山歩き部会の3月臨時部会活動報告

実施日 : 3月11日(土)

行き先 : 明神山・標高274m

コース : 河内堅上駅 ~ 明神山  ~ 藤井ルート~三郷駅

参 加 : 27名

明神山は、王寺町にある町民憩いの山で家族連れのハイキングコースの一つである。頂上にはお宮があり、正月には、大勢の参拝客で賑わう。低い山であるが、頂上は360度の眺望があり、神戸、大阪、奈良方面などの四方の町と山々が見渡せる。二上山やかつらぎ山は目の前である。晴れの暖かい日であったが、もやがかかっており、遠くの大台・大峰方面までは見えなかった。河内堅上駅から大和川を渡ると、登山口に着く。急阪が続き鉄塔広場に着く。さらに登りが続き、縦走路の分岐に着く。縦走路を明神山方面に向かい、正午前に頂上に到着する。昼食を食べ、恒例の集合写真を撮る。帰路は、藤井ルートで降りる。下山路の入口から登山口まですべて階段の下りが続く。畑にはレンゲが咲きだし、春が来たと実感する。大和川を渡り、三郷駅に到着して解散する。(Y.Y)

明神山全体

明神山

明神山

マップ作り部会の2月活動報告

日 時 : 2023年2月27日

場 所 : あまの街道陶器山尾根道(陶器山トンネル上の休憩所~大野台西住宅地付近をABCに区切り一年間定点観察する)

参加人数 : 13人

久しぶりに金剛山が白くなる日が続いたが、昨年11月28日以来の部会はポカポカ陽気に恵まれる。花はあまり見られないのではと思いスタート地点から反対側も歩く事にする。

<番外・北地区> イボタノキ(水蝋の木・モクセイ科・花期5~6月・・・木に付くカイガラムシの一種イボタロウムシが出す分泌物から蝋を採っていた)の黒紫色の実やネジキ(螺旋木・ツツジ科・花期5~7月)の実を見付ける。コウヤボウキ(高野箒・キク科・北AB地区・花期9~10月)は綿毛の付いた実と萼のみになったものも。ヒサカキ(姫榊・モッコク科・北A地区)の白い花(雄花)や黄色味を帯びたヒイラギナンテン(柊南天・メギ科)が咲き始め、ツツジ科のミツバツツジ(三葉躑躅)やモチツツジ(黐躑躅・北AB地区・・・長い間咲いていたピンクの花も今回は見られず)には花芽が付いていた。 草本ではスイセン(全域)とまだ開ききっていない紅紫色のノアザミ(野薊・キク科)を見付ける

 陽の当たる斜面でお昼にした後、出発地点へ戻る。

<A地区> 草本では先ず立派なフキノトウ(フキ蕗・キク科の花茎)が目に入った。それから黄色のコオニタビラコ(小鬼田平子・キク科)やピンク色のヒメオドリコソウ(姫踊子草・シソ科・AC地区・・・葉はフワフワだ)、白いハコベ(繁縷・ナデシコ科・AC地区)など春の小さな花たちに出会う。白い綿毛になっているのはメリケンカルカヤ(米利堅刈萱・イネ科・全域・花期9~11月)。ヘクソカズラ(屁糞蔓・アカネ科・AB地区・花期は9~10月)は茶色の実、リュウノヒゲ(別名ジャノヒゲ・蛇の髭・AB地区・花期は7~8月)はツヤツヤの濃青色の実が残っていた。 木本ではビワ(枇杷・バラ科・花期は11~1月)の花が黄褐色の小さな実になっていた。アオキ(青木・ガリア科・花期3~4月)の赤い実、トウネズミモチ(唐鼠黐・モクセイ科・花期6~7月)の黒紫色の実も残っていた。

<B地区> コセンダングサ(小栴檀草・キク科・BC地区)の実、 木本ではナワシログミ(苗代茱萸・グミ科・花期10~11月)のまだ赤くなっていない褐色の実、ヤツデ(八手・ウコギ科・花期11~12月)のまだ花時のような薄い緑色の実を見る。遠くに見えるウルシ科の実はヤマウルシか?

<C地区> 草本ではやっとオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢・オオバコ科)の愛らしい青紫色の花を見る事ができた。 木本では共にツバキ科のサザンカ(山茶花・・・中国語でツバキ類一般をさす山茶に由来する)、ツバキ(椿)のピンクや赤い花を見る。ツルウメモドキ(蔓梅擬・ニシキギ科)やノイバラ(野茨・バラ科)の実もまだ残っていた。

 陽射しを浴びているだけで嬉しくなる、太陽のエネルギーを感じる一日だった。(Y.M)   

ヒサカキ雄花

フキノトウ

ヒメオドリコソウ

コウヤボウキ・萼のみと綿毛

ヤツデの実

オオイヌノフグリ

 

写真部会の3月活動報告

実施日 : 3月8日(水)

行 先 : 和泉リサイクル公園

参加人員 : 7名

  10時過ぎに現地集合。天気良好夏日で暑かったが 平日にもかかわらず来園者は多かった。  見頃のしだれ梅は満開。但し木本に虫よけの菰が巻いてあり残念。公園ベンチで全員で昼食し歓談後解散した。(H.O)

 

里山保全部会の3月活動報告

1     月 日 :  3月3日 (金)

2  場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

3  参加人数 :  13名

4     活動内容

 柔らかな春の訪れ、陽気に誘われて13名の参加の例会になりました。  畑組は2月の寒さに耐えたエンドウを優しく抱きしめ、負けずに生育した玉ねぎを褒め、たっぷりの肥料のご馳走サービス。さらにジャガイモの植付けと多忙な活動作業になりました。山組は先月に引き続きこの数ヶ月続く山中に生える笹切と枯れ枝集め作業。 がんばるぞー と決意しハード作業に先月同様みんな黙々と作業に取り組みました。   里山保全部会は畑組の栽培した収穫物のおみやげ、山組が掘り起こしたタケノコのおみやげもありますよ。 4月よりの入会お待ちしています。(O.N)

今日は待っていた柔らかな春日和、がんばるぞー !

