15期生12月21日の講座報告

月  日 : 2022年 12月 21日 (水)  晴れ

講座名 : ネイチャーフォト入門

講   師 : 阿倉 薫 先生

場   所 : ラブリーホール(河内長野市)

今回はレンズを通して動植物の撮影を行なう講座だ。先生のカメラ撮影のきっかけは、アオクサカメムシの幼虫の美しさに魅せられて始めたそうだ。以前は岩湧の森に年に100回程通い、1,000種類以上の虫たちを撮影されてきたそうだ。 午前の座学ではカメラの仕組みやマクロ写真の撮影方法、マクロレンズの種類や使い方を教わる。一般的には一眼レフカメラにマクロレンズを用いるのだが、ここではデジカメやスマホに100均で調達出来るマクロレンズを使用する。各自持参したマクロレンズやルーペ等をカメラやスマホに装着し、お札やコイン、ビー玉等を撮影する。肉眼では見えなかった細かなデザインや文字が浮かび上がり、思わず歓声が・・・。         

午後は近くの公園に出て接写撮影の実習だ。冬なので虫たちではなく、花や樹木の撮影になった。その後室内に戻り、先生が撮り貯めていた動画を鑑賞した。ヒメバチの産卵シーンやセイタカアワダチソウについたヒゲナガアブラムシの出産シーン(卵ではなく胎生で生まれる)、アカヒキガエルが太いミミズを捕食するシーン等珍しい映像がいっぱいだ!レンズを通しての小さなマクロの世界、今まで知らなかった岩湧の虫たちの世界を映像で見ることが出来、学びの多い楽しい一日だった。      (S . Y)      

アケボノソウの蜜腺にアリが整列?楽しいね!

見てみて、こんなに大きく見えるよ。印刷の細い線までクッキリ。

レンズ、何処に付ければいいのかな?

もっと近づけてって言われても、ピントが合わないよ~。

    

 

野鳥部会の12月活動報告

活動日 : 2022年12月21日(水) 天候 晴れのち曇り

探鳥地 : 百舌鳥古墳群

参加者数 : 22名

観察種数 : 32種

 寒波もやわらぎ、穏やかな日差しとなった今日は絶好の観察日和。部会は南海高野線百舌鳥八幡駅近くの広稜公園から始まった。園内の芦ヶ池は多くのカモを目の前で見られることで知られる。朝の挨拶もそこそこに先ずはカモ観察。狭い池はあふれんばかりのカモの群れ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、マガモ、カルガモ、ヨシガモの5種が混じり合う。中でもヨシガモの鮮やかな緑の冠羽と胸から下の小紋模様を肉眼で見ることができるのは感動もの。突然、上空にオオタカが現われ今度は一同その飛翔線を追いかける。回りの樹木にはメジロやスズメの群れがやってきて、我々が近くにいても逃げる様子は全くない。 次の御廟山古墳への道中、光明院(百舌鳥八幡宮隣)の裏庭では柿の実を狙って見たことがないほどのメジロの大群が・・・

 「御廟山古墳」に入るとオオバン、バン、カイツブリやホシハジロがお出迎え、回りの住宅の屋根にはイソヒヨドリ、ムクドリが。ここではバンの立ち姿を近くに見て、脚の色、形を確認する。またダイサギとコサギが並んで民家の軒先に羽を休めており、今度はその大きさや嘴、脚の色の違いを見比べて観察。「いたすけ古墳」ではお目当てのカワセミに今回も出会うことができ、ジョウビタキも並んでとまったのはラッキーでした。大仙公園内に入るとすぐにコゲラ、そしてアキニレには大群のカワラヒワが実を食餌中。

 緑化センターでの遅めの昼食を済ませ、今度は「上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵古墳)」へ、観察台から確認できたのはカンムリカイツブリ、ミコアイサの雌、マガモ、カイツブリ、カワウ。 ミコアイサの♂を求めて奥へ奥へと進む。一番奥にてようやく「居ました」の歓声、それも5羽並んで。 ここを常宿しているオシドリの群れも数羽だけが樹陰から出入りを繰り返す。上空にオオタカが現われカラスが騒いでいることもあり、オシドリは警戒を強めているようだ。 大仙公園を抜け、「大仙陵古墳」前にて「鳥合わせ」そして解散。 今回は数が少なくなったと思われてきたスズメやメジロの大群をあちこちに見ることができ、またお目当てのミコアイサ、オシドリ、カワセミにも出会えた安堵と充足感に満たされた観察会となりました。(M.K 写真K.T)

ヨシガモ♂

ハシビロガモのサブ・エクリプス

街灯に同化したアオサギ

バンの立ち姿

カワセミ

カンムリカイツブリ

オシドリ

ミコアイサ♂

いのちの営み探検部会12月活動報告

月 日 : 2022年12月20日 火曜日 晴れ

課 題 : 「生きものの時間-生れるまでの時間」

場 所 : 高槻市 JT生命誌研究館

参加者 : 8名

 受精卵(一つの細胞)から個体を作る様々な細胞が生まれ、そのたくさんの細胞が絶妙なタイミングで互いに精巧につながり、一つの個体となるまでの時間に迫った解説展示でした。また個体が刻む一生の時間を生れてから寿命が尽きるときまでの時間。オサムシ(飛べない虫)で知る日本列島の誕生秘話、等々・・・案内していただいた解説員の方々の博識と親切な説明に少しは理解できましたが・・・・

部会として生命誌研究館への訪問は3回目となりますが未だ展示解説にはまだまだ深いものがあると感じました。(  Y.T)

講座風景動画(15期生)ウミウシ観察


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大阪シニア自然カレッジ 15期生講座《ウミウシ観察》

講座風景動画(15期生)九度山紙漉き体験


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大阪シニア自然カレッジ・紙漉き体験

講座風景動画(15期生)地球環境問題と私たちの未来


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大阪シニア自然カレッジ 地球環境問題と私達の未来

吟行部会の12月活動報告

第124回吟行部会報告

 実施月日 : 令和4年12月17日(土)

