14期生10月20日講座報告

月 日:2021年10月20日(水)曇り

講座名:ウミウシ観察

講 師:田中 広樹先生 補助スタッフ5名

場 所:加太・城ケ崎海岸

 可愛いめでたいでんしゃに揺られて「加太駅」到着。城ケ崎海岸まで歩くこと30分。強風が吹き荒れ波も高い。東屋で講師より「全員見つけるまで頑張りましょう!」力強い言葉と補助してくださるスタッフの紹介のあと、ウミウシの見つけ方を教わる。潮がひいたあとの潮だまりや石の裏側にくっついているので、石をとにかくひっくり返すと見つかるそうである。磯観察で守ることは、動かした石は必ず元の位置に戻してあげること。強風の中、注意しながら海岸へ降り観察開始。石をひっくり返す作業をひたすら続けると「オカダウミウシ」「アカボシウミウシ」「クロシタナシウミウシ」「メリベウミウシ」「ユメウミウシ」「トトロウミウシ」全身がきれいな青に黄色の斑紋、それに赤い触角をもつ鮮やかな体色の「アオウミウシ」など13種採取できました。

 ウミウシは、殻がなくなった巻貝の仲間。季節によって見つかるウミウシは変わるそうです。大阪の海には、分かっているだけで200種類以上のウミウシがいます。か弱い生きものだが生き延びるために、まずいものを食べて美味しくない体になって敵に食べられないようにすると聞き驚いた。ルーペで採取したウミウシを観察しおしゃれな姿を見てウミウシの可愛さに感嘆の声があちこちに。強風にも負けず童心に返り楽しい講座となりました。(S.N)

ピンク色のキュートな外装 めでたいでんしゃ

見て!見て!これウミウシかなぁ?

オレンジ色の細かい斑点があるアカボシウミウシ

蓑(みの)のように見える?イズミミノウミウシ

14期生10月13日講座報告

月 日:2021年10月13日(水)曇り

講座名:里山の植物観察

講 師:桑田 幹雄先生 泉谷 一弘先生

場 所:流谷・ボ谷

 レトロな駅舎の「天見駅」に集合。なつかしい風景が広がる中、ボ谷林道へ向けて出発。林道の脇など日当たりの良い場所に自生するヒヨドリバナ、オミナエシに姿形は似ているが花の色は白く姿たくましいオトコエシ、穂に綿毛がないアブラススキ、草むらのようになって小さな集団を作るイヌタデ、カラスウリ、スズメウリ、イナカギクなど植物リストをチェックしながら次々と出会う植物に興味津々。ツリフネソウの群生地では、実を押さえると種子が飛び散る「種子飛ばし」が面白く何度も繰り返し笑い声があちこちに響きました。

 八幡神社での昼食後、「里山の野草、雑草」の講義。里地・里山とは①人の手が入った自然②自然を利用した人間の生活がある場所のこと。また雑草の定義、生態系に被害を及ぼす特定外来生物(植物)についてなど身近な問題として考えさせられました。

 午後からは、流谷へ向かって散策開始。よく似た草花のノコンギク、ヨメナの見分け方は、葉の形状、冠毛などを見て確認するがなかなか難しい。アキノタムラソウ、クワクサ、黄色で愛らしい花のノアズキ、つりがね型で花冠の先が反り返るツリガネニンジンは、果実が5角形と特徴がある。淡い紅紫色のキツネノマゴ、淡黄色のアキノノゲシなど沢山の植物をゆっくり丁寧に教わり天候にも恵まれ充実した講座終了となりました。(S.N)

日当たりの良い草地にひっそりイナカギク

金平糖に似て美しいミゾソバ

緑に囲まれて講義中

ツルニンジン花言葉「感謝・誠実」

14期生10月6日講座報告

日 時:2021年10月6日(水) 晴れ時々曇り

講座名:自然公園の植物観察

講  師:武 田 敏 文 先生 外3名(NPO法人日本パークレンジャー協会)

場  所:ほしだ園地(交野市)

 長かった緊急事態宣言が解除され初めての講座です。皆さん久しぶりに顔を合わせて自然と笑顔に。今日のフィールドの「ほしだ園地」は大阪府民の森と呼ばれる公園の一つで自然との共生をテーマに自然を生かしたハイキングなどの出来る公園です。準備運動で体をほぐし3班に分かれて七夕伝説の天野川に沿って「星のブランコ」を目指し出発。

 秋は花が終わったあと植物が繁殖のため種を飛ばしたり引っ付いて移動したりする季節です。オナモミ、イノコヅチ、チカラシバやミズヒキなどが衣服にひっつき、中でもアレチヌスビトハギは強力でした。また、アレチヌスビトハギは花に軽く触れるとパッと開きます、虫が止まることによって花が開き受粉しやすくなるそうで皆さんこの原理に感心して試す人続出です。ハイキングコースを歩きながら桐の実を観察、中から2㎜×4㎜ぐらいの白い半透明の小さい種子がいっぱい出てきました。 また、山ブドウ、コブシ、タラ、そして葉っぱが波打ち、風でそよぐところから命名されたというソヨゴなど植物の特徴や由来、そしてヌルデ、ウルシ、ハゼなどかぶれを起こす注意が必要な植物を説明してもらい自然を楽しみながら休憩所のピトンの小屋に到着しました。

 昼食のあとは都市公園と自然公園の違いや大阪府民の森について野外講座です。自然公園は都市の公共施設である都市公園と違い、自然の景勝地の保護や生態系の保護、生物多様性の確保を目的とするなど時代の流れに伴い変遷してきた。現在、府民の森として9園地あるが自然保護だけでなく植栽もして環境学習の場として利用されているということを学びました。

 ピトン小屋から約30分で目的地の「星のブランコ」に到着。「星のブランコ」とは全長280m高さ50mの国内最大級の木床版人道吊り橋です。皆さんその高さに驚き、最初はこわごわ渡りはじめましたが真ん中ではスリルを味わいながら眼下に広がる緑の景色を見て空中散歩を楽しんでいました。4人の先生による丁寧な説明やガイドで楽しく無事終えることが出来ました。(T.K)

あなたはわかりますか?