玉ねぎは寒さに負けず、がんばって成長しています。

霜除けの藁の根本のエンドウはこれからですよ。玉ねぎを追い越して大きくなるぞー。

美味しい野菜を収穫するには里山保全部会の美人の肥料やりが決め手。

笹を刈り取り、枯れた木の枝を集め、疲れた~よ~

 

15期生の3月1日講座報告

年月日 : 2023年3月1日(水) 晴れ

講座名 : 春の都市公園

講 師 : ボランテァガイド この指たかれ

場 所 : 服部緑地都市緑化植物園・日本民家集落博物館

午前は都市緑化植物園の見学。3班に分かれてボランテァガイドさんに案内してもらった。名前の通りここは住宅地や周辺の公園の植物が植えられているそうだ。梅が真っ盛りだった。梅の花の多くがダミー(雌しべが無く雄しべしかない)だそうだ。ラクウショウとメタセコイアは似ているがラクウショウは沼地近くで気根が出来て木の上部がこんもりしているがメタセコイアは樹形が円錐形なので樹形で見分けられる。等々身近な植物の蘊蓄をたくさん聞くことが出来た。ここの植物園は椿がたくさん植えられていて金魚葉椿(葉の先が金魚の尾ひれのように広がり切込みを持つ)やヨーロッパで改良された品種も含めて約1150本、500品種の椿が楽しめて、植物園の奥にはハーブ園がありシーズンにはハーブティーも楽しめる。園内の「くすの木デッキ」に、この指たかれのメンバーが待機していて植物園ガイドをしてくれます。

午後は服部緑地にある日本民家集落博物館で日本各地の代表的な民家を自由に見学・散策した。板敷であったり高い天井で窓はなく戸板の開閉で光を入れるなど、特に冬は暗く寒かったであろうなど当時の生活に思いを馳せた。3月で座敷に雛人形が飾られている家もあり生活道具にも懐かしさを感じた。(T・U)

葉先が金魚の尾ひれの形の金魚葉椿

上部がこんもりのラクウショウ、円錐形のメタセコイア、分かるかな?

春うらら 菜の花も真っ盛り

三々五々地図を片手に古民家巡り

 

 

植物部会の3月活動報告

月 日 :  3月1日(水) 晴れ

活動場所 : 錦織公園

参加人数 : 23名

 寒暖差の大きい日が続いていたがこの日は晴天に恵まれる。公園の案内図を用意してまずは「梅の里」を目指す。道々、“これは何の木?”と談議するのだが、これが中々に難しい。 ケヤキ(欅・ニレ科)やヤマモモ(山桃・ヤマモモ科)などの樹肌の模様も様々。綺麗に紅葉しているのは背丈の低い園芸種のオタフクナンテン(お多福南天・メギ科)。ナワシログミ(苗代茱萸・グミ科)は新春の頃に赤く熟す果実はまだ細くて地味な茶褐色だ。

 「梅の里」はグルリと円形の斜面になっていて、足下にはスイセンも植えられていている。梅の木は25種類、約320本植えられていているそうで甘い香りに包まれる。見上げると青空に梅の花が映えて見事だ。ゆっくり時間を取った後、昼食場所に向かう。黒っぽい樹皮が斑に剥がれて文字通り鹿の子模様になっているのは カゴノキ(鹿子の木・クスノキ科)。  「シャクナゲの谷」への道ではヒメウズ(姫烏頭・キンポウゲ科)、ハコベ(繁縷・ナデシコ科)、ヒメオドリコソウ(姫踊子草・シソ科)など小さな春の花が咲き始めていた。シャクナゲはホンシャクナゲ(本石楠花・ツツジ科、六甲山地では貴重種だそうである)、西洋シャクナゲ2種は共に花芽を付けていた。横に枝を伸ばしているエノキ(榎・アサ科)の葉は左右非対称である事に初めて気付く。

 昼食場所の「里の家」の回りではちょうど花盛りの淡紅色のアセビ(馬酔木・ツツジ科)や黄色のソシンロウバイ(素心蝋梅・ロウバイ科)を見る。ロウバイは花心が赤紫色だが、ソシンロウバイは全体が黄色。また名の由来は茎にスポンジ状の白い心が有ることによるもの。フクジュソウ(福寿草・キンポウゲ科)の鮮やかなツヤツヤの黄色い花も目を引いた。