実施場所 : 天野山金剛寺

句会会場 : 河内長野 ノバティホール 会議室B

参加人数 : 11名 

 出かける頃からポツポツときて、そぼ降る雨の中の吟行となりました。「この前はよく通っているのに境内に入ったことがなくて」というメンバーもあり、ボランティアガイドさんに説明・案内していただいきました。仏に出会い、建造物が全て重要文化財という寺史と歴史にも思いを馳せながら作句することができました。

当日句を回収後すぐにコピーすることで、書き写す手間と時間が軽減され、充実した句評の時間となりました。(T.U)

参加者の代表句(欠席投句1)・・・・12月度兼題:「冬日和」「障子」「ポインセチア」「年の暮」

・我が部屋に差し込む光冬日向      尚文

・友見舞い昔話の冬日和          たけみつ

・寒暁の日本に歓喜三苫の駆       洋々志

・一筆の雲鮮やかに年の暮         まさこ

・青春の光のポインセチアかな       ゆき雄

・伊勢神楽若き笛方指細し          美枝子

・ティラノザウルス骸(むくろ)の如き冬の枝     流以

・凍てる朝恩師の訃報LINE鳴る      河笑流

・酩酊の我を見つむる篝火草        都史子

・年の瀬や第4楽章諳(そら)んずる        ふじ乃

・ポインセチア二十歳の頃の服残し     楠子

・子らのいる障子の内は別世界       万未知

当日句

特選句

・邪鬼を踏む白眼の仁王冬の雨      ふじ乃

入選句

・南北朝流転のみかど冬紅葉        楠子

 

15期生12月14日の講座報告

年月日:2022年 12月 14日(水) 曇り

講座名:地質観察②「大阪城の石垣と周辺の地形・地質」

講師 :佐藤 隆春 先生(大阪市立自然史博物館外来研究員)

場所 :大阪城公園・大阪歴史博物館(大阪市中央区)

OMMビル前で、周辺の地形の概観の説明を受けた。大阪平野は淀川の氾濫による土砂の堆積でできたデルタであること、その中にある上町台地は1~数万年前は「大坂山脈」だったそうで、10m以上の谷もあり削ったり埋めたりして現在の地形になったということだった。

歩き始めてまず豊臣期の石垣(ドーンセンター北側・追手門小学校内)を見、大坂橋から大川と寝屋川との合流部と上町台地の形状を見た。

大阪城公園では、江戸期の石垣(現在)は豊臣期のものを数メートル埋めてその上に作られたものだそうで、その際に大量に集められた石は運び込んだ大名によって刻印や石材が違うことを確認し、京橋口枡形・桜門枡形の巨石を見た。

最大の「蛸石」はよく見ると「蛸」のような姿が…カメラで撮ると更にくっきりと写り、皆納得できた。

玉造口付近では落葉・腐葉土をかき分けて上町層の貝化石探しをした。最近の赤貝の殻(たぶん)はすぐに見つかったが、その後なかなか…やっと小さな二枚貝の殻が一つ見つかりホッとした。

先生と分かれ歴史博物館で昼食後、各自館内見学をした。「こんな講座もいいね。」という声も聞かれた。

                                   (U.T)

豊臣期の石垣(移設復元)石の種類を聞かれ、熱心に観察

刻印石 「田」の字以外にも彫ってあるけど、何処の藩かな?

桜門枡形の「蛸石」 「あっ、蛸が!」左端下部に見えますか?

「12,000年前の貝化石をさがせ!」 落ち葉・腐葉土をかき分けて・・・

写真部会の12月活動報告

日時 : 令和4年12月14日(水) 午前10時~12時

場所 : 堺市鳳大社

参加者 : 6名

この冬一番の寒さで、早朝は所により雨模様・強風だったのですが、活動開始の午前10時には少し日差しも出てきました。 寒い中を鳳大社で撮影をしていると、近くの保育園児たちが元気に遊んでいました。 今回も少人数での活動でしたがゆっくりと撮影することができました。(M.F)

 

15期生の12月6日・7日講座報告

年月日 : 2022年12月6日(火)~7日(水) 晴・曇

講座名 : 西はりま天文台一泊研修

講 師 : 施設担当者

場 所 : 西はりま天文台・Eーディフェンス・スプリング8・SACLA・人と自然の博物館

今日は2回目の一泊研修で最初の施設見学は構造物の耐震性を見直すのに構造物の破壊過程を調べる施設として建設された実大三次元震動破壊実験室(Eーディフェンス)である。ここでは実大規模の建物に前後、左右、上下の揺れを与えて耐震性向上の研究をしており、実験棟の面積は約5,200㎡、高さ約43m、振動台には1,200t積載できるそうでスケールの大きさに驚きである。次は世界最高性能の放射光(細かく強力な電磁波)を生み出すことが出来て、この放射光で物質の種類や構造、性質を詳しく知り基礎研究、応用研究、や産業利用に役立てているスプリング8とSACLAを見学、両施設ともに日本が世界に誇る施設です。日本の技術力は凄いですよ。そして夕食後はここ西はりま天文台のなゆた望遠鏡での観望会がスタート。幸いに夜空には雲が無く大いに期待できそうである。先ずは土星から「はっきりと輪が見える」海王星「いかにも遠くにある星かな」木星「明るくてしま模様が見えた」天王星、月、アルデバランス等々最後に火星と全部で10の星を見ることが出来て1時間半の観望会に皆満足したけれど、本当に寒かったネ。

翌朝は雲海は見えなかったが、日の出や山々の風景を楽しんで兵庫県立人と自然の博物館へ向かう。ここではブロッコリーのDNAの抽出実験に挑戦した。「必ず抽出に成功するとは限りません」との先生の言葉に手際よく分担して真剣に作業して、材料をろ過して最後にエタノールを入れると、やった!ひも状のDNAが確認出来ました。ここは国内の公立博物館では最大級で数多くの多種多様な展示物が有り、それぞれが楽しんだ。2Fの男子トイレには化石や岩石の標本が女子の方には蝶の標本が展示されていて驚かされました。今回も楽しい思い出をお土産に家路に、お疲れ様でした。 (T・O)

スプリング8の内部

実大の2階建てが小さく見えるEーディフェンスの実験棟

今回最初の集合写真だよ

どんな星が見えているのかな?

