17期生の2月26日講座報告

月 日 : 2025年2月26日(水)晴れ

講座名 : 気象と天気

講 師 : 實本 正樹先生

場 所 : ラブリーホール

 今日のイントロは太陽系の8つの惑星の大きさとそれぞれの太陽からの距離の比較から始まりました。梱包用の紐を利用して部屋の端から端までを使っての説明は、意外と説得力があり太陽系宇宙の実感が持てました。太陽系の空間はガラガラの空間のようです。  本題の「気象と天気」は、最大11㎞までの高さにできる10種ほどの雲に「層、積」と分類されていて、富士山付近の『笠雲』『吊るし雲』など珍しい雲があることも学び動画を見て興味が湧きました。

 午後からは近くの公園へ行き実際の雲(今日は積雲のみでした)を見ながら風や海・山の影響を受けていることを知りました。 その後、ペットボトルを使って『パスカルの原理』と『アルキメデスの原理』の説明があり、『浮沈子』の実験や『霧発生』の実験を楽しみ、最後に『二酸化炭素の溶解』の実験で、炭酸ガスは低温の水の方が溶けやすく、ペットボトルがよりへこむことを知りました。(M/N)

太陽系の距離イメージ

浮沈子の実験

公園での講義も楽しい

屋外の雲観察と風速測定

空気の体積が変化する内容

地上からの高さで雲の種類が変わる

巻雲、巻積雲と笠雲、つるし雲

17期生の2月12日講座報告

月 日 : 2025年2月12日

講座名 : 植物園の役割

講 師 : 森 由紀子先生

場 所 : 花の文化園

植物園は「研究、保全、教育のために、履歴データをともなう生きた植物コレクションを保持する機関」とされ、このために絶滅、環境悪化の防止改善、多様性持続可能性への意識向上を使命としていると学びました。 昨今は、気候に影響され木の体内時計が狂い、異常気象が普通になって、適応する、しないで植物の世界も変わってきているのが深刻になってきていると聞きました。 そして今日は、落葉樹に葉がついていない時期なので、3種類の常緑樹の葉で探索チャートを使い、葉の付き方・形を見比べることで樹木の探索ができることを体験しました。

 午後からは、梅がまだ蕾も固く開花していませんでしたが、牧野富太郎がこよなく愛したバイカオウレンや、スノードロップ、フクジュソウが健気に咲いて、可愛くて思わずスマホのシャッターを切っていました。 華やかな花は少ないですが、変わった形のコーストバンクシア、昨年堺市都市緑化センターで見た数十年に一度しか咲かないアオノリュウゼツラン(枯れていましたが)も見ることができました。 温室(節電のため暖かくない)では、着生植物ビカクシダやサボテン、食虫植物など低温にも負けずに花を咲かせたり、頑張って生長したりしているのを見ると適応しているのだなと感じました。

 体験者7名の方たちも講座生と一緒に朝から参加され、生憎の天気でしたが、園内見学で珍しい植物や春の準備をする植物の花の芽などの観察を楽しんでいました。春になれば、地中の細菌から栄養をもらうことで育つキンラン・ギンラン島の珍しい花も見られると聞いて、改めて来園する楽しみができました。(M.N、K.K)

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葉の形態の資料で植物の名前を探す

全員が熱心に取り組んでいる

野外見学

牧野博士の好きなバイカオウレンお有ったよ

福寿草

温室見学

奇想天外変な名前

ゴクラクチョウ極楽のイメ-ジ?

樹木に生える不思議なピカクシダ

17期生の2月5日講座報告

月 日 : 2025年2月5日

講座名 : 環境対策施設見学

講 師 : 施設担当者

場 所 : 舞洲スラッジセンター・舞洲工場

この冬一番の寒くて風の強い日。湾岸線からよく見えるユニークなかわいいデザインの建物の舞洲スラッジセンター(下水汚泥処理施設)と舞洲工場(ごみ焼却施設)を2つの班に分かれて見学しました。  この建物は、どちらもオーストリアのフリーデンスライヒ・フルデントヴァッサー氏が“自然との共生”をテーマにデザインされたもので、曲線が多く(自然には直線はないとの事から)色鮮やかなおもちゃのようで環境施設には見えません。  

 その舞洲スラッジセンターでは、役割として①町を浸水から守る(地中内の大きな空間)②河川の環境維持という(汚染した水を処理して流す)ことを学び、私たちは汚水に高分子ポリマーを入れて、水と汚泥ケーキに分離する実験を楽しみました。最近、埼玉で下水管破裂の大きな陥没事故があり関心が深くたくさんの質問が出ていました。施設内を見学してから、屋上に上がりシンボルの煙突が間近に見えて周囲の海や橋、隣の焼却工場も美しく見られ感激しました。