 午後は「山辺の道」へ向かう。最初に出会ったのはネコヤナギ(猫柳・ヤナギ科)。銀白色の絹毛に覆われた果穂は美しく、また何とも云えない手触りだ。 イヌシデ(犬四手・犬紙垂・カバノキ科)、あまり樹皮の剥がれていないバクチノキ(博打の木・バラ科)、ブナ、ヤマモモ等を見る。 勾配のある小道の脇では珍しいオケラ(朮・キク科、花期は9・10月)の風情のある花後の姿を見る事ができた。ハナミョウガ(花茗荷・ショウガ科)、ツルアリドウシ(蔓蟻通し・アカネ科、別名一両)は綺麗な赤い実を付けており、そしてお目当てのセリバオウレン(芹葉黄連・キンポウゲ科)の白い花が目の前にひろがっていた。全体が白い雄花と中心が紫褐色の雌花。そして黄色味を帯びた物もあり驚く。白いミヤマカタバミ(深山傍食・カタバミ科)も咲いていた。帰り道ではユズリハ(譲葉・ユズリハ科)、モチノキ科のモチノキ(黐の木)、クロガネモチ(黒鉄黐)、ナナミノキ(七実の木)などの樹木を観察する。

 いったん解散した後、一部は部会員さんの案内で延命寺に近い石見川の方へ移動。数が少なくなってきているユキワリイチゲ(雪割一華・キンポウゲ科)やネコノメソウ(猫の目草・ユキノシタ科)を見ることができた。 花の少ない時期だがそれぞれゆっくりと観察でき、また活発な水鳥たちやルリビタキなどの野鳥も見られ、暖かい日差しの中楽しい一日となった。 (Y.M)

満開のウメ

ヒメウズ

アセビ

ネコヤナギ

オケラ(花後)

セリバオウレン・雌花

セリバオウレン・雄花

ユキワリイチゲ

いのちの営み探検部会の2月部会活動報告

月 日 : 2023年2月21日火曜日 晴れ

課 題 : 「ヤドリギの観察・早春の野草観察」

場 所 : 花の文化園

参加者 16名

 まず早春の花 福寿草を見て、今日の課題「ヤドリギ」へ花の文化園では観察できるようサクラの木に雄株・雌株の種を植えた(レンジャクに代わって10年前に学芸員さんが木の幹に種をくっ付けた)ものが発芽・成長したものです。目の高さにある花は少し時期が早くまだ蕾が膨らむ程度でしたが雄株の花を確認できました(雄株の花径は開花で6mm程度)。雌株の花はまだ閉じているように見えました(開いても花径2mm程度)。ヤドリギ(宿木)は名のごとく落葉樹に寄生して育ちますが自身でも光合成をして成長します。メンバーの中に昔はガムの代わりに実を食べた方もいました。

 その後、バイカオウレン、ユキワリイチゲ、セツブンソウなど観察。 大温室では貴重な「ダーウィンのラン」と言われるアングレカム・セスキペダレが見られました。 30cmにもなる長い「距」(花弁や萼が変化したもので内部に蜜線がある)をもつこのランは「ダーウィンのラン」とも呼ばれます。ダーウィンはこの長い距の中にある蜜を吸うことができる長い口吻をもった蛾がいるのではないかと予測しました。その蛾が発見されたのは、彼の死後20年ほど経った頃です。「キサントパンスズメガ」 ランはこの蛾の頭に花粉を確実につけるため距をどんどん長くしていき、蛾はこのランの蜜を吸うために口吻をどんどん長くしていった、そんな共進化の顕著な例として有名なランです。(花の文化園コメントより)(Y.T)

桜の木に生えるヤドリギ

ダーウィンのラン(アングレカム・セスキペダレ)

バイカオウレン

開きかけたヤドリギ雄花

 

15期生2月22日の講座報告

年月日 : 2023年2月22日(水)曇りのち晴れ

講座名 : 世界の植物

講 師 : 施設担当者

場 所 : 咲くやこの花館・鶴見緑地

今日は国内最大級の大温室である咲くやこの花館で熱帯から乾燥地帯、高山・極地圏まで地球上の様々な約5,500種の植物の観察である。午前の班、午後の班とに分かれて開催中のイベントガイドと園内の植物ガイドを組合せたガイドツアーに参加。イベントガイドでは私達が日頃、食べて飲んでいる熱帯の植物のカカオ、コーヒー、バナナについて特徴や栽培方法などの説明を聞いて生産者の皆さんのご苦労にちょっぴり感謝。園内の植物ガイドでは着生ラン、地生ランの違い、強烈な臭さで人気の「ラフレシア」、花は小さく可愛いが内部にたっぷり貯水して重さが80㎏にもなるサボテン、受粉のため臭いにおいでハエを呼ぶ「クロユリ」、オオコウモリによって受粉する「ヒスイカズラ」などの植物を観賞、観察した。

植物ガイドをしてくれたのは数種類なので、後は各自が思い思いに園内を回ったり、館外に出て鶴見緑地の散策を楽しんだ。鶴見緑地や咲くやこの花館に来るのは初めての人、何十年(?)前の若かりし頃、花博に来て以来の人も多く、鶴見緑地は広くて講座の時間内に回り切れていないのでまた来て楽しまれては如何ですか。(T・O)

中央の薄黄色の苞がバナナの実になります

やっぱりランは華やかですね

受粉のためにハエを臭いにおいで呼ぶクロユリ

餌に群がる鳥たち

 

山歩き部会の2月活動報告

実施日 : 2月22日(水)

行き先 : 滝畑ダムバス停からダイトレコースで槇尾山・施福寺(標高485m)へ

コース : 滝畑ダムバス停10時集合 ~ ダイトレ  ~ ボテ峠

~施福寺 昼食後写真撮影  ~ 裏槙尾道 ~ 滝畑ダムサイトバス停 

参 加 : 29名

ダイトレ(ダイヤモンドトレイル)の終点へ行く。滝畑ダムバス停からボテ峠まで登り、次に80mほど下る。再び登り返し、槇尾山・施福寺に着く。同寺は、西国33か所4番札所である。また、屯鶴峯から始まるダイトレの終点でもある。天候に恵まれ、暖かく、紅梅がきれいに咲いていた。寺の境内で昼食をとり、写真撮影を行い、帰路に向かう。帰路は、裏槙尾道と呼ばれ、表参詣道とは全く異なるかなり荒れた山道である。林道に合流し、塩降隧道を抜け、滝畑ダムサイトに到着する。ダム湖を見物したのち、バスで河内長野に戻った。

