月 日:2021年10月20日(水)曇り
講座名:ウミウシ観察
講 師:田中 広樹先生 補助スタッフ5名
場 所:加太・城ケ崎海岸
可愛いめでたいでんしゃに揺られて「加太駅」到着。城ケ崎海岸まで歩くこと30分。強風が吹き荒れ波も高い。東屋で講師より「全員見つけるまで頑張りましょう!」力強い言葉と補助してくださるスタッフの紹介のあと、ウミウシの見つけ方を教わる。潮がひいたあとの潮だまりや石の裏側にくっついているので、石をとにかくひっくり返すと見つかるそうである。磯観察で守ることは、動かした石は必ず元の位置に戻してあげること。強風の中、注意しながら海岸へ降り観察開始。石をひっくり返す作業をひたすら続けると「オカダウミウシ」「アカボシウミウシ」「クロシタナシウミウシ」「メリベウミウシ」「ユメウミウシ」「トトロウミウシ」全身がきれいな青に黄色の斑紋、それに赤い触角をもつ鮮やかな体色の「アオウミウシ」など13種採取できました。
ウミウシは、殻がなくなった巻貝の仲間。季節によって見つかるウミウシは変わるそうです。大阪の海には、分かっているだけで200種類以上のウミウシがいます。か弱い生きものだが生き延びるために、まずいものを食べて美味しくない体になって敵に食べられないようにすると聞き驚いた。ルーペで採取したウミウシを観察しおしゃれな姿を見てウミウシの可愛さに感嘆の声があちこちに。強風にも負けず童心に返り楽しい講座となりました。(S.N)