石ころ部会の10月活動報告

月 日 : R4年10月28日

場 所 : 大阪府泉南郡岬町 みさき公園周辺(長松自然海浜)

参加者 : 18人

活動内容 :

 快晴のハイキング日和、今回も先月の犬鳴山と同様、佐藤隆春先生にご同行頂き、和泉層群の地層と石ころの観察である。南海みさき公園駅から北に向かい10分で長松自然海浜に到着。先ずは磯に降りて石ころの観察である。次いで海浜道路を西方向に歩きながら、落石防止用に張られたネット越しではあるが、先生の案内で、切り立つた崖の地層を要所 要所で観察した。泥岩・砂岩の互層や地層の傾斜、構造などが何とか確認できた。観察のポイントを先生の解説や関連情報を参考に以下にまとめてみた。写真はいつものように佃さんのお世話になった。潮風が心地よく、実に楽しい自然史ハイキングであった。

観察のまとめ

  • 同定できた石ころは、砂岩、泥岩、礫岩、チャート、流紋岩、花崗岩の7種であった。量的には砂岩とチャートが多かった。
  • 和泉層群は中央構造線に沿って四国の松山から和泉山脈まで分布している。
  • 約7000万年前に礫岩、砂岩、泥岩が堆積したもので、厚さは最大7000mあるようだ。
  • 成り立ち: 深海において平時に土砂が堆積することはないが、それまでに浅海斜面にに堆積していた砂や泥が数十年~数百年に一度の大地震により混濁流となり深海に流れ込んだようだ。先に重い粒子から沈殿し砂岩に、遅れて軽い微粒子が沈み泥岩になる。
  • 今回、観察できたこと: ① 地層の勾配: 概ね東側に30°程度の傾きがあった。これはその地点から西側に進めば更に下の地層を見ることを意味する。地層全体が30°傾斜していると仮定すれば、西側に1㎞歩けば500m下の地層を見ることになる。

② 級化構造:1枚の地層でも粒子サイズに上下のグラデーションがあった。

③ ソールマーク: 砂岩の下層が露出した部分を見る(触る)と手の平大のふくらみがあった。海底で大きな石が流れ込んだ際、泥の層を転がった痕跡のように思われる。

④ 礫岩層内のチャート: 大峰山・大台ケ原方面のチャートや石ころが何等かの経緯で流れ込んだ可能性が大。理由は、大峰山は秩父帯(1.5億年前)のチャートの山であるが、組成などがよく似ていること、北摂の丹波帯のチャートを除けば和泉層群の周辺にチャートの地層がないこと等である(要検証)

  • 砂や泥の堆積物が何故、固い岩石になるのかの疑問に対して: 堆積後の経過年数(和泉層群は約7000万年、二上層群は約1500万年、大阪層群は未だ300万年)が関係するであろう。また、シリカ成分を含んだ地下水が岩石の割れ目から侵入し、砂や泥の粒子間に浸透した場合、それがセメントの役割をしていることもあろう。(I.S)

    長松自然海浜: 石ころの観察(7種の同定ができた)

    和泉層群の分布と地層の観察

15期生10月26日の講座報告

年月日:2022年10月26日(水) 快晴

講座名:ブナ林の保全

講師 :土井雄一先生(ブナ愛樹クラブ代表)・スタッフの皆様

場所 :和泉葛城山

今日も快晴、天然記念物のブナの自然林がある和泉葛城山へ向かう。山頂へのルート変更で到着時間が遅れてしまったが、土井先生やクラブのスタッフの皆さんに笑顔で出迎えてい頂いた。今日のスケジュールやブナ林の現状、見所などの説明を受けて早速ブナ林の観察へ出発。ブナの葉は縁が波形で、くぼんだ所に葉脈(7~11対)が向かっており、樹皮の質感と模様、果実は「ソバグリ」と呼ばれるようにソバの実に似ているなどの特徴でブナの木を見分ける。近年は温暖化などの環境の変化で充実した果実が非常に少なくなっているそうで、見学の途中で200個ほど集めたブナの果実を水に入れて実生に使えるか調べてみたがすべての実が浮いて使える種子は無かった。天然記念物指定区域内のブナには番号が付けられており約800本のブナが有る。ここの大きなブナは樹齢300年未満で白神山地の木の方が大きいそうだ。

昼食後はブナ愛樹クラブの作業小屋に移動しひのきの間伐体験をした。林業事故の多くは伐採の時に起こっているそうで、危険回避の大切さを学んでとりかかった。まずV字型の受け口を作り、追い口から交代しながら鋸で切っていき、全員で「ゆっくり ゆっくり」と声を掛け合い、安全に切り倒すことができた。

最後に切り倒した木を各自玉切り(輪切り)にし、竹べらで皮を剝き、お土産にもらって帰った。帰宅後、湯船に入れ香りを楽しんだ人も多かったのでは・・・     (U.T)

腰を低く、鋸は引くと時に力を・・それが難しい!

「弾けたばかりのブナの実」・・まさに「ソバ栗」

樵歴?!年のベテランの風格が

倒した木を輪切りに・・「しっかり押さえとってや!!」

山歩き部会の10月活動報告

実施日 : 10月26日(水)晴れ

行き先 : ダイトレ 岩湧山 ( 標高900ⅿ)

コース : 滝畑ダム登山口バス停 ~ 岩湧山(昼食) ~天見駅

参 加 : 23名

 秋晴れの素晴らしい天気である。これが災いし往路のバスが超満員。岩湧山頂上のススキ野原をテレビで紹介したらしい。出発の20分前に来ても座れず、発車時には積み残しが出るほどの超満員である。コロナ対策はマスクだけで定員オーバーの状態で出発した。

 バス停からはダイトレ道を進む。標高差700mを2時間かけて登る。頂上は、一面のススキの原っぱである。大勢の登山者で満員である。昼食をとり、集合写真を写し、ダイトレ道を下る。下りも長い。3時間かけて天見駅に着いた。お疲れ様でした。(Y.Y 写真M.K)

岩湧山 1班

岩湧山 2班

頂上

途中2

途中1

15期生10月19日の講座報告

年月日 : 2022年10月19日(水)快晴

講座名 : 自然の宝庫

講 師 : 箕面観光ボランティアガイドの皆さん

場 所 : 箕面公園・箕面公園昆虫館

ここ箕面公園は滝と紅葉で知られており多くの人に親しまれている。そして1100種の植物、3000種を超える昆虫が生息する豊かな自然環境が有る。今日はこの箕面公園で野外学習ですが集合場所に来るのに利用する交通機関の運行見合わせの事態が発生。でも、熱心な皆さんが何とか集合出来て1時間遅れとなったが、澄み切った秋晴れの下、箕面大滝を目指してスタート。

ボランティアガイドさんから、明治43年に箕面に開園した動物園、富くじのはじまりは瀧安寺、全国素人囲碁大会の会場となった梅屋敷、珍しい活断層の露頭、オカメ岩やライオン岩等々箕面滝道にまつわる話を聞きながら2.8kmを歩いて箕面大滝に到着。滝つぼにかかっていた虹を見て清々しい気分になりました。

昼食後は坂道を下って森林浴をしながら、身近な昆虫、見たことのない虫や綺麗な虫などいろいろな昆虫が展示されている箕面公園昆虫館へ。放蝶園ではオオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラなど十数種類の蝶が飛び交っており、吸蜜の様子など間近で観察と写真を撮ることが出来て楽しい時間となった。最後にここの名物であるもみじの天ぷらの材料はおたふく葉と呼ばれるモミジ葉で一行寺楓という種類の木の葉で、この近辺のもみじ葉ではないそうです。是非また、紅葉のシーズンに来ましょう。 (T・O)

珍しい活断層の露頭がみれる

落差が33mの箕面大滝をパチリ!

