15期生12月21日の講座報告

月  日 : 2022年 12月 21日 (水)  晴れ

講座名 : ネイチャーフォト入門

講   師 : 阿倉 薫 先生

場   所 : ラブリーホール(河内長野市)

今回はレンズを通して動植物の撮影を行なう講座だ。先生のカメラ撮影のきっかけは、アオクサカメムシの幼虫の美しさに魅せられて始めたそうだ。以前は岩湧の森に年に100回程通い、1,000種類以上の虫たちを撮影されてきたそうだ。 午前の座学ではカメラの仕組みやマクロ写真の撮影方法、マクロレンズの種類や使い方を教わる。一般的には一眼レフカメラにマクロレンズを用いるのだが、ここではデジカメやスマホに100均で調達出来るマクロレンズを使用する。各自持参したマクロレンズやルーペ等をカメラやスマホに装着し、お札やコイン、ビー玉等を撮影する。肉眼では見えなかった細かなデザインや文字が浮かび上がり、思わず歓声が・・・。         

午後は近くの公園に出て接写撮影の実習だ。冬なので虫たちではなく、花や樹木の撮影になった。その後室内に戻り、先生が撮り貯めていた動画を鑑賞した。ヒメバチの産卵シーンやセイタカアワダチソウについたヒゲナガアブラムシの出産シーン(卵ではなく胎生で生まれる)、アカヒキガエルが太いミミズを捕食するシーン等珍しい映像がいっぱいだ!レンズを通しての小さなマクロの世界、今まで知らなかった岩湧の虫たちの世界を映像で見ることが出来、学びの多い楽しい一日だった。      (S . Y)      

アケボノソウの蜜腺にアリが整列?楽しいね!

見てみて、こんなに大きく見えるよ。印刷の細い線までクッキリ。

レンズ、何処に付ければいいのかな?

もっと近づけてって言われても、ピントが合わないよ~。

    

 

野鳥部会の12月活動報告

活動日 : 2022年12月21日(水) 天候 晴れのち曇り

探鳥地 : 百舌鳥古墳群

参加者数 : 22名

観察種数 : 32種

 寒波もやわらぎ、穏やかな日差しとなった今日は絶好の観察日和。部会は南海高野線百舌鳥八幡駅近くの広稜公園から始まった。園内の芦ヶ池は多くのカモを目の前で見られることで知られる。朝の挨拶もそこそこに先ずはカモ観察。狭い池はあふれんばかりのカモの群れ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、マガモ、カルガモ、ヨシガモの5種が混じり合う。中でもヨシガモの鮮やかな緑の冠羽と胸から下の小紋模様を肉眼で見ることができるのは感動もの。突然、上空にオオタカが現われ今度は一同その飛翔線を追いかける。回りの樹木にはメジロやスズメの群れがやってきて、我々が近くにいても逃げる様子は全くない。 次の御廟山古墳への道中、光明院(百舌鳥八幡宮隣)の裏庭では柿の実を狙って見たことがないほどのメジロの大群が・・・

 「御廟山古墳」に入るとオオバン、バン、カイツブリやホシハジロがお出迎え、回りの住宅の屋根にはイソヒヨドリ、ムクドリが。ここではバンの立ち姿を近くに見て、脚の色、形を確認する。またダイサギとコサギが並んで民家の軒先に羽を休めており、今度はその大きさや嘴、脚の色の違いを見比べて観察。「いたすけ古墳」ではお目当てのカワセミに今回も出会うことができ、ジョウビタキも並んでとまったのはラッキーでした。大仙公園内に入るとすぐにコゲラ、そしてアキニレには大群のカワラヒワが実を食餌中。

 緑化センターでの遅めの昼食を済ませ、今度は「上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵古墳)」へ、観察台から確認できたのはカンムリカイツブリ、ミコアイサの雌、マガモ、カイツブリ、カワウ。 ミコアイサの♂を求めて奥へ奥へと進む。一番奥にてようやく「居ました」の歓声、それも5羽並んで。 ここを常宿しているオシドリの群れも数羽だけが樹陰から出入りを繰り返す。上空にオオタカが現われカラスが騒いでいることもあり、オシドリは警戒を強めているようだ。 大仙公園を抜け、「大仙陵古墳」前にて「鳥合わせ」そして解散。 今回は数が少なくなったと思われてきたスズメやメジロの大群をあちこちに見ることができ、またお目当てのミコアイサ、オシドリ、カワセミにも出会えた安堵と充足感に満たされた観察会となりました。(M.K 写真K.T)