西はりま天文台をバックに、は~い笑顔

真剣に抽出実験を、結果は?

ウオーキング部会の12月活動報告

ウオーキング部会 第59回例会

行先 : 奈良 「天香具山 大和長寿道」

実施日 : 2022年 12月8日(木)

参加者 : 21名

 少し肌寒いなか、総勢21名で桜井駅を出発し、大化の改新ゆかりの地、大和長寿道エリアを散策しました。大きな石棺があった艸墓(くさはか)古墳、日本芸能発祥の地と言われる土舞台、最古の寺と言われる安部文殊院等を巡った後、天香具山に登り、畝傍山、耳成山を眺めました。下山後、広大な藤原京跡を横断し、藤原京資料館を訪れました。藤原京成立過程が描かれているビデオを見て古代人の偉大さを実感しました。その後、おふさ観音に立ち寄り、美しく飾られた「おふさ提灯まつり」を見学し、大和八木駅にて解散しました。ゆったりとした奈良の都を満喫した1日でした。(M.Y)

天香具山

藤原京跡

おふさ観音提灯祭

植物部会の12月活動報告

月 日 :  令和4年12月7日(水)

場 所 :  西原公園(堺市)

参加人数 :  28名

 栂美木多駅に集合し、空気が冷たく肌寒い中、北側から出発し、途中公園の手前のイヌシデ、ハンノキ、モミジバフウを見、公園内に入る。 トウネズミモチ、ハクチョウゲ、コナラ、アラカシと、ここでドングリを探し実の比べ合いをする。 シャシャンボ、カナメモチの群生、クロガネモチとは葉柄の色が紫色と教えてもらい、それから木がねじれているネジキを観察。 池の中に生えている円い葉をした柳の一種を見た。 それからサンゴジュ、アラカシの巨木を観察するとともに鋸歯は3分の1先端にしかないことを確認した。 トベラ、クスノキの幼木、メタセコイア、 トウネズミモチの葉は葉脈が透けて見えきれいである。 ケヤキ通りに出てドウダンツツジの前で昼食となる。

 その後シャリンバイ、クロマツとヤシャブシ、ウバメガシ、アベマキと見て回る。アベマキのドングリとハカマを探し、大きな実を見つける。 クヌギのドングリよりも一回り大きい。 それからムクノキの幹の板根を観察。 ウルシ科のヌルデを見つけ、これは葉軸に翼があるのが特徴である。 イボタの木の実やノイバラの実、ウバメガシのドングリやマサキの赤い実等々観察する。 又、サンシュユの赤い実を食べてびっくり(渋い)していた。 マテバシイのドングリを食べたり、スダジイの実を食べ比べしたりした。 最後にはトウカエデと大量の落ち葉。 ニセアカシアを見て終了する。 現況林を生かし何百本もの植栽をした西原公園であった。  寒かったが充実した一日であった。(T.H文、写真)

ケヤキ並木

アラカシの大木

アベマキのドングリ

アベマキの大木

ムクノキの板根

中軸に翼があるヌルデの葉

里山保全部会の12月活動報告

月 日 :  12月2日 (金)

場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

参加人数 :  12名

活動内容 :

12月は畑組多忙な一日になりました。まずは立派に育った里芋の収穫。 土深く根を張り鍬を力いっぱいふるっての掘り起こし作業。 畑の畝づくりに肥料やり、繫華街の難波あたりで昔作られていたというナンバネギとエンドウとの植付け作業。植付けはやさしく丁寧に時間をかけて植付けします。 そして先月植えた玉葱の世話も怠りなく愛情を。 山組は先月に引き続き山の斜面の木の間に容赦なく生えた笹の刈り取りという地味な作業を黙々と。 先月は生育状況把握の里芋収穫でしたが、今月は本収穫でどっさりお土産になりました。(O.N)

今年の最後の活動 がんばるぞー

大きく育った里芋掘り起こし作業 まずは葉っぱ切り取って

どっさりと収穫した里芋 お土産がたっぷり

エンドウの苗を優しい植付け

笹や木のつるを切り取り山肌をスッキリとさせて今年の作業は完了

マップ作り部会の11月活動報告

日 時 : 2022年11月28日

場 所 : あまの街道陶器山尾根道(陶器山トンネル上の休憩所~大野台西住宅地付近)をABCに区切り一年間定点観察する)

参加者 : 9名

今年は綺麗に紅葉している所が多いので、陶器山はどうだろうかと思いながらスタート地点に向かった。

<A地区> 休憩所の回りではイロハモミジが色づき、クロガネモチ(AC)も赤い実を沢山付けていた。今頃咲くのだったとヒイラギ(AC)の白い花を見付けて、甘い香りを楽しむ。又ビワの花も咲き始めていた。アオキの実はまだ青いものがほとんど。 ネジキは不思議な樹である。春にはねじれた幹に小さな白い壺状の花を下向きに並べているが、実は上向きとなる。そして今は驚くほど美しく紅葉しているものがあり感動する。 イヌビワは爽やかな黄色に、アカメガシワも穏やかな雰囲気の黄葉に。コナラは褐色に、カマツカの葉も色づいてきている。モチツツジは花を付けていない木の葉はだんだん赤くなって来ていて、何処を触ってももう粘り気は無い。 鮮やかに紅葉しているのはハゼノキ(AB)だ。