水色のマダラ模様が美しいリュウキュウアサギマダラ

日本産シロチョウ科で最も大きいツマベニチョウ

野鳥部会の10月活動報告

実施日 : 10月19日(水)

探鳥地 : 鉢ヶ峯(堺市)

参加者 : 30名

観察種数 : 23種

 雲一つない秋晴れの好天気に恵まれ、久し振りに多勢の観察会となった。スタート地点の法道寺境内の樹木は紅や黄色に移い始めている。その梢にとまるシジュウカラを見上げ、近くの上池ではカイツブリ、アオサギを見るがまだカモ類はやってきていないらしい。集落に入るとハクセキレイ、ヤマガラ、ホオジロ、イソヒヨドリが民家の屋根や庭先にとまり、茂みではウグイスの地鳴きが聴こえる。 集落を抜けると一面に田畑が広がり、稲刈りの済んだ田圃には十数羽からなる群れのケリ、カワラヒワが舞い、スズメの集団はあちこちに飛びまわっている。

 満開のコスモス畑に囲まれたコスモス館で早めの昼食をとり、午後は、その前の畑に留まる数羽のノビタキを真近に観察することから始まった。ノビタキは作物や杭の頂に永くとまっていてくれ、暫く全員釘付け状態。この季節ここ鉢ヶ峯を通過するノビタキは頭は黒くお腹は褐色に衣替えした姿となる。この鳥に出会えたことはラッキーであったし、皆さんの期待が叶いほっとした気持ちも・・・

 さらに奥の内河池では、情報が入っていなかったオシドリの大群が遠く池の奥に見ることができ、思わぬ幸運。遠すぎて望遠鏡でもよく見えないとのボヤキもありましたが、この鳥は人一倍(鳥一倍か)警戒心が強く近くで観察することはなかなか難しい鳥です。日本の寒い所で繁殖し、大阪へは比較的早く越冬のためやってきます。毎日のようにここに来ているというバードウォチャーに聞けば、もう半月位前から来ていたとのことでした。 その池までの行き帰りに出会ったイワツバメ、カルガモ、メジロ、モズ、キセキレイが加わり今日の鳥合わせとなった。 気候的には申し分の無い最高の秋日和でした。(M.K,写真 K.T)

ホオジロ

ケリの群れ

カルガモ

ノビタキ

高鳴きするモズ

ウォーキング部会の10月活動報告

実施日 : 2022年10月13日(木)

行 先 : 山の辺の道(南)コース

参加者 : 33名

 久しぶりの例会、季節も良くなりウォーキング日和となった。 天理駅を出発して「山の辺の道」南コースを歩いた。 「山の辺の道」は案内板やトイレ、休憩所などが整備され歩き易い行程となっている。 古社寺、古墳などを通りながら、眺めの良い所からは大和平野や生駒の山並みがきれいに見えた。 実りの秋、田んぼでは黄金色に実った稲穂が収穫の時期を迎えていた。 柿の木畑で農家の人々が色づいた柿を収穫している様子も見られた。 無人販売所が所々に設置されており、柿やミカン、野菜などが並べられ立ち寄って購入している人もいた。 11kmほどのコースを午後3時頃ゴールの巻向駅に着いた。(M・A)

 

吟行部会の10月活動報告

第122回吟行部会報告

実施日 : 令和4年10月15日

吟行場所 : 和泉リサイクル環境公園

句会会場 : 和泉シティプラザ運動室

参加人数 : 12名

 10月初旬までの30度を越える残暑も一段落、吟行当日は 爽やかな秋晴れの下、リサイクル公園へ。最寄りバス停より車を避けながら道の端を歩くこと20分、うっすら汗を浮かべながらも無事到着。 目の前に満開のコスモス畑が広がっている。土曜日ということもあり、たくさんの人たちに混じり園内を巡る、立派なコスモスの群生に胸の辺りまで浸かり散策。青空とコスモスのコントラストが美しい。 その隣には 真っ赤なコキア(ホウキギ)ふわふわの丸いフォルムが一面に燃えているよう。なんとも迫力がありつつも可愛らしい! 皆な、いい句がたくさんできますように…。

 昼食後、句会会場に。吟行部会始めての試みとして、堺市で俳句指導されている楠本義雄先生をお迎えしての句会。初めは少々緊張気味だったものの、的確なご指導、普段は添削や評を頂くことが難しい当句会にいい刺激を頂きました。先生の温かいお人柄と皆さまのご協力に救われて和やかに句会を終えることができました。(M.M)

◇当日参加者の代表句◇

※10月度兼題:長月 苅田 串柿 火恋し

 *車行く右も左も刈田かな      尚文

 *十三夜濡れて荒磯光ゆれ     たけみつ

 *彼岸花恋の初めは通せんぼ    洋々志

 *秋祭り綱曳く子らも豆絞り    まさこ

 *藁の香は幸せの香よ新刈田    ゆき雄

 *かつらぎの朱き季節や柿簾    美枝子

 *地車のバチや心臓持っていく   流以

 *二度見するスーツ姿の案山子かな   河笑流

 *ひこばえの急いて穂を出す苅田かな   都史子

 *無人駅フェンスに絡む蔦紅葉   ふじ乃

 *向き合いて畚いっぱいの柿をむく   楠子

 *長月や夜を跨ぎて読み耽り    万未知

◇当日句◇

 ☆特選    *コスモスの万の色映え蒼き空    ゆき雄

 ☆入選    *コスモスの海に葛城ぷくり浮く   都史子

         *蒼天や火の玉のごと草紅葉    楠子

15期生10月12日の講座報告

年月日 : 2022年 10月 12日 (水)  曇り

講座名 : ウミウシ観察

講   師 : 田中 広樹先生 (大阪自然環境保全協会)

場   所 : 城ヶ崎海岸(和歌山市加太)

  今日は和歌山市加太・城ヶ崎海岸でのウミウシ観察。潮が引くのを待つ間、東屋でウミウシについての講義を受ける。ウミウシとは殻が無くなった巻貝の仲間で軟体動物。磯・干潟はもちろん水深100mを超える深海まで多種多様なウミウシが暮らしている。多くは体長数ミリから数センチだが、中には50cmを超える物もある。美味しくない餌を食べて、美味しくない体にして外敵から身を守っているなど変わった生態を学んだ。

講義の後は磯に降りて、ウミウシの探し方、岩場での注意点などの説明を受けて、いよいよ観察会の始まりだ。 あちこちに散らばり、潮溜まりの前にしゃがみこみ、石をひっくり返している。皆一生懸命探すがなかなか見つからない。やっと「これはウミウシです」との先生の声に、周りにいる講座生が集まって、初観察にワイワイガヤガヤ。ルーペをあてて見たり写真を撮るのに忙しい。ルーペで見ると、触角を出し牛のようにゆっくりと動く姿に「可愛い!!」の声が上がる。 その声に触発されたのか、その後はオカダウミウシ、イズミミノウミウシ、ツヅレウミウシ、アカボシウミウシなど、次々見つかり12種類のウミウシを観察した。また、イズミミノウミウシとオカダウミウシの卵、それに珍しい種類のイズミヨツマタウミウシも観察出来た。             城ヶ崎海岸の豊かな自然に感動! 楽しませてくれたウミウシ達に感謝!      (S . Y)

この石に居るかな?ウミウシ探し

石に付いてるトトロウミウシ

 

イズミミノウミウシの卵、いっぱいだ!