 舞洲工場でも建物の外観やフンデルトヴァッサー氏の作品を丁寧に説明され、施設内の見学では大型クレーンでごみの攪拌と炉への投入の様子を見て、またそのクレーンの実寸のツメの大きさにも驚いてしまいました。工場内の見学を終え、周辺の緑化状況の説明と共に強風にもめげず笑顔で記念撮影。

 どちらの施設の職員の方も、ごみ処理や下水処理の技術が高く、いろいろな有効利用を考え、仕事に誇りをもっておられるのを感じました。私たちも日々の生活ごみや下水の出し方を見直し工夫していきたいと思いました。(M.N、K.K)

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スラッジセンター外観

スラッジセンター屋上から焼却工場を写す

ゴミ焼却炉へ投入

F.フンデルトウ゛ァイツァー作品説明

焼却工場

スラッジセンタ-内で水処理の実験

17期生の1月22日講座報告

月 日 : 2025年1月22日(水)晴れ

講座名 : 植物が動く方法

講 師 : 長谷川 匡弘 先生

場 所 : 大阪市立自然史博物館 長居公園

 今日は、大阪自然史博物館に予定より早く到着。先生は、早速館内の案内をしてくださいました。ナウマンゾウや恐竜の骨格のレプリカに圧倒され、ゴキブリから昆虫、動物、海や川の生き物、鳥類や植物、そして作物の様々な展示物の多さに感動。 その中に今日のテーマ「植物が動く方法」を展示したブースで予習をして講義を受けました。

 植物が命を次世代につなげるにはどうするのか?タネ(種子・果実)が子孫を残す散布体で大まかに、風で運ばれる、水で運ばれる、動物に運ばれる、自力でどうにかする、の4つの方法で散布されると教わりました。

 午後からは、先生の講義を思い出しながら、6つのグループに分かれて植物園で1時間ほどタネ探し。袋一杯に持ち帰り、各班で散布方法や、どの部分が散布体なのかを話し合い、植物の名前などを調べたりして発表。そのあと、先生と全員で確認していきました。この時期見られないものや最近見られなくなったものなどもあり、とても充実した1日でした。(M.N、K.K)

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展示物の説明

動き出しそう                                

 

出席講座生23名体験入学者5名スタッフ他6名以上34名で受講

拾い集めた種の名前を知らべ動き方別にを分けたのを、先生が判定中

 

タネを採集中

非常に珍しいタネツケバナ

17期生の1月15日講座報告

月 日 : 2025年1月15日(水) 

講座名 : 化石入門

講 師 : 濱塚 博先生

場 所 : きしわだ自然資料館

 明後日が阪神大震災から30年になることもあり、地震や台風について話された。 『化石は生き物』と、何億年前の生物の骨や、足跡、死骸が地層の中でそのまま残され貴重なものだと。岸和田でも貴重なワニの化石が発見されたと聞きました。 昼食後に休憩時間を惜しんで、館内の展示物を熱心に見学する方もいました。

 午後からは、楽しみにしていた『化石のレプリカ造り』を体験しました。水と石膏と塩を混ぜ、シリコン製の化石(アンモナイト、三葉虫など)の型に流し込み固めます。 石膏が固まるまで、館内の展示物の解説を受け、ナウマンゾウやモササウルスの骨格標本の大きいのに驚き、熊やライオンの迫力あるはく製に驚き、キシワダワニ(岸和田市内で発見)やマチカネワニについても、大阪に恐竜がいたんやとビックリしたりで、熱の入った先生のお話が終わらず時間が無くなるのを心配したほどでした。 最後に、固まった化石のレプリカを型からそ~っと取りだして出来上がり。お互いに出来上がったレプリカを見せ合い満足され、嬉しそうでした。(M.N、K.K)

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化石レプリカ作成の説明

ナウマン象説明

モササウルス説明

岸和田にワニがいたんだって!

