨拶もそこそこに先ずはカモ観察。狭い池はあふれんばかりのカモの群れ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、マガモ、カルガモ、ヨシガモの5種が混じり合う。中でもヨシガモの鮮やかな緑の冠羽と胸から下の小紋模様を肉眼で見ることができるのは感動もの。突然、上空にオオタカが現われ今度は一同その飛翔線を追いかける。回りの樹木にはメジロやスズメの群れがやってきて、我々が近くにいても逃げる様子は全くない。 次の御廟山古墳への道中、光明院(百舌鳥八幡宮隣)の裏庭では柿の実を狙って見たことがないほどのメジロの大群が・・・

 「御廟山古墳」に入るとオオバン、バン、カイツブリやホシハジロがお出迎え、回りの住宅の屋根にはイソヒヨドリ、ムクドリが。ここではバンの立ち姿を近くに見て、脚の色、形を確認する。またダイサギとコサギが並んで民家の軒先に羽を休めており、今度はその大きさや嘴、脚の色の違いを見比べて観察。「いたすけ古墳」ではお目当てのカワセミに今回も出会うことができ、ジョウビタキも並んでとまったのはラッキーでした。大仙公園内に入るとすぐにコゲラ、そしてアキニレには大群のカワラヒワが実を食餌中。

 緑化センターでの遅めの昼食を済ませ、今度は「上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵古墳)」へ、観察台から確認できたのはカンムリカイツブリ、ミコアイサの雌、マガモ、カイツブリ、カワウ。 ミコアイサの♂を求めて奥へ奥へと進む。一番奥にてようやく「居ました」の歓声、それも5羽並んで。 ここを常宿しているオシドリの群れも数羽だけが樹陰から出入りを繰り返す。上空にオオタカが現われカラスが騒いでいることもあり、オシドリは警戒を強めているようだ。 大仙公園を抜け、「大仙陵古墳」前にて「鳥合わせ」そして解散。 今回は数が少なくなったと思われてきたスズメやメジロの大群をあちこちに見ることができ、またお目当てのミコアイサ、オシドリ、カワセミにも出会えた安堵と充足感に満たされた観察会となりました。(M.K 写真K.T)

ヨシガモ♂

ハシビロガモのサブ・エクリプス

街灯に同化したアオサギ

バンの立ち姿

カワセミ

カンムリカイツブリ

オシドリ

ミコアイサ♂

野鳥部会の11月活動報告

観察日 : 2022年11月16日(水)

探鳥地 : 平城宮跡(奈良市)

参加者 : 21名

観察種数 : 31種

 好天気に恵まれた秋空の下、安部元首相の事件現場を横に見ながら大和西大寺駅を出発。平城宮跡公園への道中ではムクドリしか見ない。公園内に入って暫く歩を進めるが鳥の気配が全く感じられなく静かだ。大極殿院西側のアシに囲まれた池で、ようやくマガモ、アオサギ、ダイサギを見つけるが、生茂ったアシに遮られ見通しが一段と悪くなっていた。その後、園内を彼方此方と探し回るが、何時もはよく見かける草地性の小鳥が出てこない。冬の子鳥も未だ渡ってきていないらしい・・・大極殿院南門(大極門)が完成されたばかりで、園内がやたら綺麗に整備されていること、それに各所で草刈機の音がうるさいがそれらが影響しているのか・・・・結局、公園内ではその後スズメ数羽とヒヨドリ、モズ一羽で終わり、午後に期待しての早めの昼食となった。

 午後の水上池では、早速に多くのマガモ、コガモ、カルガモを目の前に、遠くにオシドリの群れとカンムリカイツブリを見る。池に沿って進むと、オオバンが付いてくる。水面に首を出すカイツブリや水面を飛翔するコブハクチョウを見ながら仁徳天王皇后拝所前まで来ると、視界が開け絶好の観察ポイント。我々より先に来ていた多くのバーダーからトモエガモが入っているとの情報を得ており、期待を持って覗きこむ。ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモがいるいるいる・・・うーむトモエガモは何処・・・殆んどのカモは首をひっこめての休眠中で特徴ある顔の巴模様がなかなか確認出来ない。ようやくそれらしき後ろ姿を見つける。次のコナベ古墳池ではマガモとカルガモ、その奥のウワナベ古墳池では遠くにホシハジロが集団でいた。その池では「あっカワセミ」の声に一同その姿を追い、今度は「タカ」という声に指先の方向へ全員の目が。ここを最後に折り返し再び水上池へ、今度はハシビロガモ2羽を追加。帰路ではハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、ツグミが更に加わり、佐紀池の観察を最後に鳥合わせとなった。今回は小鳥がさっぱり見つからず、総数が少なくなったことが気になる探鳥会となりました。(M.K 写真K.T)