アカボシウミウシ・好物はオカダウミウシだって!

イズミミノウミウシ・動くとヒラヒラかわいい

丸っぽくなく細長いヤツミノウミウシ

昆虫部会の10月活動報告

日  時 : 10月11日(火)10:00~

場  所 : 奥の谷(富田林市)

参加人数 : 12名

活動内容 : 奥の谷で秋晴れの好天のもと12名の方に参加していただきました。 また富田林自然を守る会代表の田渕さんも顔をだしてくださり、快く場所をお借りすることができました。 奥の谷を起点に2方向にわかれ昼食時間まで網を振り回し、レンズをむけ、上手くいったりいかなかったりと時間を忘れて採集することができました。 昼食後、皆で同定作業。判断のむつかしいものも和気あいあいと、これかな?こっちかな?と図鑑とにらめっこ。ようやくほぼ同定が完了しました。 その後、来期の活動予定地を話し合い、決めることができました

 今回、採集およびカメラで写せた昆虫、目視できたものを挙げています。

アオスジアゲハ、ミヤマアカネ、ミドリヒョウモン、イシガケチョウ、ウラギンシジミ、クツワムシ、コミスジ、クモヘリカメムシ、コバネイナゴ、マルバネシリアゲ、ヒラタアブ、ガンマキンウワバ、セイヨウミツバチ、キタキチョウ、アミガサハゴロモ、ショウリョウバッタ、テングチョウ、ムツボシテントウ、オオカマキリ、ヤマトシジミ、マガリキンウワバ、ウスバキトンボ、オニヤンマ、トックリバチの巣、センノキカミキリ(死)、マユタテアカネ、ルリタテハ、オオカマキリの卵、スズメバチ 以上29種 (K.T)

イシガケチョウ:イシガキチョウともよばれる。南方系の蝶だったのが、温暖化の影響?で勢力を広げている。

コバネイナゴ:体の側面にこげ茶色の筋。翅は短く腹端を超えない場合が多い。

マユタテアカネ:顔に眉の様な黒い紋があることから名前がついた。

写真部会の10月活動報告

実施日  :  10月12日(水)

行 先  :  大阪狭山コミュニティセンター

参加者  :  7名

久しぶりの写真部会の勉強会です。部会担当の廣川理事も特別参加され、各人5枚の作品を全員で互選し全作品につき意見交換しレベルアップをはかった。すばらしい作品が多く互選上位6名の作品を紹介します。

15期生10月5日の講座報告

年月日:2022年 10月 5日 (水) 曇り

講座名: こだわりの草木染

講師 : 水谷 道子 先生 (水谷草木染)

場所 : 飛鳥歴史公園館・高松塚古墳と壁画館(奈良県明日香村)

 

森林インストラクターである水谷先生は古代の手法で草木を使った染色をされおり、染色の原料、道具の無い時代の古代の人たちの染色手法を分かりやすく解説頂いた。

太古より布を染めて使っていたが、色を楽しむだけでなく、夏には藍染めを着て蚊を寄せ付けないよう、秋は栗で染め漆かぶれを防ぐ等実用的にも活用していたそうである。

模様の付け方・染色素材と発色についてのレクチャーを受け、バンダナサイズの布で染色に取り組んだ。布を棒に巻き付けたり、蛇腹状に畳んだりして板締め、てるてる坊主状に輪ゴムで縛るなど好みの柄を準備して、いざ染め作業に。

アカネ(深紅)、タマネギの皮(金茶)、栗のイガ(茶色)の他に、びわ、すもも、セイタカアワダチソウなど6種類の煮出し染液が準備されていて、浸け込んだりお玉で染液をかけたり真剣そのもので取り組んだ。

染め上がったそれぞれ自慢のバンダナを手に笑顔で記念撮影をした。明日香のおもてなしのおはぎを頂戴して終了した。

午後は高松塚壁画館の担当者の方に高松塚古墳と壁画館をガイドして頂き、壁画に描かれている内容が良く分かった。古代の草木染と古墳見学で少し古の風を感じた一日でした。     (U.T)

真剣に説明を聞いて。

白い布をもらいさあ準備開始です。

しっかり染まるまで時間をかけて浸します。

染める度に水洗いするのが大事!

植物部会の10月活動報告

月 日 : 10月5日(水) 

観察場所 : 金剛山黒栂谷道

参加者 : 16名

 明け方までの雨が止み、昼間は曇って昨日までの暑さから穏やかな気温に変わるとの予報で、先ずは金剛山登山口から気分よく出発。 スタート地点近くの道路ではカゼクサの穂に雨露が残り、それこそミズタマソウが群生しているかのような光景。 登山道沿いは秋の草花が真っ盛りだ。 シュウカイドウの紅い花がしばらく続くと、その先はツリフネソウやカナムグラの花が一面に広がる。そしてメヒシバ等のイネ科の花に混じってアキノタムラソウやミズヒキ、キンミズヒキ、ボントクタデ、イヌタデ、ハナタデ等タデ科の花やヨシノアザミ、ヤブマメ、ツルニンジン、メナモミ、コアカソ、シシウド等の花が彩りを添える。 歩を進めると沿道は里の花から山の花に変わった。 山側の崖にはケシロヨメナの白い野菊があちらこちらに、そして楽しみにしていたサラシナショウマやジャコウソウの花も未だ残っていた。

 黒栂谷林道に入ると、今度はタデ科に混じってシソ科の紫花が目立ってきた。 ナギナタコウジュやアキチョウジ、イヌコウジュなどの花は小さいが色は綺麗だ。 見栄えのするキク科のノコンギクやヒヨドリバナに加え地味なヤブタバコやシュウブンソウの花も随所に。 タデ科では新たにハナタデ、ミゾソバ、ミヤマタニソバ、タニソバ、アキノウナギツカミの花が加わる。 ハダカホオズキやアメリカイヌホオズキ、アカネ、ヒヨドリジョウゴの実はまだ青い。 今回のメインであるアキギリやアケボノソウの花も林下各所に見つけ、セトウチホトトギスと隣り合ってシロバナヤマジノホトトギスが咲いていたのは幸運でした。 昼食後は更に川に沿って登ると、次々に現われるシラネセンキュウの白い花が暗い谷間に浮かび、絵になる景色に感動。オタカラコウの大きな黄花もそれにも負けじと目立っている。 そして灌木のミカエリソウの花を最後に林道を折り返した。 その近くで見た不思議な球形の実はその後ナベナの実と判明。帰路では、行きに見落としたカラスノゴマの群生も見つかり、これでほぼ用意した植物リストをクリアー、否それ以上。 今回は3年前に比べ2週間程時期が早くなり、植物生態の違いがよく分かる観察会となった。 (M.K)