完成した標本

生きているようだ

迫力満点の剥製

17期生の1月8日講座報告

月 日 : 2025年1月8日(水) 晴

講座名 : 春の里山観察とお粥作り

講 師 : 田渕 武夫先生 楠本様、奥村様

場 所 : 奥の谷(富田林)

青空の下で、カレッジ恒例のお粥作りの日。 最初に、春の七草の見分け方や『七草粥』の由来を聞いて七草摘みに出発。 大きな籠をもって、みんなで里山の中を探しに行きました。 七草全てが見つかるわけではなかったがセリのたくさんある所を教えてもらい、籠いっぱいになりました。 摘んできたものを食べられるかを選別し、事前に準備した『七草セット』と見比べたりして同定作業を行いました。 出来上がった七草粥と梅干、沢庵、昆布佃煮、ふりかけ、キムチなど盛り沢山のご飯のお供を分け合ってお粥が一層美味しくなりました。 沢山あった2つの大釜のお粥は、見事完食です。焚き火で焼き芋や竹ご飯も美味しく出来上がり、お腹いっぱい、笑顔いっぱいのランチタイムになりました。

午後からは、竹細工作り。各自が花瓶やプランター、ひしゃくなど見本を見て、作るもの決め竹を切るところから始めました。お互いに竹を切るのを助け合いながら、スタッフの方にお手伝いしてもらいそれぞれ素敵な作品が出来上がり大満足です。(M.N、K.K)

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まずは七草探し

食べられないのはないのか七草の選別

たき火の中には焼き芋

七草粥、竹ご飯,焼き芋の昼食会

竹ご飯

どんな竹細工を作ろうかな見本を前にして思案中

 

17期生の12月18日講座報告

月 日  : 2024年12月18日(水) 晴

講座名 : 緑化入門

講 師 : 井上 昌美先生   中嶌 幸一先生

場 所 : 堺市都市緑化センター

 今までは野外活動が主でしたが、今回は室内に目を向け、緑の植物が心を安らぎ和ませてくれるといわれ観葉植物の良さを学び、カラーサンドを使ってテーブルヤシを飾りました。 ハイドロカルチャーと聞きなれない言葉や、本当に育つのか半信半疑でしたが、井上先生のお話と作り方聞いてやる気十分。まずガラスビンの中心に透明のプラスチックコップを固定させるのに大奮闘。先生から、息を止めて!そして鮮やかなカラーサンドをスプーンでビンとコップの狭い隙間に流し入れるのにも息を止めて!との声掛けに笑いながら真剣そのものでした。色の取り合わせや模様を工夫しながら側面を飾り、最後にビンを優しくトントンして模様が崩れないようにしました。そして土代わりのハイドロボールにテーブルヤシを植えこんだもう一つのプラスチックコップを入れて完成。どの作品も色、模様に個性的でキーポイントもきちんと押さえて、先生から上出来と褒めていただきみんな大満足でした。

 午後からは、中嶌先生の樹木の構造や、選定の基本など簡単にお話を聞いて、センター内の植物をガイドしていただきました。 ニシキギが世界三大紅葉の一つで、他にスズランノキ、ニッサボクとおしえていただきました。温室では、今回先生一押しの2月くらいから成長して、350センチくらいになるユッカエレファンティぺスの花がもうすぐ咲き始めるのを見て感動しました。 いつも感じることだが講座の先生たちの溢れる知識と時を忘れ熱心に説明されるのには、感心させられます。(M.N、K.K)

ハイドロカルチャーの作り方を熱心に聞く講座生

綺麗な作品が出来ました          ・

 

ブーゲンビリア 赤いのは花ではないです、葉との事でした

ヒイラギモチ               。

 

 

 

 

ブラシノキ

ほんとかな?与謝野晶子と命名された植物

17期生の12月11日講座報告

月 日 : 2024年12月11日(水) 晴

講座名 : 科学館見学(サイエンスショー、プラネタリウム見学)

場 所 : 大阪市立科学館

講 師 : 施設担当者

35年ぶりに展示場全体の改装でリニューアルした大阪中之島の大阪市立科学館の見学に行ってきました。 午前は目の前で化学現象を楽しめるサイエンスショー。  「炎のアツい科学」をテーマに昔、昔、理科で学んだことを実験で分かりやすく、何時もは小学生が多いのか? 『50年生』と呼ばれた私たちの心をくすぐるような話術で、いつの間にかのめり込んで、時間が経つのも忘れていました。  炎で爆発させたり、缶をロケットのように飛ばしたりと最後まで楽しいショーでした。

 昼食後は、プラネタリウム見学。星空と宇宙を案内してくれる世界最大級のドーム型スクリーンでこの時期に見られる星を時間の経過で天井に映し出され、とてもダイナミックなものでした。 【はやぶさ2】では、小惑星探査機(はやぶさ2)が小惑星(リュウグウ)に着陸しその岩石を持ち帰るため、困難だった探査活動の様子を見て、『知らなかった』『見て良かった』と感想を述べた人たちがいました。

 今日は科学や宇宙に少し触れた一日でした。 プラネタリウムでは写真撮影は禁止されていたのが少し残念でした。(M.N、K.K)

