里山保全部会の12月活動報告

1    月 日 :  12月4日 (金)

2 場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

3 参加人数 :  13名

4    活動内容

11月例会で植付けた玉ねぎ、エンドウ、スナックエンドウは、穏やかな秋の気候に恵まれ順調に生育していました。畑組は畑に少々伸びた雑草を抜き、グーンと大きくなってと声をかけ、肥料を施しました。山組は山の竹林に10m四方の広場設置場所にある枯れて放置されている竹類やごみを、引き続き取り除き作業に集中しました。回収した竹は前月に引き続きチッパーという機械で竹をチップしました。初冬なのに汗をかいての厳しい作業でした。(O.N)

11月に植えたたまねぎに追肥する

11月種をまき発芽したエンドウ一本一本に愛を込めて声をかける

傾斜は厳しい竹山での作業はしんどい~よ

放置された竹を集めチッパーでチップにする

いのちの営み探検部会の11月活動報告

実施日   : 2020年11月16日(月)

観察場所     : 奈良公園 

参加人数     : 9名 

 今年の3月頃迄とは違った人出の奈良公園。観察地が遠くて夜にかかる時間のためか寂しい参加人数。今回の狙いは①鹿の摂食圧を受けている公園の姿や、鹿の体や行動の観察。②鹿の糞や腐敗植物を食べ、そこに卵を産み付け世代を繰り返すフン虫。その一種で奈良地域では、瑠璃~緑色をして「ルリセンチコガネ」と呼ばれている「オオセンチコガネ」をGETしよう。・・・・・結果は採集ゼロ。角(ツノ)を持った「ゴホンダイコクコガネ」も採集ゼロ。③東大寺の南大門に居るムササビの滑空を見て楽しもう。だが、あ~残念!日没から一時間半ほど待ったが見る事が出来ず。今朝は、なわばり内の別の巣に帰ったのかな?フン虫やムササビにしろ、野生動物は当然、此方の都合には合わせてくれません。(M.T)

①この時期はシカの繁殖期。成熟オスは黒い毛におおわれ首から胸に長い毛があり、角は切られているが威厳・貫禄がある。②草食獣の目は顔の側面、瞳は横長で、視野が広く横や後の捕食者を察知するのに有利なのだろう。③.速く走るのに適した長い脚の必要性と着地面積を少なくした結果、シカは踵骨(かかと)が上がり、親指が消失、第2指と第5指が退化し、副蹄とよばれる垂れ下がった爪になり、中指と薬指の2本の指先で立っている。

①シカの糞の塊を崩してみると、出てきた、出てきた「マグソコガネ」(成虫で7㎜)。親は糞の中に卵を産み付け、幼虫は糞の中で過ごして成虫になったのかな。②見つける予定だった瑠璃色の「ルリセンチコガネ」(約20㎜) ③よく似た「センチコガネ」(20㎜)は見つかった。奈良公園が糞の匂いもせずハエもあまり発生しないのは、フン虫のおかげ。糞を食べ地中に運び込み微生物と共に土壌を改良している。フン虫に感謝!!

山歩き部会の11月活動報告

実施日 : 11月25日(水)

行き先 : 高野町石道 後半 {最高地点 大門848m}

コース : 紀伊細川駅 9:25 ~ 10:15 矢立10:30 ~ 11:20 三十八町石展望台・昼食 11:55 ~ 鏡石 12:12 ~ 十二町石12:43 ~ 大門到着13:00

参 加 : 27名 

 高野山表参道 九度山から壇上伽藍内の根本大塔に至る古道には、180基の町石が建つ。昨年の12月に前半として180町石から60迄をたどり、後半の本日は60から1までをつなぐ。

 コロナ対策で、今回も27名を二班に分けて30分の時差をつけて出発する。駅から町石道入り口の、矢立までは舗装道路を50分ほどかけて登っていく。矢立からは、いよいよ109m毎に建つ町石を数えながら山道を歩いてゆく。袈裟掛け石や押上石といった逸話の立て札を過ぎ、急な坂を2~3ヶ所上ると車道にとびだす。これを横断して少し上がると展望台だ。西側に眺望が開け、龍門山・泉南飯盛山が見えた。後の班が到着して互いに挨拶だけ交わし、早々に出発する。鏡石をすぎて、何度も枝谷の木橋を渡ると12町石までやってきた。ここからが最後の急登を折り返しながら登っていくと、車道に出る。目の前には大門が視界いっぱいにそそり立っている。ここで写真撮影を済ませ解散となった。その後、大門の6町石からみんなそれぞれ1町石まで歩き、ゴールを達成したようだ。(文Y.Y  写真M.K)

町石道A班

町石道B組

町石道1

町石道2

町石道3

町石道4

 

 

 

石ころ部会の11月活動報告

月 日 : 11月27日(金)

行 先 : 石川 玉手橋下 河原(近鉄道明寺駅下車)

       石川 河原(河内長野駅付近) 