サラシナショウマ

ジャコウソウの花

アキギリの花

アキノウナギツカミの花

ハダカホオズキの実

ナベナの実

オタカラコウ

セトウチホトトギス

セトウチホトトギスとシロバナヤマジノホトトギス

ケシロヨメナとツリフネソウ

マップ作り部会の9月活動報告

日 時 : 2022年9月26日

場 所 : あまの街道陶器山尾根道(陶器山トンネル上の休憩所~大野台西住宅地付近をABCに区切り一年間定点観察する)

参加者 : 10名

マップ作り部会は7,8月は夏休みなので6月27日以来の開催である。天気にも恵まれ休憩所から観察を始める。

暑い夏を越え、引き続き咲いていたのはA地区-小さな黄色の花のオニタビラコ。全域でオオバコ(大葉子)、ヒメジョオンの花を見る。 草本で新たに観られたのは  

<マメ科の特徴的な蝶型の花> A地区-赤紫色のヤハズソウ(矢筈草・斜めに側脈が並んでいるので、葉先を引っ張ると切り口が矢筈の形になる)B地区-白い旗弁にくっきり紅い斑紋が入っているネコハギ。C地区-黄色いタンキリマメ(痰切豆・つる性)は全体に毛が多く、また葉の形(葉先の方が幅が広く、3つの小葉はほぼ同じ大きさ)でよく似たトキリマメ(葉の下部の幅が広く3枚の葉のうち頂小葉が一番大きい)と区別出来る。紅紫色のつる性のクズの花は終わりかけ。アレチヌスビトハギはABC全域で見られたものの数はそう多く無かった。

<イネ科> A地区-バラバラと小穂が付いたノガリヤス。細い小穂を数本、掌状に付けたメヒシバ(AC)、葉が特徴的なチヂミザサ(AC)、猫じゃらしと云われるエノコログサは全域で。 B地区-シマスズメノヒエ(棒の様な小穂に黒い点が筋の様に見えているのは黒い葯)。ススキ。 C地区-黒い刺毛が円柱状に付いたチカラシバ、陽が当たると美しいキンエノコログサ。 イネ科は秋の花の季節で色は地味だが姿は多様。特にA地区で色々見ることが出来た。

<ツユクサ・露草>全域- 鮮やかな青色の花が美しい。雄蕊は6本で下の長く伸びた2本が花粉を出す完全雄蕊。真ん中に黄色い小さな花の様に見えるのは短い仮雄蕊だ。

<オシロイバナ>BC 部会員に教えられ名前の由来を初めて見る。C地区の外れの空き地には群生していて、一日花で花はしぼんでいるが意外に大きな黒い種子を付けていた。堅い殻を割ると中には白い実があり、潰してもむと直ぐにきめの細かい粉となった。驚きである。

<その他> A地区-コミカンソウ(早、小さな実を付けていたがまだ青い)、ミズヒキ、ヨモギ。 B地区-オオアレチノギク、あまり馴染みの無いズルカマラ(ナス科)など。 C地区-アメリカアサガオ(薄青紫色の小ぶりなアサガオ)、アキノノゲシ、イヌタデ、オッタチカタバミ。カラスウリの茎がうねうね捩れ膨らんでいるのはウリウロコタマバエによる虫えい(カラスウリクキフクレフシ)、カヤツリグサ科のカヤツリグサとヒメクグ、小さな淡紅色の花が可愛いキツネノマゴ(狐の孫・花後に果穂が伸びて目立つ様を子狐の尾に見立て名付く)、キンミズヒキの群生、コセンダングサ、ヒカゲイノコヅチ、ヒナタイノコヅチなどを見る。

木本で花が咲いていたのは A-モチツツジ、AB-マルバハギ、B-アオツヅラフジ(つる性)、C-ハギ-、そして漏斗型の薄紫色の花のクコ。  7月には花や実を沢山付けていたニワウルシやアカメガシワは静かな佇まいに戻り、確認していたガンピの実が解らなくなってしまった。全域で見られたサルトリイバラの実は大きくなっているがまだ青い。前回花盛りだったトウネズミモチは小さな薄緑色の実をたわわに付け、緑色の葉との対比がとても美しい。人気だったのが大きなマテバシイ(馬刀葉椎)の実。タンニンが少ないので下処理が要らず、そのまま炒って食べられるのだそうだ。

これから秋がだんだん深まり、さらに楽しい部会になるだろう。   (文・写真 Y.M)

ツユクサ

キツネノマゴ

クコ

オシロイバナの実①

オシロイバナの実②

トウネズミモチ

石ころ部会の9月活動報告

月 日 : 9月30日

場 所 : 泉佐野市 犬鳴川渓谷

参加者 : 22人

活動内容 :

 季節は既に秋。快晴に恵まれ絶好のハイキング日和。JR日根野駅よりバスに乗り替え30分で犬鳴山バス停に到着。温泉街を通り抜け、参道を進めば渓谷の絶景が目に飛び込む。大きく斜めに傾いた巨大な地層の露頭に息を飲む。森の緑、川のせせらぎ、滝の音に気も和む。さすが「大阪府緑の百選」に選ばれたハイキングコースである。山道を歩くこと小一時間でゴールの「行者の滝」に到着。ひんやりとした滝のしぶきが心地よい。これより引き返し、地層について佐藤先生に簡単に説明をしていただく。地学への好奇心も刺激され、少し若返った気分。「足腰痛み除けの韋駄天」や「ボケよけ不動尊」などにしっかりと願をかけ、犬鳴山バス停に戻る。その後、温泉につかり命の洗濯も出来た。いつか、また来てみたいところである。

 佐藤先生の解説や地学関連の書を参考に観察のポイントを以下のようにまとめてみた。

  • 大阪の南に連なる和泉山脈(犬鳴山渓谷を含む)は主に和泉層群と呼ばれる地層で、約7000万年前に形成された。
  • 犬鳴山渓谷は海底に堆積した礫や砂や泥が長時間かけて固まって岩石になり、その後の地殻変動により隆起して山となり風化と浸食を受けて現在に至っている。その下には花崗岩の基盤がある。
  • 海底では数十年から数百年に一度の頻度で起きる混濁流の流れ込みにより泥岩や砂岩が互層となって新たな地層が生まれる。混濁流の原因は主には大地震であり、地層の枚数や厚さは地震の回数や強度を反映していると思われる。地層の厚さは最大7000mもあるという。
  • 当地の礫岩には砂岩,チャートの石ころが入っている.これらは現在の地質分布でみると南の大峰山や大台ケ原方面から流れてきたようである。(南側の地層は和泉層群より更に以前に形成されていた)
  • 当地の礫岩を観察すると砂岩や泥岩等の他にチャートが混じっている。チャートは放散虫のケイ酸質の殻が堆積して石となったもので、その殻の形状には年代毎の特徴があるので、顕微鏡で観察すれば礫に含まれる石ころの年代がわかる。(それが約1.5億年前なら大峯・大台ケ原の地層)  (文と写真 I.S)

