15期生の1月12日講座報告

年月日 : 2022年 1月 12日(水) 曇

講座名 : 環境施設見学

講師 : 施設担当者

場所 : 舞洲スラッジセンター(大阪市建設局)

     舞洲工場(大阪広域環境施設組合)

今日は自然環境にやさしく私達の生活から出る下水やゴミを処理している施設の見学である。桜島から此花大橋を渡ると目立つ2つの建物が目に入る。環境保護芸術家として有名なオーストリアのフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏デザインによる外観の舞洲スラッジセンターと舞洲工場である。

舞洲スラッジセンターは、⦿下水汚泥の効率的処理の為:汚泥焼却設備と汚泥脱水設備の改築・更新、⦿輸送方法をトラックからパイプで:下水汚泥の集中処理と送泥ネットワークの建設、⦿埋立処分から有効処理へ:埋戻し材、路盤材、コンクリート用骨材等の建設資材利用へと、これら3つがめざすものである。汚泥処理は下水処理後の汚泥を脱水した汚泥ケーキを1,300℃~1,400℃で燃焼して約1/15の体積にして建設資材などに利用出来る溶融スラグにする。

舞洲工場は大阪市、八尾市、松原市、守口市で構成する焼却施設で焼却は1日900t、粗大ゴミ処理1日170tの処理能力がある。焼却に伴う焼却灰、ゴミにつきものの臭気、燃焼ガス、工場排水などをカサの減少や有効に供給利用、無害化処理、蒸気は舞洲スラッジセンターへ供給、工場内で再利用や発電に利用して工場の電力を自給し余った電力は売電するなど公害対策に取り組んでいる。両施設とも処理能力が高く大阪に必要な施設ではあるが老朽化は避けることは出来ないので、施設を私達は食用油など流さない、水洗トイレにトイレットペーパー以外を流さない、川にゴミを捨てない、ゴミの分別や減量化などを心がけて守っていきましょう。 (t・o)

玄関に置かれてる下水送水管:舞洲スラッジセンター

巨大な汚泥溶融設備:舞洲スラッジセンター

24時間365日、設備の監視が行われている:舞洲工場

人力で発電にトライ!
照明が点灯:舞洲工場