サイエンスショー

プラネタリュ-ムを投影する機械

改装した科学館

日常では見ない展示物ばかりでした

17期生の12月4日講座報告

月 日 : 2024年12月4日

講座名 : 野鳥観察①

講 師 : 上村 賢 先生  泉谷 一弘 先生

場 所 : 喜志~富田林(石川河川敷)

喜志駅を出発するとまもなく、鉄柱にムクドリを3羽発見。早速双眼鏡を手に使い方の指導を受けながら長い間のぞいていました。そして畑では、ハクセキレイのウオーキングとスズメのホッピングの様子を、実際に見ながら歩く様子を観察。 ハクセキレイやセグロセキレイそしてキセキレイも見られ、それぞれの鳴き声の違いやハシブトガラスは『かーかー』でなく『あーあー』と澄んだ声で鳴くことを知りました。

 粟ヶ池では、水面を助走してダイナミックに飛び上がるカワウに感動して、イカチドリの歩く様子を見て『かわいい~』と思わず笑顔になりました。 またマガモだと思っていた鳥がアヒルだと先生の説明を聞いて驚きました。  昼食後に石川の河川敷へ。カモやサギの仲間、オオバンなどたくさんの水辺の鳥たちに出会え、カワセミを見る事のできた幸運な人もいました。 今日はお天気も良く畑から池、河川敷とロケーションを変えて初めての野鳥観察を講座生の皆さんも楽しんでおられました。(M.N、K.K)

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マガモ

ダイサギ コサギ

イカルチドリ

ケリ

アオサギ

熱心に野鳥観察

 

 

17期生の11月27日講座報告

月 日 : 2024年11月27日(水)

講座名 : ドングリと冬芽の観察

講 師 : 出原 茂樹先生

場 所 : 和泉シティプラザ 宮の上公園

 出原先生の講座は、2回目。今回、午前は『ドングリと冬芽の観察』をテーマに、秋の葉の黄葉、紅葉、褐葉に変化する仕組みやドングリ、冬芽について学びました。 特に、宮の上公園にドングリの木がたくさんあるので、ドングリの成熟、部分名称や冬芽について、先生が一人一人に前もって採集したドングリを見ながら詳しくお話してくださいました。私たちがドングリの帽子と言っているところが、殻斗(かくと)なんだと知りました。

 そして、午後から宮の上公園へ。早速イチョウの黄葉、イロハモミジの紅葉、メタセコイアの褐葉が見られました。ドングリの木では、アラカシとシラカシがよく似ているので、それぞれのドングリの実や、葉っぱ、冬芽をじっくり観察して先生との会話が弾んでいました。 午前の講義の中で8個のクイズがあり、その答えの木々の確認をして、実際に手で触れ、そして軽妙な先生の語り口で、あっという間に時間になってしまいました。 最後の一言。『あ~楽しかった❣』でした。(K.K)

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先生の話を熱心に聞く講座生

可愛い実

ネズミモチ

ドングリと一口に言うけど何種類も有るよ

17期生の11月20日講座報告

年月日 : 2024年11月20日

講座名 : 地質観察①

講 師 : 大阪市立自然史博物館  外来研究員 佐藤 隆春 先生

場 所 : ラブリーホール 汐ノ宮(石川)

 日本にはたくさんのジオパークがあり、私たちが住んでいる近くにも佐藤先生の一押しのミニジオパークがあると聞いて「へえ~」と驚き。 1500年前に形成された汐ノ宮。 柱状節理や、炭酸ガスの湧出など、石川・嶽山の見どころを学びました。

 午後からは、「ゾウの足跡化石が見つかるかな?」と期待しながら石川の河川敷へ。 橋上から石川の全体の様子を眺め、河原へ行き、柱状節理に直接触れ、川の底から泡がブクブクと出ているところを見つけ地中から湧き上がる炭酸ガスをじっくり観察。 そして河原にある石ころを観察して、チャート石や砂岩、礫岩、花崗岩、石英などを見定めて次々と先生に鑑定していただきました。砂岩を手で割るのを披露したり、鑑定が正解だったら喜んだり、違っていてもまた次の石ころを探したり、質問もたくさん出て大盛り上がりでした。(K.K)

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河原の石も何種類もある

溶岩の島

1500万年経つと溶岩もこうなる

ル-ぺを使い熱心に観察

17期生の11月13日講座報告

年月日 : 2024年11月13日(水)  快晴

講座名 : 奈良公園の巨樹観察①

講 師 : 甲斐野 幸一先生(奈良巨樹の会 グリーンあすなら代表)・スタッフ2名

場 所 : 奈良公園

  観光地・奈良公園は様々な国の観光客で賑わっていました。 この日は温度も上昇し、上着を脱いでTシャツだけになって「これで11月中旬?」 この気候は木々の紅葉にも随分影響しているようです。 見頃のシーズンだったはずですが、🍁🍂、この日でもまだ半分も色づいていないとのこと。