    犬鳴山渓谷の散策

    泥岩・砂岩の互層 と 行者の滝 と チャート含有の礫岩

15期生の9月28日講座報告

年月日 : 2022年9月28日(水) 曇り

講座名 : 粘菌観察

講 師 : 川上 新一先生(和歌山県立自然博物館)

場 所 : 堺自然ふれあいの森

今日は「ねんきん観察」である。”ねんきん”と聞くと我々の年代の者は「年金」と思ってしまうが、馴染みが薄い「粘菌」である。粘菌は動物でも、植物でも、菌類でもなく、アメーバ動物に属している生き物である。変形菌は色や形が多様で世界では1,000種以上あり、日本には600種以上が存在している。粘菌は朽ちた木や腐葉土を生息場所にして、子実体や変形体が見つけられなくても、肉眼で見えない粘菌アメーバが生息しています。餌は主にバクテリアや菌類、キノコや酵母。胞子の分散は風や雨そして甲虫やダンゴムシ、トビムシなどによって運ばれることも有る。粘菌のライフサイクルは子実体→胞子→発芽→粘菌アメーバ→遊走子→接合子→小さな変形体→変形体→子実体形成となる。以上、粘菌の基礎知識の講義を受け午後から粘菌探しに挑戦した。

簡単に見つかると思ったのは大間違いで「これが粘菌だろう!」先生からは「これはキノコです」「残念菌糸です」との答えばかりなので本気モードに切り替えて探して、やっと「あっ、これは粘菌です」の声を聞くことが出来た。最終結果、今日は5種類の粘菌を見つけました。最後に顕微鏡で粘菌の観察や粘菌図鑑の綺麗な子実体などの写真を見て、摩訶不思議な世界に引き込まれて、新しい自然を発見した一日でした。(T・O)

オートミールで飼育中のイタモジホコリ

今日1番目に発見されたキウツボホコリ

見つけた粘菌の撮影に行列が!

イソギンチャクのようなエダナシツノホコリ

15期生9月21日の講座報告

年月日 : 2022年 9月 21日 (水)  曇り

講座名 : ウミホタルの観察

講師  : 山田 浩二 先生 (貝塚市立自然遊学館)

場所  : 大阪府立青少年海洋センター ・ せんなん里海公園

  初めての夜の講座。海洋センターにてウミホタルの構造と生態を学ぶ。ウミホタルは体の直径が2~3ミリのミジンコに近い動物プランクトンで、日本近海のウミホタルは我が国固有種だ。昼間は砂の中、夜間にエサを求めて海中に泳ぎ出す。ウミホタルは、身の危険を感じた時や求愛の時に、体内に蓄積していたルシフェリン(体内では黄色)と酵素のルシフェラーゼを放出する。それが海中の酸素と反応して青紫色に発光している間に、捕食者から逃れるそうだ。

講義の後は、いよいよ観察に出発。それぞれ手作りの仕掛け容器を持って暗くなった砂浜に!風が強く、海は波立っているので、仕掛けは桟橋の風下側に設置する。中には仕掛け容器に海水が入らなかったり、紐が絡まったりして、海底に沈めるのに四苦八苦している受講生もいた。 待つこと20分。容器を揚げて見つめるが確認出来ない。でも、容器の中の海水を地面に撒くと、キラキラ青く光るウミホタルが見える!動いている!あちらこちらで歓声が!! 数は少なかったけれど、実物のウミホタルを見る事が出来て感動した。                                              (S . Y)

ウミホタルについての説明です。

容器は底に着いたかな?

キラキラ青く光るウミホタル

ルーペで見たウミホタル、黄色いのがルシフェリンです。

吟行部会の9月活動報告

第121回 吟行部会報告

実施月日 : 令和4年9月17日(土)

実施場所 : 堺駅から旧堺燈台

参加者 :  11名

  2~3日前からの台風情報で気が揉めましたが当日は 曇天ではありましたが、少し強めの秋風も心地よく感じられ 南海堺駅から徒歩で大浜公園へ、公園に通ずる橋の欄干で旧堺港を見つめる「南蛮人」に挨拶 その向こうに「龍女神像」が見える。 遊歩道の先には旧堺燈台 対岸には南蛮貿易で栄えた堺旧港の日本最大級の「壁画」、 6.96mの日本一 低い山『蘇鉄山」に登頂等々 大浜公園を巡り堺駅に戻る。 各々昼食を取った後 ニコニコカルチャースタジオで句会、2か月ぶりの部会、お天気にも恵まれ? 海風も楽しく感じました。   (M.H)         

当日参加者の代表句 (欠席者投句 1句)   (兼題) 「燕帰る」 「蓮の実」 「墓参」 「秋の暮」

* 敗荷やカメラ構えて立ち止まる       尚文

* 燕去る空の巣残し我残し           たけみつ

* モノクロの木立を覆う星月夜          洋々志

* 晩夏の森音吸ひ尽す苔の森         まさこ

* 秋雲や葛城二上信貴生駒           ゆき雄

* ふる里の言葉に戻る墓参          美枝子

* ひと漕ぎのペタルが走る秋の暮        流以

* 秋の暮施設の窓のシルエット          河笑流

* 風の色高野を巡る女人みち          都史子

* 点鬼簿に兄の名記す墓参り         ふじ乃

* 父知るは五指にも満たず墓参り       楠子

* 著変なし夕げ漂う秋の暮          万未知

当日句   特選

* 秋を背に湾に凛々しき龍女神      流以  

* 身に入みて昔日の燈我照らす       たけみつ

15期生の9月14日講座報告

年月日 : 2022年 9月14日(水) 晴

講座名 : 金剛山の植物

講 師 : 神山 善寛 先生

場 所 : 金剛山 黒栂谷

登山口近くの広場で「金剛山の植生」「植物と動物」「植物の分類」「花の構造」などの簡単なレクチャーを受けて出発です。

植物にとって花は生殖器で種子を作るのに都合の良いように出来ている。自家受粉を避けるために、ツリフネソウはマルハナバチが入り易い形でギリギリのサイズである。ジャコウソウは花びらの裏側に、アケボノソウは花びらの中程に緑色の密腺があるなどアリを寄せる仕組みを持っているそうである。苞から花が出ようとしているシラネセンキュウ、地面を這うアカネ(根は染料になる)3種類のホトトギスの見分け方など丁寧な説明をして頂いた。珍しい花々と熱心な講義で受講生から次々と出る質問に、色々な角度からの回答で対応して頂いた。色素には白は無くて光の乱反射により白く見えること、動物は人と違う色の感じ方をしているそうだ。ここ金剛山は多くの植物を観察出来るが、春4月から5月にかけてがベストシーズンなので是非その季節に訪れて楽しんでみては如何ですか。 (T・U)

リスト片手に質問が次々と

シラネセンキュウの苞が弾けそう

花の先が下向きなので、これはヤマホトトギス

可憐なアケボノソウ 花びらの緑色の点が密腺です。

昆虫部会の9月活動報告

日  時 : 9月13日(火)

場  所 : 堺自然ふれあいの森(堺市)