ヨシガモ♂

ハシビロガモのサブ・エクリプス

街灯に同化したアオサギ

バンの立ち姿

カワセミ

カンムリカイツブリ

オシドリ

ミコアイサ♂

いのちの営み探検部会12月活動報告

月 日 : 2022年12月20日 火曜日 晴れ

課 題 : 「生きものの時間-生れるまでの時間」

場 所 : 高槻市 JT生命誌研究館

参加者 : 8名

 受精卵(一つの細胞)から個体を作る様々な細胞が生まれ、そのたくさんの細胞が絶妙なタイミングで互いに精巧につながり、一つの個体となるまでの時間に迫った解説展示でした。また個体が刻む一生の時間を生れてから寿命が尽きるときまでの時間。オサムシ(飛べない虫)で知る日本列島の誕生秘話、等々・・・案内していただいた解説員の方々の博識と親切な説明に少しは理解できましたが・・・・

部会として生命誌研究館への訪問は3回目となりますが未だ展示解説にはまだまだ深いものがあると感じました。(  Y.T)

講座風景動画(15期生)ウミウシ観察


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大阪シニア自然カレッジ 15期生講座《ウミウシ観察》

講座風景動画(15期生)九度山紙漉き体験


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大阪シニア自然カレッジ・紙漉き体験

講座風景動画(15期生)地球環境問題と私たちの未来


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大阪シニア自然カレッジ 地球環境問題と私達の未来

吟行部会の12月活動報告

第124回吟行部会報告

 実施月日 : 令和4年12月17日(土)

実施場所 : 天野山金剛寺

句会会場 : 河内長野 ノバティホール 会議室B

参加人数 : 11名 

 出かける頃からポツポツときて、そぼ降る雨の中の吟行となりました。「この前はよく通っているのに境内に入ったことがなくて」というメンバーもあり、ボランティアガイドさんに説明・案内していただいきました。仏に出会い、建造物が全て重要文化財という寺史と歴史にも思いを馳せながら作句することができました。

当日句を回収後すぐにコピーすることで、書き写す手間と時間が軽減され、充実した句評の時間となりました。(T.U)

参加者の代表句(欠席投句1)・・・・12月度兼題:「冬日和」「障子」「ポインセチア」「年の暮」

・我が部屋に差し込む光冬日向      尚文

・友見舞い昔話の冬日和          たけみつ

・寒暁の日本に歓喜三苫の駆       洋々志

・一筆の雲鮮やかに年の暮         まさこ

・青春の光のポインセチアかな       ゆき雄

・伊勢神楽若き笛方指細し          美枝子

・ティラノザウルス骸(むくろ)の如き冬の枝     流以

・凍てる朝恩師の訃報LINE鳴る      河笑流

・酩酊の我を見つむる篝火草        都史子

・年の瀬や第4楽章諳(そら)んずる        ふじ乃

・ポインセチア二十歳の頃の服残し     楠子

・子らのいる障子の内は別世界       万未知

当日句

特選句

・邪鬼を踏む白眼の仁王冬の雨      ふじ乃

入選句

・南北朝流転のみかど冬紅葉        楠子

 

15期生12月14日の講座報告

年月日:2022年 12月 14日(水) 曇り

講座名:地質観察②「大阪城の石垣と周辺の地形・地質」

講師 :佐藤 隆春 先生(大阪市立自然史博物館外来研究員)

場所 :大阪城公園・大阪歴史博物館(大阪市中央区)

OMMビル前で、周辺の地形の概観の説明を受けた。大阪平野は淀川の氾濫による土砂の堆積でできたデルタであること、その中にある上町台地は1~数万年前は「大坂山脈」だったそうで、10m以上の谷もあり削ったり埋めたりして現在の地形になったということだった。

歩き始めてまず豊臣期の石垣(ドーンセンター北側・追手門小学校内)を見、大坂橋から大川と寝屋川との合流部と上町台地の形状を見た。

大阪城公園では、江戸期の石垣(現在)は豊臣期のものを数メートル埋めてその上に作られたものだそうで、その際に大量に集められた石は運び込んだ大名によって刻印や石材が違うことを確認し、京橋口枡形・桜門枡形の巨石を見た。

最大の「蛸石」はよく見ると「蛸」のような姿が…カメラで撮ると更にくっきりと写り、皆納得できた。

玉造口付近では落葉・腐葉土をかき分けて上町層の貝化石探しをした。最近の赤貝の殻(たぶん)はすぐに見つかったが、その後なかなか…やっと小さな二枚貝の殻が一つ見つかりホッとした。

先生と分かれ歴史博物館で昼食後、各自館内見学をした。「こんな講座もいいね。」という声も聞かれた。

                                   (U.T)

豊臣期の石垣(移設復元)石の種類を聞かれ、熱心に観察

刻印石 「田」の字以外にも彫ってあるけど、何処の藩かな?

