14期生11月17日講座報告

年月日:2021年11月17日(水) 晴れ

講座名:九度山散策と紙すき体験

講 師:九度山まちなか語り部の会山根さんご夫妻

      紙遊苑 下西さん

場 所:九度山町街中と紙遊苑(紙すき)

 綺麗に晴れてくれたお天気の中、午前は九度山まちなか語り部の会山根さんご夫妻に九度山街中を大石順教尼記念館~真田の抜け穴(真田古墳)~真田庵~道の駅「柿の里くどやま」~慈尊院~丹生官省符神社~勝利寺、紙遊苑までの案内を受けた。大石順教尼記念館ではビデオでの説明と順教尼さんの記念品の説明を受けました。真田庵では10年住んだ真田親子の生きざまと寺の由来を説明もらい、世界遺産の慈尊院は高野山参詣道町石道、奥之院までの180本の始点、丹生官省符神社も弘法大師が創建し本殿が世界遺産に登録されている。勝利寺横の紙遊苑の縁側をお借りして昼食。

 午後から紙すき体験の開始です。弘法大師から伝えられたとの「高野紙」の説明、原料の楮(コウゾ)木を釜で蒸し、皮をはぎ、灰で煮る、叩いてほぐして繊維状にし、水に溶かして最後に粘液状のトロロアオイを入れて粘り気を付けての工程を経てやっと紙すきができる状態となる。我々はこの紙すきのみの体験だが、材料を準備する苦労がよく分かった。さあ、紙すき体験の開始です。奥から手前への引き方、枠を水平に、厚みを均一になど先生の付きっきりの指導でなんとかすけた後は天花粉を塗った長板に乗せ、しっかりタオルで拭いて乾燥させる迄たどり着けました。皆さん真剣に取り組んでましたネ。完成した紙は思い出の講座修了証書となることでしょう。帰路は名産の富有柿を買って一路九度山駅へ。(hiro)

この枠ですくいます、準備OK

水平に、均一に、真剣です。

ワイワイとやってる、この拭き取る作業が重要ですよ。

出来上がった作品です。3日ほど乾燥させます。