山歩き部会の9月活動報告

実施日 : 9月27日(水)天候:晴
行き先 : 大文字山・標高466m
コース : 蹴上~日向大神宮~大文字山頂上~大文字山火床~銀閣寺~バス停
参加者 : 27名

 残暑が厳しく暑い。蹴上から京都一周トレイルのコースで大文字山に登る。大文字山は、如意が岳の一つのピークである。如意が岳の山頂は別の尾根にある。大文字山山頂まではアップダウンの繰り返しで結構長くて疲れる。山頂から、火床に降りる。火床とは、京都五山の送り火の大の字を燃やすところである。火床からは、左京区の街並みが眼下に見える。火床までは、銀閣寺の方から大勢の人が登ってくる。火床から銀閣寺の後ろに降り、銀閣寺前バス停で帰路に向かう。

大文字山A

大文字山B

火床

石ころ部会の9月活動報告

月 日:R5年9月22日

場 所:和歌山県 橋本市 紀の川河原(南馬場緑地広場近傍)                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

参加者:20人

活動内容:

 昨夜来の豪雨も明け方には上がり、総勢20名が橋本市学文路駅前に集合。駅前の通りから紀ノ川沿いのサイクリングロードを歩くこと30分、緑地グラウンドの手前を折れて少し進めば紀の川の広大な河原と無数の石ころ群が現れる。多少の増水はあるものの、昨夜の豪雨を物ともせず紀の川は悠然と流れている。9月とはいえ、まだ夏の猛暑がこたえるが、気持ちが安らぐ。専門家の佐藤隆春先生より流域の地質について説明を受けた後、石ころ拾いが始まる。河原の石ころはこぶし大、またはそれ以上もあり、色彩豊富で美しい。図鑑を参考にするなどして思い思いに拾った石ころの分類を試みるが、見当のつかない石ころが多く、「不明」として山積みに置かれる。それらの多くは最終的に佐藤先生の鑑定で泥岩や砂岩とされた。泥岩や砂岩の鑑定は比較的に容易と思っていたのだが、意外や意外である。気に入った石ころをリュックに入れ、滴る汗を手で拭い、そこかしこに秋の気配を感じながら帰路についた。

観察のポイント:

  • 紀の川は源流のある大台ケ原を北上し、中央構造線の南側を西に向かって紀伊水道に流れる。流域の地層は海洋起源の四万十帯、秩父帯、三波川帯などの岩石からなっている。これらは付加体である。中央構造線の北側(大阪側)は領家帯花崗岩や和泉層群、泉南流紋岩などの地層からなる。また、周囲にはそれらより年代的に新しい(1500万年前の)火山岩の地層が散在している。今回の観察地点では想定通り、それらを起源とする多種多様な石ころが観察された。観察された石ころは以下の通り。
  • 変成岩としては緑色片岩、黒色片岩、砂質片岩などの結晶片岩が多かった。
  • 堆積岩としては泥岩、砂岩、石灰岩、チャートがみられた。泥岩や砂岩は通常我々が目にするものとは異なり、他の岩種と混ざり合った形状の複雑なものであった。このことから当地の堆積岩は四万十帯ではなく秩父帯の堆積岩(泥岩、砂岩)と推察される。和泉層群の泥岩、砂岩とも違うようであった。
  • 火成岩としては領家帯の深成岩(花崗岩、閃緑岩、斑レイ岩)の他、火山岩(流紋岩、安山岩、玄武岩)も見られた。これらの火山岩は1500万年前の火山活動によるものと思われた。他に、海洋起源の玄武岩とされる緑色岩も散見された。
  • 他に石英が多くみられたが、岩石の割れ目に入り込んだ石英質の脈が岩石の風化後に残ったものなのか。 (I.S.)

紀の川 河原の石ころ採集と鑑定風景

石ころの鑑定結果

16期生の9月27日講座報告

年月日:2023年9月27日(水)晴れ

講座名:気象と天気

講師:木村修治先生 (気象予報士)

場所:ラブリーホール

 雲はどうしてできるのか。空気には重さがある。地表では1mあたり10トンにもなるにもかかわらず私達は同じ空気の中にいるので釣り合っている。風船は上空で膨らむ。水蒸気は目に見えないけれど、冷えると水になり目に見えるようになる。などクイズ形式で説明を受けた。また、講師が実際に高山の空気をペットボトルに入れて持ち帰ったものが大阪ではぺしゃんこにつぶれている様子など、実物の紹介は受講生の興味を引いた。実験では、空気を抜いて密着させた2つの半球の容器は外からの空気の圧力に押されて離れない事や、少量の水を入れ振り混ぜたペットボトルにポンプで空気を入れて急に栓を外すと雲ができる様子を確認した。