槇尾山 1班A

槇尾山 2班A

2月度橋

2月度途中A

石ころ部会の2月活動報告

月 日:R5年2月17日

場 所:大阪市立自然史博物館

参加者:18人

活動内容:

 コロナ禍も収束しつつある春先の陽光の下、長居公園を歩いて大阪市立自然史博物館で開催中の特別展「大阪アンダーグラウンド:掘って分かった大地の秘密」に向かう。 特別展の会場に入ると先ずは大阪平野の地層調査に使われたボーリングマシンが出迎える。 その後の展示内容は:地球の内部やプレートの模型、地殻を作る岩石、大阪周辺の山々の岩石、大阪平野で得たボーリングコア、地質断面図、剥ぎ取り標本、地下に生息する動物植物の生態標本、博物館の鉱物コレクションなどの数々。 調査・研究にあたった関係者の苦労が偲ばれる。ひと回りして「昔、大阪は海であった」ことを実感する。

 午後は希望者参加で、難波で開催中の「なんば石ころマーケット」の展示・販売会に向かう。会場は天然石やパワーストーンを求める女性客で熱気むんむん。小生はアメジスト(紫水晶)のクラスター原石(500円)を前に焦心苦慮。この石の石言葉は「誠実」、「心の平和」。酒の悪酔いにも効き目があるという。買った!! 石に願いをこめて。

特別展で学んだこと:

  • 大阪平野は北摂(砂岩、泥岩、チャート)、金剛・生駒(花崗岩、斑レイ岩)、和泉(砂岩、泥岩)の山地・山脈(大凡1~2億年前にできた種々の岩石)に囲われている。
  • 大阪平野は300万~30万年前にかけて砂、泥、礫などが堆積した若い地層(大阪層群)であり、岩石にはなっていない。
  •  陸にたまった地層と海にたまった地層が交互に幾重も重なっているが、これは気候変動に伴う海水面の上昇・下降により海になり陸になる変遷を繰り返したためである。
  •  大阪層群では20枚の海の地層と約50枚の火山灰の地層が確認されている。
  •  海の生き物(クジラ、貝類など)と陸の生き物(ナウマンゾウなど)の化石の出土からも各地層の当時の状況と年代が分かる。気候変動は温暖な場所を好む植物(タイワンスギなど)と寒冷な場所を好む植物(モミなど)の化石の出土からも分かる。(I.S.)

    大阪アンダーグラウンド

    なんば石ころマーケット

吟行部会の2月活動報告

126回2月度部会報告

日 時 : 令和5年2月18日(土)10時30分~16時

場 所 : 堺市総合防災センター

句会場 : 堺市美原文化会館 研修室

参加者 : 12名

堺市総合防災センターは災害への防災の知識と技術が学べる、昨春オープンした施設です。交通アクセスは悪いのですが大阪狭山市のコミュニティバスが2月から運行してグッドタイミングでした。 吟行句会で詠む句についてや、季語の持つ言葉のちからや相応しい選び方などを学びました。(M.N)

当日参加者の代表句

春の海朝霧眩しカメラマン        尚文

春浅しライオンは日向を歩き       たけみつ

風花や鷺超然と池の端          洋々志

土分けて芍薬の芽の真紅かな       まさこ

さみどりに香りぎゆぎゆつと蕗の薹    ゆき雄

廃村はあの日のままやふきのとう     美枝子

大楠の小さき祠に春の色         流以

主無き庭の片隅蕗の薹          河笑流

針供養裁縫台の母の背          都史子

春浅し迷いくぢらの引かれゆく      ふじ乃

人恋ふはなほせぬ心春の風邪       楠子

鼻腔へと広がる苦み蕗の薹        万未知

当日句                     

特選  春泥のトルコ思いつ学ぶ地震(なゐ) ゆき雄

入選  蘇る惨事の映像寒き春      河笑流

堺市総合防災センター全景

15期生2月15日の講座報告

年月日 : 2023年 2月 15日 (水)  晴れ

講座名 : 科学館見学

講   師 : 施設担当者

場   所 : 大阪市立科学館

今日は大阪中之島にある大阪市立科学館の見学だ。此処は宇宙とエネルギーをテーマにした博物館だそうだ。 午前は展示場見学から始まった。 4階から順を追って下りながら見て行くのだが、エレベーターを降りた瞬間目に入る展示物や実験装置の多さに驚いた。所々にガイドさんがいて説明を聞く事も出来て実験も試せる。面白い! 小学生の団体も来ていて実験装置の周りは賑やかだ。時間があっと言う間に過ぎてしまった。

午後はプラネタリウムで「オーロラ」の鑑賞。灯りが消え頭上は満天の冬の星空。冬の大三角やダイヤモンドを眺めていると、近くで「グー グー」あれ~!?  でも、オーロラの映像はとてもダイナミックで綺麗だった。最後はサイエンスショー見学。テーマは「酸・アルカリのカラフル実験」。紫芋で色付けした水にレモンやソース、重曹など色々な素材を加えて色の変化を見る。見学者の中に元気な子供さん達がいて、実験されている先生とのやりとりが面白くて何度も笑いが起こった。 実験装置で試したり、オーロラにうっとりしたり、愉快なショーで笑ったり、今日も楽しい一日だった。                                    (S .Y) 

火星のハート、こんなに沢山あるの?
ロマンチックだね!