クイズを交えて自然公園についての勉強中

星のブランコ」怖がらずに渡れますか

ここを押すと花びらが開きます
(アレチヌスビトハギ)

 

           

 

 

 

 

 

 

 

 

14期生7月28日講座報告

月 日:2021年7月28日(水)曇りのち時々雨

講座名:高山植物観察と梅花藻鑑賞

講 師:湯浅 清明先生(伊吹山もりびとの会)

場 所:伊吹山・醒ヶ井

 日本百名山の一つで自然豊かで高山植物の宝庫といわれる伊吹山へ出発。伊吹山の特徴は①風が強い②雪が多い③霧が多いの三つである。また標高が低い山であるが、石灰岩層の山であることと地理的な環境条件などの要因で植物相が豊かである。

 西登山道から「伊吹山お花畑植物ガイド」を片手に山頂向けて植物観察スタート。優しいピンク色のカワラナデシコ、葉先が3裂になっているアカソの群生の中にひっそりと咲くシモツケソウ、葉が輪生の薄い紫色のクガイソウ、低木の下にキヌタソウ、白くかわいいヤマホタルブクロなど、次々に出合う植物に興味津々の受講生は写真・メモと忙しい様子。途中雨が降り出したが観察を続け山頂へ。小雨と風の中での昼食後、黄色が鮮やかなキンバイソウ、岩場に生えるハーブの香りがするイブキジャコウソウなど見て西登山道から駐車場へ向かいバスで一息つき次の目的地へ。

 雨に降られ疲れ気味ながら、清涼を求めて醒ヶ井・地蔵川で梅花藻を見学。人通りは少なく閑散とした雰囲気で、ゆったりとした時間が流れていた。初めて梅花藻を見た方も多く心が癒された。無事予定時刻に到着し9月の再開を楽しみに解散となった。早朝より一日お疲れさまでした。(S.N)

準備万端!霧が立ち込める中観察スタートします

上段左→カワラナデシコ 右→アカソ 
下段左→シモツケソウ 右→クガイソウ

上段左→ヤマホタルブクロ 右→キリンソウ 
下段左→キンバイソウ 右→イブキジャコウソウ

きれいな川に梅花藻とスイカ

14期生7月14日講座報告

月 日:2021年7月14日(水) 曇りのち雷雨

講座名:地質観察②

講  師:佐藤 隆春先生

場  所:香芝市ふたかみ文化センター・ドンズルボー(二上山)

 梅雨明け前の不安定な天気のなか講座が始まりました。今回は二上山のドンズルボーの観察もあり皆さんその名前からどんな所か興味津々です。ドンズルボーとは漢字で書くと屯鶴峯、鶴が屯(たむろ)しているように見えたことから名付けられました。

 午前中は座学で佐藤先生と当カレッジの石ころ部会のメンバーがまとめた「ドンズルボーの火山砕屑岩」という冊子を使って、ドンズルボーで火山活動を読み解くというテーマでドンズルボーの風景や地層の写真を交えて約1500万年前の火山噴火による火山砕屑岩層などの地層や噴火の仕方などを説明してもらいました。ドンズルボーの火砕流の堆積物は溶岩を含んでおり溶岩ドームの崩壊で発生したということです。

 午後からは二上山博物館で凝灰岩・サヌカイト・金剛砂など二上山の石を見学した後、皆さんお待ちかねのドンズルボーに移動です。ドンズルボーでは火砕流堆積物の観察から始まり、火砕流の中からガスが激しく上昇すると軽いものは上に、重いものは下に沈むので下部に重い岩片の大きいものが多く、上部は小さくなるということや流れた方向などを地層を見ながら解説してもらいました。先生から豆石(火山豆石とは細粒火山灰が湿気の多い噴煙の中でくっついてできた5ミリ程度の大きさのもの)を探してというリクエストに皆さん戸惑っていましたが、豆石のある凝灰岩の地層を教えてもらい目を凝らして探し見つけることが出来ました。何層にも重なった火山灰や火山岩の地層をみて太古の火山活動に思いを巡らせたところで雷雨となり、残念ながら講座終了となりました。(T.K)

いくつもに重なった地層に圧倒されそうです。

豆石はこの地層にあります。わかるかな。

見つけました!! これが豆石です。

火山噴出物が堆積してできた凝灰岩のドンズルボー。

14期生7月7日講座報告

月 日:2021年7月7日(水)

講座名:昆虫入門②

講 師:鈴木真裕先生

場 所:堺自然ふれあいの森

 梅雨の真っただ中、バスから降りられないぐらいの猛烈な雨の中、ずぶ濡れで「ふれあいの森」にやっとたどり着きました。今日の講師は当カレッジ久し振りの鈴木先生です。座学から開始しました。

 46億年前の地球誕生後の4億8千年前に昆虫の祖先が現れ、1億5千年前にはほとんどの昆虫が地球上に生まれてきた。昆虫の定義は6歩足であること。そして最も種類が多い生物であること、その中で日本国内で一番多いのは何でしょうか? 1位はコウチュウ目、2位ハチ目、3位ガ、チョウ目、4位ハエ目、5位カメムシ目の順でした。次に生物の多様性のついて教えてもらい、日本は世界でも珍しい特殊な形の自然がある。それが【里山】であるとのことです。1960年代の「堺ふれあいの森」と現在の姿を比較すると田畑が減ってきて、人間の手が入らない➡森林化して「生態系が単純化して行く」そして①開発乱獲②人間活動の縮小③外来種の増加④気候変動の4の危機が迫っている。昆虫も絶滅危惧種がどんどん増加、侵略的に外来種も増加していること、日本特殊性の里山を次の時代に残していかなければならないことを学んだ。

 午後は雨も小降りになり、フィールドへ。きょうは鈴木先生が専門の水生昆虫を主体に池湿地と田圃で採集した。マメゲンゴロウ、ゴモクムシ、裏返って再餌するマツモムシ、ヒメアメンボ、ヤスマツアメンボ、ヤゴではカトリヤンマ、ガムシ、フタスジサナエ、トンボもハグロトンボ、ヒメアカタテハ、キマダラセセリ、ハラビロ等、バッタ類はヒメクサキリ、ショウリョウ等。昆虫オタマジャクシ等。同定では三蜜も何のこと?とばかりでした。今日もお疲れ様でした。(hiro)