 高気圧、低気圧の風の流れ、地上天気図、気象衛星ひまわりの画像、レーダー画像から四季の変化や台風のでき方、進路、海水面の上昇などの説明を受けた。身近なことではあるが理屈で考える機会の少ない気象について、理論に基づいた知識を得る機会になった。

 また、防災に関してハザードマップの見方、気象庁のホームページで得られる気象の情報やNHK防災アプリの活用方法など、防災に関する知識を持って自分を守ることを教わった。スマートフォンを使って日常的に使いこなしておく必要を感じた。

 合間の豆知識として、日本の雨の種類(春雨、小糠雨等)雨かんむりの漢字(雫、靄など)雲の種類(飛行機雲、ひつじ雲等)光学現象(彩雲、ブロッケン現象等)の紹介も、気分を変えて楽しめた。本格的な山好きの講師が自らの写真や経験を例にあげての講座は、ぬくもりのある興味深いものとなった。    E.H.

 *写真はクリックする毎に拡大し、解像度が上がります。                                   

いのちの営み探検部会の9月活動報告

テーマ :食べられるキノコ

開催日 :2023年9月18日月曜日

場所  :烏帽子形公園

参加者 :16名

 スタートが少し遅くなり10時40分部会を始めました。まずキノコ愛好家の部会員野間さんから、写真と資料を基に菌類は植物でも動物でもない第3の生物と考えられる。植物の枯れた葉や木、動物のフンなどいらなくなったものを食べて分解する。などキノコの基礎知識説明。また公園内のキノコの様子など話を聞いて観察・採集に公園内を回りました。 観察中は食べられるか毒か、おいしいかまずいかの話で盛り上がりました。東屋に戻り採集したキノコを再度観察・同定を行いました。立派なイグチ(ヤマドリタケモドキ)では調理方法まで解説をうけました。

ヤマドリタケモドキ イタリアではボルチーニと呼ばれる高級食材

資料

採集したキノコ色々

ヤブレベニタケ

イグチ

野鳥部会の9月活動報告

月 日 : 9月21日(木) 曇り

探鳥地 : 大阪南港野鳥園 (大阪市)

参加人員 : 13名

観察種数 : 21種

 天気予報は午後3時過ぎからの雨マーク、その影響か参加者も少なめだ。気温は高いが曇り空で少し風もあり、野鳥園までの徒歩は汗をかくほどでもない。 展望塔館内へ入ると、ここも先客は少なめだ。 今年も運悪く満潮時刻に重なり、北池や西池の干潟は隠れてしまっている。遠く池中に立つ杭にはミサゴが止まりじっと動かない。水面には彼方此方にカルガモ、カイツブリ、カワウと水際にはダイサギ、アオサギが・・・そして近くにはカワセミ一羽とムクドリの大群を視野に捉える。しばらくして遠く西池の対岸水際をソリハシシギ6羽が歩き回っているのをスコープを使って確認。この距離になると双眼鏡での確認は難しくなる。その6羽は午後の帰り際まで、その場所を離れることはなかった。

 「はばたきをの丘」での早めの昼食を終え、今度は北観察所へ移動。道中、小鳥の姿は少なく、シジュウカラ、キジバト、ハクセキレイをようやく確認。 北観察所では対岸にダイサギが樹上でカルガモが岸辺で集団となって休息するのを観察。 そして頭上にトビが風に逆らわずに飛ぶ姿を追いかける。 水面ではミサゴ2羽の止まり木杭の争奪戦が始まり、しばらくそのバトルショウを楽しむ。 その後、再び展望塔館へ、イソヒヨドリやイソシギ、コサギを追加するが渡りのシギチを新たに確認することはなかった。 そして次回は潮位を考慮した観察日設定を検討事案にして、観察会は早めのお開きとなった。(M.K  写真K.T)

ムクドリの大群

カワセミ

アオサギとダイサギ

カルガモ

ミサゴ

展望塔館内

 

吟行部会の9月活動報告

開催日 : 令和5年9月16日(土)

行き先 : 紀の川市「道の駅 青洲の里」(旧名手宿本陣、春林軒、フラワーヒルミュージアム)

参加者 : 14人(ほかに欠席投句2人)