参加者 : 17名

 9月、10月は雨天中止で涙を飲んだが、今回は幸運にもポカポカの観察日和。 本年最初で最後の部会となることから、石ころについて多くを学ぶべく、地質学の佐藤隆春先生にボランティアとして同行をお願いした。場所は昨年5月と同様、道明寺駅近くの石川の河原。 先ずは思い思いの石ころを各自が採取し、岩石鑑定検索表や石ころ標本を参考にして皆で鑑定を試みた。 安山岩、サヌカイト、流紋岩、花崗岩、閃緑岩、凝灰岩、砂岩、泥岩、礫岩、石英、チャート、と11種類に何とか分類してみたものの、これが正しいのか間違っているのか全く自信がない。そこで佐藤先生の出番となるが、鑑定結果の正否や、それぞれの石の特徴を教えて頂いた。 正解率は7割程度で上出来というべきか。 他に、河原の石ころ分布についてより地質学的な観察方法も教えて頂いた。素人の石ころ鑑定は結論が出ないまま空しく終わってしまうのが常であるが、今日は何か満足感がある。

 昼からは場所を河内長野駅近くの石川に移動し、河床に露出する花崗岩と閃緑岩を観察した。 その過程で花崗岩や閃緑岩とは明らかに異質な暗緑色の岩片(5㎝大)の混入が数か所で観察された。 佐藤先生によれば玄武岩のようであるが、もし顕微鏡でそれが確認されれば地質学的には非常に珍しく、意義のある発見であるとのこと。先生の検討結果を待って、石ころ部会から大阪市立自然史博物館に内容を報告することになった。

以上、今回は地質学の雰囲気の漂う活動となった。(I.S)

吟行部会の11月活動報告

1.日 時 : 020年 11月21日(土)

2.場 所 : 風輪寺 狭山神社 中高野街道

3.参加者 : 14名 投句者:3名

4.活動内容 : 大阪府もコロナ感染が拡大しつつ状況。心配しましたが吟行会皆元気でした。小春日に恵まれて小さなお寺、山茶花の咲き誇る神社の境内、中高野街道をのんびりと、いや当日句を考えながら歩きました。その後さやかホールにて部会をしました。

   各人のベスト句は下記の通りです。

  • 掃き溜まり風に舞いたる枯落葉     智勳 
  • 短日や雨戸早めに閉めにけり      尚文 
  • 団栗をぱりぱり踏むや石の段      松薗
  • 山茶花や白い花弁が散り競ふ      ゆう一
  • 小春日はベランダカフェの開店日    たけみつ
  • 唯一枝ただ一枚の枯葉かな       洋々志
  • ピーポーの後の静寂や月冴ゆる     まさこ
  • 木の実独楽幼きころの夢廻る      ゆき雄
  • 陽だまりの恋しくなりし初冬かな    あきこ
  • 朱くしてさびしきいろのからすうり   みえこ
  • 小春日や親子の長靴かきね端      流以
  • 枯葉舞うああ一年の早きこと      河笑流
  • 風さらう枯葉追う子の背ぬくし     笑子
  • 小春日に誘われ君の月参り       都史子
  • 小春かな窓に馴染みのふくら猫     桂子
  • 枇杷の花巫女持つ鈴の形なす      ふじ乃
  • 孫来たる日がな一日小春かな      体験者
  • 当日句 入選
  • 小春かな知らぬ顔する石地蔵      桂子
  • 枯葉にも派手と地味とが別れおり    ゆう一
  • 窓一面華やかにして帰り花       ふじ乃

野鳥部会の11月活動報告

月 日 : 11月18日(水) 天気 快晴

観察場所 : 錦織公園

参加者 : 32名(14期生・スタッフ8名含む)

観察種数 : 28種

 11月も半ばを過ぎたというのに、季節外れの暖かさとなった。公園の樹木はすっかり紅葉して秋空のもとにそれこそ錦織のごとき景色を見せてくれている。今日は公園を回るだけでも充分満足してもらえそうだ。公園の集合地では、挨拶が始まらない前に早くもエナガ、シジュウカラ、ヤマガラの混群が目の前に現われ、先ずは観察。最初のポイントの赤穂池では水が抜かれていて、いつもの半分程の水域にヒドリガモとマガモが数羽泳いでいるだけであった。続いての梅の里ではメジロ、遠くにモズを見るが他に小鳥の影は無い。奥ノ池にきてようやく部員に歓声が湧く・・・、オシドリ数羽が比較的近くに現れ、暫く全員釘付けに。他にもホシハジロ、カワウ、カイツブリ、ヒドリガモとアオサギを池の中に確認して、昼食場所の河内の里へ、入り口ではモズの出迎えを受ける。午後の尾根道も全く静かで一部の人がアオジに出会っただけ。再び河内の里に戻ってようやくジョウビタキを全員で観察した。帰途の園路ではキセレイやハクセキレイ、コゲラを確認して、再び振り出しの赤穂池を覗くとセグロセキレイが、そして最後のトリはカワセミが登場してくれた。冬の小鳥達に出会えるのを期待したけれど、この時期ではちょっと早過ぎたかな・・・。(文 M.K 、写真 M.A、 K.T)

モズ

ジョウビタキ

 

エナガ

ヤマガラ

オシドリ

 

マガモ

 

 

 

 

 

昆虫部会の11月活動報告

1、日  時: 11月10日(火)

2、場  所: 延命寺(河内長野市)

3、参加人数: 19名(含、14期生)