*草本では まだオニタビラコの小さな黄色の花を、全域でヒメジョオンの花を見る。

<B地区> ヒサカキの花芽、カキノキの実(AB)、イヌビワの実(BC)、カマツカの実(BC)ノイバラの赤い実(全域)を見る。コウヤボウキの花の時期はもう終わる。

*草本では リュウノヒゲの黒い実やヘクソカズラの実を見る。またノガリヤス、メリケンカルガヤが目に付いた。

<C地区> ヤツデの白い花、サザンカはピンクと赤い花が咲き始めていた。タイワンフウの紅葉はオレンジ色のグラデーション。ツルウメモドキの実はまだ黄色い物と、黄色の果皮が3裂して橙赤色の仮果皮の現れた物とあり、まだまだ目を引く。トウネズミモチ(全域)のたわわに付いた実は、ネズミモチの実と比べると丸い。イボタノキのつやの無い黒い実、アオツヅラフジの青い実、ガンピの細長い毛のある実、高い所のセンダンの実、落ちているのを見付けると嬉しくなるアオギリの実等を見る。

*草本では キンミズヒキは紅く紅葉していて群生しているとなかなか見事だ。タカサゴユリの変わった実。フジバカマは回りの草を刈られて出現。イネ科のチヂミザサは小穂から伸びていた3本の長い毛が、実が熟しても残っており、粘液が小さな水玉の様に付いていて触れるとニチャッとくっついてびっくりする。ひっつき虫の戦略も様々で面白い。トキリマメも赤くなった可愛らしい実を付けていた。

 穏やかな良い天気に恵まれ、一日楽しく過ごすことができた。      (Y・M)

ヒイラギ

ネジキ

イヌビワ

アカメガシワ

ヤツデ

タカサゴユリ

チヂミザサ

陶器山の紅葉

15期生11月30日の講座報告

月  日 : 2022年 11月    30日 (水)  曇り

講座名 : 竹炭焼体験

講   師 : 柴山朗生先生(富田林の自然を守る会 炭焼班) 他スタッフ6名

場   所 : 滝谷 奥の谷

 今回初めての講座「竹炭焼体験」。富田林の自然を守る会の炭焼班の活動基地(枇杷庵)での講義からスタート。炭の種類や特徴、今何故竹炭なのか?など炭についての話や窯の構造図を見ながらどの様に熱が伝わり炭になって行くのかの説明を受けた。その後三つの班に分かれて竹材作りの実習作業に入る。先ずは竹を窯に入る長さ、80㎝に切断。次に竹割り器を使って四等分に割る。最後に窯にすき間無く詰めるために節を落とす。安全に道具を使うための装備や手順の説明を受けて作業にかかった。最初二人でしていた竹割りも慣れてきたのか一人でこなす人も現れ、準備していた竹を予定より早く切り終える事が出来た。

午後は窯を使っての実習。此処には窯が二つあり、今回は空の窯に竹材をすき間なく装填する。約300本入るそうだ。火入れ口の近くや残りのすき間には小さな竹を詰め、蓋をして土かぶせをして密閉する。次の火入れ作業では、団扇を使って風を送るが薪の燃焼がなかなか安定せず苦労したが無事かまど口を密閉出来た。火入れをしてから炭が出来るには17時間ほどかかるので、炭焼作業はここで終了して、この後はもう一方の窯から炭焼班の方が焼き上げた炭の窯出し体験をした。 竹炭の他に空き缶に入った松ぼっくりやどんぐり、蓮の花托等が入っていて、綺麗な姿に驚きの声があがった。持参の袋に竹炭やどんぐり等を頂き、笑顔で終了した。(Y. S)

のこぎり作業は三度目です。           様になってるでしょう!

すき間無く詰めてます。                               まだまだ入れないとね。

ブルブル  頭叩かないで~

松ぼっくりやどんぐり、蓮の花托などの花炭 黒光りして綺麗です!

 

 

 

 

 

       

山歩き部会の11月活動報告

実施日 : 11月30日(水)

行き先 : 六甲山系 東おたふく山(標高697m)

コース : 東おたふく山登山口バス停9:50集合~東おたふく山頂上~雨ケ峠~風吹岩

~ 保久良神社~ 岡本駅 14:20

参 加 : 19名

 11月23日の定例会が雨のため1週間延期して開催した。このため、参加者がいつもの6割程度となり1組で出発した。バス停から直ぐに山道に入る。昨晩からの雨は朝にはあがったが道はかなり濡れている。滑らないように注意して登る。50分で頂上に着く。六甲山系で唯一の草原の頂上である。記念撮影をする。そこからは長い下りとなる。まず、雨ケ峠に降りる。この峠で六甲最高峰に向かう魚屋道と合流する。少し下ったところで昼食にする。風吹岩まで下る。神戸の街が見渡せるビューポイントである。少し休憩し、保久良神社に向かう。紅葉が迎えてくれる。岡本駅に降りて解散する。(Y.Y)

東お多福山 (全員)

急阪

昼食

風吹岩

いのちの営み探検部会の11月活動報告

月 日 : 2022年11月21日(月)

場 所 : 箕面公園 昆虫館

テーマ :  昆虫たちの生態観察と秋の公園散策

参加者 :  13名  

 紅葉の名所箕面、名物もみじの天ぷらや焼き栗の香りのなか昆虫館へ。紅葉の見頃はもう少し先かなと思わせるが、それでも緑、赤、黄色の見事なグラデーションを愛でながら渓谷沿いのハイキングコースを進む。

 昆虫館では、生体展示のナナフシ、カブトムシやクワガタムシ、ゴキブリ、最近ほとんど見かけなくなった水生昆虫のゲンゴロウの仲間やタガメ等々を見学。他にも美しい蝶や蛾の標本を見て回り、順路最終の放蝶園では八重山諸島の蝶たちが飛び回っている(亜熱帯の八重山では真冬にあたる時期でも春のような陽気)のを観察。ゆったりとはばたかせて飛ぶオオゴマダラやアサギマダラ、翅を閉じると枯葉にしか見えない見事な擬態のコノハチョウ、他にも美しい蝶たちが所狭しと飛び交っているところや吸蜜の様子をじっくりと観察。龍安寺前の広場にて昼食後、箕面大滝まで紅葉を楽しみながら散策して終了。(K.I)

生態展示のゴキブリたちを観察

コノハチョウ 翅を閉じると枯葉

コノハ蝶 翅を開くとこんなにカラフル

リュウキュウアサギマダラの卵

箕面川にはオオサンショウウオが!

