植物部会2月活動報告

月 日:2月19日(水)

行き先:大阪府立花の文化園(河内長野市高向)

参加者:25名

  朝はまだ寒く、花の文化園入口に集合し、車組と合流、総勢25名が集まった。園のボランティアグループ“フルルガーデン倶楽部”のガイドさん達3班に分かれて園内を案内してもらった。ガイドさんによってコースが別々で山野草や花樹を回っていない班もあった。私の班はスノードロップやフクジュソウ、ベニバナトキワマンサクという珍しいマンサクの木を観察、またこの時期に早く咲く“10月桜”花が小さくかわいいピンク色が素晴らしかった。黄色の花が大きいミツマタ、紫色の小さな可憐なバイオレットクロス、コモを被せた寒牡丹、黄色のマンサクの花木や赤色のマンサクの木、また、クリスマスローズの群生地、白い小さな花のバイカオウレン、セリバオウレン、ユキワリイチゲ、ミヤマシキミ等の山野草、ヘレボルヌ・ニゲロ(クリスマスローズの原種)やシクラメンの原種等々を観察して回った。途中梅林では何組かの人々がコタツに入って暖かくして鑑賞していた、これは当文化園の売りである。温室に入ってまず目に入ったのが金シャチのサボテン、エアープランツという根無し草(高価だそうです。)、ポインセチア、チューリップ、スイセンの原種、等々観察する。午後からは山野草や花木を回っていない班があるとのことで再度全員で巡回し、一部の人しか見ていない珍しい“黄金梅”や“炉開き”ユキツバキとチャノキの交雑種を見学した。また、エナガ、コゲラ、メジロ等の野鳥も観察し、快晴のもと充実した1日であった。(T.H)

ロビラキ(ユキツバキとチャノキの交雑種)

セツブンソウ

セリバオウレン

バイカオウレン(白い小さな花)

10月桜(花が小さい)

ベニバナトキワマンサク

植物部会11月活動報告

月 日 : 11月20日 (水)

行き先 : 千石谷(滝畑)

参加者 : 25名 

 河内長野発、滝畑ダム行きのバスは我々部会員とシニアの登山グループが加わり超満員で出発。途中ダムサイト近くの道路標示温度計では9度℃を示していた。やはりバスを降りると思った以上に寒い。直接、現地に来た部員も加わり、新関屋橋の登山口から観察をスタートする。 早速見付かったのがサネカズラやヤブコウジの赤い実とチャノキの白い花。4日前に見たヤマウルシやヤマハゼの綺麗な紅葉は既に葉を落していた。千石谷ルートに入ると路肩に生えていたキンミズヒキやダイコンソウ、チジミザサ、ササガヤ等の野草はその花の時期を終え、実や種を付けている状態だ。それでもミズヒキやハナタデ、イヌタデ、ボントクタデ等のタデ科の植物はまだまだ元気に咲いている。イラクサ科のアオミズ、カラムシ、コアカソも多くの実を残している。道中多く目にしたのはノコンギクで、時々見かける白いキクにシロヨメナではと期待したが同定には至らなかった。キク科の花は他にアワコガネギク、ヤクシソウ、ガンクビソウ、ヨシノアザミと今は盛り。シソ科のアキチョウジやアキノタムラソウ、ヤマハッカは一部で花を残してくれていた。実の方では、イズセンリョウの白い実、ヤブムラサキのビーズを散りばめたような青い実に皆が感激し、ノイバラ、テンナンショウ、フユイチゴ、アオキ、ヤブヘビイチゴ、ナンテン、イヌガヤの赤い実、アオツヅラフジ、スイカズラ、ネズ、クマノミズキ、ネズミモチの黒い実を次々に観察。ノイバラやフユイチゴの実を試食するが、まだ熟していないせいか味は今一つ。

 このところ急に気温が下がったせいか、道中から目にする山の紅葉は一段と派手さを増し綺麗だ。折り返し地点の大滝では滝の上と下から充分に秋の景色を楽しみ帰路についた。今回の観察した植物は花、実、紅葉を含めて60種以上となった。

アワコガネギク
イズセンリョウ
千石谷 大滝