きれいな ヒメアカタテハ

水辺が好きな ハグロトンボ

同定ではどうしてもこうなるんですね

まだ尻尾が残ってるシュレーゲルアマガエル

 

14期生6月30日講座報告

月 日:2021年6月30日(水)曇り

講座名:信太の森の自然観察②

講 師:田丸八郎先生(信太の森FANクラブ代表)

場 所:信太の森ふるさと館、信太山丘陵、惣ケ池湿地

  コロナ禍4月7日以来、今季2回目の講座がやっと開講出来ました。講座生の皆さんも久しぶりの再会で近況の話に和気あいあい。幸い梅雨の中休みの晴れに恵まれました。

 午前は「信太の森ふるさと館」の座学で開始です。信太丘陵の成り立ちと歴史、文化、自然保護運動の取り組み。そして丘陵と惣ケ池湿地の四季の生物をスライドで解説を受けた。その後、鏡池のスイレンの花を見ながら惣ケ池公園に移動。

 昼食後は惣ケ池湿地での自然観察がスタートしました。今の季節は花の開花が時期的に少なく、残念ながら木本主体となった。アケビ、ムベ、エノキ、葉脈が透けて見えるトウネズミモチ、シャシャンボなどを観ながら、グウチョキパーの木=カクレミノで盛り上がりました。湿地では昆虫類も多くなかったがチョウ類ではジャノメチョウ、ホタルガ、ミスジチョウ、ルリタテハが観れた。トンボ類はシオカラ、ハラビロ、ウチワヤンマ、イトトンボ数種。二ホンアカガエル、ウシガエル(鳴き声)鳥類はメジロ、ウグイス、ヒヨドリ、コゲラ、エナガ、シジュウカラ、カワラヒワも啼いてくれた。湿地を抜けて公園予定地の草原で夕立になり、木陰で休憩をとり最後に外来種のムラクモカレハガの幼虫(自衛隊さんに付いて東南アジアから?)を見つけて観察会は終了。蒸し暑い中お疲れ様でした。(S.H)

鏡池のスイレンの花

ぐうちょきぱーのカクレミノです。わかりますね?

これが天ぷらで美味しいタラの芽の木です。

ムラクモカレハガの幼虫

14期生4月7日講座報告

月 日:2021年4月7日(水)晴れ

講座名:化石入門

講 師:濱塚 博先生 渡邊 克典先生

場 所:きしわだ自然資料館

2年目講座は検温、手指消毒、マスク必須の中でのスタート。資料館の多目的ホールも蜜を避けるため、机にアクリル板設置、部屋は解放状態で使用するなど感染予防対策が実施されていました。

化石とは、過去の生物の体または生活の痕が地層中に保存されたもので、貝殻、骨、葉、微生物の骨格など様々な生物の化石があります。午前中は2班に分かれて自然資料館内の展示見学。ナウマンゾウの骨格標本、白亜紀(約8000万~6500万年)の海に生息していた海生爬虫類モササウルスなど詳しく説明していただいた。

午後からは、シリコン製の型に石膏を流し込み化石のレプリカ造りを体験。固まるまでの時間を利用して釘と金づちを使って小さな貝の化石を取り出すことに挑戦。皆さん悪戦苦闘するもなかなか取り出すことは難しい様子で残り作業は持ち帰ってとなった。1年ぶりの座学で貴重な体験ができレプリカをお土産に講座終了(S.N)

ナウマンゾウの骨格標本がお出迎え

レプリカ見事に完成!

貝の化石の取り出し作業中 コツコツ頑張ってます

 

14期生臨時講座報告(3月24日)

月 日: 2021年3月24日(水)

場  所: 大阪市信太山青少年野外活動センターキャンプ場

講座名: 野外活動とフィールドゲーム

参加人数: 講座生10名、スタッフ5名

 今日は昨年の9月錦織公園での野外観察、10月の堺街歩き~浜寺公園バラ鑑賞以来5ヶ月振りでの皆さんとの久しぶりマスクの中からの笑顔の再会ができました。今日は絶好のお天気で信太山駅から30分ひと汗かいて到着しました。午前は3グループ分けしオリエンテーリングを開始。園内の信太の森ハイキングコースに12ポイントの地点が隠されていて、地図で各ポイントをまずは見つけて、そのポイント毎にクイズの設定があり、それを解答しながら歩き回るゲームです。例問題はこの木は葉っぱをくしゃくしゃにすると匂いがし、あるものの材料に利用されてます。また、この木はシャシャンボかヒサカキか?このフジの木はヤマフジとノダフジのどちらでしょうか?これはツルの巻き方で見分けるのですが、右巻き左巻きで最後まで納得できなかった方もいましたね。

 午後はフライングディスク・ゴルフです。フリスビーを投げて9ホールのコースでスコアを競うゲーム。皆さん日頃経験のないフリスビーに手を焼きながら最終ホールまでたどり着き、スミレの群生に癒されて何とかホールアウト出来ました。一日楽しい一日をすごしていただいたでしょうか?(hiro)

この木は何の木?葉っぱはギザギザ?

ヤマフジ右巻き、ノダフジ左巻き

エイヤーッと うまく投げれました

何スミレでしょうか?