参加人数 : 14名

活動内容 :  暑い中にもかかわらず、14名の方に参加していただきました。 涼しい日陰のベンチを起点として採集に行くつもりが、暑くて日陰から中々移動できません。 広いふれあいの森を三々五々汗を拭きながら気合と共に昆虫を求めて、さあ出発。 あっという間に多くの昆虫を次から次へと採集していただき、ケースが足りなくなるほど。 同定作業も泉谷さんを中心に、皆で図鑑を見ながら進めて行きました。 その場で判断できないものは持ち帰り、ゆっくり調べる事に。 5月以降久し振りの昆虫部会。昼食後は日陰でおしゃべりをしながらゆっくりと時間を過ごしました。

 以下、当日採集した昆虫。又は目視で確認できた昆虫。

ウスバキトンボが飛び回り、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、ハグロトンボ(雌雄)等トンボが多くを占めました。 他にはヤマトシジミ、モンキチョウ、ウラギンシジミ、キンモンガ、ツマグロオオヨコバイ、ベニシジミ、アゲハチョウ、アオスジアゲハ、イチモンジセセリ、コミスジ、ムラサキシジミ、アミガサハゴロモ、ヨツモンカメノコハムシ、クマバチ、タイワンタケクマバチ、ショウリョウバッタ、キリギリス(雌)、ヤマクダマキモドキ、クルマバッタ、クロウリハムシ、ハラビロカマキリ、ヒメハナガラツチバチ?(不明) 以上29種の昆虫に出会いました。(K.T)

オニヤンマ・・・左右の複眼が一点で接することで識別

キリギリス(メス)・・・ニシキリギリスとヒガシキリギリス(近畿地方より東)の総称。メスは長い産卵管

ヨツモンカメノコハムシ・・・ハムシの仲間。亀の甲羅を背負ったような形が特徴的

 

 

 

野鳥部会の9月活動報告

月 日 : 9月15日(木)

探鳥地 : 大阪南港野鳥園 (大阪市)

参加人員 : 15名

観察種数 : 26種

 ここ南港野鳥園はこの季節、渡り鳥の中継地としてシギ・チドリの旅鳥や夏の小鳥達が多く立ち寄ることで知られる。 今日は9月半ばというのに気温は35度を予報する暑さだ。挨拶もそこそこに展望塔館内へ入る。 運が悪いことに潮位は満潮に近く、干潟で採食するために集まるシギ・チドリの姿が見えない。それでもその時を待つかのように岸辺にソリハシシギが一羽、遠くにエリマキシギの幼鳥一羽をようやく確認。驚いたことに淡水の南池では早くも冬鳥到来、ヒドリガモ一羽とオナガカモ一羽が仲良く泳ぐのを見る。ミサゴは何時もの近くの杭の上で動かず、園内はダイサギ・コサギ・アオサギやカワウ・カルガモはあちこちに多数。トビが上空をカワセミが近くの岸辺を飛ぶのを観察して午前の部を終了。 館内はエアコンもなくとにかく汗が噴き出るほど暑い、昼食はここよりましと外へ出て公園内の「はばたきの丘」で。 午後からは北観察所に回るがやはり成果無し。その途中の緑地道でもこの暑さの所為か小鳥は姿を見せない。結果は朝一番の展望台への道中に見たシジュウカラとヤマガラ、スズメ、ヒヨドリくらいか・・・・・。

 早めの「鳥合わせ」の後、希望者は再び展望塔へ、ツバメ、ソリハシシギ4羽、イソシギ2羽と珍しい淡水カモの仲間で旅鳥のシマアジ3羽を追加確認する。 暑さと潮位の関係で思いのほか種数が少なく心残りであったが、今日は諦め次回に期待しましょう。(M.K  写真K.T)

ミサゴ

カルガモ

ソリハシシギ

イソシギ

写真部会の9月活動報告

実施日 : 令和4年9月14日(水)

行 先 : 花の文化園、

参加人数 : 7名

 朝10時に文化園入口に集合、連日の猛暑で参加が少ないと思われたが7名の参加があった。園内の花は時節柄少なく、夜のイルミネーションがらみの派手な色合いの電飾の造花が道路脇に設置されており、むしろない方がよかったと思う。 園内レストランで昼食、懇談し、午前中で解散した。 添付写真は温室天井のイルミネーション。(T.T)

植物部会の9月活動報告

月 日 : 9月7日(水) 曇り

観察場所 : 千石谷 (滝畑)

参加者 : 15名

 今朝の滝畑ダムは雨上がりの薄曇り、山は靄がかかりこれからの天気が気になるが、10時 滝畑のダイトレ登山口を出発。天候の所為か参加者は15名と少なめだ。先ずはハシカグサ、サワオトギリやヤブラン、センニンソウ、アキノタムラソウ、ヒヨドリバナ等の花を観察しながら急な登山口道を登り、千石谷林道に出る。ここから折り返しの大滝まではなだらかな広い上り道が続く。この季節、千石谷の沿道では夏の花であるダイコンソウやイワタバコの花が未だ咲いており、センニンソウ属やヌスビトハギ属、イヌタデ属、キンミズヒキ属等の夏から秋の花が真っ盛りだ。早速によく似たヌスビトハギ属のヤブハギとフジカンゾウの花を見つけその違いを観察。そしてキンミズヒキとヒメキンミズヒキは雄蕊の数が違うこと。よく似たイヌタデ属のヤナギタデとボントクタデは葉に黒い斑点の有る無しで分かるが、舐めれば瞭然ということで一同味見タイム。そして「辛~い!」「蓼食う虫も好き好き」の蓼とはこのヤナギタデとのことで一同納得。他にもよく似たセンニンソウとボタンヅルは葉の形に違い、オトコエシとヒヨドリバナは葉の形と花に違いが有り、ガンクビソウとシュウブンソウもその花の付き方に違いがあることを確認する。

その他ではカエデドコロ、マツカゼソウ、ヤブマメ、ゲンノショウコ、エノキグサ、イヌコウジュ、コメナモミ、ミズタマソウ等の花を観察。 楽しみにしていたタカネハンショウヅルの花を全員で探してようやく見つけるが、花は未だ蕾状態で、釣鐘状に開花した綺麗な花を見ることができなかったのは残念。天気は曇りでそれ程暑くならず、夏から秋の草花に癒され満足した観察会となりました。  番外編として、滝畑ダム湖夕月橋近くに一面白いソクズの花が咲き乱れているとの情報があり、一部の人は帰路そこに寄り追加観察。(M.K、写真 Y.M & M.K)

サワオトギリ

ヤナギタデ

カエデドコロ

イワタバコ

センニンソウ

ソクズ

15期生の9月7日講座報告

年月日 : 2022年9月7日(水) 曇り時々晴れ

講座名 : 地球環境問題と私達の未来

講 師 : 巌圭介先生(桃山学院大学 社会学部教授)

場 所 : 堺市立栂文化会館

夏休みが終わって第1回目の講座は私達の身近な問題の一つである地球温暖化の要因である温室効果ガス削減への取組についての講義と代替エネルギーとしての太陽エネルギーの簡単な利用方法としてソーラークッカーを作製して調理をしてみました。温室効果ガスの削減は差し迫った地球規模の課題であるが各国の思惑が有り目標数値が達成できるかは不透明であるが、われわれ個人が出来る節電、省エネに務めましょう。