吟行部会の11月活動報告

第123回吟行部会報告

実施月日 : 令和4年11月19日(土)

実施場所 : 花の文化園(河内長野市)

参加者 : 10名

小春日和の柔らかな陽ざしの中、園内を皆で眺めているとボランティアの方が声をかけてくださり、急遽園内を案内して下さいました。桜の原種のひとつと言われているヒマラヤ桜、小さなセンブリの花(表現ができないほど苦いとか)。また花びらと思っていたのが花だったりと花の仕組み等、目から鱗のお話を12時過ぎまでたくさん聞かせていただきました。さながら植物部会のようでした。 ただそこはやはり吟行部会。この花は季語になるやならないやら、スマホで調べながら納得。午後からの句会に向けて各々メモをとりながら散策は終了。 昼食後は、園内の「園芸室」をお借りして落ち着いた雰囲気の中句会を行いました。文、写真(K.T)

◇11月度兼題:「時雨」「七五三」「蜜柑」「湯冷め」◇〈当日参加者の代表句〉

・もらい湯は下駄の響きと湯冷めかな       ゆう一

・蜜柑山斜めに立ちて鋏入れ           たけみつ

・夕闇を誘いて妖(あや)し石蕗の花        洋々志

・時雨るれば黙もあらむや山路行く        まさこ

・三山を墨絵のごとく奈良時雨          ゆき雄

・忘れごと多き一日(ひとひ)やつわの花      美枝子

・小夜時雨あさの車になごり留め         流以

・太陽が嫉妬するよな蜜柑畑           河笑流

・村時雨つくり酒屋の墓仕舞ふ          都史子

・亥の子餅配りつ貰ふ夕間暮れ          ふじ乃

・旧友の消息聞きし小夜時雨           楠子

・時雨ゆく神代もかくに嫁ケ島          花井万未知

〈当日句〉

特選句

・寒晴を黄金に染めて巨き杉           ゆき雄

入選句

・シクラメン誰が名付けけむ篝(かがり)火(び)草(そう)        流以

ヒマラヤ桜

センブリ

メグスリの木サーモンピンクの紅葉

15期の11月16日講座報告

年月日 : 2022年11月16日(水) 晴

講座名 : 九度山散策と紙漉き体験

講 師 : 松島ガイド他2名(まちなか語り部の会)・下西苑長(紙遊苑)

場 所 : 九度山町・紙遊苑

駅から3班に分かれ、ガイドさんの案内で九度山の町を散策した。雪深いと思われるようだが、紀ノ川の影響で比較的温暖で雪も大阪府と殆ど変わらず、水運により交通の要衝として栄えてきたそうだ。高野山の開山に当たっては、川で運ばれた資材をここから町石道を通って運び上げられたことなど説明を受けた。また、九度山は真田昌幸・幸村に関する伝承がたくさんあり、面白く聞かせてもらった。慈尊院は弘法大師の母公が晩年に住み、亡くなった後、弥勒菩薩となり祀られていて女人高野の寺としても知られている。

弘法大師が厄除観音を祀った勝利寺の庭や街並みを見下ろしながら昼食を済ませて、午後からはその一角の紙遊苑で「高野紙」の紙漉き体験をした。下西苑長から「小学生の皆さんが上手に自分の卒業証書を漉いて帰りますよ」と聞かされて自分の修了証書になる紙を漉くとあって説明を聞くのも皆真剣そのもの。順番が近づくと「緊張してきた」との声が上がる。枠の真ん中を持つこと、液に入れる角度、掬ったら枠を前後左右に痙攣の時のように小さく振る、枠の水が少なくなったら振らないことなどがポイント。「言うは易く行うは難し」でなかなか・・・出来具合で頑固か素直か分かるそうです。戸惑いつつも全員キレイに漉くことが出来、頑固な人はいない(?)ようでした。漉いた紙の修了証書を楽しみにして、九度山の富有柿をお土産に本日の講座は終了です、(T・U)

世界遺産の慈尊院の山門から町を振り返る。

百八十番」の文字が、町石道の終点です。

真剣そのもの・・回してはいけません。

障子ではありません。出来た紙の水きりです。

野鳥部会の11月活動報告

観察日 : 2022年11月16日(水)

探鳥地 : 平城宮跡(奈良市)

参加者 : 21名

観察種数 : 31種

 好天気に恵まれた秋空の下、安部元首相の事件現場を横に見ながら大和西大寺駅を出発。平城宮跡公園への道中ではムクドリしか見ない。公園内に入って暫く歩を進めるが鳥の気配が全く感じられなく静かだ。大極殿院西側のアシに囲まれた池で、ようやくマガモ、アオサギ、ダイサギを見つけるが、生茂ったアシに遮られ見通しが一段と悪くなっていた。その後、園内を彼方此方と探し回るが、何時もはよく見かける草地性の小鳥が出てこない。冬の子鳥も未だ渡ってきていないらしい・・・大極殿院南門(大極門)が完成されたばかりで、園内がやたら綺麗に整備されていること、それに各所で草刈機の音がうるさいがそれらが影響しているのか・・・・結局、公園内ではその後スズメ数羽とヒヨドリ、モズ一羽で終わり、午後に期待しての早めの昼食となった。

 午後の水上池では、早速に多くのマガモ、コガモ、カルガモを目の前に、遠くにオシドリの群れとカンムリカイツブリを見る。池に沿って進むと、オオバンが付いてくる。水面に首を出すカイツブリや水面を飛翔するコブハクチョウを見ながら仁徳天王皇后拝所前まで来ると、視界が開け絶好の観察ポイント。我々より先に来ていた多くのバーダーからトモエガモが入っているとの情報を得ており、期待を持って覗きこむ。ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモがいるいるいる・・・うーむトモエガモは何処・・・殆んどのカモは首をひっこめての休眠中で特徴ある顔の巴模様がなかなか確認出来ない。ようやくそれらしき後ろ姿を見つける。次のコナベ古墳池ではマガモとカルガモ、その奥のウワナベ古墳池では遠くにホシハジロが集団でいた。その池では「あっカワセミ」の声に一同その姿を追い、今度は「タカ」という声に指先の方向へ全員の目が。ここを最後に折り返し再び水上池へ、今度はハシビロガモ2羽を追加。帰路ではハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、ツグミが更に加わり、佐紀池の観察を最後に鳥合わせとなった。今回は小鳥がさっぱり見つからず、総数が少なくなったことが気になる探鳥会となりました。(M.K 写真K.T)