14期生臨時講座報告(10月28日)

月 日 : 2020年10月28日(水)晴れ時々曇り

講座名 : 14期生臨時講座 堺まち歩きとバラの観察

講 師 : 堺観光ボランティアガイド・浜寺公園ばら庭園案内倶楽部

場 所 : 堺市 妙国寺~浜寺公園 外

 14期生臨時講座の2回目は堺市のまち歩きと浜寺公園でバラの観察です。コロナ感染防止のため2班に分けて時差で出発。最初は予備知識として堺市役所21階の展望ロビーから昨年世界遺産に登録された仁徳天皇陵古墳をはじめ百舌鳥古墳群や堺市の名所・旧跡などの説明を受けました。仁徳陵はさすがに世界最大の陵墓で、高さ80mの展望ロビーからは山のようなこんもりとした森にしか見えません。全景はもっと上空からしか見られないとのことで皆さん少し残念そうですがその大きさは体感出来たようです。その後、妙国寺まで歩き、織田信長ゆかりの樹齢1100年を越える伝説の蘇鉄や枯山水の庭などを見学して暫し戦国時代の歴史に浸りました。次は堺市内最大の木造建築の本願寺堺別院へ。皆さん「堺県」ってご存じですか?ここは明治時代に約10年間河内・和泉・奈良県まで含む堺県の県庁として使われていたということで、受講生の皆さんも堺県があったことや奈良まで入っていたことにびっくりです。

 堺の華やかな歴史と文化に触れた後は大阪で唯一のチンチン電車で日本最古の公園の一つ「浜寺公園」に移動。浜寺公園は名勝100選にも選ばれている松林が有名ですが、春と秋のばら庭園も見応えがあります。全国でも珍しい日本の山野の原風景など六つのゾーンのばら園で、250種6,500株が植えられています。特に野生種の保存に取り組んでいて、ノイバラやハマナスなど日本に自生する16種のバラの原種が見られます。野生種は春に花を付け秋に実がなるということで、今回は野生のバラがどういう所にどういう条件で自生し、咲くかなどを「浜寺公園ばら庭園案内倶楽部」の方に教えてもらいながら園内の各ゾーンを回り、バラの花や香りに癒された講座になりました。(T.K)

西本願寺堺別院にあった堺県の説明書き

野生種のノイバラ 春に白い花を咲かせ  秋には赤い実がなる。

野生種のフジイバラやヤマイバラなどもあり 段々畑になっています。(山間の景)

このバラはどんな匂いかな~。(まちの景)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14期9月23日臨時講座報告

月 日 : 2020年9月23日(水)曇り時々晴れ

講座名 : 14期生臨時講座 草木、昆虫、野鳥の観察

講    師 : 植物…相原 正温 氏、桑田 幹雄 氏、 昆虫…井上 光司 氏、 野鳥…泉谷 一弘 氏

場    所 : 錦織公園

コロナ禍により7ヶ月ぶりに臨時講座を開催。密を避けるため植物・昆虫・野鳥の3グループに分かれ、少人数で行動。講師はカレッジ先輩方にご協力いただき充実した楽しい講座となりました。

・植物グループ・・・秋の花といえばハギ、細い花の茎にうすピンクの花がたくさんつくツルボ、かわいい果実をつけたスズメウリなど色々な草花を観察。長い階段を登った所にコモウセンゴケを発見。湿地や水のしみ出る崖などに生育するそうで、かわいい淡紅色の花も見ることができた。(S.N)

スズメウリ 果実はカラスウリより小さい

コモウセンゴケ 葉の表には粘り気のある腺毛が密生している

ゲンノショウコ かわいいピンク色も咲いていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昆虫グループ・・・午前は先ず【もんどり】を仕掛け、クマゼミの産卵を実物と動画で見て、枯れ枝に産卵する事を初めて知った。目からウロコでしたね。昆虫で一番長生きするのがセミ(卵から成虫になるまで6~7年)と知ってこれもなるほどなぁと納得。次にペットボトルで悪戦苦闘しながら虫かご作りに挑戦。残念ながらもんどりに虫たちは入ってくれませんでした。その後網をもって虫取りに挑戦しましたが、15,6種類ぐらいの成果でした。井上さん独特のご指導で楽しい一日でした。(S.H)

この白い所にクマゼミの卵が入っています。

ワッペンみたいでしょ コノシメトンボ♂です。

何とかできました!ペット虫かごです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・野鳥観察グループ・・・先生によればこの季節は鳥が少ない時期ということですが、エゾビタキ、コサメビタキ、キジバト、ヒヨドリなどが見られ、それぞれの体や羽の特徴、好む木、歩き方などの説明を受けました。帰り際にコゲラ、メジロ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラなど違った種類の小鳥が沢山 集まって行動する「混群」と出会い、不思議な生態を観察することが出来ました。(T.K)

「あそこに見えるのは何ていう鳥かな?」

 

 

 

 

 

14期生2月19日講座報告

月 日:2020年2月19日(水)晴れ

講座名:動物園見学

講 師:棚田 麻美先生

場 所:天王寺動物園

今日は、天王寺動物園で「動物のエサとウンチ」の講義と園内ガイドツアーです。草食動物のエサは干草や青草、野菜、ペレット(ドッグフードの動物版)など。ゾウは胃が1つの単胃動物で消化されない草がウンチにそのまま出てくる。重さはなんと1㎏ほどあるとの話。そこで標本の登場!大きく丸い!臭いを嗅いだり触ったり興味津々に観察。カバのテツオはプールから陸地に上がる時に「まき糞」をすることがあるそうで、看板に『テツオに注意!』とあったとか。これは縄張りの主張や威嚇のための行動。肉食動物のエサは牛肉(赤身)、牛レバー、馬肉など。週に1日や2日絶食日(ほとんどエサを与えない日)を設ける。野生の肉食動物は毎日エサを獲得することはほぼないため、絶食日を設けて内臓を休ませることは健康に良いそうである。それぞれの動物に適したエサの与え方を考え、どんなウンチをしているのかを毎日、観察することが動物の健康管理に重要なことである。部屋の隅に第二次世界大戦時に殺処分された動物たちの剥製が展示されていた。「動物たちの願い」と題しやむなく殺処分された動物たちがいたことを伝える紙芝居を見せていただいた。我が子のように育ててきたヒョウを戦争のため殺処分することになった飼育員の話で胸が痛んだ。猛獣処分の歴史や戦争の歴史を伝えることで平和を訴えていきたいという思い「平和だから人も動物も暮らすことができる」と施設担当者の言葉が心に響き、改めて平和と命の尊さについて考えさせられた。

いよいよアフリカサバンナゾーン園内ガイドツアーへ。水中にどっしりと座り、水面から顔だけを出し身動きせずひたすらじっとしているカバ。微笑ましい姿にほっこり気分。立派な角を持つサイ。角は自分で岩などの固いものにこすりつけて余分な部分をそぎ落とすそうです。柔らかい日差しの中、仲良くお昼寝中のライオンなど見学。動物園は子どもだけでなく大人も楽しめ心を癒してくれる場所である。また動物たちに会いに来たいと思いながら講座終了。(S.N)

【クロサイ】立派な角を見て!見て!