ソーラークッカーの基本原理は「出来るだけ広い範囲の太陽光を集める(反射板を使って集める面積が大きいほど集まるエネルギーはは大きくなる)」「容器は効率よく熱するのに反射しない黒い鍋や缶を使う」「生じた熱を逃さないように保温する」3つのポイントを頭に入れて、紙に印刷したソーラークッカーの縮小版で2種類作製の練習をしたあと、巌先生発案のソーラークッカー3号「マンタレイ」の作製に取り掛かる。実寸型紙でレンジシートに印を付け、線を引き、ハサミで切り、谷折り、山折りと久し振りの工作にてこずる場面もあったが、見事に(?)ソーラークッカーが完成。各自お手製の黒い缶に卵を入れてゆで卵を食べれるのを期待してクッカーを設置。先生は持参したクッカーでさつま芋、カボチャの蒸し焼き、かやくご飯にトライ。

ソーラークッカー調理の最大のポイントである太陽エネルギーの集まり具合が気になるところです。天候は台風一過の晴れとはならずに設置した時は晴れていたが徐々に曇ってきた。設置して2時間程経過後に回収してゆで卵の出来具合を確認しました。結果はゆで卵が出来た人、まだ生卵のままだった人とそれぞれでした。出来た人は早速美味しそうに食べて、生の人はお家でゆで卵に(?)残念な結果ですが、これは自然のなせるわざですよね。家でソーラークッカー調理にトライしよう。 (T・O)

ソーラークッカーの作製材料

美味しいゆで卵を調理中のクッカーが並ぶ

サンオーブンで出来た蒸し芋の試食中

完璧なゆで卵、やったね!

山歩き部会の8月活動報告

実施日 : 8月24日(水)

行き先 : 高野山 女人道 (和歌山県・高野山町)(弁天岳・標高985m)

コース : 高野山駅 9:30集合 奥の院前へバスで移動 奥の院前~大峰口女人堂跡~相ノ浦女人堂跡~大門~弁天岳~不動埼女人堂 バスで高野山駅へ15:00解散

参 加 : 33名(スタートからゴールまで2班に分かれて実施)

その昔、高野山が女人禁制のころ、女性は、境内には入れず、境内を囲む山道までで、その周辺に建てられたお堂(女人堂)で拝んだ。この道が女人道で、京都・大阪・和歌山などから高野山に通じる山道(高野七口:町石道、大峰道、相ノ浦道など)のそれぞれに、女人道とそのお堂(女人堂)がある。今回は、奥の院前からスタートする。直ぐに山道に入る。大峰口女人堂跡を過ぎ、円通律寺を過ぎると大滝口女人堂跡に着き、ここで熊野古道小辺路と合流する。相の浦口女人堂跡で、小辺路とは離れ、大門に向かう。大門から弁天岳(標高985m)に登り、そこから不動坂女人堂(現存する唯一の女人堂)に降りゴールとなる。残暑が厳しいが、標高900m付近を歩くので、それほど暑くは無い。(Y.Y、写真M.K)

女人道 A1

女人道コース B2

途中2

いのちの営み探検部会の8月活動報告

実施日   :  2022年8月22日 (月)

観察場所  :  寺ヶ池公園 (河内長野市)

参加人数  :  23名 

テーマ    :  幸せの青い蜂ブルービーの観察

幸せを呼ぶ青い蜂として、近年人気の高いルリモンハナバチ。他のハナバチ類の巣に卵を産み、幼虫はその巣に蓄えられた花粉を食べて育つらしい。そんなルリモンハナバチに会ってみたいと胸を膨らませて観察をスタート。

最初に、集合場所の東屋の近くで黒地にオレンジ色や黄色の紋が並んでいる美しい蛾の幼虫を発見した。その場で調べたところセスジスズメの幼虫だとわかった。その後ハーブ類やキバナコスモス、千日紅などの花が咲く花壇へ移動して、花に集まる昆虫たちを観察。コアオハナムグリがヤブガラシやマルバハッカの花にやたらと付いているところを観察。また、多くの蝶の仲間や蜂の仲間が花から花へと忙しそうに飛んでいるのを観察したり、花に止まっているところを撮影するのも飽きてきたころ、やっと、ルリモンハナバチがセイヨウニンジンボクの花に来てくれた。その後も何度か観察できた。

また、今回の部会での観察は無理だと思われたオオセイボウにも会うことができ、とても蒸し暑い中での観察会だったが満足できた部会となった。 (K.I、写真K.T) 

セスジスズメの幼虫

タイワンタケクマバチ 最近増えている外来種

ロシアンセイジに来たルリモンハナバチ

ルリモンハナバチ 青く見えるのは毛が青いから

マルバハッカに来たオオセイボウ

やたら多くいたイチモンジセセリ

里山保全部会の8月活動報告

1    月 日 :  8月5日 (金)

2 場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

3 参加人数 :  6名

4    活動内容

 猛暑 ? でか参加6名の寂しい例会になりました。畑の雑草はこの1ケ月の間に畑を覆う大活躍。ならば対抗して山の仕事は取り止め、全員で除草作業を行いました。 作業開始後しばらくすると離れているが雷の声、一時休息した11時ころからポツリと雨が降り出し次第に強まり作業中止になりました。 ゆえ、例会は昼で解散いたしました。(O.N)

1カ月で畑を覆うばかりに成長した雑草を除草

雑草に負けず生育した里芋

15期生7月27日の講座報告

年月日 : 2022年 7月 27日 (水)  曇り時々晴

講座名 : 高山植物観察と梅花藻観察

講師  : 湯浅 先生 ・ 吉田 先生 (伊吹山もりびとの会 ガイド)

場所  : 伊吹山 ・ 醒ヶ井 (滋賀県米原市)

 今日は、楽しみにしていた伊吹山での高山植物観察の講座だ。雨の予報で心配していたが、バスの車窓から日が差し込んでいる。大丈夫そうだ!途中から合流されたガイドの湯浅先生から、スカイテラス駐車場に到着する迄の車中で、伊吹山の地形や特徴などの説明を受けた。 ①風が強い②霧が多い③雪が多い、の三つの特徴があると教わる。駐車場に近付くにつれ霧が湧いてきては風に流されている。見て納得!でも涼しくて気持ちよさそうだ。

バスを降り、ガイドブックを手に説明を受けながら西登山道を歩き出す。紫色のクガイソウやヒヨクソウ、桃色のクルマバナやシモツケソウなど可愛い花が現れるが数が少ない。近年、クガイソウ、イブキボウフウ、コオニユリ、シモツケソウ、ワレモコウなどは鹿の大好物の植物なので食害が深刻な状況と逆に鹿が食べないフジテンニンソウやアカソなどが繁殖する為、伊吹山固有の植物が減り山頂のお花畑は以前の面影が無くなったそうだ。私達が、管理されているお花畑の観察をしている時も、囲っている柵の外で草を食べている3頭の鹿を発見。以前のお花畑に戻す大変さを感じた。

その後、伊吹山を後にして梅花藻の観察場所、醒ヶ井に向かう。冷たく澄んだ水中に咲く梅花藻の、可憐な姿に心が癒やされ清涼を感じさせて貰った。往復路共、事故渋滞に遭い約12時間掛かった旅も無事終了。 お疲れ様でした。      (S・Y)           

柵で保護されているシモツケソウです。

伊吹山頂上で集合写真。はいチーズ!

