年月日:2022年 10月 5日 (水) 曇り
講座名: こだわりの草木染
講師 : 水谷 道子 先生 (水谷草木染)
場所 : 飛鳥歴史公園館・高松塚古墳と壁画館(奈良県明日香村)
森林インストラクターである水谷先生は古代の手法で草木を使った染色をされおり、染色の原料、道具の無い時代の古代の人たちの染色手法を分かりやすく解説頂いた。
太古より布を染めて使っていたが、色を楽しむだけでなく、夏には藍染めを着て蚊を寄せ付けないよう、秋は栗で染め漆かぶれを防ぐ等実用的にも活用していたそうである。
模様の付け方・染色素材と発色についてのレクチャーを受け、バンダナサイズの布で染色に取り組んだ。布を棒に巻き付けたり、蛇腹状に畳んだりして板締め、てるてる坊主状に輪ゴムで縛るなど好みの柄を準備して、いざ染め作業に。
アカネ(深紅)、タマネギの皮(金茶)、栗のイガ(茶色)の他に、びわ、すもも、セイタカアワダチソウなど6種類の煮出し染液が準備されていて、浸け込んだりお玉で染液をかけたり真剣そのもので取り組んだ。
染め上がったそれぞれ自慢のバンダナを手に笑顔で記念撮影をした。明日香のおもてなしのおはぎを頂戴して終了した。
午後は高松塚壁画館の担当者の方に高松塚古墳と壁画館をガイドして頂き、壁画に描かれている内容が良く分かった。古代の草木染と古墳見学で少し古の風を感じた一日でした。 (U.T)