モズ♂

マガモ

ハシビロガモ

カンムリカイツブリ

セグロセキレイ

コガモ

トモエガモ

完成した大極門と外された建設時の素屋根

石ころ部会の11月活動報告

月 日 : R4年11月11日

場 所 : 大阪府和泉市 久保惣記念美術館

参加者 : 18人

活動内容 :

 今年最後の石ころ部会は久保惣記念美術館にて開催中の特別展「玉石の美」の鑑賞である。玉(ぎょく)は翡翠等の貴石でつくられた工芸品であり、中国では重要な美術工芸分野のひとつに位置付けされている。古くは中国新石器時代の玉菅、玉環、玉針や、商時代の工芸品(鳥、虎、魚、兎、龍、蝉や豚等の形をした彫り物)、清時代の硯や文房具等であった。日本古来の玉石としては縄文や古墳時代の耳飾り、弥生・古墳時代の勾玉や飾り玉などが展示されていた。勾玉は中国の展示品にはなく、日本特有のものであるようだ。玉石鑑賞の後は宮の上公園で昼食を摂り、いずみの国歴史館の展示も見学した。我々はこの7月に河内長野のふるさと歴史学習館で滑石を用いた勾玉づくりを行ったが(7月22日の活動報告参照)、今回の鑑賞で石に対する理解の幅が更に広がったように思えた。天気にも恵まれ、心地よく充実した一日であった。美術館の説明資料などを参考に石ころ部会の視点から今回の鑑賞・見学を以下のようにまとめてみた。

まとめ

  • 中国美術において「玉」(ぎょく)は軟玉、硬玉をはじめとする貴石で作られた工芸品の総称であり、祭祀器や装身具として利用された。他に碧玉、水晶、瑪瑙、大理石、滑石、蝋石、琥珀なども使用された。
  • 硬玉は翡翠(蛇紋岩由来の変成岩)のこと。軟玉は透閃石や陽起石の一種。碧玉は不透明な石英。水晶は無色透明な石英。瑪瑙は縞模様のある石英の結晶体。大理石は石灰岩が変成したもの。滑石や蝋石も変成岩の一種で特有の結晶構造のため結合力が弱い。琥珀は天然樹脂の化石。
  • 軟らかい順にモース硬度で列記すると滑石は1、琥珀は2~5、大理石は3、軟玉は6~6.5度、瑪瑙は6.5~7、硬玉(翡翠)は6.75~7、水晶は7、ダイヤモンドは10となる。

切断、穿孔、研磨等の玉器製作の工具として新石器時代には石製の工具が使用されたようだ。板状の石を使い、鋸を挽くように動かしながら水に濡らし砂を付けて擦り切る方法や、大きめの孔をあけるには、竹を用いて水に濡らした砂を付けながら回転させ擦り切る方法が推定される。商時代以降は金属製の工具が使用されたようだ。(I.S)

久保惣記念美術館前にて

中国 および 日本の 玉石 の数々

昆虫部会の11月活動報告

日  時 : 11月8日(火)10:00~

場  所 : 延命寺(河内長野市)

参加人数 : 11名

活動内容 : 

 8日の昆虫部会、小春日和の気持ちの良い日差しの中11名の方に参加していただきました。 延命寺の紅葉も日ましに進み見事なコントラスト。昆虫採集の前に、各々スマホで撮影会。 昨年の同時期と比べるとお天気の影響もあると思うのですが、思った以上の昆虫(19種)に出会えました。 昼食を忘れるぐらい熱心に採集していただき、大まかに同定し後は持ち帰り再度確認。 その後昼食をとり、紅葉を愛でながら駅までの道のりゆったりと帰路につきました。  以下採集及び目視した昆虫

コオロギ、ベニシジミ、キタキチョウ、ハラビロカマキリ、オオカマキリ、アカタテハ、ヤマトシジミ、ヒラタアブ、モンシロチョウ、ツマグロキチョウ、コバネイナゴ、ヒナバッタ、ヒシバッタ、ノコギリクワガタ、フクラスズメ(死骸)、ミツバチ、スズメバチ、未同定2種(甲虫の仲間、ヒメバチの仲間)・・・・番外⦆昆虫ではないのですが「ザトウムシ」節足動物で蜘蛛に似ているがダニやサソリにちかい生物らしい。(K.T)

ヒナバッタ(胸背面に「く」の字模様有)

ヒシバッタ(模様は様々小さなバッタ)

ノコギリクワガタ(日本国内に広く生息する代表的なクワガタムシ)

ミツバチ・スズメバチ・ミツバチの巣を襲いに来たスズメバチ

 

ハラビロカマキリ(メス)・緑色が一般的、褐色型は少ない

延命寺の紅葉

 

 

 

 

 

ウオーキング部会の11月活動報告

行き先 : 南海電車旧線跡遊歩道

実施日 : 2022年11月10日

参加者 : 25名

 直前の植物部会のコースと、まったく同じであったためか、参加者は少なめであった。秋晴れの日、地蔵寺で、紅葉の秋を楽しんだあと、八幡神社でUターンし、天見駅から、自然に囲まれた南海高野線跡の遊歩道を、美加の台駅までウオーキングを楽しんだ。 少し、長い距離で、歩数は、23000歩位であった。 (S.H)

