植物部会の3月活動報告

月 日 : 3月6日(水)

観察場所 : 大阪府立花の文化園

参 加 者 : 18人

  前日から雨が降っていたので当日の天気が気になったが、天気予報では10時頃には雨が上がるとのことであったので実施した。幸い予報通り、雨は降らず、曇り空であったが楽しく植物観察が出来た。  午前中は、A、B、Cの3つの班に分かれ、当園のボランティアガイドの方にお願いして各班別にガイドをして頂いた。

 当園の植物は多くは園芸品種とのことである。今年のクリスマスローズ(花期1~4月)は特に多くの咲いているそうで、クリスマスローズガーデンでいろいろな色の花が綺麗に咲いていた。クリスマスローズの元々の花色は白色で、品種改良で濃紫、黒紫、桃、黄緑等の色の花を作られたとのこと。

 次に園芸品種のパンジーの中で花の直径が約5cm以下のものであるビオラ、竹箒を逆さにしたような樹形のケヤキ、フクジュソウ、ヒメムラサキハナナ、ノースボール、マンサク、ニキサキサクラ、リキュウバイ、マンリョウ、フイリアオキ、ミツマタ、キスイセン、タネツケバナ、セリバオウレン、シロバナショウジョウバカマ、ユキワリイチゲ、ミヤマシキミ、ツバキ、ノキシノブ、イカリソウ、センリョウ、クロガネモチ、ブラシノキ、ナノハナ、ウメ、ジャノメエリカ、アカシア、ニシキギ、ナワシログミ、トキワガマズミ、マユミ、シマトネリコ、棘の大きく鋭いジャケツイバラ、オオミスミソウ、ユキワリイチゲ等を観察した。

 午後は、全員で様々な植物を観察した。ヤブコウジ(十両)、ヒメリュウキンカ、オウゴンバイ、アセビ、カンアオイ、指で触れると胞子が煙のように飛出たツチグリ、バイカオウレン等である。また、本来なら鳥が高い木の上に糞をして着生する半寄生植物のヤドリギを観察し易いよう木の低い場所に人工的に植栽したヤドリギに珍しい実を見る事ができた。

 その後、大温室の植物を各自で観察した。温室では、アシスタシア、大きく丸いサボテンのキンシャチ、ゴクラクチョウカ、カナリーキキョウ、パンダカンアオイ、1対のみの葉を伸ばし続ける特異な形態を持ち寿命が非常に長いキソウテンガイ等を観察し、解散した。 当園では日頃見ることのない珍しいいろいろな植物も観察でき、楽しい植物観察会であった。 (文と写真 K.S)

クリスマスローズ 白花

ヤドリギ 実

バイカオウレン

ニキザクラ

ツチグリ

カンアオイ

ヒメリュウキンカ

フクジュソウ

ヒメムラサキハナナ

ミモザ

オオミスミソウ

温室 パンダカンアオイ

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