4、活動内容: 気持ちのいい秋晴れの中、片道3キロほどの道のりを延命寺に向かって昆虫を探しながら歩いていると、やっとキタテハに出会う。この時季本当に昆虫が少ない。ようやく延命寺に到着。入った途端、あまりにも綺麗な紅葉にみんな感動のため息。紅葉を横目にいよいよ昆虫採取。池の周りにはイトトンボが翅をキラキラさせ飛んでいるのを網で捕らえ、都度同定する。適当に散らばり探索。何とか皆さんの頑張りのお陰で13種(未同定を含む)の昆虫が採集出来た。昼食は暖かい場所を見つけ、野鳥の声を聞きながら気持ちのいいランチタイムに。食後、残っていた昆虫の同定をし終了とした。(K.T)

キタテハ(秋型)・・・・夏型に比べて赤っぽい。翅のギザギザが強い。

テングチョウ・・・・・・頭部が天狗の鼻のように突き出している。

オオアオイトトンボ・・・池の周辺の林床や薄暗い草藪で見かける事が多いとか。

ホソヒラタアブ・・・・・季節によって腹部の斑紋が変わる。

延命寺の紅葉

ウォーキング部会の11月活動報告

51回例会 11月度活動報告

行先  : 美術館、松尾寺コース

実施日 : 2020年11月12日(木)

参加者 : 35名

 秋晴れの気持ちの良い絶好のウォーキング日和でした。コロナ禍のため久しぶりのウォーキングとなり、そのコロナ対策として近場のコースを歩きました。駅より久保惣美術館まで壁面のアートを楽しみながら歩き、久保惣美術館にて美術鑑賞を楽しんだ後、松尾寺への田舎道を楽しみました。(S.H)

写真部会の11月活動報告

月 日 : 11月11日(水)

行き先 : 天王寺動物園

参加者 : 6名

 今期2回目の野外撮影会、天気は曇り時々晴れ、少し寒く太陽が照れば暖かった。園内を自由に散策し、これはと思った動物たちを撮影した。ただ、園舎の金網が多く、ピントが金網に合い、その奥の写体はボケてしまい困ったものであった。カメラが良ければと思うのだがーー。それでもなんとか野外の動物は撮影できた。 昼前に解散し、久しぶりに動物たちを見て、癒やされた気分で帰路についた。(T.H)

里山保全部会の11月活動報告

月 日 : 11月6日 (金)

場 所 : 富田林市彼方 (奥の谷)

参加人数 : 18名

活動内容 : 

畑組は里芋を収穫。コロナ等で世話が行き届かなかったためか成果はイマイチでした。10月例会で耕した畝に、元気に育ってねと苗をなでなでし、玉ねぎ、エンドウ、スナックエンドウを植え付けました。

 山組は山の竹林に10m四方の広場を作るため、10月例会でロープで囲った場所に枯れて放置されていた竹類やごみを引き続き取り除き、竹の伐採も始めました。回収した竹はチッパーという機械で竹をチップしました。竹伐採はかなりの重労働ですが、初参加の13期生の女性2名が気合を込めて竹を伐採しました。(O.N)

初参加で竹伐採する女性の13期生

収穫した里芋

チッパーで竹のチップを作る

玉葱、エンドウ、スナックエンドウを植える

 

植物部会の11月活動報告

月 日 : 11月4日(水)

行き先 : 流谷(河内長野市)

参加者 : 31名(内6名は14期生とスタッフ)

 空は雲一つなく気持ちのよい秋空になった。 先月と同じ天見駅を2班に分かれて出発。今回は流谷に足を向け、山里の秋の花をテーマに観察する。集落を過ぎて周りが田畑になると道の両側、田畑の畔道も綺麗に草が刈られており、2年前には沢山見られた沿道の草花も少なくなっている。期待外れでまず残念。それでもアキノタムラソウやヨメナ、ゲンノショウコ等の花をあちこちに見つけ、大銀杏、大杉、大楠に囲まれた八幡神社で小休憩。ここではシュウメイギクが咲き誇っている。神社を過ぎると道はなだらかな登りになり森林が混じってくるが、やはり草刈りの沿道は続く。それでも途中にシラネセンキュウやヤマハッカの花は未だ残っており、アキノキリンソウやツルニンジン、ヨシノアザミ、マメアサガオ、アキノノゲシの花を見つける。棚田を見下ろす道路脇で昼食。午後はさらに奥へ、一面のマルバフジバカマやハキダメギクの群生を見た後、目的のアワコガネギクやヤクシソウの花を見つけ、これらをしっかり観察。ここで来た道を戻り、八幡神社で解散となった。

道中ではチャやビワの花が咲き十月桜も見頃、そしてガマズミやゴンズイ、コマユミ等の赤い実とススキを始めとしたイネ科の植物も花や実をつけ山里はまさに秋の色でした。(M.K)

イナカギク

ヨメナ

アワコガネギク

アキノキリンソウ

ツルニンジン

ガマズミとゴンズイの赤い実

山歩き部会の10月活動報告

実施日 : 10月28日(水)