桜門枡形の「蛸石」 「あっ、蛸が!」左端下部に見えますか?

「12,000年前の貝化石をさがせ!」 落ち葉・腐葉土をかき分けて・・・

写真部会の12月活動報告

日時 : 令和4年12月14日(水) 午前10時~12時

場所 : 堺市鳳大社

参加者 : 6名

この冬一番の寒さで、早朝は所により雨模様・強風だったのですが、活動開始の午前10時には少し日差しも出てきました。 寒い中を鳳大社で撮影をしていると、近くの保育園児たちが元気に遊んでいました。 今回も少人数での活動でしたがゆっくりと撮影することができました。(M.F)

 

15期生の12月6日・7日講座報告

年月日 : 2022年12月6日(火)~7日(水) 晴・曇

講座名 : 西はりま天文台一泊研修

講 師 : 施設担当者

場 所 : 西はりま天文台・Eーディフェンス・スプリング8・SACLA・人と自然の博物館

今日は2回目の一泊研修で最初の施設見学は構造物の耐震性を見直すのに構造物の破壊過程を調べる施設として建設された実大三次元震動破壊実験室(Eーディフェンス)である。ここでは実大規模の建物に前後、左右、上下の揺れを与えて耐震性向上の研究をしており、実験棟の面積は約5,200㎡、高さ約43m、振動台には1,200t積載できるそうでスケールの大きさに驚きである。次は世界最高性能の放射光(細かく強力な電磁波)を生み出すことが出来て、この放射光で物質の種類や構造、性質を詳しく知り基礎研究、応用研究、や産業利用に役立てているスプリング8とSACLAを見学、両施設ともに日本が世界に誇る施設です。日本の技術力は凄いですよ。そして夕食後はここ西はりま天文台のなゆた望遠鏡での観望会がスタート。幸いに夜空には雲が無く大いに期待できそうである。先ずは土星から「はっきりと輪が見える」海王星「いかにも遠くにある星かな」木星「明るくてしま模様が見えた」天王星、月、アルデバランス等々最後に火星と全部で10の星を見ることが出来て1時間半の観望会に皆満足したけれど、本当に寒かったネ。

翌朝は雲海は見えなかったが、日の出や山々の風景を楽しんで兵庫県立人と自然の博物館へ向かう。ここではブロッコリーのDNAの抽出実験に挑戦した。「必ず抽出に成功するとは限りません」との先生の言葉に手際よく分担して真剣に作業して、材料をろ過して最後にエタノールを入れると、やった!ひも状のDNAが確認出来ました。ここは国内の公立博物館では最大級で数多くの多種多様な展示物が有り、それぞれが楽しんだ。2Fの男子トイレには化石や岩石の標本が女子の方には蝶の標本が展示されていて驚かされました。今回も楽しい思い出をお土産に家路に、お疲れ様でした。 (T・O)

スプリング8の内部

実大の2階建てが小さく見えるEーディフェンスの実験棟

今回最初の集合写真だよ

どんな星が見えているのかな?

西はりま天文台をバックに、は~い笑顔

真剣に抽出実験を、結果は?

ウオーキング部会の12月活動報告

ウオーキング部会 第59回例会

行先 : 奈良 「天香具山 大和長寿道」

実施日 : 2022年 12月8日(木)

参加者 : 21名

 少し肌寒いなか、総勢21名で桜井駅を出発し、大化の改新ゆかりの地、大和長寿道エリアを散策しました。大きな石棺があった艸墓(くさはか)古墳、日本芸能発祥の地と言われる土舞台、最古の寺と言われる安部文殊院等を巡った後、天香具山に登り、畝傍山、耳成山を眺めました。下山後、広大な藤原京跡を横断し、藤原京資料館を訪れました。藤原京成立過程が描かれているビデオを見て古代人の偉大さを実感しました。その後、おふさ観音に立ち寄り、美しく飾られた「おふさ提灯まつり」を見学し、大和八木駅にて解散しました。ゆったりとした奈良の都を満喫した1日でした。(M.Y)

天香具山

藤原京跡

おふさ観音提灯祭

植物部会の12月活動報告

月 日 :  令和4年12月7日(水)

場 所 :  西原公園(堺市)