磁石の反発で動かそう!「あれ?向きが反対?動かないよ~」

鏡マジック!私浮いているでしょう!

出来上がった色水見て下さい。ここからが酸とアルカリのお勉強です。

野鳥部会の2月活動報告

活動日  : 2023年2月15日(木)  天候 曇り時々雪  

探鳥地  : 錦織公園

参加者数 : 29名

 観察種数 : 34 種  

 朝の冷え込みが厳しく、時々雪が舞う寒い天候の中で観察をスタート。まず集合前に見たルリビタキを探して公園の南入り口付近で探索。ルリビタキの姿はなかったが、歩道を歩くハクセキレイ。木立の中を飛び交うメジロ、エナガ、コゲラを観察しようとするがアラカシ等の枝葉でなかなか難しい。その後の赤穂池では、堤防の近くにヒドリガモ、その向こうにオカヨシガモ、マガモに交じってヨシガモ、そしてホシハジロ、キンクロハジロを観察、その上空をカワウが飛翔。

 移動中、水面に浮かぶカルガモ、マガモが計5羽ほどと、倒木にひっそり佇むアオサギが見える。梅の里で三分咲きの梅の花と見頃の水仙を鑑賞中、明るい青色のルリビタキが現れ、梅の枝や柵のロープに行き来するのを、じっくり観察、写真撮影もできて一同大満足。坂道を少し上がったエノキの幹にコゲラ、東屋の石垣にシロハラ、そこにまた別個体と思われるルリビタキが登場し、その愛らしい姿に再度盛り上がる。

 その後、奥之池への途中の松林でヤマガラ主体の混群を観察。奥之池ではオオバン、その向こうにカイツブリ、遠くにオシドリ、コガモ、などを観察。河内の里での昼食後、さらなる出会いを期待したものの、午前中ほどの個体は見られず。あちらこちらで小規模のメジロ・エナガ等の混群やシロハラが見られた他には、水車小屋の近くでやっとジョウビタキ、蓮池池畔と茶畑で数羽のアオジ、山の家近くでキセキレイ、つつじの丘でのモズくらい。 今冬、各地で例年に比べ冬鳥の個体数が少ない印象。錦織公園も同様で、午前中は満足できたものの、午後は少し寂しい観察会になりました。 (K.I) (写真K.T)

モズ♂

シロハラ

ジョウビタキ♀

ヤマガラ

オシドリ

メジロ

ルリビタキ♂

梅にルリビタキ

15期生2月8日の講座報告

年月日:2023年 2月 8日(水) 曇り

講座名:植物が動く方法 

講師 :長谷川 匡弘先生(大阪市立自然史博物館 学芸員)  

場所 :大阪市立自然史博物館・長居植物園

入館後まず、2階の展示コーナーで植物の移動のメカニズムを概観してから研修室に移動した。種子とタネは日常同じ意味で使っているが「種子」とは植物の雄と雌が受精しめしべの胚珠から発達した胚を含むもののことで「タネ」とは「受精後胚が発達して形成される普遍的な散布体」だそうだ。生き残るために植物は色々な動く仕組みを持っている。「風に運ばれる」「水に運ばれる」「動物に運ばれるもの」「自力で飛ぶ」の4つの方法の説明を受けた。知っているようで断片的であったが、系統だてて説明を受け納得した。

午後からは、5名ずつ6班に分かれて植物園に出て「タネ」を採集した。「綿毛を作って風で移動するな」「ひっつきむしやから動物にくっついて行くよね」「赤い実・黒い実は鳥が食べるね」など班毎に相談・協力し合って取り組み、1時間はあっという間でした。その後研修室に戻って採集してきた植物を分類し、班ごとに発表・解説しあった。風で動くもの14種、動物で動くもの21種、自力で動くもの3種、水で動くもの3種で合計41種の植物を採集し動く方法を確認できた。動く方法が解明されていない植物はまだまだ沢山有るそうで、動く方法の解明に誰か挑戦してみませんか。            (U.T)

班ごとに移動方法を発表(名解説!)

何でしょう?何処で採ってきました?

採集してきた植物を相談しながら分類中です。

  腕組みして「うん、なるほど」と「ほんまかいな?」

写真部会の2月活動報告

実施日 : 令和5年2月8日(水)

場 所 :  狭山コニュニティーセンター

参加人数 : 7名

恒例の屋内勉強会。各人5枚の作品を持参し、会員相互の互選で上位高得点の作品を添付する。 出展35枚をすべてを意見交換し2時間の勉強は有意義であった。(H.O , Y.M)


里山保全部会の2月活動報告

1    月 日 :  2月3日 (金)

2  場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

3  参加人数 :  10名

4    活動内容

  先週の猛烈な寒波は過ぎましたが2月例会は寒さ厳しい中、熱意ある10名の参加者でスタートしました。 畑組は前回作製した霜よけ支柱に植えたエンドウの世話。寒さに負けず元気に10cm程の大きさに生育していました。 先月に引き続き食べごろに育った水菜を収穫し、参加者のお土産になりました。

 山組は先月に引き続きこの数ヶ月続く山中に生える笹切と切った笹をチッパーにかけ粉砕し堆肥作り。シニアカレッジの我々メンバーにとってはかなりのハード作業。みんな黙々と作業に取り組みました。 作業終了後は街中ではできない焚火を囲み、労をねぎらいました。 お褒めの言葉は他から集まらないので、自ら大いに褒めておきましょう。(O.N)

さあー、今日も寒さに負けず山仕事を始めるぞー !

