いのちの営み探検部会の10月活動報告

実施日  : 2021年10月19日(火)

場所   : 加太 城ケ崎海岸(和歌山市)

参加人数 : 8名

 ウミウシ観察を昨年に続いて再度挑戦。“もしも見つからないとすれば、いないのではなく、見落としている可能性”との田中先生の助言をいただいて、今年こそは、貪欲に探して見つけるぞ!と気合い十分。海岸に到着すると、すでに干潮がすすみ、洗濯板状の岩が遠くまで広がって見える。昼食は後回しにして、早速観察を始めた。干潮で露出した岩の表面やへこみ、石の裏側を丹念に見る。石の表面にへばりつくウミウシがあるかもと指をやさしく滑らしてみる。イソギンチャクを見つけ、これを餌とするウミウシはいないかと周囲を探す。次第に潮が満ち始め、今日はここまでと諦め掛けた時、石のへこみに潜む生物らしきものを発見。つるんとして丸い。ウミウシの仲間?ツノ(触角)は?目は?中央に殻があるように思える!ブドウガイか!?ウミウシでありますように!! 大きな成果を得たとは言えないが久しぶりの部会。友との再会を喜び、広大な海に癒やされ、自然の営みを感じ、心地よい開放感に浸った。(A. F)

左:潮が引き、洗濯板状の岩が遠くまで広がる。
右:ウミウシを求めて。岩の裏側、潮溜まりを丹念に探索。

ウミウシの仲間。ブドウガイかも!?  右図は拡大像 平な頭が特徴。背中に貝殻がある。
名前のいわれ:皮をむいたブドウ果実のようにヌルヌルする。カタチがブドウの実に似ている。など