残暑どころか、酷暑、猛暑、溽暑、いや炎暑――。JR名手駅から会場まで、往復、汗びっしょりの「死の行軍」。  「前もって、季語『秋涼し』を使って当日句を作っていたのに、作り直す羽目に。トホホ」と某参加者。  当日句をあらかじめ作ったらダメという教訓になったことでしょう。帰りのJRの車内が天国でした。(Y,W)

兼題:夜長 墓参 生身魂 秋刀魚

会員代表句

高齢者夜長にすべき事もなし  尚文

祖母しやがみ七輪の網秋刀魚焼く  ゆう一

熟柿落つ廃屋赤く染めにけり  たけみつ 

赤とんぼ村にも昭和が消えてゆく  洋々志

彼の人と黙分け合ふて花野ゆく  まさこ

墓石の消えたる横の墓洗ふ  ゆき雄

遠き日を手繰り寄せるや墓参  みえこ

優勝の熱気持ち込む秋の朝  河笑流 

鰻なら喉を通ると生身魂  流以

ちゃん付けで呼ばるるはなき墓参かな  都史子

捨てる本また書架に置く夜長かな  ふじ乃

本堂の読経微かに墓参り  楠子

司馬遼の余談ばかりの夜長かな  万未知

長き夜やおむつの老犬すやすやと  佐都

さまざまの老いの姿や秋刀魚焼く  行行子

生身魂頑固飛ばして笑ひけり  福老

当日句

特選 魁の医聖尋ねて秋暑し  ふじ乃

入選 秋暑し名手本陣の抜ける空  河笑

*写真はクリックする毎に拡大され、解像度も上がります。

青洲の里

昆虫部会の9月活動報告

実施日 : 2023年9月12日(火)

場 所 : 奥の谷(富田林市)

参加人数 : 13名

活動内容 :

 前日からの大雨と、当日の降水確率をにらめっこしながら、何とか活動できるのではないかと世話役で判断し決行することとしました。 滝谷不動駅で集合し全員で目的地まで車をよけながらまずお不動さんへ。 そこから奥の谷への道すがら黄金色に実った稲穂や草花に秋を感じながらも日中はまだまだ蒸し暑く、汗を流しながらのの活動となりました。 前日の大雨で昆虫がどれくらいいるが心配しましたが、皆さんやる気満々で採集していただいたおかげで、たくさんの昆虫に出会えました。皆で同定作業をし、判らないものは持ち帰り確認することに。 当日の雨の予報を気にしながらの活動でしたが、全く心配なく活動を終えることができました。(K.T)

以下今回採集及び目視できたものを挙げています。

ウスバキトンボ、オオカマキリ、キシタホソバ、クマバチ、オオスズメバチ、シオカラトンボ(オス、メス)、ショウリョウバッタ、アシナガバチ、イトトンボ、オオシオカラトンボ(オス)、キタキチョウ、ハグロトンボ(メス)、オオモンシロルリノメイガ、ヒメウラナミジャノメ、エンマコオロギ(メス)、ツマグロヨコバイ、イボバッタ、コバネイナゴ、ハスモンヨトウ(幼虫)、アオバハゴロモ(幼虫)オンブバッタ、ツマグロヒョウモン、モンスズメバチ、ナミアゲハ、ウラギンシジミ、セイヨウミツバチ、ドロバチの仲間、ギンヤンマ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、ミスジチョウ、ホシホウジャク、ツクツクボウシ、ハナアブ仲間、コガネムシ仲間、ヨコヅナサシガメ

以上37種   赤字は写真を添付しています。

シオカラトンボに似るがオオシオカラトンボの翅の付け根は黒褐色。複眼の色は黒。

幼虫は白い綿のようなもので覆われる。成虫は綺麗な薄い緑色の羽をもつ。

モンスズメバチ

腹部の波を打つような模様が特徴。捕食対象はセミやチョウ、花の蜜など

ウォーキング部会の9月活動報告

第63回ウオーキング

   行き先: 冑山森林公園から冑山山頂

   実施日: 2023年9月14日

   参加者: 22名

 まだまだ秋の気配の見えない残暑の中、阪急今津線の仁川駅に22名が集合した。薄曇りの中、地すべり資料館の横を通り公園内の軽登山道にたどり着いた。軽登山道では大阪城の石垣用の巨石跡地を眺めながらアップダウンのある道をたどっていった。全身が汗びっしょりになった軽登山道を抜けたみくるま池を眺めながらレストハウスに到着し昼食を摂った。

