植物部会の12月活動報告

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月日: 12月1日(水)

場所: 光明池公園・新檜尾公園(和泉市・堺市)

参加人数: 15名

 前日の夜中に降った雨もあがり、寒い木枯らしが吹くなか光明池駅前に集まった総勢15名。今回は、公園の樹木調査とシダ類の観察ということで実施する。

 最初に新檜尾公園の入口でユリノキが出迎えてくれた。それから、タブノキ、イスノキ、マテバシイ、タイサンボクを観察し、イスノキの大きな虫瘤や、シラカシなど、それから生け垣によく使われているカナメモチの赤い実を発見。ツバキとサザンカの葉の違いを聞き、トウネズミモチの葉の葉脈が透けて見えることを学び、シラカシ、スダジイを観察した。 ラクウショウとメタセコイアの並木に入り、その実の違いを拾って観察。コナラやクヌギの幹の違いを発見した。又、アキニレの樹皮、ケヤキやイヌビワ、カマツカ、スダジイのドングリ、ヤマモモなど。甲斐田川沿いに入り、ヒマラヤトキワサンザシとトキワサンザシ、タチバナモドキの3つを総称してピラカンサのことを学ぶ。美木多中学校沿いのニセアカシア、赤く紅葉したドウダンツツジ。橋の横にはドングリをつけたアラカシ、ナンキンハゼの白い実などを見ながら昼食場所へと向かう。

 午後からは光明池公園へ、階段の所にひっそりとマツバラン、ランといえどもシダの仲間です。それから、ベニシダの種を発見しコシダやその群生を横に見ながら、メリケンカルカヤの中を通り、シャシャンボ、ヤシャブシ、ワラビ、カニクサ、ミズスギ、ゼンマイなどのシダの仲間を観察する。トウカエデ、ナラガシワの樹木と別れシダに向かう。 ホラシノブ、ウラジオ、ハリガネワラビ、トラノオシダ、タマシダ、イヌケホシダやホシダ等々観察した後解散した。 寒い中ではあったが沢山の樹木、シダを発見充実した一日であった。 皆さんお疲れでした。(T.H)

(補足) 昼食場所の実を付けていた高木はザイフリボク(シデザクラ)で、池への階段近くで赤い実を一杯つけていた中木はモッコクでした。(M.K)

アラカシとそのドングリ

メタセコイア(左)とラクウショウ(右)の実

イスノキとイスオオムネアブラによる虫えい

ミズスギ、カニクサ、ホラシノブ、ワラビ・・

トラノオシダ

ハリガネワラビ