山の傾斜に負けずしっかり足を踏ん張り笹狩りに立ち向かう

山から刈り取った笹はチッパーで粉にして、肥料として使います

先月苦労して作った霜除け支柱の根本にエンドウが芽を伸ばし始めました

先月に引き続きみずなを収穫。参加者に分けてお土産に持ち帰ります

やれやれ今日の仕事も終了。町中ではできない焚き火の暖は最高のご馳走

15期生の2月1日講座報告

年月日 : 2023年2月1日(水)曇り

講座名 : こんな小さな世界

講 師 : 菅井 啓之先生(元京都光華女子大学教授)

場 所 : SAYAKAホール(大阪狭山市)

今日はルーペが必需品となる微小貝の講座である。微小貝とは字の通り大人の貝(成貝)になっても大きさが5mm以下の貝の仲間です。沖永良部島の砂は珊瑚砂や有孔虫砂で好物砂はほぼ無い砂である。その砂からルーペを使って星砂(有孔虫の殻)探しにトライした。すぐ見つけた人、なかなか見つけられない人それぞれが楽しめた。次はシャーレに入った砂から微小貝を見つけてピンセットで挟み市松模様のシートに並べる。これは結構大変な作業にもかかわらず皆熱心に作業に没頭しましたね。

後半はこの微小貝の楽しみ方や微小貝を通して自然の見方を一歩深めることが重要である事を先生が考案した「微小貝曼荼羅」を使って自然界は多種多様な生命によって成り立っており、世界は小さなものに支えられている事の解説にプラス微小貝の採集の方法や苦労話などもあり笑い声も混じる座学でした。日本では8,000種以上の貝が記録されていて貝類の豊富な国である事と多種多様な微小貝の美と不思議さを実感した。(T・O)

沖永良部島の砂、この中に星砂が有るよ

ウニの殻 大きい穴が口小さい穴が肛門だって

いろんな形の微小貝たち

10円玉に並んだ微小貝その数86個も有るよ

植物部会の2月活動報告

月 日 : 2023年2月1日(水) 晴れのち曇り

場 所 : 京都府立植物園

参加者 : 17名

 今回は早春の植物を求めて、所々に雪が残る京都府立植物園へ行きました。集合時間の10:30には17名が集まり、依頼していたガイドさん(ガイド料は無料)の案内で観察を始めました。羽根つきの種が少し残っているシナノキ、花芽を沢山つけた常緑のマグノリア、陀羅尼助(薬)の元になるキハダ、実から油(食べられない)がとれるシナアブラギリ、怪しい名前のバクチノキ、1941年に中国で発見されたと言われるメタセコイア、巨大なヒマラヤスギ、ローバイの実生の芽(双葉)などを観察しました。菅原道真の太宰府天満宮の原木から繁殖したという飛梅をみてから、早春植物のコーナーに向かいました。

 数輪の花が咲いたセツブンソウ(節分草)、バイカオウレン、コセリバオウレンの前では、綺麗ね~、可愛いね~の声が上がりました。続いて、春らしさを求めて、オオカメノキの冬芽、ミズバショウの芽、一輪咲いたウグイスカグラなどを観察。モミジのコーナーではイロハモミジ、オオモミジの芽の形の違いを観察しました。最後にロニケラ レモンビューティーの花の爽やかな匂いを鑑賞して午前の部を終えました。

 午後は、毎水曜日に行われている「水曜ガイド」に参加しました。私たちと常連さんなどで約30名がガイドさんの後をゾロゾロとついて行きました。タイサンボクの花芽、菰をかぶったソテツ、黄色い花を付けたヒイラギナンテンの一種などを観察。チューリップの球根を3万球植えている、クスノキの並木は200mあり、開園当初からあるので100年経っているなどの説明がありました。つばきのコーナーでは、多くの種のツバキは、ヤブツバキ・ユキツバキという野生種から派生したモノとの説明がありました。日本中の野生の植物を集めたという「植物生態園」の説明がありました。コウヤマキ、クロモジ、コクサギなどの樹木、午前中に見たセツブンソウもこのコーナーにあり日本固有種とのこと.。続いて、長ひょろい雄花が咲いているツノハシバミ、マンサク、葉のまわりが白くなったクマザサ、アリドオシ(一両)の赤い実、ダンコウバイ、冬に葉があり夏に落葉するオニシバリ、ミツマタの花などを観察した。 最後にオニグルミの猿の顔をした葉痕を観察して、水曜ガイドを終えました。 花の少ない時期ですが、二人のガイドさんのお陰で、楽しい観察会が出来ました。(M.A ,写真M.K)

ボランティアガイドさんの説明に聞き入る

未だ残っているシナアブラギリの実

咲き始めたセツブンソウ

可憐なセリバオウレンの花

芳香を放つロニケラ レモンビューティの花

ベルベリス ’チャリティ’・・・・ヒイラギナンテンの交配種

 

 

15期生1月25日の講座報告

月  日 : 2023年 1月 25日 (水)  晴れ

講座名 : 動物たちとの接点

講   師 : 久田 先生 (天王寺動物園 教育普及担当)