モズ♂

マガモ

ハシビロガモ

カンムリカイツブリ

セグロセキレイ

コガモ

トモエガモ

完成した大極門と外された建設時の素屋根

野鳥部会の10月活動報告

実施日 : 10月19日(水)

探鳥地 : 鉢ヶ峯(堺市)

参加者 : 30名

観察種数 : 23種

 雲一つない秋晴れの好天気に恵まれ、久し振りに多勢の観察会となった。スタート地点の法道寺境内の樹木は紅や黄色に移い始めている。その梢にとまるシジュウカラを見上げ、近くの上池ではカイツブリ、アオサギを見るがまだカモ類はやってきていないらしい。集落に入るとハクセキレイ、ヤマガラ、ホオジロ、イソヒヨドリが民家の屋根や庭先にとまり、茂みではウグイスの地鳴きが聴こえる。 集落を抜けると一面に田畑が広がり、稲刈りの済んだ田圃には十数羽からなる群れのケリ、カワラヒワが舞い、スズメの集団はあちこちに飛びまわっている。

 満開のコスモス畑に囲まれたコスモス館で早めの昼食をとり、午後は、その前の畑に留まる数羽のノビタキを真近に観察することから始まった。ノビタキは作物や杭の頂に永くとまっていてくれ、暫く全員釘付け状態。この季節ここ鉢ヶ峯を通過するノビタキは頭は黒くお腹は褐色に衣替えした姿となる。この鳥に出会えたことはラッキーであったし、皆さんの期待が叶いほっとした気持ちも・・・

 さらに奥の内河池では、情報が入っていなかったオシドリの大群が遠く池の奥に見ることができ、思わぬ幸運。遠すぎて望遠鏡でもよく見えないとのボヤキもありましたが、この鳥は人一倍(鳥一倍か)警戒心が強く近くで観察することはなかなか難しい鳥です。日本の寒い所で繁殖し、大阪へは比較的早く越冬のためやってきます。毎日のようにここに来ているというバードウォチャーに聞けば、もう半月位前から来ていたとのことでした。 その池までの行き帰りに出会ったイワツバメ、カルガモ、メジロ、モズ、キセキレイが加わり今日の鳥合わせとなった。 気候的には申し分の無い最高の秋日和でした。(M.K,写真 K.T)

ホオジロ

ケリの群れ

カルガモ

ノビタキ

高鳴きするモズ

野鳥部会の9月活動報告

月 日 : 9月15日(木)

探鳥地 : 大阪南港野鳥園 (大阪市)

参加人員 : 15名

観察種数 : 26種

 ここ南港野鳥園はこの季節、渡り鳥の中継地としてシギ・チドリの旅鳥や夏の小鳥達が多く立ち寄ることで知られる。 今日は9月半ばというのに気温は35度を予報する暑さだ。挨拶もそこそこに展望塔館内へ入る。 運が悪いことに潮位は満潮に近く、干潟で採食するために集まるシギ・チドリの姿が見えない。それでもその時を待つかのように岸辺にソリハシシギが一羽、遠くにエリマキシギの幼鳥一羽をようやく確認。驚いたことに淡水の南池では早くも冬鳥到来、ヒドリガモ一羽とオナガカモ一羽が仲良く泳ぐのを見る。ミサゴは何時もの近くの杭の上で動かず、園内はダイサギ・コサギ・アオサギやカワウ・カルガモはあちこちに多数。トビが上空をカワセミが近くの岸辺を飛ぶのを観察して午前の部を終了。 館内はエアコンもなくとにかく汗が噴き出るほど暑い、昼食はここよりましと外へ出て公園内の「はばたきの丘」で。 午後からは北観察所に回るがやはり成果無し。その途中の緑地道でもこの暑さの所為か小鳥は姿を見せない。結果は朝一番の展望台への道中に見たシジュウカラとヤマガラ、スズメ、ヒヨドリくらいか・・・・・。

 早めの「鳥合わせ」の後、希望者は再び展望塔へ、ツバメ、ソリハシシギ4羽、イソシギ2羽と珍しい淡水カモの仲間で旅鳥のシマアジ3羽を追加確認する。 暑さと潮位の関係で思いのほか種数が少なく心残りであったが、今日は諦め次回に期待しましょう。(M.K  写真K.T)

ミサゴ

カルガモ

ソリハシシギ

イソシギ

野鳥部会の7月活動報告

月 日 : 7月20日(水)

探鳥地 : 平成榛原こどものもり公園(奈良県宇陀市)

参加人員 : 16名

観察種数 : 21種

 初参加となった14期生の紹介の後、近鉄榛原駅前をスタート。 上空では夏空をトビ3羽が旋回し、我々を迎えてくれた。 朝の雨に道路は各所で水溜りが残り、気温はそれほど高くないと思うがとにかく蒸暑い。それでもツバメだけは元気よく飛び回っている。  駅から目的地の公園まで2キロ程を宇陀川下流に沿って歩を進める。途中、民家の軒先にコシアカツバメの特徴ある巣を見つけるが、付近にその姿は無し。 川の中を注視しながら進むが、河川敷きの草が深く刈り取られているためか、水鳥や小鳥が少ないようだ。それでもアオサギ、ダイサギにキセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワウ等の水辺の鳥の他にメジロ、イソヒヨドリや電線に止まって長く鳴き続けるホウジロをゆっくり観察。 道中ウグイスの鳴き声はあちこちから・・・