【キリンとエランド】私たち仲良しです☆

【見えますか?】キリン、エランド、ライオンたち

14期生2月12日講座報告

月 日:2020年2月12日(水)晴れ

講座名:環境対策施設見学

講  師:各施設担当者

場  所:舞洲スラッジセンター(大阪市建設局)・舞洲工場(大阪市・八尾市・松原市環境施設組合)

 今日は大阪市の舞洲にある下水の汚泥処理施設「舞洲スラッジセンター」とごみの焼却施設「舞洲工場」を見学して環境対策の勉強です。メルヘンチックな建物から過去には近くにあるUSJと間違えて来る人もいたとか。そんな外観はオーストリアのフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏のデザインで「技術、エコロジーと芸術の調和」をコンセプトに建てられています。スラッジセンターでは大阪市内8か所の下水処理場からパイプで送られてきた汚泥(スラッジ)を脱水し水分80%の汚泥ケーキにし、これを乾燥させ粉末状にして1,300~1,400℃で燃焼し溶融スラグにします。さらに急激に冷却して1/125の容積の砂状のスラグを作ります。このスラグは現在、夢洲(万博予定地)の埋め立てに利用しているそうです。汚泥ケーキを作る実験では、汚泥と高分子凝集剤が入った容器を手で振って水とケーキに分離させます。通常は1分間に1800回転の脱水機にかけると聞いて皆さん必死に振って汚泥ケーキを作りました。スラッジセンターの屋上からは六甲山から生駒山・金剛山までの稜線や大阪市内のビル群がきれいに見えます。海側から見られるのはここだけだそうで思わぬビューポイントに感動です。

午後は舞洲工場へ移動してごみの焼却の仕組みと公害対策の説明を聞きながら館内を見学。舞洲工場では焼却炉が2基あり1日900tの処理能力があります。ごみは燃やすことで効果的な減量(約1/15)になり埋め立てに使っています。燃焼ガスは様々な工程を経て無害化して排出するなど両施設とも公害防止に万全な対策を取っています。見学を終えて私たちが毎日出す下水やごみを処理するには、多くの労力や設備・費用が掛かっており、一人ひとりが身近な問題として減量を実践しなければならないと考えさせられました。(T.K)

スラッジセンターのカラフルな外壁。赤色のストライプは炎をイメージしています

頑張った人はうまく分離しました。上の黒い部分が汚泥ケーキです

ごみは灰になると約1/15になりますが、 もっと減量に努めましょうね

14期生2月5日講座報告

月 日: 2020年2月5日(水)晴れ

講座名: 絶滅危惧植物入門と剪定実習

講 師: 花の文化園 本田高史先生、森さん

場 所: 大阪府立 花の文化園

今シーズンで一番寒い朝、コロナウイルスで大騒ぎの中、花の文化園での講座です。講師の先生はウィルス対策でマスクを掛けての講義開始です。日本には7500種の植物が自生しており、しかももう既に絶滅したものや危惧されるものが2155種=全体の28.8%もあるとの事。大阪では2436種自生し、その10%が危険にさらされてるらしい。それでも全国平均より少ない。原因は古い時代から市街地化した地域が多い為、既に稀少な植物が減っていた可能性が高いとはあまり嬉しくない事ですね。生物の多様性は複雑な関係で絡み合っていて、一つの生物種が絶滅すると間接的に関っている生物にまで影響する恐れがあり、私達を含めた全ての生物は多様な環境があり多様な生物がいるからこそ地球上で安心に暮らしていける、故に貴重な自然を我々が守って行かなければならない・・・うんなるほど。そして、花の文化園はただの公園ではなく植物園として学術研究、植物栽培、保全、教育と知識を伝え、植物の多様性を保全する役割を持っているとの事。午後は先ずは樹木の剪定の方法を教わり、その後、園内を案内していただき、今見ごろのセツブンソウ、スイセン、ナノハナ、バイカオウレン、梅林などを観察した。そしてお待ちかねの剪定実習開始です、きょうの対象の木はキンモクセイです。4班に分かれ、先生のお話の「木をよく眺めて、目標を決めて」を守りながら、一人一人剪定ばさみを持ってキンモクセイに突進して行きました。講座生の皆さん、体験参加の皆さんも、にぎやかで楽しそうに思い思いに鋏を使って切っていました。上手く出来ましたね?寒さを忘れるほどの一日、先生方お世話になりました。(hiro)

ほんの5㎝ほどですがこれでも5年物のセツブンソウ

先生のお話をよく聞いてからスタートですよ。

猪突猛進ガール達、上手くできましたか?

14期生1月22日講座報告

月 日: 2020年1月22日(水)曇り

講座名: 野鳥観察➁と昆虫館

講 師: 泉北野鳥の会 仲淳一先生、野上豊彦先生

場 所: 伊丹昆陽池、伊丹市昆虫館

今日は座学なしの観察会です、幸い天気は曇り空です、最後まで

何とか持ってくれればいいのですが?昆陽池は古く奈良時代に築造と伝えられ、もう1200年も前です。広さ28haの街のオアシスとして親しまれている公園池です。入口の案内板に今週出現している鳥リストにオオタカも出ているなと期待しつつスタートしました。

展望デッキからはカワウ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、オオサギなどが見られ給餌池、野鳥観察橋ではカモ類が間近で見られ講座生も大喜びです。鳥たちの改めて近くで見る美しさに目とカメラに収めようと・・。コブハクチョウ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、キンクロハジロ達がご挨拶してくれ、オナガガモの給餌の為頭を水に突っ込みお尻を上げる行動、キンクロハジロの潜水パフォーマンスも面白くて皆さん見入ってました。隣の池へ移動しましたが鳥の数少なく、昔に都鳥と言われたユリカモメ、カルガモ、寝入っていたマガモも至近距離で尾羽のかわいいカールもしっかり見えましたね。ここの常連さん達の情報では今日はオオタカは未だ出ていないとの事=残念。しかし、オオジュリンが来てる、ヤブの奥でやっと姿をとらえましたが、あれが?程度で残念でした。その後、昼食は昆陽池センターをお借りしました。午後はセンターで