行き先 : 河内長野市 府庁山 {最高地点 650m}

コース : 天見駅 9:35 ~ 登山口10:33 ~ 十字峠10:54 ~ 鉄塔 11:17 ~ 府庁山

      11:45 昼食 12:20 ~ 田山13:35 ~ クヌギ峠14:08 ~千早口駅14:48

参 加 : 31名 

 府庁山は、大阪府が治水対策のために借りて、植林を行ったので付いた名前です。今回も、A・B二班に分けて30分間隔を開けて出発しました。

しばらく鉄道跡の遊歩道を歩き、島の谷林道に入っていく。十字峠への道標を見逃さない様に左手の登山道に上がっていく。いきなりの急登だが、15分ほどなので頑張ろう!普段はクモの巣だらけの草の生い茂った道らしいが、先発組が払ってくれたらしい。十字峠から少し行くと最初の鉄塔があり、右手に視界が開ける。金剛から南へのびる尾根が見渡せる。

 府庁山山頂は、眺望も無く狭い場所で、A・B二班が、写真撮影やら、新入部員の挨拶やらでごった返してしまった。次回への反省点となった。

 田山までは、尾根伝いに小さなアップダウンを繰り返して進んでいく。右側には金剛山、左側には岩湧山を見ることが出来る。田山を過ぎるとクヌギ峠の先まで、グングンくだる。本日一番の要注意地点だ!すべらないように、ゆっくりと慎重にくだっていく。 南河内グリーンロードの舗装道路に出れば、あとは駅まで20分ほどである。

(文 Y.Y 、 写真 M.K)

府庁山 山頂にて(B組)

府庁山最高点にて( A組)

尾根の道に咲くセンブリ

マップ作り部会の11月活動報告

1.日 時 : 10月26日(月)

2.場 所 : 松尾寺周辺 

3.参加者 : 16名

4・活動内容

<A地区> 絶好の観察日和の中、前号でお知らせしたママコノシリヌグイならぬイシミカワの観察からスタートする。咲き始めたツワブキの黄色い花やアメリカセンダングサ、イネ科のカゼクサ、ヌカキビ等を見ながら下る。

<B地区> コブナグサ、スベリヒユが花をつけ、4月頃から咲き始めているトキワハゼはまだ愛らしい姿を見せてくれていた。不思議な姿のフユノハナワラビ(ハナヤスリ科のシダ植物)、アレチハナガサ、ヤナギタデ、ホシアサガオ、春のオオイヌノフグリ等を見つける。昼食場所では花序が二叉になるキシュウスズメノヒエ(キシュウと付くが熱帯アジア・アメリカ大陸が原産)を観察する。前回時間が無くて行けなかったB地区をさらに進むと色爽やかなツリガネニンジンが立ち並んでおり歓声が上がる。刈り取られずに一株だけ残っていたジュズダマを見てUターン、C地区に向かう。

<C地区> ノシラン(実は今は黄緑色)の前にキチジョウソウ(吉祥草・花はめったに開かず、開花すると吉事があるためこの名が付く)が群生しており驚く。赤紫の穂状に付いた蕾の下から一輪二輪と花が開き始めた風情は何とも云えず、嬉しい出会いであった。又コウヤボウキ、ケシロヨメナ、紫色のクコの花等も見ることが出来た。

刈り取られて見られ無くなったものも含めて確認出来なかったもの、新たに見つけられたもの、色々な変化を体感した一日となった。 (文・写真 YM)

ヤナギタデ

キチジョウソウ

ヒレタゴボウ

チョウジタデ

フユノハナワラビ

キシュウスズメノヒエ

 

14期生臨時講座報告(10月28日)

月 日 : 2020年10月28日(水)晴れ時々曇り

講座名 : 14期生臨時講座 堺まち歩きとバラの観察

講 師 : 堺観光ボランティアガイド・浜寺公園ばら庭園案内倶楽部

場 所 : 堺市 妙国寺~浜寺公園 外

 14期生臨時講座の2回目は堺市のまち歩きと浜寺公園でバラの観察です。コロナ感染防止のため2班に分けて時差で出発。最初は予備知識として堺市役所21階の展望ロビーから昨年世界遺産に登録された仁徳天皇陵古墳をはじめ百舌鳥古墳群や堺市の名所・旧跡などの説明を受けました。仁徳陵はさすがに世界最大の陵墓で、高さ80mの展望ロビーからは山のようなこんもりとした森にしか見えません。全景はもっと上空からしか見られないとのことで皆さん少し残念そうですがその大きさは体感出来たようです。その後、妙国寺まで歩き、織田信長ゆかりの樹齢1100年を越える伝説の蘇鉄や枯山水の庭などを見学して暫し戦国時代の歴史に浸りました。次は堺市内最大の木造建築の本願寺堺別院へ。皆さん「堺県」ってご存じですか?ここは明治時代に約10年間河内・和泉・奈良県まで含む堺県の県庁として使われていたということで、受講生の皆さんも堺県があったことや奈良まで入っていたことにびっくりです。

 堺の華やかな歴史と文化に触れた後は大阪で唯一のチンチン電車で日本最古の公園の一つ「浜寺公園」に移動。浜寺公園は名勝100選にも選ばれている松林が有名ですが、春と秋のばら庭園も見応えがあります。全国でも珍しい日本の山野の原風景など六つのゾーンのばら園で、250種6,500株が植えられています。特に野生種の保存に取り組んでいて、ノイバラやハマナスなど日本に自生する16種のバラの原種が見られます。野生種は春に花を付け秋に実がなるということで、今回は野生のバラがどういう所にどういう条件で自生し、咲くかなどを「浜寺公園ばら庭園案内倶楽部」の方に教えてもらいながら園内の各ゾーンを回り、バラの花や香りに癒された講座になりました。(T.K)

