16期生7月19日の講座報告

年月日  2023年7月19日(水)  晴れときどき曇り
講座名:河口・干潟の生物
講師: 山田 浩二 先生(貝塚市立自然遊学館研究員)
場所: 近木川河口・貝塚市立自然遊学館

晴天の中、南海本線二色浜駅に集合。15分ほどの近木(コギ)川河口にある葭原でカニ釣りに興じ、昼からは二色浜の河口干潟で生物採取し同定を行った。
 竹竿にタコ糸を結び、重りを付けた2mほどのタコ糸にエサをつけ、葭の根本にあるカニ穴をめがけてエサを垂らした。カニがハサミでエサを挟み口に運ぶ瞬間を待つ、歓声をあげながら釣れたカニと格闘していた。1時間ほどの成果はハマガニとアシハラガニ。「水道水で飼えます、エサはなんでもいいです」と講師。
 午後は河口を二色浜まで歩き、潮の引いた干潟で石の裏や潮だまりなどをタモ網やスコップで浜の生物採集を行った。同定で判明したものは、ハサミの片方が大きく白いハクセンシオマネキ、めずらしく前に歩くマメコブシガニ、イソガニ、ユビナガホンヤドカリ、ユビナガスジエビ、タテジマイソギンチャク、あさり、クチバガイ、みんながウナギと間違ったミミズハゼ、ウミニナなどいっぱい。強い夏の日差しの中、無心に生きものを探したくさんの成果があった。(H.I)

意欲満々、さあ早くエサに食いついて。

干潟の石を裏返したり、何かいないかな。

葭のの根元にいたハマガ二。30分格闘したが釣れなかった。

左はメス、卵を抱くため、ふんどしが丸く大きい。

干潟のダンサー、オスは大きなハサミをフリフリ踊る。

カニなのに、前に歩く。変わり者です。

夏空の広がる干潟、みんなが無心に探した。