頂上の三角点にタッチ!

梅花藻が清流の中から顔を出してるよ!

 

石ころ部会の7月活動報告

月 日 : 7月22日(金)

場 所 : 河内長野市 ふるさと歴史学習館

参加者 : 14人

活動内容 :

炎天下の野外活動を避け、屋内となったものの、活動自体は今回も石に拘った勾玉作りである。ふるさと歴史学習館が用意してくれた「勾玉づくりセット」には平面にカットされ穴のあいた滑石(蝋石)、サンドペーパー、耐水ペーパーと紐が入っている。これだけでも作成可能であるが作業効率化のため、他に金属製の平型と丸型のやすりも用意されていた。 指導員の指示に従い、四角の滑石を金属製のヤスリと紙のヤスリで勾玉の形に削り上げ、耐水ペーパーで磨いて穴に紐を通せば勾玉のペンダントの出来上がり。実に簡単である。出来栄えについてはそれぞれの想いもあろうが、1時間足らずで作ったにしてはなかなかのもの。これを縄文、弥生の時代に翡翠の原石から作れと言われたらどうしたものか。どんな道具を使って、どのように削り、どのように穴をあけたのだろうか。その労力は想像に難くない。

以下は勾玉や滑石について事後に得た知見である。

  • 勾玉は縄文の昔から日本で作られてきた。形の由来として、元は熊や狼の歯牙に穴をあけて装身具であったとか、胎内の胎児の形、太陽と月の組み合わせ等の所説がある。
  • 当初は滑石のような軟質石材が使用されたのだろうが、地域や時代の変遷により翡翠、碧玉、瑪瑙、ガラス、水晶など様々な材質が使われるようになったようだ。特に、硬度の高い翡翠は整形が極めて難しいことから貴重な宝物であった。歴代天皇の三種の神器(鏡、劔、勾玉)のひとつでもある。
  • 今回使用した滑石は蛇紋岩などの地中の岩脈が酸性熱水変性を受けた変成岩であり、特有の結晶構造のため結合力が弱く、非常に軟質(モース硬度:1)である。主な産出地は中国、オーストラリア、イタリアである。
  • 宝石の硬度は柔らかい順に 滑石(モース硬度:1)< 瑪瑙(2)< 方解石(3)< 蛍石(4)< 黒曜石(5)< オパール(6)< 水晶(7)< 翡翠(8)< サファイア(9)< ダイヤモンド(10)である。
    • 因みに、我々が普段見かける石ころの硬度は 砂岩(2.5)< 大理石(3)< 安山岩(6)< 花崗岩、チャート(7)である。(砂岩なら何とかなるかも。。。)  ( I.S)                      

勾玉の作成風景

勾玉づくり 14人の会心作

15期生7月20日の講座報告

年月日 : 2022年 7月 20日 (水)  晴

講座名 : 両生類と爬虫類

講師  : 木下 裕美子先生(堺自然ふれあいの森 館長)

場所  : 堺自然ふれあいの森

 午前の座学は、まず“里山とは?”の話の後、里山文化の継承の場としての森作りを進めている 「堺自然ふれあいの森」についての説明を受けた。里山の環境を残し、生物多様性を出来るだけ保存して、次世代を担う子供達に伝えると言う取り組みをされているそうだ。私達シニア世代にも懐かしい風景に出会える場所だ。

座学後半は両生類と爬虫類の違いや特徴など比較しながら学ぶ。カエルの婚姻瘤、トカゲの第3の目(頭頂眼)、ヘビの割れた舌先などの説明は面白くて聞き入ってしまった。また、ふれあいの森で会えるカエル・トカゲ・オタマジャクシ・ヘビ等の特徴を教えて頂き午後に備えた。

午後は網を手にしてフィールドへ。暑い時間帯は人間と同じく草陰で涼んでいるとの話で、草をかき分け探す。トカゲを見つけるが動きが速くて捕まらない。三人がかりでやっと小さなカナヘビを捕獲!その後木の葉の上のアマガエル、田圃で見つけたトノサマガエル・ヌマガエル・シュレーゲルアオガエル・オタマジャクシ等を捕獲!ヌマガエルの婚姻瘤やニホンカナヘビの頭頂眼などもルーペで確認することが出来た。知っていましたか?カエルの前足の指が4本で(写真を参照)後ろ足の指は5本なのを。日頃カエルを見ても指の数までは気にしていなかった。じっくりと観察する大切さを再認識。イモリやヘビには出会えなかった(残念よりはホットした?)が小さなカナヘビやカエル達のかわいさに癒やされた一日だった。             (S .Y) 

オタマジャクシ追い込み捕獲作戦?

ニホンカナヘビの頭頂眼。見えますか?

シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシです。可愛い!

ヌマガエルの婚姻瘤。メスを抱え込むための抱きダコです。

野鳥部会の7月活動報告

月 日 : 7月20日(水)

探鳥地 : 平成榛原こどものもり公園(奈良県宇陀市)

参加人員 : 16名

観察種数 : 21種

 初参加となった14期生の紹介の後、近鉄榛原駅前をスタート。 上空では夏空をトビ3羽が旋回し、我々を迎えてくれた。 朝の雨に道路は各所で水溜りが残り、気温はそれほど高くないと思うがとにかく蒸暑い。それでもツバメだけは元気よく飛び回っている。  駅から目的地の公園まで2キロ程を宇陀川下流に沿って歩を進める。途中、民家の軒先にコシアカツバメの特徴ある巣を見つけるが、付近にその姿は無し。 川の中を注視しながら進むが、河川敷きの草が深く刈り取られているためか、水鳥や小鳥が少ないようだ。それでもアオサギ、ダイサギにキセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワウ等の水辺の鳥の他にメジロ、イソヒヨドリや電線に止まって長く鳴き続けるホウジロをゆっくり観察。 道中ウグイスの鳴き声はあちこちから・・・

 公園手前のヤマセミのスポットでは河川敷きにヤマセミならぬ鹿の親子に遭遇。途中でも鹿の群れを見ていたが、こんな人里に昼間から多くの鹿の出現にはビックリ。 しばらく公園内をヤマセミを求めて探鳥を続けるがセキレイ類とサギ以外はカワラヒワ、コジュケイしか見つからない。 ヤマセミが現われないのは「河川の水位が下がっているから」とか、「孵化に失敗したから」とも現地で聴いたが・・・残念、次回の楽しみにしましょう。 公園駐車場横でイカルチドリ2羽とキセキレイ3羽が清流を戯れ飛び交うのを最後に帰途となった。 帰り道ではコシアカツバメを追加。 暑さと期待外れでちょっと疲れたかな!(M.K、写真K.T)

コシアカツバメの巣

イソヒヨドリ オスの幼鳥

ホオジロ 鳴く

鹿の親子

キセキレイ

イカルチドリ