14期生臨時講座報告(10月28日)

月 日 : 2020年10月28日(水)晴れ時々曇り

講座名 : 14期生臨時講座 堺まち歩きとバラの観察

講 師 : 堺観光ボランティアガイド・浜寺公園ばら庭園案内倶楽部

場 所 : 堺市 妙国寺~浜寺公園 外

 14期生臨時講座の2回目は堺市のまち歩きと浜寺公園でバラの観察です。コロナ感染防止のため2班に分けて時差で出発。最初は予備知識として堺市役所21階の展望ロビーから昨年世界遺産に登録された仁徳天皇陵古墳をはじめ百舌鳥古墳群や堺市の名所・旧跡などの説明を受けました。仁徳陵はさすがに世界最大の陵墓で、高さ80mの展望ロビーからは山のようなこんもりとした森にしか見えません。全景はもっと上空からしか見られないとのことで皆さん少し残念そうですがその大きさは体感出来たようです。その後、妙国寺まで歩き、織田信長ゆかりの樹齢1100年を越える伝説の蘇鉄や枯山水の庭などを見学して暫し戦国時代の歴史に浸りました。次は堺市内最大の木造建築の本願寺堺別院へ。皆さん「堺県」ってご存じですか?ここは明治時代に約10年間河内・和泉・奈良県まで含む堺県の県庁として使われていたということで、受講生の皆さんも堺県があったことや奈良まで入っていたことにびっくりです。

 堺の華やかな歴史と文化に触れた後は大阪で唯一のチンチン電車で日本最古の公園の一つ「浜寺公園」に移動。浜寺公園は名勝100選にも選ばれている松林が有名ですが、春と秋のばら庭園も見応えがあります。全国でも珍しい日本の山野の原風景など六つのゾーンのばら園で、250種6,500株が植えられています。特に野生種の保存に取り組んでいて、ノイバラやハマナスなど日本に自生する16種のバラの原種が見られます。野生種は春に花を付け秋に実がなるということで、今回は野生のバラがどういう所にどういう条件で自生し、咲くかなどを「浜寺公園ばら庭園案内倶楽部」の方に教えてもらいながら園内の各ゾーンを回り、バラの花や香りに癒された講座になりました。(T.K)

西本願寺堺別院にあった堺県の説明書き

野生種のノイバラ 春に白い花を咲かせ  秋には赤い実がなる。

野生種のフジイバラやヤマイバラなどもあり 段々畑になっています。(山間の景)

このバラはどんな匂いかな~。(まちの景)