 昼食後、公園正面入り口に下山し、バス停より8名が先に帰宅する。残った14名で冑山山頂をめざす。冑山大師の神呪寺の急階段をいっきに上がった後、神戸や大阪の町並み、瀬戸内海を一望する。冑山山頂は広場になっており、周囲は木々に囲まれていた。下山は、急な階段をいっきに麓まで降り、急勾配に建っている甲陽園の住宅街を眺めながら甲陽園駅に到着し解散した。(M・Y)

神戸の街なみ

みくるま池歩道

愛の像と冑山

石垣用の巨石

写真部会の9月活動報告

日 時 : 令和5年9月13日(水)午前10時~12時

場 所 : 大阪市立長居公園植物園

参加者 : 6名

朝からかなり暑い。なるべく木陰を歩くようにしたが、夏が逆戻りしたような暑さであった。ヒマワリは終わり、百日紅が満開だ。土日祝日は、大勢の人で賑わう長居植物園であるが、今日は、平日なので訪れる人は少ない。盆栽庭園の水場では、野鳥が水浴びをしていた。メタセコイアに囲まれた森では、野鳥撮影を目的としたグループにあった。大池に着くと、水連が黄色や赤色の花を咲かせて満開であった。池の中の島には、アオサギがいた。花とみどりの相談所に立ち寄り、牧野博士の展示を見学し解散した。(Y.Y)

*各写真はクリックする毎に拡大され、解像度も上がります。

16期生の9月13日講座報告

年月日:2023年9月13日(水)  曇りときどき晴れ

講座名:金剛山の植物

講師: 神山 善寛 先生

(金剛山の植物に親しむ会、元ちはや園地ミュージアム館長)

場所: 金剛山黒栂谷

前日の激しい雨のなごりか、濁った水が流れる金剛山登山口に集合、初めての山の植物観察が始まった。春に比べて花は少ないのではとの心配をよそに、たくさんの秋の野草を楽しんだ一日となった。

金剛山黒栂谷は平地より3~4℃気温が低く、植生は常緑広葉樹林帯、山頂あたりでは落葉広葉樹林帯との境界にあたると講師から話があり、続いてユリ・スミレ・ホトトギス・キクなどを例として、花の構造の説明を受けて出発した。

歩き出してすぐに林道上にスズメバチの巣が落ちており、ちょっとビックリ。ハチがいなければ大丈夫と聞き少し安心したが、いきなりスズメバチの巣の解説から始まった。

林道脇にはシュウカイドウやヒガンバナ、ミズヒキが咲いていて、色とりどりで目を楽しませてくれる。赤いツリフネソウもかたまって咲いていた。その周りをモコモコとしたマルハナバチが飛んでいて、ときどき蜜を吸うためにツリフネソウの花の中に潜り込んでいく。蜜腺の位置と花の形がこのハチを選んだのだ。この花とハチの関係は深い。

派手さはないが多くの野草が咲いており、名前をメモしただけで30種以上の野草が。それぞれの花について話を伺った。そのたびに交替で写真を撮り、楽しい時を過ごした。

昼からは講師がとっておきの野草を用意してくれていた。林道わきの見逃してしまうようなところにヤマトホトトギスが咲いていた。ユリの仲間だが、山の中にひっそりと咲き、ほかの花とは少し違ったその姿から、森の不思議を見つけたような思いがした。(H.I)

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シュウカイドウの群落:咲きそろった様はみごと、林道歩きが楽しい。

ツリフネソウ:下の大きな花びらがハチの足場になる。やさしいね。

ツリフネソウにハチが潜り込む様を体全体で詳しく説明。なるほど!

ヤマホトトギス:ユニークな姿と名前の由来となった特徴的な斑紋。見とれるね。

スズメバチの巣:落ちて壊れていたが、巣の内部には柱も壁もあった。ハチは見事な大工さん!