場   所 : 天王寺動物園

今日は誰もが一度は訪れたことのある動物園の見学だ。 でも、最大級の寒波が来るとの予報に、交通機関の乱れを心配したが、殆ど影響無く予定通り講座を開始できた。 先ずはズーミュージアム内教室で、天王寺動物園にいる絶滅の危機にある動物たちを、スライドを見ながら詳しく説明を受けた。 ホッキョクグマのホウちゃんやキリンのハルカスちゃんの名前は、寄贈主の方からの提案で決まったと聞き、納得! アムールトラの風くんの体調不良の近況やキリンの子育ての失敗談に胸が痛んだ。

終了後屋外の「アフリカサバンナ」ゾーンに移動してガイドウォークを受けた。 広々したサバンナを再現したエリア内にはシマウマやエランド親子の姿は見えるが、人気のキリンはいない。 寒さに弱い為、今日は室内展示だそうだ。 見に行くと、雄のコウヤくんは座っていて、のんびりくつろいでいる姿に思わず笑ってしまった。

午後はフリー見学。 皆それぞれ好きな動物を見て回って今日の講座は終了した。              動物園は子供の時だけでは無く、大人になっても楽しい所だと実感した一日だった。 (S ・Y)

アフリカサバンナゾーン入口で説明うけてます。

ライオン・シマウマ後方にハルカス!此処は都会のオアシスです。

キリンのコウヤくん「今日は寒いので外は嫌だ!」

シロクマのホウちゃん 飛び上がってパンチ!!

 

吟行部会の1月活動報告

125回令和5年1月度吟行部会報告

日 時 ; 令和5年1月21日(土)10時~15時

場 所 ; さかい利晶の杜 句会会場;堺市総合福祉会館

参加者 ; 10名

天気予報では最高気温8度でしたが、幸いなことに風がなくて日中は過ごし易かったです。 千利休屋敷跡でボランテイアさんの説明を聞いた後、入館して展示物の見学をしました。 午後の堺市総合福祉会館での句会では、活発な意見が出て充実した時間を過ごしました。(M.F、写真Y.M)

当日参加者の代表句  

山を巻き学校あげて兎狩  ゆう一

初日の出砂の峰より出でにけり たけみつ

熊野街道北風ひとつ通りけり 洋々志

欅枯る一樹の拡ぐ空蒼し  まさこ

帯締めを斜めに結び小正月   ゆき雄

雪うさぎ朱き実二つ残しけり 美枝子

茂みよりちゅじゅじゅざわざの寒雀 流以

鈍色の空ふわふわと牡丹雪   河笑流

葉を矯めて一間床に野水仙  都史子

大北風に挑みし烏羽根疎ら  ふじ乃

朝まだき土手の水仙にほいくる  楠子

白に赤仕上げは緑雪兎  万未知

当日句

特選  闊歩せし晶子の着物日脚伸ぶ  ゆき雄

特選  侘助を利休好みに投げ入れて 万未知

15期生の1月18日講座報告

年月日 : 2023年1月18日(水)曇り

講座名 : 体は食べた物から出来ている・部会説明会

講 師 : 田中 富祐子先生((株)明治 食育担当 管理栄養士)

      廣川理事 ・ 阿部理事 (大阪シニア自然カレッジ)

場 所 : 栂文化会館(堺市)

午前は「寿命100年時代の健康寿命を延ばす」ためにはメタボ対策よりフレイル対策が大事で、栄養・運動・睡眠による筋力アップと骨の維持強化と口腔ケアをしっかりして口からしっかり食べることが大切である。筋肉にはたんぱく質、骨にはカルシウムをしっかり摂り、歩く時間が長い人ほど認知症になりにくいそうだ。みんな「我がこと」として熱心に耳を傾けた。

「チョコレートの世界へようこそ」ではカカオの含有率が同じ70%でも産地(ベネズエラ・ブラジル・ペルー)によって微妙に香味が違うのが試食して分かった。チョコレートの原料となるカカオは赤道を中心に南北20度の緯度でしか育たない植物で、実の形や収穫・発酵・乾燥させてチョコレートの原料になるまでの行程や紀元前2千年頃、人類最初のカカオを利用したなどのチョコレートの歴史も興味深かった。午後は受講生が講座修了後の活動の場となる各部会の説明を聞いて入会の参考にした。(T・U)

カカオ生産量№1のガーナの民族衣装です

チョコのテイスティング中、産地で微妙に顔実が違います

寿命100年時代を生きていくにはメタボよりフレイルの対策が大事!だよね

野鳥部会の1月活動報告

活動日 : 2023年1月18日(水) 天候 曇り

探鳥地 : 淀川河川敷(長柄地区~城北地区)

参加者数 : 31名

観察種数 : 39種

 天気はまずまず、思ったより寒さは感じられない。そして思った以上の参加者。観察は淀川河川敷長柄地区から始まる。ここでは毛馬閘門の工事のせいか鳥がなかなか見つからない。河川敷きを上流に進むとようやく淀川上空にユリカモメやセグロカモメの飛ぶ姿をみる。そして市街地北東からカワウの群れが再三再四上空を通過する、その行く先を追えば、何と毛馬水管橋のアーチに300羽を超す大群が休んでいる。 遺跡として残る旧毛馬第一関門を通って上流へ、途中には羽を休めるユリカモメの大集団やツグミやスズメの大群、キンクロハジロ、ホシハジロ、ヒドリガモ、オオバン、ケリを見るが、いつもより鴨の数が少ないようだ。