鳥合わせを行い、先生方ご用意のイラストを見ながら29種を確認できました。その後林の中移動、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、声ではモズ、コゲラが聞けた。カワラヒワが群れで実をついばんでる姿を見ながら先生とはお別れ昆虫館へ。まずVTRを見て、館内へ南方系の植物と飛び交うチョウ達に見惚れ、日本最大級のオオゴマダラ(この子達はホウライカガミという毒の木の葉が主食の為に敵が嫌がる)、リュウキュウアサギマダラ、ツマベニチョウ達と楽しく遊べ、満足して帰途につきました。  (hiro)

くちばしが広く、羽の色もきれいな ハシビロガモ

尾っぽが長く、鳴き声も特徴ある オナガガモ

最大級の大きさと ゆったりと飛ぶ オオゴマダラ

14期生1月15日講座報告

月 日:2020年1月15日(水)曇り

講座名:気象と天気

講  師:三橋 功治 先生

場  所:河内長野ラブリーホール

午前中は身近な気象と災害についての話です。近年台風の発生が多く災害も増えているが台風は災害の原因である。現在の技術では気象の原因は取り除けないので逃げるしかない。大雨や洪水、高潮などの警報は、管理者や発表者がバラバラなので避難情報を出す地元自治体は判断が難しいそうだ。気象の警報は気象庁が出すが、雨は時間雨量だけではなく、土壌にどれだけしみ込んでいるか土壌雨量指数によって土砂災害を警戒する必要がある。洪水は一般的な雨量ではなく河川の流域雨量により判断するといった気象警報や避難情報の発令の流れや基準についてのポイントを教わりました。災害に対しては、防災マップを見て日頃から避難路や避難場所を確認しておき、気象情報に注意して早めの避難を判断することという話に皆さん真剣に聞き入り、危険を感じたら自ら避難することが災害から命を守るために必要であると改めて感じた人も多かったようです。

気象観測は温度・気圧・風速などほとんどが機械で測っていますが、雲の観測や天気の観測、視程観測(見通せる距離)の3つは人間が行っています。雲は世界気象機関で10種類の雲形に分類されていて雲の種類を知ることで天気の変化を予測できるということです。雲の観察を期待して屋外に出ましたが、空は下層雲の積雲や層積雲に覆われていて天気の予測は出来ず皆さん拍子抜けです。部屋に戻り写真で雲の分類や種類、天気の予測方法などを解説していただき、雲の流れは一定ではなく下層雲と上層雲は逆という場合や、レーダーでは上空に雨雲はあるが下では降っていないこともあるなど天気を予報するのは難しいということが理解できました。今日の講座では天気予報をはじめ気象の専門分野でコンピューター化や機械化が進んでいるが雲でレーダーに映らないものもあるなど、人が実際に見て肌で感じて予報することも必要であるとの先生の言葉が印象的でした。(T.K)

災害から身を守るための話に皆さん真剣です。

この日の雲は2km以下にある下層雲の層積雲でした。

前日のレーダーによる雨雲の動き。 風は南東(青矢印)に吹いているが雨雲は北東(赤矢印)に流れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14期生1月8日講座報告

月 日:2020年1月8日(水)雨のち曇り

講座名:春の里山観察とお粥作り

講 師:田淵 武夫先生(富田林の自然を守る会代表)

場 所:滝谷・奥の谷

早朝の激しい雨でどうなるかと心配でしたが、奥の谷に着く頃には雨も上がり一安心。「七草粥」は奈良時代に日本に伝わり平安時代に現代の原型になったといわれています。今回は邪気を払い一年の健康を願って食べる「小豆粥」作り。春の七草の説明を受け周辺へ摘み取りに行き「せり」「なずな」「はこべら」「ほとけのざ」を採集し小豆粥にプラスし贅沢なお粥が出来上がり。男性陣が竹を間伐し「竹のご飯」用に切り落とし竹飯ごうが見事に完成。転がらないよう注意しながら、かまどの上に置き炊き上がるのを心待ちに。焼き芋も出来上がり待望のランチタイム。持ち寄った総菜、漬物など盛り沢山並び賑やかにバイキング。初めて見る人も多かった「竹のご飯」も美味しく炊き上がり、楽しく会話も弾みながらあっという間に完食。

午後からは、里山周辺を散策。里山林の生物多様性を低下させている要因として①植物の遷移による照葉樹林化②人工林の間伐の管理不十分③竹林管理の放棄などである。里山を維持するには人による保全管理が必要であり、生き物の生息環境の保全と回復への行動促進も重要であるとのこと。最後に「富田林の自然を守る会」の30年間にわたる活動内容を話していただいた。屋外での講座でしたが、皆さんのチームワークの良さで無事終了ありがとうございました。(S.N)

竹のご飯 10分ほど蒸らしてから食べてね

ランチバイキング お粥も美味しく出来上がり

春の七草探し「あった!これも七草ですか?」

14期12月25日講座報告

月 日:2019年12月25日(水)晴れ

講座名:植物が動く方法

講 師:長谷川 匡弘先生(大阪市立自然史博物館学芸員)

場 所:大阪市立自然史博物館・長居植物園

まず種子とは受精後、胚が形成される散布体であると教わる。動けない植物が子孫を残すためには、何かに頼って散布する方法がある。

  1. 風で運ばれる 綿毛でふわふわ散布するタンポポ プロペラのように回転しながら飛ぶアオギリ
  2. 水で運ばれる 海水に浮いて遠くへ散布されるゴバンノアシ 春の七草コオニタビラコ(ホトケノザ)は水の流れにのって散布
  3. 動物に運ばれる ライオンの口に絡み付き散布するライオンゴロシ 哺乳類や鳥類が果物などを食べ排出して散布
  4. 自力で運ぶ 成熟した果実が割れて中の種子を跳ね飛ばすホウセンカ