ヨシノアザミとマルハナバチ:長くて丸いカラフルな体毛がカワイイ、ヨシノアザミの蜜もOK

ヒガンバナ:秋の道端を彩る。鮮やかの一言

 

16期生の9月6日講座報告

年月日 : 2023年9月6日(水) 曇り・雨

講座名 : 地球環境問題と私たちの未来

講 師 : 巌圭介先生(桃山学院大学 社会学部教授)

場 所 : 堺市立栂文化会館

 過去126年で最も暑い夏、6~8月全国の平均気温が統計上最高に(気象庁)という報道があったが、世界気象機関WMOも今後5年で世界平均気温は最高になるだろうと予測しているとか。言葉だけでなく、誰もが異常な暑さを実感した8月だった。

 今回の講座のテーマ、地球環境問題とは、まさにこの気候変動(地球温暖化)の問題だ。いわゆる産業革命(1750~1850年代)後の100年間のCO₂の排出量はその後の50年でさらに加速、なんと4倍以上に増加している。2015年のパリ協定で「世界の平均気温上昇を、産業革命から2度未満、できれば1.5度未満に抑える」「今世紀後半に温室効果ガス(大気中に含まれるCO₂やメタンなどのガスの総称)の排出を実質ゼロにする」と決めたが、50年で4倍以上に膨らんだものを50年でゼロに……?さらに先生から「あと20年程度で世界のCO₂排出をゼロにしなければ取り返しのつかない変化に見舞われる」と聞き、今日は悪い意味で目が点に。ようやく地球温暖化がいかに恐ろしいものかと気づかされた。(えっ、これでは私たちの未来はどうなるの?)脱炭素技術、いわゆるクリーンなエネルギーを作る技術も進み、大いに期待したいところだが、それを作るには、それ以上のエネルギーが必要だとか。(う~ん、どうする人間)

 ヒトが使える一次エネルギーは、たった3種、化石燃料・核エネルギー・自然エネルギ―だと教わった。安心安全なのは自然エネルギー。太陽光・風力・水力・バイオマスにせよ、すべて太陽エネルギーにかかわっている。と言われてもなかなか太陽エネルギーのすばらしさを実感することは難しい。そこで、太陽熱がいかに利用できるか実感できるものとして、講座に取り入れてくださったのがソーラークッカー作りとソーラークッカーによる調理体験。残念ながら、昨日まで晴れだったのが、今日はなんと曇り・雨。調理はできなかったが、ソーラークッカー作りに真剣に取り組み、完成。レンジシートとクリップだけで簡単に。後はお手製の黒い缶に卵を入れてゆでるだけ、だったのに残念。ゆで卵は宿題ということで卵1つずつをお土産に持って帰ってもらった。さらに先生からはソーラークッカーの型紙のコピーまでいただき、楽しみが増えた。

 午後からは、「どうやってCO₂排出をゼロにするのか(脱炭素への道)」についてグループ討論。皆さん真剣に意見を出し合っていた。その一つ一つの提案・意見にたいして先生から丁寧な説明があり、私たちも深く考えさせられる1日だった。私たちの未来を、若者たちや大企業、国家に任せるだけでなく、私たちシニアも地球環境問題について考え、できることをコツコツと無駄なく実行していきたいと思った。(一人で考えるよりみんなで考えるっていいものですね。知恵がわく。勇気がわく)         (K・T)

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 CO₂をどう減らすのか?

 まずは、ミニで練習

 意外に簡単かも

 できましたね!

   

   完成!
巌先生発案のソーラークッカー3号
  「マンタレイ」

里山保全部会の9月活動報告

月 日 :  9月1日 (金)

場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

参加人数 :  15名

活動内容 

 秋9月がスタート、猛暑に負けるものかと元気いっぱい(少々お疲れ気味の人あり)の15名参加の例会になりました。 山組は今月もこの数ヶ月続く山中に生える笹やシダの伐採作業と枯れ枝集め。スタート時、チッパーが雨水が流れて荒れた山道で転倒するアクシデントに。チッパーはさほど大きくはないですが、どっしりと重くロープを木に巻き付けて引っ張りようやく立ち上げての一仕事になりました。 チッパーは切り出し竹をチップしてくれるなくてはならない働き者です。

 畑組は8月例会で畑全面に広がった雑草を除草しましたが、9月もあ-あ-またまた畑は雑草だらけ。8月からさらにグーンと生育した里芋に励まされ頑張って雑草に取り組みました。 猛暑の中畑の畝づくり、肥料やり、そして元気に育ったカボチャを収穫しました。 昼休みメンバーの女性会員から手作りの焼き菓子の差し入れがあり、みんなで美味しく頂きました。(O.N)

*各写真はクリック毎に拡大され、解像度も上がります。

今日から9月やけど猛暑に負けず頑張るでえー

雨で山道が削られチッパーが横転

 

山道で横転したチッパーも竹を砕いて活躍

先月8月部会で除草も1カ月で雑草が畑一面に

除草したら里芋はこんなに大きく生育していました

本日はかほちやの収穫です