15期生2月8日の講座報告

年月日:2023年 2月 8日(水) 曇り

講座名:植物が動く方法 

講師 :長谷川 匡弘先生(大阪市立自然史博物館 学芸員)  

場所 :大阪市立自然史博物館・長居植物園

入館後まず、2階の展示コーナーで植物の移動のメカニズムを概観してから研修室に移動した。種子とタネは日常同じ意味で使っているが「種子」とは植物の雄と雌が受精しめしべの胚珠から発達した胚を含むもののことで「タネ」とは「受精後胚が発達して形成される普遍的な散布体」だそうだ。生き残るために植物は色々な動く仕組みを持っている。「風に運ばれる」「水に運ばれる」「動物に運ばれるもの」「自力で飛ぶ」の4つの方法の説明を受けた。知っているようで断片的であったが、系統だてて説明を受け納得した。

午後からは、5名ずつ6班に分かれて植物園に出て「タネ」を採集した。「綿毛を作って風で移動するな」「ひっつきむしやから動物にくっついて行くよね」「赤い実・黒い実は鳥が食べるね」など班毎に相談・協力し合って取り組み、1時間はあっという間でした。その後研修室に戻って採集してきた植物を分類し、班ごとに発表・解説しあった。風で動くもの14種、動物で動くもの21種、自力で動くもの3種、水で動くもの3種で合計41種の植物を採集し動く方法を確認できた。動く方法が解明されていない植物はまだまだ沢山有るそうで、動く方法の解明に誰か挑戦してみませんか。            (U.T)

班ごとに移動方法を発表(名解説!)

何でしょう?何処で採ってきました?

採集してきた植物を相談しながら分類中です。

  腕組みして「うん、なるほど」と「ほんまかいな?」