植物部会の10月活動報告

日 時 2021年10月6日(水)

場 所 和田川周辺(堺市南区別所)

参加者 25名

4月に開催して以来コロナ禍で中断していた部会を、半年ぶりで開催しました。10時、泉北高速栂・美木多駅に集合し、体温測定をし、バスで御池台5丁に移動しました。

 近くの公園に集まり、久しぶりの挨拶をし、観察を開始しました。公園では、植栽されたシオン、フジバカマ、ノコンギクが見られました。クヌギの林を通り川沿いの径では、チカラシバ、アキメヒシバ、オヒシバなどイネ科の植物が茂り、その中にオオニキシソウの小さな花が咲いていました。川の中にはツルヨシが生い茂り、ミゾソバの可憐な花もありました。

 別所の交差点からは、片側は稲穂が実る田んぼ、反対側は川になった農道を歩きました。田んぼの畔ではクワクサ、イヌホウズキなど様々な植物があり、足元ではザクロソウの小さな花を観察しました。所々の小さな雑木にはスズメウリ、ホシアサガオ、マルバルコウ、マメアサガオが絡みつき、花をつけていました。ツルヨシが茂る川の中には、ミゾソバ、ボントクタデ、イヌタデが密生し、カナムグラ、ヤブカラシが絡みつくように茂っていました。

 和田川上流のミカン山の作業小屋の軒先を借りて昼食を取りました。昼食後、草が生い茂った畑に行き、ヤマハッカが群生し、ツリガネニンジン、ワレモコウが咲き、ノダケの濃い紫の花、高く伸びたアキノノゲシなど様々な植物が生い茂る様を観察しました。帰り道で見慣れない大きな植物があり、調べるとオオブタクサ(別名クワモドキ)とのことでした。14時過ぎに近くのバス停から帰路につきました。(文・写真:相原)

ツルヨシ、ミゾソバ

ミゾソバの花

ホシアサガオ

ツリガネニンジン

ノダケ

ザクロソウ

ヤマハッカ

オオブタクサ