 赤川地区に入ってモズ、イソシギ、チョウゲンボウ、ジョウビタキ、カワラヒワ、ホオジロ、メジロ、ハッカチョウと次々に現われ、ワンドにはヒクイナやヨシガモ、マガモ、ヒドリガモに混じってアメリカヒドリも・・・河川遠くをカンムリカイツブリやカイツブリが姿を見せては水中へ消える。 城北に近くなって、ワンドではコサギ、アオサギ、コガモ、カルガモにようやく出会い、カンムリカイツブリとミコアイサ♀の競演、バンとオオバンの並んで泳ぐのを真近かに観察する。

 最後の城北公園の池では、多くのマガモ、カルガモとユリカモメ、スズメの楽園状態。そして今年も同じ場所で待っていてくれました期待のカワセミ♀が、全員、目の前でじっくりとご対面。 今回は観察種数も多く大満足の「鳥合わせ」になりました。(M.写真K.T)

キンクロハジロ

ケリ

ユリカモメ

メジロ

ハッカチョウ

カワセミ

写真部会の1月活動報告

月 日 : 2023年1月11日(水)

場 所 : 夕陽丘から天王寺までを歩く

参加人員 : 4名

活動内容 : 大阪メトロの四天王寺前夕陽丘に集合し、「愛染さん」で有名な勝鬘院を始めに、阪神タイガースの大江神社へ。 次に愛染坂を下って、南下し、真田幸村戦死を弔う安井神社、納骨で仏様を作って祀る一心寺などで撮影し、最後はテンシバで昼食後に解散しました。(Y.M)

15期生1月11日の講座報告

年月日 : 2023年1月11日(水) 晴れ

講座名 : ネイチャーゲーム

講 師 : 井上 健太郎先生(自然体験活動講師)

場 所 : 栂文化会館・西原公園

2023年、最初の講座はアメリカのジョセフ・コーネルが1979年に考案した自然体験プログラムを体験する講座です。先ずは名前とジャンケンを組合せた「はじめまして」これは各自が①あだ名②思い出の場所③好きな季節④飼ったことのある生き物を書いて、ジャンケンで勝った人が負けた人に質問インタビューをして、それを自分の用紙の裏に書いて早く4人分集めるのだが、ジャンケンが弱いとなかなか終わらず苦労する人もでる。「森の色合わせ」は18の色と同じ葉、枝、実、花、コケ、石、虫など自然の物を見つけるゲーム。道行く人が「何をしているのかな?」との視線も気にせず皆熱心に探して最終10種類以上の色合わせを完成させた。

午後は「カモフラージュ」ゲームで大いに盛り上がった。自然の中に人工物を紛れ込ませてそれを見つけるゲームで、「あった!」と声出し禁止、指差し禁止、Uターン禁止の3禁止ルールでスタート。先生が手を頭の上にかざしてくれると100%見つけたサインであるが1回目は脇腹や肩近辺に手が示されて「まだまだ、あるのか」と再チャレンジ。コースを上も下もじっくりと目を凝らして探すも、不思議なことに人工物が自然に融合して見つからず、皆3回チャレンジしたが全部見つけた人はゼロで悔し結果でした。ネイチャーゲームの目的である「五感で自然を感じて心と体で直接自然を体験して自然と自分が一体である事に気付くこと、普段気が付かない事を発見、自然とのつながりに気付く」を今日は体験して少しは感じることが出来た。(T・O)

「森の色合わせ」どれも色がバッチリ合っている!?

「う~ん」どこにあるのかな、目が痛くなるほど探している。

「こことここに有る」の説明に「こんなところにあったのか」

これ、本物?偽物?

里山保全部会の1月活動報告

1    月 日 :  1月6日 (金)

2  場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

3  参加人数 :  8名

4    活動内容

 1月は正月あけで少なめの8名の参加者で畑組と山組に分かれてのスタート。 畑組はエンドウ豆の苗の霜よけにする支柱作り。 竹を切り藁をかぶせ二人での苦労しながらも見栄えのする力作に満足。 午後からは食べごろに育った水菜を収穫し、参加者のお土産になりました。 山組はこの数ヶ月続く山中に生える笹切と切った笹をチッパーにかけ粉砕し堆肥作り。 山は急な斜面もあり雑木も多く大変な作業。さらに切った笹をまとめてチッパーのある所まで運び出すのも一仕事。 午前の仕事を終え、昼休みに町中ではできない焚き火を囲み、竹トンボを飛ばし童心に帰り楽しむ。 作業終了後は純米大吟醸で乾杯して、新年を祝い活動を終えました。(O.N)

エンドウ豆の苗の霜除け支柱作り開始

苦労しながらもエンドウ豆の苗の霜除け支柱の完成もう一息

山組は急な斜面の雑木林に分け入り、笹切開始

長い笹は3mにも。斜面に足を踏ん張って、カッコ良く笹を切るのだ!

童心に返り竹トンボ飛ばしを楽しむ

山歩き部会の12月活動報告

実施日 : 12月28日(水)

行き先 : 一徳坊山 (標高544m)

コース : 大矢船西町バス停~一徳坊山・三角点~神納バス停

参 加 : 26名

本年最後の例会を河内長野に近い一徳坊山で開催した。年末のため通常の例会より少し参加者が少ない。天気に恵まれ、おだやかな日和であった。三角点は、急な斜面のトップにあり、その少し手前で集合写真を撮ったが、全員がかなりの傾斜の箇所に座っている。帰路は、急な坂が続いたが、全員、元気で下山した。(Y.Y)

一徳防山

一徳坊山、三角点

一徳坊山2

一徳坊山3