参加人数 :  28名

 栂美木多駅に集合し、空気が冷たく肌寒い中、北側から出発し、途中公園の手前のイヌシデ、ハンノキ、モミジバフウを見、公園内に入る。 トウネズミモチ、ハクチョウゲ、コナラ、アラカシと、ここでドングリを探し実の比べ合いをする。 シャシャンボ、カナメモチの群生、クロガネモチとは葉柄の色が紫色と教えてもらい、それから木がねじれているネジキを観察。 池の中に生えている円い葉をした柳の一種を見た。 それからサンゴジュ、アラカシの巨木を観察するとともに鋸歯は3分の1先端にしかないことを確認した。 トベラ、クスノキの幼木、メタセコイア、 トウネズミモチの葉は葉脈が透けて見えきれいである。 ケヤキ通りに出てドウダンツツジの前で昼食となる。

 その後シャリンバイ、クロマツとヤシャブシ、ウバメガシ、アベマキと見て回る。アベマキのドングリとハカマを探し、大きな実を見つける。 クヌギのドングリよりも一回り大きい。 それからムクノキの幹の板根を観察。 ウルシ科のヌルデを見つけ、これは葉軸に翼があるのが特徴である。 イボタの木の実やノイバラの実、ウバメガシのドングリやマサキの赤い実等々観察する。 又、サンシュユの赤い実を食べてびっくり(渋い)していた。 マテバシイのドングリを食べたり、スダジイの実を食べ比べしたりした。 最後にはトウカエデと大量の落ち葉。 ニセアカシアを見て終了する。 現況林を生かし何百本もの植栽をした西原公園であった。  寒かったが充実した一日であった。(T.H文、写真)

ケヤキ並木

アラカシの大木

アベマキのドングリ

アベマキの大木

ムクノキの板根

中軸に翼があるヌルデの葉

里山保全部会の12月活動報告

月 日 :  12月2日 (金)

場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

参加人数 :  12名

活動内容 :

12月は畑組多忙な一日になりました。まずは立派に育った里芋の収穫。 土深く根を張り鍬を力いっぱいふるっての掘り起こし作業。 畑の畝づくりに肥料やり、繫華街の難波あたりで昔作られていたというナンバネギとエンドウとの植付け作業。植付けはやさしく丁寧に時間をかけて植付けします。 そして先月植えた玉葱の世話も怠りなく愛情を。 山組は先月に引き続き山の斜面の木の間に容赦なく生えた笹の刈り取りという地味な作業を黙々と。 先月は生育状況把握の里芋収穫でしたが、今月は本収穫でどっさりお土産になりました。(O.N)

今年の最後の活動 がんばるぞー

大きく育った里芋掘り起こし作業 まずは葉っぱ切り取って

どっさりと収穫した里芋 お土産がたっぷり

エンドウの苗を優しい植付け

笹や木のつるを切り取り山肌をスッキリとさせて今年の作業は完了

マップ作り部会の11月活動報告

日 時 : 2022年11月28日

場 所 : あまの街道陶器山尾根道(陶器山トンネル上の休憩所~大野台西住宅地付近)をABCに区切り一年間定点観察する)

参加者 : 9名

今年は綺麗に紅葉している所が多いので、陶器山はどうだろうかと思いながらスタート地点に向かった。

<A地区> 休憩所の回りではイロハモミジが色づき、クロガネモチ(AC)も赤い実を沢山付けていた。今頃咲くのだったとヒイラギ(AC)の白い花を見付けて、甘い香りを楽しむ。又ビワの花も咲き始めていた。アオキの実はまだ青いものがほとんど。 ネジキは不思議な樹である。春にはねじれた幹に小さな白い壺状の花を下向きに並べているが、実は上向きとなる。そして今は驚くほど美しく紅葉しているものがあり感動する。 イヌビワは爽やかな黄色に、アカメガシワも穏やかな雰囲気の黄葉に。コナラは褐色に、カマツカの葉も色づいてきている。モチツツジは花を付けていない木の葉はだんだん赤くなって来ていて、何処を触ってももう粘り気は無い。 鮮やかに紅葉しているのはハゼノキ(AB)だ。