 公園手前のヤマセミのスポットでは河川敷きにヤマセミならぬ鹿の親子に遭遇。途中でも鹿の群れを見ていたが、こんな人里に昼間から多くの鹿の出現にはビックリ。 しばらく公園内をヤマセミを求めて探鳥を続けるがセキレイ類とサギ以外はカワラヒワ、コジュケイしか見つからない。 ヤマセミが現われないのは「河川の水位が下がっているから」とか、「孵化に失敗したから」とも現地で聴いたが・・・残念、次回の楽しみにしましょう。 公園駐車場横でイカルチドリ2羽とキセキレイ3羽が清流を戯れ飛び交うのを最後に帰途となった。 帰り道ではコシアカツバメを追加。 暑さと期待外れでちょっと疲れたかな!(M.K、写真K.T)

コシアカツバメの巣

イソヒヨドリ オスの幼鳥

ホオジロ 鳴く

鹿の親子

キセキレイ

イカルチドリ

野鳥部会の5月活動報告

月 日 : 5月18日(水)

探鳥地 : 大阪城公園

参加者 : 25名

鳥種数 : 17種

 申し分無しの好天気、日中は暑くなるとの予報。鳥の渡りシーズンは終盤を迎えるが、渡り鳥の通過地となる当公園に、はたして夏鳥は残っているだろうか?そんな心配をしながら先ずは市民の森へ、直ぐにキビタキを狙っているというカメラマン集団に出会うが、「なかなか現われない」とのことでその場を離れ歩を進めていくとようやくメボソムシクイの鳴き声が・・・姿は・・青葉に見え隠れしてなかなか全身を見ることが難しい。

 次の音楽堂から玉造門に通じる森ではシジュウカラの親子やスズメ、ハシボソガラスの幼鳥が我々の目の前をばたばたと拙く飛ぶ。途中「カラスに注意」の看板があったのは親鳥が神経質となる子育てシーズンだからか、他にメジロ、コゲラ少数。そして桜広場周辺ではハシブトガラスの大集団。いつも小鳥に出会うことの多い豊国神社裏もシジュウカラとスズメ、ムクドリばかり。午後は桜門から本丸を通り飛騨の森を回るがツバメ、イソヒヨドリを追加するのみで成果は得られない。堀の水面もカワウ、アオサギの他は全く水鳥の気配無し。結局、青屋門を出た所で予定より早い鳥合わせし、解散となった。

この時期の大阪城公園はカラス、スズメ、シジュウカラ、ムクドリ等の子育て場所になっているためか、何処へ行ってもこれら鳥のファミリーや幼鳥が目立ち、微笑ましくもあり親しみが湧く探鳥会となりました。

(番外編)解散後、一部の人は情報の有った全く反対側の教育塔まで足を伸ばし、お目当てのキビタキに出会うことが出来ました。綺麗な囀りも姿もばっちり。その近くではおまけのチョウゲンボウの姿も! (M.A 写真K.T、K.I)

メボソムシクイ

ハロ(日暈)

スズメ(幼鳥)

シジュウカラの親子

珍しいゴマダラチョウが!

キビタキ

野鳥部会の4月活動報告

月日 : 4月20日(水)晴れ

探鳥地 : 大泉緑地

参加者 : 27名

観察種数 : 22種

春の陽気の中、園内は八重桜、ハナミズキが満開で草花や野花は真っ盛り、樹木の新緑もまぶしい位の好天気。天気は夏日を予報していたが、湿度が低いせいか暑さは感じられない。

 大泉池や頭泉池では常連のアオサギ、コサギ、カワウ、カイツブリ、バン、カルガモ、オオバンの他に冬鳥のヒドリガモやコガモが数羽であるが未だ残っていた。アオサギの巣では雛が孵っているのを見つけ、池ではカイツブリの親子が一緒に泳いでいるのを見る。またカイツブリ2羽が水上を“追いかけっこ“するかのように走りまわり泳ぐのを興味深く観察した。そして時々、水上をツバメが横切り、空高くオオタカ2羽が通過した。

 小鳥の森である「水流」エリアでは、いるはずの小鳥の姿が全く見えない。鳴き声すら聴こえない。ここでは渡ってくる夏鳥を期待していたが残念。しかし林下草叢ではシロハラやツグミがあちこちで歩きまわっている。その後、園内各所で「またか」というほど出合うことになる。北へ渡る準備のためこの公園に集まってきているのか。

