いのちの営み探検部会の7月活動報告

テーマ :  カラスウリの開花とセミの羽化を観察しよう

施日 :  2023年7月17日 (月)

観察場所  :  大泉緑地公園

参加人数  :  21 名 

 今回はカラスウリの開花とセミの羽化の観察。夕方といえども日中の最高気温が35.1℃の猛暑日とあってかなりの暑さが残っている中、午後6時30分大泉緑地公園に21名の部会員が集合。

 集合場所の近くで木の幹や葉のそこかしこにセミの抜け殻がみられたので、まずは地面や木の幹に注目して幼虫が動いていないか探しながらカラスウリのポイントへ向かうことに。園路から木のチップを敷き詰めた樹のみちを進む、途中で羽化に備えて木を上るセミの幼虫も時々みられたが、まだ羽化には時間がかかりそうなのでそのまま移動。

  まだ明るさが残る7時過ぎにカラスウリのポイントに到着。カラスウリの葉が生い茂るなかに、白い蕾や開花途中のレース状の花が目に付く。早くも大きく育った実もみられた。皆で思い思いに写真を撮り、雄花・雌花の違いを観察。そうしている間にも少しずつレースが伸びていく花の様子が見て取れる。このような幻想的な花を咲かせるのは、受粉をスムーズに行えるようにスズメガに蜜の場所を教える目印らしい。

  カラスウリの観察後はセミを探しながら解散場所へ向かうことに。クマゼミの羽化のピークに当たったのか、園路脇のケヤキやコナラに目をやると幹を昇っていくセミの幼虫が、その上には脱皮中のセミや抜けきったもの、翅が広がったものなど色々な状態の場面が観られて一同大感激。しっかりと観察してまた、カメラにも収めて8時半頃解散した。(K. I )

各写真をクリックすると200%に拡大し、解像度も上がります。

多くのカラスウリの花が…

開花した雄花

アリに攻撃されるニイニイゼミ

羽化の最中のクマゼミたち

みんなでセミの羽化を見守る