月 日 : 12月15日(水) 快晴
行 先 : 百舌鳥古墳群
参加者 : 26名
観察種数 : 29種
観察は南海百舌鳥八幡駅近くの広稜公園から始まった。この公園の小さな池にはヒドリガモやマガモに混じってヨシガモ、ハシビロガモが毎年、多数やってくる。鴨を真近に観るには絶好の観察スポット。首をひっこめ休息するカモも多くいたが、肉眼だけでも充分に楽しむことができる距離だ。次の「御廟山古墳」の外堀池ではオオバンとカイツブリが目立ったが、中にバンとキンクロハジロ、ホシハジロを見つける。いつも狸のお出迎えで知られる「いたすけ古墳」では古墳内の樹木が伐採され全く風景が変わっていた。そのせいかタヌキも鳥も見当たらない。ここを棲みかとするカワセミを求め掘を1周りし、ようやくカルガモ、コガモを見つけるが何とも寂しい限り、そこを立ち去り際に後列組だけがようやくカワセミに遭遇。それも近くに!
堺緑化センター内のあちこちに分かれ昼食をとり、午後の観察場所、本日の本番「履中天皇陵古墳」に向かう。観察台からはほとんど何も見えない、住宅地側道に周り、全員高い土手に登り柵に掴まりながら首を伸ばす。いましたミコアイサの大行列、奥ではオシドリの集団、それにカンムリカイツブリも・・・これで全員納得。最終コースの大仙公園内での小鳥探鳥では全く成果上がらず、ツグミ、ハクセキレイとヒヨドリ、スズメしか見ることができなかった。 天気は申し分無かったのに、鴨以外の小鳥が見当たらないのはどうして? 世界文化遺産登録以来、古墳や公園では強い伐採、草刈りが常態化して、小鳥達にはどうも嫌われたようだ。(文 M.K、写真 M.I&K.T)