 コナラ等の新緑樹林の中を進むとあちこちからシジュウカラ、コゲラ、スズメやカワラヒワの鳴き声があるが、姿を見つけるのが難しくなってきた。それでも新緑の中を探すのも気持ちよく楽しい観察のひと時だ。今回は種数としての数は少なかったが各個種の鳥数は多く、満足する観察会となった。(M.K 写真K.T、M.A)

カイツブリの親子

オオバン(手前)とバン(奥)

ツグミ

シロハラ

シジュウカラ♂

コゲラ

野鳥部会の1月活動報告

月 日 : 1月19日(水) 晴れ

探鳥地 : 狭山池・副池

参加者 : 15名

観察種数 : 32種

 寒さの所為かオミクロンか、さやか公園に集まったのは何時もより少なめの15名。池に出るとワァー! 年末より一段と水が少なく、池の半分が干上っている。カモも見当たらないし・・と今日の成果の心配から始まりましたが、でもカモも岸に上がっていたのか水面に序々に姿を現し始め、群れも幾つか。大きな群れはヒドリガモ、小さな群れはマガモにコガモ、カルガモそしてオオバンやカイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギも。 対岸の辻本病院の広告塔にはハヤブサがとまっている。 近くの干上がった岸辺にはイカルチドリ2羽とイソシギ、ハクセキレイが一緒になって戯れているように跳ね、歩きまわっているのは何とも可愛らしい。 右回りに池の南側芦灌木エリアに行くと一部は工事中の柵で囲まれ何時ものように近づくことができない。でもメジロ、ツグミの群れやアオジやモズをその中に見つける。

 四阿でモズを見ながらの昼食をとり、午後の部へ。 イソヒヨドリ(♂)とジョウビタキ(♀)が飛び回るのを真近に観て、いよいよ病院広告塔に近づき今度はハヤブサをじっくり観察。時々飛び立ち、周囲を飛翔・滑空するがその姿はやはりかっこいい。 そして反対側の池の上空をこちらはミサゴが旋回する。 興奮冷めやらぬ中、今度は4羽のホオアカが出現。これには皆、感激、感激。 鳥合わせは副池のハシビロガモを加えて32種となりまずまず・・・、内容は充分に満足した観察会となりました。(M.K、 写真K.T & K.I)

イカルチドリとイソシギ

モズ(♂)

ツグミ

ハヤブサ

ミサゴ

ミサゴの飛翔

ホオアカ

ハシビロガモ

野鳥部会の12月活動報告

月 日 : 12月15日(水) 快晴

行 先 : 百舌鳥古墳群

参加者 : 26名

観察種数 : 29種

 観察は南海百舌鳥八幡駅近くの広稜公園から始まった。この公園の小さな池にはヒドリガモやマガモに混じってヨシガモ、ハシビロガモが毎年、多数やってくる。鴨を真近に観るには絶好の観察スポット。首をひっこめ休息するカモも多くいたが、肉眼だけでも充分に楽しむことができる距離だ。次の「御廟山古墳」の外堀池ではオオバンとカイツブリが目立ったが、中にバンとキンクロハジロ、ホシハジロを見つける。いつも狸のお出迎えで知られる「いたすけ古墳」では古墳内の樹木が伐採され全く風景が変わっていた。そのせいかタヌキも鳥も見当たらない。ここを棲みかとするカワセミを求め掘を1周りし、ようやくカルガモ、コガモを見つけるが何とも寂しい限り、そこを立ち去り際に後列組だけがようやくカワセミに遭遇。それも近くに!

 堺緑化センター内のあちこちに分かれ昼食をとり、午後の観察場所、本日の本番「履中天皇陵古墳」に向かう。観察台からはほとんど何も見えない、住宅地側道に周り、全員高い土手に登り柵に掴まりながら首を伸ばす。いましたミコアイサの大行列、奥ではオシドリの集団、それにカンムリカイツブリも・・・これで全員納得。最終コースの大仙公園内での小鳥探鳥では全く成果上がらず、ツグミ、ハクセキレイとヒヨドリ、スズメしか見ることができなかった。 天気は申し分無かったのに、鴨以外の小鳥が見当たらないのはどうして? 世界文化遺産登録以来、古墳や公園では強い伐採、草刈りが常態化して、小鳥達にはどうも嫌われたようだ。(文 M.K、写真 M.I&K.T)

マガモ

ヨシガモのお昼寝

ハシビロガモとヒドリガモ

我こそは青鷺大明神(百舌鳥八幡神宮内)

カワセミのハイポーズ

オシドリの集団カクレンボ

 