以上の「植物が動く方法」の講義を受け、まだまだ知らないことは沢山あると実感し自然に対する興味が湧きました。

午後からは、博物館の展示室を見学の後4班に分かれて植物園での果実探し。①何の散布方法か。②どの部分が散布の役に立っているか。③植物の名前は何か。などを考えながら落ちている果実を探し散策。部屋に戻り植物の名前などを調べ発表の準備を時間ぎりぎりまで熱心に取り組む。発表が始まると講師から「これは珍しいですね」と言っていただくと笑顔が広がり、不明だった名前も判明しメモを取る手も進みます。とても難しい講座かと心配していましたが、植物が子孫を残していこうとするたくましい生命力、戦略を学び生物の多様性を知る面白く楽しい一日となりました。(S.N)

①アルソミトラ→ブーメランのように空中遠くまで飛ぶ②ゴバンノアシ→海水に浮いて散布③ツキイゲ→浜を転がり散布

博物館第3展示室

果実探しで収集 鳥は黒・赤がよく見えるそうです

14期生12月11日講座報告

月 日:2019年12月11日(水)晴れのち曇り

講座名:ネイチャークラフト

講  師:三枝 茉莉 先生 (堺自然ふれあいの森)

場  所:堺自然ふれあいの森

 今日は草木染めに挑戦です。ハンカチに煮染めという方法で染めますが、「同じ木から同じようにしても同じ色になることはない、自然から出てくる何とも言えない色を味わってほしい」と先生からの説明に全員初めての経験なので皆さんワクワクです。初めに園内を散策して材料を取りに見晴広場へ。ふれあいの森は晩秋から冬の装いに代わる真っ最中。ヒサカキの実をツグミやヒヨドリが啄みイタチやテンのフン、カワラタケやヒイロタケ等のきのこもたくさんあり、見晴広場からはノスリの姿も見られ、まさに自然の宝庫です。さて、今日の草木染の材料は昨年の台風で倒れながらも芽を出しているヤマモモです。約500グラムの枝と葉をいただき、小さく切りネットに入れて鍋で煮ます。ハンカチは、ビー玉、割りばし、輪ゴムを使ってしぼりをつけます。縛ったところや挟んだところは白く残ります。皆さん思い思いにしぼりをつけ鍋の中に。自分の思ったような模様が出るか楽しみです。次は色素と染色濃度を上げるためミョウバン(アルミ)又は木酢酸鉄(鉄分)を溶かした液に浸す媒染という作業です。先生によるとアルミ媒染はそのままの色が出やすく、鉄媒染はやや黒っぽくなるとのことで、どちらにするか煮出した鍋の色を見ながら悩みました。媒染が終わると再度鍋に入れて煮ます。色合いを見て一回だけで終わる人、もう一回挑戦する人など皆さん一生懸命です。出来上がった作品を見て満足げな人や少し残念そうな人も自然の色を楽しむことができました。(T.K)

白いハンカチに輪ゴムなどでしぼりをつけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木の枝や葉を煮出した液で30分混ぜながら煮ると染まってきます。

アルミと鉄で色はこんなに違います。みんなきれいに染まりました!

14期生12月4日講座報告

月 日:2019年12月4日(水)晴れ

講座名:紅葉と冬芽の観察

講 師:大阪自然環境保全協会(理事)栗谷 至 先生

場 所:和泉シテイプラザ、宮ノ上公園

栗谷先生の本年2回目の木本系講座です。午前の座学は、まず先生の観察フィールド千里地区のここ数年の紅葉と樹木の変化をみました。そして、本題の紅葉のお話へと…。樹木の特に落葉樹では、春から、開葉→展葉→紅葉、黄葉→落葉→冬芽の1年サイクルで冬に葉を落とす前に葉の栄養分を回収する大仕事があり、その副産物で色素が作られて美しい紅葉等の景色が造られるという。美しい紅葉になる為には ①日光 ②低温 ③温度差 の3要素が必要。

では、紅葉する目的は何か? ・落葉する直前の養分の回収中の葉の組織を守るという説 ・害虫に対する戦略説などがあるが…。

結局は・・解らない? とのユーモアを交えて、チョット難しい内容もかみ砕いて教えてもらいました。午後は宮ノ上公園へ寒い中、移動して アカメガシワ、アメリカフウ(モミジバフウ)、サクラや桃山学院大学のメタセコイヤ並木を見、サクラの木肌の横筋はそこから葉が出て来る事やアキニレ、クヌギ、アラカシのそれぞれの葉っぱの違い、セイヨウトネリコの種はヘリコプター状に飛ぶ様、木枝はあの映画ハリーポッターの杖に使われた事、イロハモミジ(カエルノテ、タカオモミジ)の紅葉と緑葉の違いなどのお話を教えて頂きました。講座終了後にカワラヒワがモミジバフウの実をついばんでくれるおまけもつきました。(S.H)

きれいに紅葉した イロハモミジ

メタセコイア並木も褐葉しています

あれーっ 葉と実を 髪飾りにした人も。

14期生 11月27日講座報告

月 日:2019年11月27日(水)曇り時々小雨

講座名:ネイチャーゲーム

講 師:井上 健太郎先生

場 所:堺市立栂文化会館・西原公園

ネイチャーゲームは、自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめる自然体験活動である。自然を感じ、自然から得た体験や感動をわかちあう姿勢が大切である。今の子供たちは「何かあったらどうするの?」の言葉で、生の体験ができず瞬間的な自然界の感動を得る機会が減っているそうである。ネットで検索した画面でしか知ることができないのは残念なことである。動物あてクイズで頭の体操をしてから西原公園へ。まず「森の色合わせ」ゲーム。12色を印刷した紙を持ち3人1組で同じような色を探し出す。1人では難しいが3人寄れば文殊の知恵で手際よく協力して探し当てる。昼食後「カモフラージュ」ゲーム。植え込み、地面に隠れているものを探す。気合十分慎重に探そうと列を作って植え込みをまわる。24個も隠れていたと聞き「エッー!こんな所に」「5円玉!」等、驚きと歓声があがった。次に「森の似顔絵」ゲーム。3班に分かれモデルを決め、落ち葉などで似顔絵を作り誰の顔なのかを当てる。枯葉を沢山集め立体的にしたり、額縁を作ったりと工夫を凝らした素晴らしい作品に拍手喝采。部屋に戻り「オーディア」「フォールドポエム」などのゲームを楽しく賑やかに行い笑い声の絶えない楽しい一日となりました。