西本願寺堺別院にあった堺県の説明書き

野生種のノイバラ 春に白い花を咲かせ  秋には赤い実がなる。

野生種のフジイバラやヤマイバラなどもあり 段々畑になっています。(山間の景)

このバラはどんな匂いかな~。(まちの景)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いのちの営み探検部会の10月活動報告

日時 : 10月19日(月)

場所 : 加太 城ケ崎海岸

参加人数 : 8名(部会は雨の為中止。一部有志が参加)

目的 : ウミウシの観察

 久しぶりの部会。晴れますように!! 願い空しく当日は雨模様。更に和歌山には高波注意報も出て、当日朝やむなく中止としました。しかし、当日すでに参加準備済みの方もあるかもしれないということでで、担当者が集合場所で待機、参加部会員と共に、雨の中を城ケ崎海岸に向かいました。まずは東屋で昼食。干潮を待ちます。次第に潮が引き、洗濯板のような地層が目の前に大きく広がっていきます。滑らないよう注意しながら磯におり、ウミウシ観察・・・。ジッと潮だまりを見つめる。石を動かし下に隠れるウミウシを捜す。海の宝石と言われるウミウシ。宝石はさすがに我々の手に届き難い。しかし潮だまりをじっとみていると、そこには様々な貝、ヤドカリ、カニ、エビなど多くの生き物が忙しく動き回っている。みんな懸命に生きている。ハクセキレイやアオサギなども現れ、磯の美しさを堪能した。来年度に再度挑戦。海の宝石、ウミウシを見つけよう!(A.F)

城ヶ崎海岸。柔らかく風化しやすい泥岩層が凹、堅い砂岩層が凸になる。

ウミウシ探索中に見つけた放置されたゴミ。自然環境を守ろう!

野鳥部会の10月活動報告

実 施 日 : 2020年10月21日 晴れ

観察場所 : 石川(河内長野)

参加人数 : 24 名

観察種数 : 25 種

 河内長野駅東口に10時集合。空は雲一つない秋空だ。このところ気温が低い日が続いたが、今朝は平温に戻ったようで多くの部員は防寒用の上着を一枚脱いでの出発。最初の観察地点である駅近くの黄金橋付近では期待通りにカワガラス、イソヒヨドリの他にキセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイのセキレイ3種が複数出現、順調な滑り出しだ。今回はいつもの石川右岸沿いコースを採らず、一般道を通って川下へ、途中、視界の開けた高台の観察ポイントに寄るが、カモ等の冬鳥も未だ来ていないこともあってか、辺りは静まりかえっていつもの鳥影を見ることはない。どうにか水上を飛んでいるイソシギ一羽を確認したが・・・。その後の農耕地への道中では、モズの鋭い鳴き声があちこちからするが姿は見えない、そして遠くからコジュケイの「チョットコイ」の鳴き声も聴こえる。河川敷と田圃を区切った農道を進むとようやく対岸にアオサギやカワウ、カワセミの姿を見つける。河川の中のイソシギも今度は全員で観察した。田圃では遠くにモズやケリの姿を見つける。そしてその河川敷と広い田圃の上をカワラヒワの大群が飛び回っていた。トビ、ホオジロ、チョウゲンボウ、ノビタキも現れ、ようやくここに来て部員一同に満足感が・・・・最後に千代田橋の下流にカワセミを橋上から観察して、1時過ぎには早めの「鳥合わせ」となった。(文 M.K 、写真 K.T ・ Y.S ・ K.I の3名)

キセキレイ

カワガラス

カワセミ

カワセミ

イソシギ

イソシギ

吟行部会の10月活動報告

第104回吟行部会活動報告

  1.  日時 : 令和2年10月17日(土)
  2.  行先 : 狭山池、さやかホール
  3.  参加者 : 15名
  4.  活動内容 : コロナにより吟行部会は4月よりメール句会となっており8か月ぶりの通常開催となった。新入会員4名を加え総勢15名の参加となった。生憎雨で狭山池まで歩きさやかホール会議室にて約1時間半恒例により選句。尚、当日句は選句時間なく提出だけにし後日メールで選句となった。コロナの影響で食事なく昼前に解散した。(写真 文責  大塚 尚)
  5.  各人の代表選句
  •  庭草の雨に沈める秋の暮     あきこ
  •  山里は追う子もなくて群とんぼ  みえこ
  •  秋さびし母の時計のベルト穴    流以
  •  分け入りて日射美味しいすすき原    智勲    
  •  冷やかな空気纏いし朝散歩    河笑流 
  •  赤蜻蛉青空向けて放しけり       尚文    
  •  秋思なし笑う友いて日が暮れる   宏子
  •  板の間の一雨毎の冷やかさ       松薗   
  •  燈籠や芒の迷路の道標       敏子 
  •  ひょっこりととんぼ一匹葉先着く   ゆう一   
  •  音もなし断捨離の部屋芒生け    桂子      
  •  澄んだ青に雲の流るる秋日和    たけみつ   
  •  今更に亡き親恋ふる秋思かな    正子
  •  大歓声赤が白抜く運動会       洋々志 
  •  兵馬俑の胡人の眉の秋思かな     ゆき雄
  • 当日句 
  •  特選  古代池霞む浮島秋深し   たけみつ 
  •  入選  秋雨に湖面の鳥も静まりぬ    松薗     
  •    入選  鳥渡る狭山の池に飛沫(しぶき)立つ 河笑流     
  •    入選  秋冷や一期一会のありがたさ    洋々志
     