15期の11月9日講座報告

年月日 : 2022年11月9日(水) 快晴

講座名 : 奈良公園の巨樹観察②

講 師 : 甲斐野 幸一先生(グリーンあすなら代表) スタッフの方2名

場 所 : 春日山原始林北遊歩道・若草山

今日も青く澄んだ空の下で春日山原始林と若草山を巡る講座が春日大社前からスタートした。右側は春日大社の神山である三蓋山、左側は世界文化遺産の春日山原始林の遊歩道を若草山山頂へ向かうが、この道は自然道ではなく昭和初期に整備された自動車道で道幅も広く原始林には不釣り合いかな。途中でナギ【春日大社の神木で鹿は食べない。葉型は広葉樹のようだが針葉樹である】カゴノキ【幹の模様が「鹿の子」に似る】イチイガシ【樹高が30mほどに大きくなり、神社や寺院に多い木】モミ【常緑針葉樹の高木で樹高は30m以上になる】などの解説や原始林もカシノナガキクイムシによる「ナラ枯れ」が増えており、対策と駆除活動の話や樹齢460年の杉の切り株を見たりしながら山頂に到着。

鹿にお弁当を食べられないように注意しながら昼食を済ませ、山頂から原始林をじっくり観察してスタート地点を目指して奈良の街並みを見ながら銀穂の揺れるススキと紅葉したナンキンハゼに囲まれた結構な急傾斜の石段と山肌を下るのは大変でしたが、今日一日秋を満喫して家路に着きました。 (T・O)

イブキの穴にスギが立っている「水谷神社の寄生木」

葉はチョウが実は鳥が食べる幹に棘があるカラスザンショウ

原始林の最大のスギの幹回りがこれ、8m有ります

奈良公園をきれいにしている糞虫、ルリセンチコガネ

 

いのちの営み探検部会の10月活動報告

月 日 : 2022年10月25日火曜日 晴れ

課 題 : 「今年こそはウミウシ 観察・・・・」

場 所 : 和歌山加太 城ケ崎海岸

参加者 : 6名

 当日は秋晴れ磯の観察には好天気でした。12時過ぎには最適な干潮、3年越しのウミウシ探しには最適条件。 今月担当のOさんの解説と見つけ方レクチャーのおかげで潮だまりの石をひっくり返して探すこと1時間 クロシタナシウミウシ トトロウミウシ ツヅレウミウシ 〇○〇〇ウミウシ? アメフラシ等 観察個体8匹 不思議な生態や、不可思議な生き方に感心したり・・・ 童心に帰った一日でした。(Y.T)

写真部会の11月活動報告

実施日 : 11月9日(水)

行  先 : 光明池大橋(和泉市)

参加者 : 6名

 快晴の中、小春日和で泉北高速線光明池駅から歩く。  光明池の「雨乞カエル」の高台から池周辺を望む。  池の周辺を湖面と遠方の景色を見て撮影アングルを探しながら光明池大橋に着く。モミジの紅葉はまだ早く、他の木々が少し色付いた程度であった。  ラクウショウを見たあと光明池駅までもどり、食事して解散する。  部会としては初めて1万歩以上歩いた撮影会であった。疲れました。(文、写真T,H)

里山保全部会の11月活動報告

月 日 :  11月4日 (金)

場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

参加人数 :  13名

活動内容

 9、10月は雨天で休会、3ケ月ぶりの例会は申し分ない秋の好天になりました。 この間、畑組の有志が植えた作物の世話のため2度雑草取りの作業を実施しました。 今月の畑組は雑草取り、里芋収穫、畑の畝づくりと肥料やり、玉葱の植付けと大活躍。 山組は山の斜面の木の間に容赦なく生えた笹の刈り取りという地味な作業に黙々と立ち向かいました。 澄み渡る秋空、木々に覆われた山のうまい空気、大自然をたっぷり堪能の一日を過ごしました。 収穫した里芋のお土産ありのお得な日でもありました。(O.N)

9,10月雨で3カ月ぶりの例会 さあ、頑張るぞ !

木の周辺に生えた笹を伐り取る

大きく育った里芋

里芋を収穫

畝を作り肥料を捲く

植付けた玉葱

15期生11月2日の講座報告

月  日 : 2022年 11月 2日 (水)  快晴

講座名 : 野鳥観察②

講   師 : 上村 賢先生 (日本野鳥の会) 泉谷 一弘先生  相原 正温先生

場   所 : 錦織公園(富田林市)

 昨日の雨が上がり、朝から青空が広がる良い天気だ。 パークセンター前に集合し、公園マップ、チェックリスト、ミニ図鑑を受け取り、今日のコースの説明を受ける。冬鳥が帰ってくる時期でもあり、公園の池を巡るコースだ。 最初の赤穂池に着くと、目に入ったのは「マガモ」。特徴や雌雄の違いなど解説を聞きながら双眼鏡で観察する。「岸にある倒木の辺りはカワセミがよく出てくるよ」との先生の声に一斉に探し始める。 「あっ いたよ!」の声が上がる。鮮やかな水色の背中がキラリ きれいだ!! 左から右岸への横断飛行を双眼鏡で追うことが出来た人は、思わぬプレゼントに大喜びだった。又、捕らえた魚を枝に打ち付けて食事する姿も観察出来た。 空を見上げるとアオサギが飛んでいて、何度も旋回を繰り返している。大きくてかっこいい! 丘の上の枯れ木に止まる雌の「モズ」、アラカシのドングリを啄む「ヤマガラ」を観察しながら奥の池に。 カモ達の群れの後ろに「オシドリ」らしき姿がチラホラ・・・。池の一番奥手なので見辛いが、何羽かの雄のオシドリの姿を確認出来た。決め手は派手な羽の色だ。

午後は「メジロ」「シジュウカラ」「コゲラ」の混群や可愛い「エナガ」も観察し、パークセンターに戻って鳥あわせをする。今回は姿、声を合わせて29種類だった。 先生の楽しいお話を聞き、ゆったり観察出来た秋の日。 充実した楽しい一日になった。      (S . Y)

「あっ、カワセミ」の声に皆一斉に「何処?」

くちばしの白いの見える?この魚もう少しで飲み込めるよ!

