年月日 : 2022年 4月 6日 (水) 晴
講座名 : 自然観察の視点
講師 : 菅井 啓之先生
場所 : 栂文化会館・西原公園
二年目最初の講座は、「自然観察の視点」というテーマで座学が始まった。 自然観察とは?眺めて、名前を知ることだと勘違いしている人が多いが、知っていても分かったことにはならない。 いのちの在り方営みを、自然から直接学ぶ「自然を読む」事が自然観察である。 また、自然界には無駄な物は何一つ無く、どこかで繋がっているのだから、観察には空っぽの心で、不思議と驚きそして美しさを、自分の目で見て実感する事が大事だと学んだ。
午後からは西原公園での観察会。 先ずは満開の桜の花びらを拾って、花脈を確認する。花脈の模様は人間の指紋のように、どれ一つ同じ物は無いそうだ。すごい! 葉芽、花芽を手に取り、剥がして芽鱗(がりん)、托葉(たくよう)の確認。 枝は芽鱗根(がりんこん)を数えて枝の年数を知る。面白い! 次は石垣の隙間に咲いているオニタビラコ。 根元辺りには苔が生えていたり、枯れ葉がついていたりして、狭い空間に共存している姿が見られた。
実物を見て触れて、不思議と驚きの連続。 自然観察は楽しいと実感した一日だった。 (Y.S)