 

昆虫部会の10月活動報告

1、 日  時 : 10月13日(火)10:00~

2、 場  所 : 長野公園

3、 参加人数 : 17名

4、 活動内容 : 秋晴れの日向では少し汗ばむ天候の中、10時に河内長野駅に集合し、体験に来られた2名の14期生を含め17名で採集場所である長野公園にむかいました。今まで同定作業は決まった数人で行っていましたが、今回は採集した本人が調べることとし、作業を分かち合いました。やはり最初はどの項目で調べればいいのかとワイワイしながらの作業でしたが、これから回数を重ねていくと少しづつ分かってくると思います。しばらくはこのやり方で進めたいと考えています。

昆虫も少なくなってるかな思いましたが皆さんの頑張りのお陰で23種の昆虫が採集できました。たまたま市の職員の方がおられお話を聞くと主にアリの研究をされているとか。河内長野市でも何十種もいると教えて戴きました。皆さんも気になる事を質問し、なんでも答えられる姿に感心しきりでした。コロナ禍のもと活動時間を短縮し昼食後解散としました。 (K.T)

ハラビロカマキリ・・主に緑色。茶色型はまれらしい。

コカマキリ・・・・・手の内側の白黒斑が特徴。

 

 

 

 

 

 

 

ヒメカマキリ・・・・翅の模様が特徴的。

ミツバチ・・・・・・脚に花粉を付けている。

セスジスズメ(蛾)の幼虫・・・成虫とは似つかない色合い。

写真部会の10月活動報告

1 月 日 : 10月14日

2 場所 : 長居植物園

3 参加人員 : 8名

今期最初の写真部会の屋外撮影会。好天に恵まれ8名の参加であった。園内はコスモス等秋の草花も咲き子供達の遠足風景も見られ約1時間半、撮影を楽しみ、昼前に解散した。(H.O)

 

MONTHLY LETTER 15号(10月14日発行)

ML15号

 

今回、編集ファイル消失のため訂正を加えることができませんので、以下の訂正箇所をお含み下さい。(編集部)

【訂正箇所】

①南大阪昆虫記

<最終行>  ×「珍しくメスの方がカラフルな蝶食草はスミレ類」 → ○ 「珍しくメスの方がカラフルな蝶食草はスミレ類」(蝶の後に句読点。が漏れ)

<写真内説明>  ×「サカハチョウ」  →  ○「サカハチチョウ」

②野の花このごろ

< 表題 >   ×「ハギの花」  →  ○「秋のシソ科の花」

<表現・11行18行目>  ×「チソ」 → ○「シソ」

 

 

2020年10月14日 | カテゴリー : MONTHLY LETTER | 投稿者 : osnc

植物部会の10月活動報告

月 日 : 2020年10月7日(水)

観察場所 : 河内長野市ボ谷林道

参加者 : 42名

 今年度最初の部会は、南海天見駅に10時過ぎ、14期の講座生4名とスタッフを加えて総勢42人が集まった。挨拶もそこそこに、3班に分かれて直ぐに1班が出発。夕方は降雨との予報だが昼間は心配ないようだ。集落を抜けて直ぐにボ谷林道入口にさしかかる。その辺りは秋真只中。早速にアキノタムラソウやキンミズヒキ、ヒヨドリバナ、オトコエシ、ダイコンソウ、アオミズ、ヒメジソ、ヒガンバナの花を見つける。沿道は一面にハナタデが続き、途中ヤマハッカやウド、ヤブマメ、スズメウリやヤブミョウガの実を見つける。いよいよ杉の林下が続く山道へ踏み込むと、植生が変わった。道の脇はシュウブンソウ、ノブキ、ヌスビトハギ、ガンクビソウ、ウマノミツバ、ケヤブハギ、クサアジサイがあちこちで花や実を付けている。その中にヤマジノホトトギスやツリフネソウ、アキチョウジ、マツカゼソウ等の花を見付けると歓声が湧き撮影タイム。珍しいヤナギタデやホオズキの仲間、ヤブタバコ、ハナミョウガ、イヌコウジュ等を観察し、ボ谷林道の中ほどで昼食を取る。午後はアケボノソウの花を最後に登ってきた道を戻った。帰りに脇道に入ると、ミゾソバとツリフネソウの群生地を見付ける。その先にはイナカギクが咲いており、一面の花園、それには皆大満足でした。今回の収穫はナス科のハダカホウズキ、ヤマホオズキ、イヌホオズキ、マルバノホロシと4種のホオズキを比較観察できたことと外来種がほとんど入ってきていない貴重な場所で70種以上の秋の草花や実を観察できたことでした。(M.K)     (写真:M.A&M.K)

