吟行部会の10月活動報告

第104回吟行部会活動報告

  1.  日時 : 令和2年10月17日(土)
  2.  行先 : 狭山池、さやかホール
  3.  参加者 : 15名
  4.  活動内容 : コロナにより吟行部会は4月よりメール句会となっており8か月ぶりの通常開催となった。新入会員4名を加え総勢15名の参加となった。生憎雨で狭山池まで歩きさやかホール会議室にて約1時間半恒例により選句。尚、当日句は選句時間なく提出だけにし後日メールで選句となった。コロナの影響で食事なく昼前に解散した。(写真 文責  大塚 尚)
  5.  各人の代表選句
  •  庭草の雨に沈める秋の暮     あきこ
  •  山里は追う子もなくて群とんぼ  みえこ
  •  秋さびし母の時計のベルト穴    流以
  •  分け入りて日射美味しいすすき原    智勲    
  •  冷やかな空気纏いし朝散歩    河笑流 
  •  赤蜻蛉青空向けて放しけり       尚文    
  •  秋思なし笑う友いて日が暮れる   宏子
  •  板の間の一雨毎の冷やかさ       松薗   
  •  燈籠や芒の迷路の道標       敏子 
  •  ひょっこりととんぼ一匹葉先着く   ゆう一   
  •  音もなし断捨離の部屋芒生け    桂子      
  •  澄んだ青に雲の流るる秋日和    たけみつ   
  •  今更に亡き親恋ふる秋思かな    正子
  •  大歓声赤が白抜く運動会       洋々志 
  •  兵馬俑の胡人の眉の秋思かな     ゆき雄
  • 当日句 
  •  特選  古代池霞む浮島秋深し   たけみつ 
  •  入選  秋雨に湖面の鳥も静まりぬ    松薗     
  •    入選  鳥渡る狭山の池に飛沫(しぶき)立つ 河笑流     
  •    入選  秋冷や一期一会のありがたさ    洋々志