15期生10月12日の講座報告

年月日 : 2022年 10月 12日 (水)  曇り

講座名 : ウミウシ観察

講   師 : 田中 広樹先生 (大阪自然環境保全協会)

場   所 : 城ヶ崎海岸(和歌山市加太)

  今日は和歌山市加太・城ヶ崎海岸でのウミウシ観察。潮が引くのを待つ間、東屋でウミウシについての講義を受ける。ウミウシとは殻が無くなった巻貝の仲間で軟体動物。磯・干潟はもちろん水深100mを超える深海まで多種多様なウミウシが暮らしている。多くは体長数ミリから数センチだが、中には50cmを超える物もある。美味しくない餌を食べて、美味しくない体にして外敵から身を守っているなど変わった生態を学んだ。

講義の後は磯に降りて、ウミウシの探し方、岩場での注意点などの説明を受けて、いよいよ観察会の始まりだ。 あちこちに散らばり、潮溜まりの前にしゃがみこみ、石をひっくり返している。皆一生懸命探すがなかなか見つからない。やっと「これはウミウシです」との先生の声に、周りにいる講座生が集まって、初観察にワイワイガヤガヤ。ルーペをあてて見たり写真を撮るのに忙しい。ルーペで見ると、触角を出し牛のようにゆっくりと動く姿に「可愛い!!」の声が上がる。 その声に触発されたのか、その後はオカダウミウシ、イズミミノウミウシ、ツヅレウミウシ、アカボシウミウシなど、次々見つかり12種類のウミウシを観察した。また、イズミミノウミウシとオカダウミウシの卵、それに珍しい種類のイズミヨツマタウミウシも観察出来た。             城ヶ崎海岸の豊かな自然に感動! 楽しませてくれたウミウシ達に感謝!      (S . Y)

この石に居るかな?ウミウシ探し

石に付いてるトトロウミウシ

 

イズミミノウミウシの卵、いっぱいだ!

アカボシウミウシ・好物はオカダウミウシだって!

イズミミノウミウシ・動くとヒラヒラかわいい

丸っぽくなく細長いヤツミノウミウシ