ヤマジノホトトギス

アケボノソウ

ヤナギタデ

ヤマホオズキ

マルバノホロシ

ツリフネソウとミゾソバの群生

里山保全部会の10月活動報告

1    月 日 :  10月2日 (金)

2  場 所 :  富田林市彼方 (奥の谷)

3  参加人数 :  16名

4    活動内容 : 

 畑組は本年2月以来7か月ぶりの活動で畑は草茫々の状態。草刈り機も使って畑組全員で除草作業。草の中から里芋が元気な顔を出しました。来月植付けするため耕して畝傍を作りました。

山組は山の竹林に10m四方の広場を作るため、ロープで場所を囲い、囲い内に伐採して枯れて放置されていた竹類やごみを取り除き清掃しました。  (O.N)

畑の除草

竹林の広場づくりのための整理作業

畝傍づくりした畑

マップ部会9月活動報告

月 日  :  9月28日(月)

場 所  :   松尾寺周辺

参加者     :   18名

活動内容

今年度初めてのマップ部会、秋の空と美しい花々が私達を待ってくれていた。

A地区(松尾寺を下り民家に出るまで): 集合場所の松尾寺を出てすぐに見た果実 の美しい植物はママコノシリヌグイと思いきや、後日イシミカワと判明。ナツフジの実、カエデドコロの花と実、ウリクサ、トキワハゼなど17種の植物を観察した。

B地区(水田に沿った道) : 秋の訪れを感じさせるヒガンバナをはじめ、50種以上の植物を観察した。ピンク色のキツネノマゴは何処でもよく見られるが、ここでは白い花が多かった。水田や湿地に生育する湿性植物、イボクサ(ツユクサ科)、コナギ(ミズアオイ科)、チョウジタデ(アカバナ科)、ミゾカクシ(キキョウ科)や、イネ科の植物(キンエノコロ、オヒシバ、メヒシバ、シマスズメノヒエ、チヂミザサなど)が多く見られた。スイカ色のシュウカイドウ、愛らしい紫色のツリガネニンジン、小さな緑の風船のようなスズメウリの実は参加者の目を惹きつけた。

C地区(水田から少し登った丘の周辺) : 5種のハギ(アレチヌスビトハギ、ヌスビトハギ、ネコハギ、マルバハギ、メドハギ)、ノシラン、ヤブランなど30種近くの植物を観察した。まだ熟れていないがアケビの実、次回が楽しみだ。

当日名前のわからなかった植物もあったが、メンバーの力を借りていくつかが判明した(オギノツメ、ナキリスゲなど)。

松尾寺近辺に生育している植物の花や実の月毎の変化を、参加者それぞれが楽しみ、互いに学びあえる部会にして行きたい。(文、写真 FK)

マップ部会9月の花

山歩き部会9月活動報告

2020年9月 活動報告

実施日 : 9月23日(水)

行き先 : 河内飯盛山  

コース : 野崎駅 9:45 ~ 野崎観音 10:10 ~ 山頂(11:30から12:00昼食)

      ~ 四条畷神社 12:40 ~ 四条畷駅 13:20

参 加 : 19名 

 半年の自粛期間を経て、いよいよ待ちに待った活動再開であるが、天気予報が心許ない!前日の判断は中止として、世話役一同は予定通りに駅集合。当日朝の様子を見て、各自、自由に判断してもらい、集まったメンバーでの実施となった。結局、雨には降られず、陽射しが暑く感じられる山行となった。

 コロナウイルス対策として、19名を2グループに分けて、30分ずらして出発する。野崎観音への階段・登りの七曲り道・山頂の尾根を外れてからの下り坂、どれも結構急で段差も大きく注意して歩こう。ステイホームでの運動不足もあると思うので、立ち休憩を多めにとる。

 河内飯盛山は、自然の雑木林が多く、紅葉も新緑も楽しめる。楠正行の銅像が建つ山頂からは、大阪市内や六甲方面を望むことができる。地元の人たちに愛され、コース脇に花も保護されている。彼岸花の季節であった。(Y.Y)

飯盛山全員

野崎城跡

野崎観音入口

飯盛城址

14期9月23日臨時講座報告

月 日 : 2020年9月23日(水)曇り時々晴れ

講座名 : 14期生臨時講座 草木、昆虫、野鳥の観察

講    師 : 植物…相原 正温 氏、桑田 幹雄 氏、 昆虫…井上 光司 氏、 野鳥…泉谷 一弘 氏

場    所 : 錦織公園

コロナ禍により7ヶ月ぶりに臨時講座を開催。密を避けるため植物・昆虫・野鳥の3グループに分かれ、少人数で行動。講師はカレッジ先輩方にご協力いただき充実した楽しい講座となりました。

・植物グループ・・・秋の花といえばハギ、細い花の茎にうすピンクの花がたくさんつくツルボ、かわいい果実をつけたスズメウリなど色々な草花を観察。長い階段を登った所にコモウセンゴケを発見。湿地や水のしみ出る崖などに生育するそうで、かわいい淡紅色の花も見ることができた。(S.N)