孤高のカンムリカイツブリ

ミコアイサ(パンダガモ)これがお目当て

野鳥部会の11月活動報告

月 日 : 11月17日 (水) 天気 快晴

観察場所 : 錦織公園

参加者 : 17名

観察種数 : 25種

 小春日和の好天気に恵まれ、気分は爽快、絶好の観察日になりそう。でも公園内の紅葉は、このところの暖かさのせいか色付き具合が物足りないが・・・。 コロナ禍から今回が初めてという参加者もいて総勢17名がパークセンター前を出発する。 最初の赤穂池では遠くにマガモ、ヒドリガモ、ホシハジロを見るが双眼鏡では同定が難しい距離だ。 梅の里への道中ではメジロ、モズ、蓮の葉に覆われた池ではカルガモ2羽を近くに見る。 奥の池への道中ではようやくコゲラを確認するが、公園内では土砂運搬トラックが頻繁に我々の横を走り抜け、ゆっくり観察どころではない。奥の池では上記のカモの他にオオバンが加わったが、お目当てのオシドリは姿を見せてくれなかった。「それもこのトラックのせいですよ」とカメラマンがボヤいていたが、天気が良いとタカに狙われやすく、樹陰からなかなか出てこないのも事実。対岸からの帰り道に期待する。 今回はいつもの昼食場所と違ってモミジバフウの色付く やんちゃの里で昼食となった。

 午後は河内の里から水辺の里、どんぐりの森を経て再び河内の里へと周回したが、どこも全く静か、ヒヨドリ以外の鳥の声が聴こえてこない。でも道中3度もエナガの群れに出会い、その愛くるしさに充分癒される。 帰途の奥の池では待望のオシドリも遠くに観察することができ観察会として何とか修まりました。 駅から公園までの道中に観察したジョウビタキ、イソヒヨドリ、ヒバリ等を加えて観察種数は25種になった。 何よりもお天気に満足した観察会でした。(文 M.K 写真 M.K & K.T)

モミジバフウの紅葉

カルガモのペアー(?)

ホシハジロのお昼寝

エナガの群れ

遠くにオシドリ

ホシハジロのお昼寝

民家の屋根にイソヒヨドリ

野鳥部会の10月活動報告

月 日 : 2021年10月20日(水) (10:30~14:30)

探鳥地 : 大泉緑地公園

参加者 : 25名

観察種数 : 26種

 半年ぶりの再開に公園内の中央休憩所には25名が集った。先ずは大泉池から観察スタート。池の鴨はほとんどがヒドリガモ、雄もエクリプスの状態で頭頂の色がクリーム色になるにはもう少しかかりそう。その後方にコガモやオオバンが蓮の中を見え隠れし、カイツブリはあちらこちらで水面から顔を出す。その上空ではコサギ5羽が戯れているように飛び回っている。そして遠くにオオタカが横切るのを見た。

 小鳥の森“水流”エリアへ歩を進めると、メジロ、シジュウカラの他に水流にはキセキレイ、低木樹木の中をメボソムシクイが忙しく飛び回っている。このエリアでのビタキ類の出現を期待したが、時期的にもう遅かったようだ。

 昼食後、東側の頭泉池に移動。池にはマガモ、カルガモ、カワウが数羽泳いでいる。背景の茂みにはアオサギ、ダイサギが羽を休める。「あっカワセミ」の声に全員の眼がそちらへ釘付け、そしてしばらくの観察時間。池の裏側に回ると大木の梢にモズ♀が鳴いている。そして池の遠くにアリスイを見つけ、ゆっくりと飛び去るまで観察。その後の戻り道では数人の確認であったがチョウゲンボウも現われ、出発点に戻り鳥合わせとなった。

 急に気温が下がった気候のせいか、久し振りの探鳥会からか「今日は疲れました」との声も聴こえました。 文(M.K) 写真(K.T)

ヒドリガモですが・・・

コサギの乱舞

キセキレイ

メボソムシクイ

アリスイ

モズ♀

 

野鳥部会3月活動報告

月 日  : 3月17日(水) 天気 快晴

観察場所 : 石川周辺

参加者  : 28名

観察種数 : 32種

 3月半ば。梅の花は終わり桜の蕾が出番を待っている暖かい日差しの中、橋の上から石川を覗くとまず、ハクセキレイ、セグロセキレイを見つける。いつもの場所には残念ながらカワガラスは不在。今年初見のツバメに、「早いね~もう飛んでる」と皆で見上げる。鳥の声に右を見たり左を見たり。ウグイスの鳴き声も聞こえるものの、姿を見る事は残念ながらなかった。住宅地の途中を少し降り、石川を沢山の眼が見つめる中、カワセミが何度も目の前を飛んで私たちを楽しませてくれた。対岸の木に鳥の姿を見つけると、「何処?何の鳥?」と口々に。しばらくこの場所で観察。農道に行くまでに数名がイカルを観察したよう。次は農道を通り、川沿いを観察。川向こうの木には大きな鳥の巣が何か所も。サギの仲間の巣で数羽止まっていた。ここで昼食を済ませ、午後の活動へ。

