吟行部会の12月活動報告

第124回吟行部会報告

 実施月日 : 令和4年12月17日(土)

実施場所 : 天野山金剛寺

句会会場 : 河内長野 ノバティホール 会議室B

参加人数 : 11名 

 出かける頃からポツポツときて、そぼ降る雨の中の吟行となりました。「この前はよく通っているのに境内に入ったことがなくて」というメンバーもあり、ボランティアガイドさんに説明・案内していただいきました。仏に出会い、建造物が全て重要文化財という寺史と歴史にも思いを馳せながら作句することができました。

当日句を回収後すぐにコピーすることで、書き写す手間と時間が軽減され、充実した句評の時間となりました。(T.U)

参加者の代表句(欠席投句1)・・・・12月度兼題:「冬日和」「障子」「ポインセチア」「年の暮」

・我が部屋に差し込む光冬日向      尚文

・友見舞い昔話の冬日和          たけみつ

・寒暁の日本に歓喜三苫の駆       洋々志

・一筆の雲鮮やかに年の暮         まさこ

・青春の光のポインセチアかな       ゆき雄

・伊勢神楽若き笛方指細し          美枝子

・ティラノザウルス骸(むくろ)の如き冬の枝     流以

・凍てる朝恩師の訃報LINE鳴る      河笑流

・酩酊の我を見つむる篝火草        都史子

・年の瀬や第4楽章諳(そら)んずる        ふじ乃

・ポインセチア二十歳の頃の服残し     楠子

・子らのいる障子の内は別世界       万未知

当日句

特選句

・邪鬼を踏む白眼の仁王冬の雨      ふじ乃

入選句

・南北朝流転のみかど冬紅葉        楠子