*草本では まだオニタビラコの小さな黄色の花を、全域でヒメジョオンの花を見る。

<B地区> ヒサカキの花芽、カキノキの実(AB)、イヌビワの実(BC)、カマツカの実(BC)ノイバラの赤い実(全域)を見る。コウヤボウキの花の時期はもう終わる。

*草本では リュウノヒゲの黒い実やヘクソカズラの実を見る。またノガリヤス、メリケンカルガヤが目に付いた。

<C地区> ヤツデの白い花、サザンカはピンクと赤い花が咲き始めていた。タイワンフウの紅葉はオレンジ色のグラデーション。ツルウメモドキの実はまだ黄色い物と、黄色の果皮が3裂して橙赤色の仮果皮の現れた物とあり、まだまだ目を引く。トウネズミモチ(全域)のたわわに付いた実は、ネズミモチの実と比べると丸い。イボタノキのつやの無い黒い実、アオツヅラフジの青い実、ガンピの細長い毛のある実、高い所のセンダンの実、落ちているのを見付けると嬉しくなるアオギリの実等を見る。

*草本では キンミズヒキは紅く紅葉していて群生しているとなかなか見事だ。タカサゴユリの変わった実。フジバカマは回りの草を刈られて出現。イネ科のチヂミザサは小穂から伸びていた3本の長い毛が、実が熟しても残っており、粘液が小さな水玉の様に付いていて触れるとニチャッとくっついてびっくりする。ひっつき虫の戦略も様々で面白い。トキリマメも赤くなった可愛らしい実を付けていた。

 穏やかな良い天気に恵まれ、一日楽しく過ごすことができた。      (Y・M)

ヒイラギ

ネジキ

イヌビワ

アカメガシワ

ヤツデ

タカサゴユリ

チヂミザサ

陶器山の紅葉

15期生11月30日の講座報告

月  日 : 2022年 11月    30日 (水)  曇り

講座名 : 竹炭焼体験

講   師 : 柴山朗生先生(富田林の自然を守る会 炭焼班) 他スタッフ6名

場   所 : 滝谷 奥の谷

 今回初めての講座「竹炭焼体験」。富田林の自然を守る会の炭焼班の活動基地(枇杷庵)での講義からスタート。炭の種類や特徴、今何故竹炭なのか?など炭についての話や窯の構造図を見ながらどの様に熱が伝わり炭になって行くのかの説明を受けた。その後三つの班に分かれて竹材作りの実習作業に入る。先ずは竹を窯に入る長さ、80㎝に切断。次に竹割り器を使って四等分に割る。最後に窯にすき間無く詰めるために節を落とす。安全に道具を使うための装備や手順の説明を受けて作業にかかった。最初二人でしていた竹割りも慣れてきたのか一人でこなす人も現れ、準備していた竹を予定より早く切り終える事が出来た。

午後は窯を使っての実習。此処には窯が二つあり、今回は空の窯に竹材をすき間なく装填する。約300本入るそうだ。火入れ口の近くや残りのすき間には小さな竹を詰め、蓋をして土かぶせをして密閉する。次の火入れ作業では、団扇を使って風を送るが薪の燃焼がなかなか安定せず苦労したが無事かまど口を密閉出来た。火入れをしてから炭が出来るには17時間ほどかかるので、炭焼作業はここで終了して、この後はもう一方の窯から炭焼班の方が焼き上げた炭の窯出し体験をした。 竹炭の他に空き缶に入った松ぼっくりやどんぐり、蓮の花托等が入っていて、綺麗な姿に驚きの声があがった。持参の袋に竹炭やどんぐり等を頂き、笑顔で終了した。(Y. S)

のこぎり作業は三度目です。           様になってるでしょう!

すき間無く詰めてます。                               まだまだ入れないとね。

ブルブル  頭叩かないで~

松ぼっくりやどんぐり、蓮の花托などの花炭 黒光りして綺麗です!

 

 

 

 

 

       

山歩き部会の11月活動報告

実施日 : 11月30日(水)

行き先 : 六甲山系 東おたふく山(標高697m)

コース : 東おたふく山登山口バス停9:50集合~東おたふく山頂上~雨ケ峠~風吹岩

~ 保久良神社~ 岡本駅 14:20

参 加 : 19名

 11月23日の定例会が雨のため1週間延期して開催した。このため、参加者がいつもの6割程度となり1組で出発した。バス停から直ぐに山道に入る。昨晩からの雨は朝にはあがったが道はかなり濡れている。滑らないように注意して登る。50分で頂上に着く。六甲山系で唯一の草原の頂上である。記念撮影をする。そこからは長い下りとなる。まず、雨ケ峠に降りる。この峠で六甲最高峰に向かう魚屋道と合流する。少し下ったところで昼食にする。風吹岩まで下る。神戸の街が見渡せるビューポイントである。少し休憩し、保久良神社に向かう。紅葉が迎えてくれる。岡本駅に降りて解散する。(Y.Y)

東お多福山 (全員)

急阪

昼食

風吹岩