 まずイカルチドリ、石の上でじっと佇んでいる。周りの石と同化しているので目を凝らしてようやく見つけた。見上げるとタカの仲間が2種。トビは判ったがもう1羽は不明。ケリは田んぼの中を長い脚でうろうろ。飛び立つ羽が独特で美しい。最後は汐ノ宮公園で鳥合わせ。快晴の中清々しい気持ちで活動出来ました。       (文・・・・K.T, 写真・・・・・K.T & M.A)

イカルチドリ

アオサギの巣

ケリ

イソヒヨドリ

ジョウビタキ

イカル

モズ

ダイサギ

 

野鳥部会の11月活動報告

月 日 : 11月18日(水) 天気 快晴

観察場所 : 錦織公園

参加者 : 32名(14期生・スタッフ8名含む)

観察種数 : 28種

 11月も半ばを過ぎたというのに、季節外れの暖かさとなった。公園の樹木はすっかり紅葉して秋空のもとにそれこそ錦織のごとき景色を見せてくれている。今日は公園を回るだけでも充分満足してもらえそうだ。公園の集合地では、挨拶が始まらない前に早くもエナガ、シジュウカラ、ヤマガラの混群が目の前に現われ、先ずは観察。最初のポイントの赤穂池では水が抜かれていて、いつもの半分程の水域にヒドリガモとマガモが数羽泳いでいるだけであった。続いての梅の里ではメジロ、遠くにモズを見るが他に小鳥の影は無い。奥ノ池にきてようやく部員に歓声が湧く・・・、オシドリ数羽が比較的近くに現れ、暫く全員釘付けに。他にもホシハジロ、カワウ、カイツブリ、ヒドリガモとアオサギを池の中に確認して、昼食場所の河内の里へ、入り口ではモズの出迎えを受ける。午後の尾根道も全く静かで一部の人がアオジに出会っただけ。再び河内の里に戻ってようやくジョウビタキを全員で観察した。帰途の園路ではキセレイやハクセキレイ、コゲラを確認して、再び振り出しの赤穂池を覗くとセグロセキレイが、そして最後のトリはカワセミが登場してくれた。冬の小鳥達に出会えるのを期待したけれど、この時期ではちょっと早過ぎたかな・・・。(文 M.K 、写真 M.A、 K.T)

モズ

ジョウビタキ

 

エナガ

ヤマガラ

オシドリ

 

マガモ

 

 

 

 

 

野鳥部会の10月活動報告

実 施 日 : 2020年10月21日 晴れ

観察場所 : 石川(河内長野)

参加人数 : 24 名

観察種数 : 25 種

 河内長野駅東口に10時集合。空は雲一つない秋空だ。このところ気温が低い日が続いたが、今朝は平温に戻ったようで多くの部員は防寒用の上着を一枚脱いでの出発。最初の観察地点である駅近くの黄金橋付近では期待通りにカワガラス、イソヒヨドリの他にキセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイのセキレイ3種が複数出現、順調な滑り出しだ。今回はいつもの石川右岸沿いコースを採らず、一般道を通って川下へ、途中、視界の開けた高台の観察ポイントに寄るが、カモ等の冬鳥も未だ来ていないこともあってか、辺りは静まりかえっていつもの鳥影を見ることはない。どうにか水上を飛んでいるイソシギ一羽を確認したが・・・。その後の農耕地への道中では、モズの鋭い鳴き声があちこちからするが姿は見えない、そして遠くからコジュケイの「チョットコイ」の鳴き声も聴こえる。河川敷と田圃を区切った農道を進むとようやく対岸にアオサギやカワウ、カワセミの姿を見つける。河川の中のイソシギも今度は全員で観察した。田圃では遠くにモズやケリの姿を見つける。そしてその河川敷と広い田圃の上をカワラヒワの大群が飛び回っていた。トビ、ホオジロ、チョウゲンボウ、ノビタキも現れ、ようやくここに来て部員一同に満足感が・・・・最後に千代田橋の下流にカワセミを橋上から観察して、1時過ぎには早めの「鳥合わせ」となった。(文 M.K 、写真 K.T ・ Y.S ・ K.I の3名)

キセキレイ

カワガラス

カワセミ

カワセミ

イソシギ

イソシギ

野鳥部会9月活動報告

月 日 : 2020年9月16日(水) (10:30~12:30)

