いのちの営み探検部会の7月活動報告

実 施 日   : 2022年7月18日(月)

観察場所  : 石川河川敷 

参加人数  : 18名 

5月から晩秋まで出産・子育てをしていて、オギやヨシ、ススキ等のイネ科植物の葉を編んで球形の巣(球状巣)を作る体長が7㎝程の日本で一番小さなネズミ、カヤネズミのフィールドサイン(巣)を探しに河川敷へ。道すがら、エノキについている虫こぶ(エノキハツノフシ・エノキハクボミイボフシ)や、堤防の植物ヤブカンゾウ・ノラニンジンなど観察し、コガネグモが餌のバッタを捕える様子や卵嚢からの子グモの出嚢には興味津々。河川敷に下りてみると下見で見つけていた巣が除草されて跡形もなし、嗚呼!皆で探し回り、ようやく一つ発見。母親は出産前には3~5個の巣を作るので辺りを探しもう一つ発見。今、カヤネズミが住める草地が減少していて、大阪府では準絶滅危惧種に指定されている。原因は開発や生活上のカヤの利用をしなくなった事での草地の減少、それに、川岸のコンクリート化や河川敷の治水による乾燥化とクズの繫茂のようだ。 (M.T)