月 日 : 6月7日(水)
観察地 : 和田川沿い・北別所(堺市)
参加者 : 32名
梅雨の晴れ間、朝から日が差している。今日は降雨の心配はなさそうだ。集合地点の御池台3丁目バス停から観察は始まった。土手には花序(小穂)をつけたイネ科植物が一面に。小さな点で広がるハナヌカススキやヒメコバンソウはどこか涼しげだ。その中からオニウシノケグサ、カモガヤ、ネズミムギがぬくっと姿を突き出す。遊歩道に入れば淡紅紫色のホタルブクロの花が真っ盛り、その周りをコナスビやコモチマンネングサの小さな黄花が埋める。林間を抜けると今度はチガヤの群生、そしてチガヤに負けじと黄花のセイヨウヒキヨモギの群生が。それらの中を所々からノアザミが顔を出している。
和田川沿いの農道に入ると、川の中の植物は昨日までの増水ですべて押し倒されていた。農道脇ではアメリカフウロ、ウシハコベ、マメグンバイナズナ、ユウゲショウ、ニワゼキショウ、キキョウソウ、コメツブツメクサなどの小花が咲き乱れ、ネズミムギやカモジグサ、スズメノチャヒキなどのイネ科の植物も元気だ。途中では更にテイカカズラ、スイカズラ、ナヨクサフジ、アレチギシギシの花を見つけ川上へ進む。
目的地、北別所の農園での昼食後は早速に植物観察へ、農道沿いにはドクダミやウツボグサ、ノアザミが群生していて花盛り、それは見事だ。その中に貴重な変わった花形のタツナミソウやソクシンラン、ミゾカクシの花を見つける。そして最後はササユリが群生する花園へ、ここのササユリは花が大きく、ピンク色が濃い、かなり艶やかでありながら品のある美人系だ、そしてその花数が多いことに感動。そこを管理しているAさんに感謝。来年もまた来て見たいと思いながらそこを後にした。(M.K、写真M.K&Y.M)
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