探鳥地 : 大泉緑地公園

参加者 : 32名

観察種数 : 21種

 待ちに待った部会の再開は、思いのほか多い32名が集まりました。7か月振りでしたが、会えばもういつもの顔に戻っています。お互い挨拶もそこそこに公園内の中央休憩所を3グループに分かれて観察スタート。大泉池ではカルガモが数羽にマルガモ(マゴモとカルガモの交雑種)がゆっくり泳いでいます。池の端や小島にはアオサギ、コサギ、カワウが止まり、蓮の上をダイサギが飛んでいました。どこかでカイツブリの鳴き声も、池の西側に当たる小鳥の森“水流”エリアへ足を向けると、森に入るなりセンダイムシクイ、シジュウカラ、ヤマガラの姿が現われ、続いてコサメビタキ、サメビタキ、エゾビタキが次々と目の前に、暫くは夢中でビタキを全員の双眼鏡が追いかけ続ける。 歩を進めると次はキビタキ♂が現われ、ここでも全員釘付け状態に。そしてコゲラとメジロの混群やエナガの集団とも出会い一同大感激、大満足の観察会でした。また一部の人でしたがリスに出会ったそうです。次に東側の頭泉池まで行きましたが、コロナの影響で管理が行き届かないのか、池は浮草に一面覆われ、鳥が餌を取る環境ではありません。ようやく池に3羽のカルガモと池の端に数羽のアオサギを見るだけでした。これから冬鳥のシーズンを迎えますので、この状況が少し心配です。そして成長し過ぎたハス池を通り中央休憩所へ、そこで早めの鳥合わせとなり、食事前の解散となりました。短時間でしたが皆さんいつもより疲れたのではないかと思います・・。文(M.K) 写真(M.A)(K.T)

シジュウカラの採餌

マルガモ(マガモとカルガモの交雑種)

エゾビタキ

エナガ

コサメビタキ

ヤマガラ

野鳥部会2月活動報告

月 日 : 2020年2月5日(水) 天候 晴れ

探鳥地 : 錦織公園

参加者 : 30名

観察種数 : 33種

 気象予報では今期一番の寒さということであったが、参加者は予想をはるかに上回ってのスタート。風はなく日が差している所為か、厚着をしてきた所為か滝谷駅から公園入り口までの歩行は汗ばんできた。その途中ではツグミ、イソヒヨドリ、シロハラ、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシブト、ハシボソガラスを観察。公園に入って最初の赤穂池では、ホシハジロ、マガモ、ヒドリガモ、カワウ等のカモ類、水鳥を見て、梅の里へ。その途中のヤブツバキにはメジロ、またハンノキにはシジュウカラやコゲラが飛び回っている。梅園の花は早くも3分咲きを超えて、昨年の同時期より花が多いような馥郁たる香りも何処からか、そしてその回りの樹木にイカル、シメを確認。奥ノ池では、オオバン、バン、オシドリ、キンクロハジロ、アオサギを観察。残念なことに昨日はリーダーのIさんが、今朝はカメラマンが見たというトモエガモが池周りの木陰に隠れたきり姿を見せてくれない。トモエガモはその後、Iさんが昨日偶然この公園内で見付けたという♀の死骸をじっくりと観察する。そのカモは真近かに見ると大きさは思ったより小さい。昼食の河内の里では早咲きの紅梅やソシンロウバイ、スイセンが満開だ。その近くの樹下ではセリバオウレンが咲き始めていた。午後の水辺の里周辺では、ジョウビタキの♂♀、モズとメジロ、シロハラ、多くのツグミを確認。ウグイスやヤマガラの鳴き声もする。これも昨日出会ったというルリビタキに期待したが、その姿を見付けることはできなかった。その後、チョウゲンボウ、ハイタカ、オオタカ等の猛禽類が次々と上空に現れ、さらに最終のパークセンター前の鳥合わせ時にはその上空に飛ぶトビが加わった。(M.K)、写真(K,T)

イカル

シメ

ツグミ

今朝撮影したというトモエガモ♂の飛翔(コピー)

野鳥部会1月活動報告

月 日 : 2020年1月15日(水) 天候 晴れのち曇り

探鳥地 : 淀川(毛馬閘門~城北公園)

参加者 : 21名

観察種数 : 34種

 出発地点の淀川河川敷公園長柄地区では、毛馬閘門を囲んで堤防工事が進められており、河川道路を工事車が行きかうせいか、鳥影が見えない。遠く阪急千里線淀川鉄橋の桁に多くのカワウが止まっているのを観察していると、ハクセキレイ2羽がようやく広い河川公園に出現。毛馬閘門まで来るとようやくホシハジロ、キンクロハジロ、オオバンが橋下の河川内を泳いでいるのを見付け、上空ではユリカモメが飛び交っている。チョウゲンボウとミサゴの飛翔も確認。閘門から離れた人が近づけない場所ではヨシガモやヒドリガモが群れとなって陸でゆっくり日向ぼっこをしている。河川の中ではそれらのカモ類に混じってカンムリカイツブリとハジロカイツブリを観察した。その後しばらく河川公園を上流に進めるが、例年より鳥が少ないように思えるが、やたらに多いスズメ、ムクドリ、ハシボソガラスの他に数羽群れだって移動するツグミに何度も遭遇。河川遠くのミコアイサやワンドの中のカワセミのホバリング、アメリカヒドリガモには一同皆感激の声が上がった。他にアオジ、アオサギ、ダイサギ、マガモ、モズ、メジロ、ヒバリ、バン、キジバト、セグロカモメを中洲やワンド、土手、河川に観察。ジョウビタキとウグイスはその鳴き声を確認した。ゴールの城北公園では今日3度目のカワセミをゆっくり観察し、池の中のマガモやカルガモを見ながらの鳥合わせとなった。午後からは日も陰ってやや寒くはなってきたが、風もなくまずまずの観察会日和であった。(M.K)、写真(K,T)