オシドリの休息。のんびり ゆったり す~いすい

アオサギって首を畳んで飛ぶんだね。

植物部会の11月活動報告

観察日 : 11月2日(火)

観察場所 : 唐久谷・地蔵寺(河内長野市)

参加人数 : 22名

 降り立った神納バス停はすっかり秋の色だ。見回せば一面にススキやアキノエノコログサ、メヒシバ等のイネ科の穂が広がり、紅く染まったキツネノマゴやアメリカセンダングサ等の草紅葉が鮮やかだ。唐久谷に入ると道沿いはノコンギク、ヨメナ、イナカギク等の野菊の花が点々と続き、今盛りとばかり咲いている。ベニバナボロギク、ヨシノアザミ、アキノノゲシ、コセンダングサ等のキク科の花やイヌタデ、ボントクタデ、キンミズヒキ、ミゾソバ等の花も未だ充分に残っていた。その中に外来種でないスズメノヒエやイヌホオズキを見つけ、在来種がここに残っていたことに何故かほっとする。

 道中は樹木が実りの季節。ヤブムラサキ、アオツヅラフジの紫の実、ゴンズイ、サルトリイバラ、コマユミ、サネカズラ、イヌザンショウの赤い実の他にナツフジ、エノキ、ウツギ、アラカシ、キヅタ、タラの実を見つける。樹木以外でもカラスウリやトキリマメの紅い実は樹木の枝に絡んで目を引く。山道から明るい農道にでると、土手の草叢にリンドウやアキノキリンソウ、コウヤボウキ、アキノタムラソウの花を見つける。また道沿いに一団となったヤマハッカの花が咲き、その葉を揉めば好い香りが???・・・でもハッカの匂いはしません。昼食は法一面見事に咲くヤクシソウの花の前でとり、午後から最近に建設された2車線の広い道を進めると、沿道の草は刈られている。季節外れのウツギの花や残り花のハギの花が咲いているのは日当たりの良い所為か。道端にはあちこちにブタナのような黄花が咲いてるが、ブタナにしては花弁が少なく、花弁が繋がり重なっているものも???

 最後に立ち寄った地蔵寺の紅葉は色付き始めたところか、紅葉観賞にはちょっと早かったようだ。しかし好天の穏やかな秋日和に恵まれ、秋の草花にも充分癒された一日となった。(M.K)

イナカギク(ヤマシロギク)

ヨシノアザミ

リンドウ

コウヤボウキ

ヤクシソウ

地蔵寺の紅葉

マップ作り部会の10月活動報告

日 時 : 2022年10月24日

場 所 : あまの街道陶器山尾根道(陶器山トンネル上の休憩所~大野台西住宅地付近をABCに区切り一年間定点観察する)

参加者 : 15名

 気持ちの良い秋晴れのもと、しばしの雑談の後、観察を開始する。全地域で花が見られたのは、春からずっと咲いているヒメジョオン(姫女菀・中国の野草「女菀」という花に似ていて可愛らしいことから)とオオバコ(大葉子)。そしてアレチヌスビトハギ、イネ科のエノコログサ(狗尾草・犬の尾に似ていることから名が付いた)、ススキ。ツユクサの青もまだ美しい。 *木本ではコウヤボウキABが咲き始めた。派手では無いがこの時期には直ぐに目に留まり、親しみやすい花である。ドングリはアラカシ、コナラ、マテバシイ、ウバメガシなどの実。トウネズミモチの実も全域で見られた。

<A地区> 新たにちょっと変わった花の付き方をするクワクサが咲き始めた。葉腋に段々に付いた球状の塊には小さな雄花と雌花が混在している。オニタビラコがまだ可愛いい黄色の花を付け、コミカンソウの小さな実は少しオレンジ色に。9月に様々見られたマメ科の花はアレチヌスビトハギ(A~C)だけになってしまったが、イネ科の植物はノガリヤスAB、直立した丈夫な茎のネズミノオAB、チヂミザサAC,メヒシバAC、キンエノコロAC、大きな小穂のアキノエノコログサCなど引き続き観察する。 *木本では(花)ナワシログミ(苗代茱萸)咲き始めた花は筒型の地味なもので、名の由来は翌年4~5月頃に実が赤く熟する事から付く。1輪、2輪とまだ鮮やかなピンク色の花を付けているモチツツジ、種は小さいが足下にはふわふわの葉の実生並んでいて、たくましくも微笑ましい。(果実)4、5月頃に濃い赤紫色の花を咲かせるミツバアケビ。柿色になっている柿の実は高い所にあって手が届かない。赤い実はカマツカやクロガネモチ。くすんだ赤はノイバラ、ナツハゼ。ヒサカキは黒くなり、ネジキの実はまばらに。ハゼノキは光沢のある淡褐色。サルトリイバラABの実はだいぶ赤くなってきた。 

<B地区> 黄色いコセンダングサBCの花は筒状花のみなので花びらが無いように見える。 *イヌビワ(木本)BCの実はまだ青く美しい。

<C地区> 新たにつる性のカナムグラ(鉄葎)の雄花、雌花を見る事が出来た。セイタカアワダチソウACも咲き始めたが此処では少数派。キンミズヒキの群生は花が一面カギ状の刺の付いた果実に変化していて、ちょっと猛々しい風情だ。その他アキノノゲシ、イヌタデ、オシロイバナBC、オッタチカタバミ、カヤツリグサ、キツネノマゴ、ハナカタバミ、小さくてもしっかり実を付けているヨウシュヤマゴボウ等を見る。 *木本では前回数輪見ただけのクコが今は花盛りで樹の数も多い事が解り嬉しくなる。果実では面白い姿のアオギリ、オレンジ色のツルウメモドキ、ナンテン等を見る。

 花の種類は少なくなってきたが、あちらこちらで盛り上がっていて良い一日となった。 (Y.M) 

ミツバアケビ

ナワシログミ

クワクサ

コウヤボウキ

キンミズヒキ 花・実

イヌビワ

アオギリ・実

ツルウメモドキ