15期生の3月16日講座報告

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年月日 : 2022年 3月 16日    (水) 晴

講座名 : 絶滅危惧植物と多様性保全

講師  : 本田 高史先生

場所  : 大阪府立 花の文化園(河内長野市)

 午前の座学は、植物の多様性保全の話から始まった。 川や海・森林・砂漠・気候や地形に応じて生態系が成り立っている。しかしながら維持して行くには、「生態系」「種」「遺伝子」の三つが多様でなければならない。 先生から、植物と動物・微生物などとの関わりと、何故絶滅しそうになっているのか等を、例を交えながら分かりやすく解説して頂いた。

午後は絶滅危惧種を含めての園内見学だ。 ムクゲはモヒカン頭に、ブラジルヤシはカピパラの顔に見える面白い種の観察。 小さなアセビ花の受粉は、主に蜂がするとのこと。 初めて見るハランの花と実をカメラで撮影。 カラスノエンドウや桜の葉の蜜腺を、ルーペで確認。華やかな花でなくても、このような植物観察も楽しい!!

セッコウランやヤドリギなどを着生させているのも、花の文化園の多様性保全の一つだそうだ。ただ愛でる為だけではなく、植物の多様性を保全し、正しい知識を多くの人に伝える事も、植物園の役割なんだと初めて知った。       (Y.S)                                                  

ここでお弁当食べてたのだ~れだ?

これが蜜腺?意識して見ないと分からないね。

あっ、見つけた!! ハランの花、こんな所にあったんだね。

桜の木に寄生しているヤドリギです。根は幹の中に入っています!!