ユリカモメ

ツグミ

ミコアイサ(パンダガモ)

カンムリカイツブリ

アメリカヒドリガモ

カワセミ

野鳥部会12月活動報告

月 日 : 2019年12月4日(水) 天候 晴れ

観察地 : 平城京と水上池周辺(奈良市)

参加者 : 26名

観察した野鳥 ; 31種

内 容 :

今朝はかなり寒かったが、集合時間の10時になると日が差しているせいか、思ったより暖かい。2年前同様に今度は13期生の講座(野鳥観察)と重なっての部会開催だ。お互い挨拶もそこそこに部会組が先に西大寺駅前を出発。平城京に入ってもなかなかヒヨドリ以外の鳥が現れない。公園内の池は枯れたススキやセイタカアワダチソウが背丈より高く、湖面が見えにくいが、ダイサギ、コガモ、オオバンを一部隙間からどうにか確認。平城京内をしばらくあちこちと観察するがモズ、ハクセキレイ以外に何も出てこない。昼近くなってようやく青空にチョウゲンボウの飛翔が、暫く我々の頭上を旋回するが、やがて空高く消えて行った。それでも結構近くで見えたせいか午前中の不発を充分満足させるものだった。

午後からの水上池に期待して遺構展示館近くで昼食。平城京から水上池への道中、民家が続くが、今度は次々と小鳥が現れ午前の部を挽回するほどに楽しまさせてくれた。ジョウビタキ、シジュウカラ、モズが庭先にイソヒヨドリやムクドリは瓦屋根の上に、どれも長く止まっていてくれたので、ここではじっくり観察することができた。水上池では沢山のコガモを目の前で見て、ケリ、マガモ、ハシビロガモ、オオバン、カイツブリ、ハジロカイツブリを観察。ヒシアゲ古墳前の樹林では、マヒワ、カワラヒワ、ツグミが樹上に、池の回りを一周して、コナベ古墳にはカルガモや水上池の遠くはオシドリを見付ける。帰途はハジカミ池でホシハジロやホオジロを見て、大極殿前で鳥合わせし、解散。ドバトは見かけなくて、水上池のコブ白鳥はカウントせず観察数は31種となった。参加者の半分が大阪難波に流れ反省会を兼ねた忘年会となった。(M.K 写真K.T)

あーチョウゲンボーだ

モズ ♂

ジョウビタキ ♀

ツグミ

マガモ

オシドリ

野鳥部会11月活動報告

2019年11月の活動記録

月 日 : 11月6日(水)

場 所 : 鉢ヶ峯(堺市)

参加者 : 20名

観察種数: 20種

 秋晴れの雲一つない青空だ!リーダーから朝の挨拶の中に「日曜3日の日本野鳥の会鉢ヶ峯観察会で下見を兼ね参加しましたが、その日は30種を数えました」とのことで、今日の出会いに皆、期待を膨らませながら法道寺(鉢ヶ峯)を出発。先ず寺の裏の池では、オシドリを3羽確認するが、我々に感づいてか直ぐに奥に隠れてしまい、一部の人しか観察できず残念。それからしばらくは地元の民家集落を通り抜ける。その路地や庭先からモズ、メジロ、シジュウカラ、ウグイス、ジョウビタキの声や姿を確認。広々とした畑に出ると、早速ケリが三羽、電線にはカワラヒワが数羽、畑の上をヒバリが数羽飛び交う。コスモス館近くの休憩スポットで、空を見上げ、野鳥を探しながらの昼食。天気が良過ぎても鳥の活動とは余り関係がないようで、スズメがやたらと多いが他の種の出現は思った以上に少ない。午後に期待する。
  午後の白樫池ではカイツブリの親子、その後の内河池ではマガモ一羽とオカヨシガモの番い、これでもう終わりかと思っていたら、5~6羽のカモの群れが飛んできて、湖面に着水「オシドリだー」の声に皆の歓声が、直ぐに別の群れも加わって湖面はオシドリだらけ・・最初の法道寺裏池では多くの人が見逃しただけに皆の感動も一入。これでようやく全員満足して帰途に着くことができました。帰途での途中では、ホオジロやジョウビタキ、モズを観察。バス停鉢塚前で予定より早めの「鳥合わせ」をし、解散となりました。

以下写真はTさん撮影 

ケリ
ヒバリ
オシドリ
モズ
ホオジロ(手前)
ホオジロ(手前)