森の色合わせ:きれい!見事に合っています

カモフラージュ:探して!目を凝らして慎重に

森の似顔絵:やったね!素敵な作品できました

14期11月20日講座報告

日 時:2019年11月20日(水) 晴れ

講座名:淀川と水生生物

講  師:小 田  優 花  先生(大阪府立環境農林水産総合研究所)

場  所:生物多様性センター(寝屋川市)

今日は昨年建て替えられた生物多様性センターでの講座です。最初に生物多様性とは人間も含め様々な個性を持つたくさんの生物がほかの生物や環境とつながり合いながら存在することであるとの定義を聞いた後、生物多様性についてクイズ形式で身近な例を挙げて、食料、衣服、薬用資源、木材、水質浄化など私たちは生活していくうえで生物多様性の恵みとして様々な生態系サービスを受けていることを教えていただきました。また、淀川の淡水魚類は70種あり、そのうち49種が絶滅危惧種になっており、淀川のシンボル魚天然記念物のイタセンパラも一時絶滅の危機に陥ったが、近年ワンドの整備や外来魚を捕獲することにより増えてきたとのことで受講生も環境保全の重要性について考える機会となりました。イタセンパラは不思議な生態を持っていて、秋にイシガイなどの二枚貝に産卵管を伸ばして卵を産み付け、貝の体内でふ化し、春に泳出し、成長後、秋に産卵するというサイクルで寿命は1年と聞いて皆さん驚きの表情で熱心に聞き入っていました。

午後からは館外のビオトープ池でもんどり網を使って自然観察。ヨシノボリ、ミナミメダカ、ザリガニなど収穫は少しでしたが、イグサ、ワンドスゲ、ミクリ、デンジソウなど絶滅危惧種の植物も案内していただき、生物多様性を守るためには動植物の生息環境を守り、他の場所への移動はしない、えさを与えない、農薬をできるだけ使わない、資源を守るということを私たちが実践することが大切であると改めて認識しました。

もんどり網はこのような仕掛けになっています。
ビオトープには何がいるかなー。あそこになにかいるよ!
イタセンパラのオス(左)とメス。オスは交尾期に色が変わります。

14期11月13日講座報告

月 日:2019年11月13日(水)快晴

講座名:野鳥観察 ①

講 師:泉北野鳥の会 仲淳一先生、野上さん、奥田さん

場 所:久米田池

 JR久米田駅から1㎞歩き、久米田寺境内をお借りして本日の講座が始まりました。資料を貰って、お寺を出たらもうそこは目指す久米田池でした。府内でも最大の灌漑用ため池で、周囲は約2.6㎞。年間100種の野鳥が訪れ「野鳥の国際空港」とも呼ばれるらしい。池は水が抜かれていて、もう鳥たちでいっぱい講座生もビックリ。ヒドリガモをはじめカモ類が多くみられ、カイツブリ、カンムリカイツブリもすぐそこで潜りのパフォーマンス! 沢山の種類の鳥たちをジックリ見ていて、なかなか先へ進めませんがこれでいいんですね。そして今日は超ラッキーなんとコウノトリが来ているとの情報。ポイントでは鳥ミニストのカメラが何台も。400ヤードも先のため我々の双眼鏡では確認しずらい、やっぱりフィールドスコープで、白い体と黒い尾と風切り、赤い脚が…感激です。そして仲先生お薦めのオジロトウネンも居てくれました。そんなこんなで、午前中予定していたポイントまでの半分で昼食となった。午後も足早に進みたいがやっぱり鳥たちに見入ってしまったり、コサギとダイサギの見分け方など教えてもらいながら、本日の同定を行い37種が確認できた。最後の野鳥クイズでは10問中6問正解の人が最高点で楽しめて、ゆったりした1日でした。

ラッキー ひときわ目立つコウノトリ
オオバンとハシビロガモが仲良く採餌
きょうは何種類見つけられましたか?

14期生11月6日講座報告

月 日:2019年11月6日(水)快晴

講座名:ブナ林の保全

講 師:土井 雄一先生 ブナ愛樹クラブスタッフ5名

場 所:和泉葛城山

 標高858mの和泉葛城山は、山頂北側にブナの天然林が広がっている。本州の南限に近く、比較的標高の低い所で天然のまま残っている貴重な植物相として国の天然記念物に指定されている。ブナは、白っぽい樹皮が美しいことからシロブナとも呼ばれる。幹がやや黒っぽいイヌブナは、葉の裏面に白い毛があり別名をクロブナという。ブナの実はソバの実と似ていて三稜形(角が三つある形)で、5年から7年に1回の割合で大量の実を落とす。そのあとは極端に不作の年が続く。ブナの実の豊凶がそこで暮らす動物たちの生息数にも影響を及ぼしている。見事に紅葉した木々の中を丁寧な説明を聞きながら森林浴。新芽(若葉)を食べることができるリョウブ、サリチル酸メチルを多く含み枝を落とすと独特のにおいがするミズメなど観察。
 昼食後、ヘルメット、軍手、手鋸、準備万端で2班に分かれて間伐体験。安全作業第一で足場と周囲の確認、木の倒す方向をしっかり確認する等の指導を受ける。女性が多く心配されたが、やる気満々で元気よく作業をこなし無事間伐成功。間伐した檜を輪切りにしお風呂に入れると檜のいい香りがするとお土産にいただいた。最後にくじ引きで手作りの「杉玉」を引き当てた方も大喜びだった。これからの季節ブナ林は、黄葉から黄金色に染まり、紅葉したヤマモミジ等と共に美しい風景をつくりだすそうです。次世代の方も見ることができますようにと願いながら講座終了となりました。

秋晴れ!きれいな青空のもとブナ林へ
頑張って!受け口に切り込みを入れます
見頃!緑と黄のコントラスト鮮やか