スズメウリ 果実はカラスウリより小さい

コモウセンゴケ 葉の表には粘り気のある腺毛が密生している

ゲンノショウコ かわいいピンク色も咲いていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昆虫グループ・・・午前は先ず【もんどり】を仕掛け、クマゼミの産卵を実物と動画で見て、枯れ枝に産卵する事を初めて知った。目からウロコでしたね。昆虫で一番長生きするのがセミ(卵から成虫になるまで6~7年)と知ってこれもなるほどなぁと納得。次にペットボトルで悪戦苦闘しながら虫かご作りに挑戦。残念ながらもんどりに虫たちは入ってくれませんでした。その後網をもって虫取りに挑戦しましたが、15,6種類ぐらいの成果でした。井上さん独特のご指導で楽しい一日でした。(S.H)

この白い所にクマゼミの卵が入っています。

ワッペンみたいでしょ コノシメトンボ♂です。

何とかできました!ペット虫かごです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・野鳥観察グループ・・・先生によればこの季節は鳥が少ない時期ということですが、エゾビタキ、コサメビタキ、キジバト、ヒヨドリなどが見られ、それぞれの体や羽の特徴、好む木、歩き方などの説明を受けました。帰り際にコゲラ、メジロ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラなど違った種類の小鳥が沢山 集まって行動する「混群」と出会い、不思議な生態を観察することが出来ました。(T.K)

「あそこに見えるのは何ていう鳥かな?」

 

 

 

 

 

昆虫部会9月活動報告

1、 日 時   : 9月8日(火)

2、 場 所   : 西原公園(栂・美木多)

3、 参加人数  : 14名(飛び入り参加含む)

4、 活動内容  : コロナ禍の影響で今年に入って初めての昆虫部会の活動でした。

 久し振りの部会で、多少の緊張感と、皆様に会えた嬉しさで34度の真夏日もなんのその?参加していただいた14名の方々と活動場所の西原公園へ向かいました。藤棚の下のベンチを起点にいつもより控えめな蝉の声を聞きながらそれぞれ採集に出かけます。土手に登ったり、池の周りを探したりといつもの昆虫部会の雰囲気になってきました。皆さんが次々と捕った昆虫の写真を撮り、その後逃がすを繰り返しました。今回は三密を避けるため、同定作業も分かりにくい数種だけにし、あとは持ち帰って調べるという段取りにしました。全員蚊の餌食になりながらも有意義な時間を過ごせました。時折吹く風も真夏とは違って、少しほっとします。今回から13期生も加わってパワーアップです。無理のないようにと言う事で昼食を済ませて解散としました。全部で20種の昆虫を採集することが出来ました。昆虫以外にも「アオダイショウ」「カイツブリの幼鳥」「カワセミ」がいたそうです。 (K.T)

アオドウガネ・・・コガネムシの仲間。腹部の端に長い毛がはえている。丸っこい。

ウスバキトンボ・・・アカトンボと間違えやすい。ずーっと飛んでいるので中々捕まえにくいとか。

キマダラカメムシの幼虫・・・カメムシの幼虫は成虫と似つかないものが多い。

タイワンウチワヤンマのオス・・・ウチワヤンマに似ているが腹部のうちわの型が違う。

ウチワヤンマのオス・・・腹部の先端にうちわ型の突起がある。

 

 

 

野鳥部会9月活動報告

月 日 : 2020年9月16日(水) (10:30~12:30)

探鳥地 : 大泉緑地公園

参加者 : 32名

観察種数 : 21種

 待ちに待った部会の再開は、思いのほか多い32名が集まりました。7か月振りでしたが、会えばもういつもの顔に戻っています。お互い挨拶もそこそこに公園内の中央休憩所を3グループに分かれて観察スタート。大泉池ではカルガモが数羽にマルガモ(マゴモとカルガモの交雑種)がゆっくり泳いでいます。池の端や小島にはアオサギ、コサギ、カワウが止まり、蓮の上をダイサギが飛んでいました。どこかでカイツブリの鳴き声も、池の西側に当たる小鳥の森“水流”エリアへ足を向けると、森に入るなりセンダイムシクイ、シジュウカラ、ヤマガラの姿が現われ、続いてコサメビタキ、サメビタキ、エゾビタキが次々と目の前に、暫くは夢中でビタキを全員の双眼鏡が追いかけ続ける。 歩を進めると次はキビタキ♂が現われ、ここでも全員釘付け状態に。そしてコゲラとメジロの混群やエナガの集団とも出会い一同大感激、大満足の観察会でした。また一部の人でしたがリスに出会ったそうです。次に東側の頭泉池まで行きましたが、コロナの影響で管理が行き届かないのか、池は浮草に一面覆われ、鳥が餌を取る環境ではありません。ようやく池に3羽のカルガモと池の端に数羽のアオサギを見るだけでした。これから冬鳥のシーズンを迎えますので、この状況が少し心配です。そして成長し過ぎたハス池を通り中央休憩所へ、そこで早めの鳥合わせとなり、食事前の解散となりました。短時間でしたが皆さんいつもより疲れたのではないかと思います・・。文(M.K) 写真(M.A)(K.T)

シジュウカラの採餌

マルガモ(マガモとカルガモの交雑種)

エゾビタキ

エナガ

コサメビタキ

ヤマガラ