野鳥部会の6月活動報告

活動日 : 2023年6月21日(水) 曇り 

探鳥地 : 大泉緑地 (堺市)

参加者 : 37名

観察野鳥種数 : 22種

 梅雨の合間と言っても空一面に曇が広がり、暑さもそこそこ。今日は暑さ対策への心配は無さそうだ。公園内の待ち合わせ場所には、思いの外多い37名が集った。早速、目の前の大泉池に浮かぶサギのコロニー島や、カワウが休憩する小岩に全員がフォーカス。ダイサギ、コサギ、アオサギが混成するコロニーでは雛に餌を与える親鳥の姿も見られ、頭上ではこれらの大きな鳥が飛び交っている。水面は時々カイツブリが顔を出すだけで静かだ。

 小鳥の森である水流エリアに入るとシジュウカラやスズメの幼鳥が枝を飛び回っていた。どうやら親離れは済んでいるようだ。これだけの観察者数となると飛び回る小鳥を全員が同じく見られるということは難しい。カワセミやコゲラを見たのは少数の人だけであった。

 加呂登池では今日もオオヨシキリが元気に囀ってくれていた。オオヨシキリの情報は昆虫部会の人達から聞いていたこともあり、同じ所に居続けてくれていて、ほっと! そして、風で揺れる柳の梢で揺れながらひっきりなしに大口で鳴くこの鳥の執着に愛おしくさえ感じる。この池では他にカルガモ、バンの親子、カワセミ2羽、 此処では全員ゆっくりと昼食を挟みながら観察。カワセミのダイビングキャッチも見られ、頭上ではツバメが多数飛び交っていた。

 最後の頭泉池ではハクセキレイやアオサギの幼鳥、成鳥の他にこの季節では珍しいオカヨシガモ1羽、オオバン一羽を見つける、仲間と離れたこの二匹には何があったのだろう・・・。公園外の田植えの終わった水田では、ダイサギ、コサギがうろうろ歩き回りアオサギ2匹は下を見て静止したままそれぞれの形で餌を求めていた。(M.K、写真K.T)

*各写真をクリックすると200%に拡大し、解像度も上がります。

カワウと亀の休憩所

目の前を横切るバン

大きな口を開けてオオヨシキリ

カワセミの幼鳥?

小魚をキャッチ

餌を探してダイサギ、コサギ

成鳥のアオサギ

残されたオカヨシガモ