《自然災害や地球温暖化 気候変動などが木々に与える影響》そして、《命を守るために進化していく木々》など実際その様子を目の前にして学習することになりました。  講師からは、ひとりひとりに画用紙が配られ、それぞれの葉っぱ図鑑を作りこの講座の想い出にすることがお題に。 説明を受けながら葉っぱやドングリを拾っては、セロテープで貼り付けてメモをしていきます。

 飛火野では、明治天皇玉座跡の巨樹クスノキや落雷を受けて木の皮だけになっても力強く生き続けているクスノキを観察。

 ゲームを交えながら講師のユーモアあるお話に笑いあり、また、樹木の生き方に驚いたり感心したり。 自然観察を通して巨樹の保全についても学んだ授業となりました。( A . N )

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葉っぱ図鑑 個性が出ます~

葉っぱ図鑑を手に記念撮影

巨大な根っこにも理由と歴史があります

強くたくましく生きるクスノキに感動

自然が造り出す芸術

葉っぱを太陽にかざしたりルーペで見て観察

晴れた日には枝を伸ばし・・・

雨の日には根を伸ばす

17期生の11月7日講座報告

年月日 : 2023年11月6日(水)  晴

講座名 : ブナ林の保全

講 師 : 土井 雄一 先生(和泉葛城山ブナ愛樹クラブ代表)

 場 所 : 和泉葛城山

  金剛生駒紀泉国定公園は、奈良県・大阪府の府県境の生駒山地・金剛山地一帯と、大阪府・和歌山県の府県境の和泉山脈一帯からなる国定公園。

 日本のブナ林は、南に行くほど標高の高い場所に分布されるが、和泉葛城山は標高857㍍。西日本では、1000㍍を越える標高の地域に存在ブナ林だが、和泉葛城山のブナの生育する環境としては標高が低い場所にあり、学術的に価値が高く、大正12年に天然記念物の指定を受けている。  まだ、紅葉は進んでいなかったが、マイナスイオンたっぷりの清々しい秋の風を感じ、ブナとイヌブナの違いなどを葉っぱの葉脈などで勉強しながら観察道を散策した。

 午後からはヒノキ伐採(間伐)の授業、お持ち帰り用にヒノキをそれぞれカットするなど滅多に味わうことのできない体験に講座生の皆さんも笑顔が絶えず、チャーターした貸切バスで和泉葛城山を後にした。 長いバスの旅でしたがお疲れ様でした。( A . N )

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マイナスイオンを浴びながら森林浴

講座生 K.M氏 撮影 壮大なブナの木

伐採体験① こんな体験中々できませんネ~

伐採体験② 皆さん、良い笑顔           。

ヒノキ 丸太切りに挑戦! 

 

和泉葛城山頂上からの眺め 空が近い!                       ・                    ・           

ブナ愛樹クラブ 土井雄一先生より戴いた集合写真

 

 

 

③ こんな体験、中々できませんネ~    ④ 皆さん、良い笑顔~

⑤ ヒノキ 丸太切りに挑戦!            ⑥ 和泉葛城山頂上からの眺め 空が近い!

⑦ ブナ愛樹クラブ 土井雄一先生より戴いた集合写真

17期生の10月23日講座報告

年月日 : 2024年10月23日 (水) 曇 少し雨

 講座名 : キノコ入門

 講 師 : 認定NPO法人 大阪自然史センター 関西菌類談話会 丸山 健一郎先生

 場 所 : 烏帽子形(えぼうしがた)公園・ノバティホール南館

  キノコ鍋の美味しい季節になりました。 午前中は、キノコの採取・観察会で烏帽子形公園散策。採取したキノコは、アルミホイルや紙袋に一種類づつ保存し、形が壊れないようにすること。 キノコは一番下部、根っこの部分・つぼまでしっかり採取する。 また、針葉樹から出ていたのか?広葉樹だったのか?土から生えていたのか?また、生えていた木材は、白色腐朽菌により朽ちていたのか? 褐色腐朽菌によりセルロース・ヘミセルロースを分解した木材なのか? 記録方法など専門的なことも教えていただきながら公園の山道をゆっくり進んでいきます。

  少し移動する度に、たくさんの種類のキノコを次々と見つけては、講師に「コレは何ですか?」 キノコの調べ方を教えていただきながら即座に種名を答えていただく。 そして、怖々・・・ 「毒キノコですか・・・?🍄 😱」

  午後からは講座会場で、キノコ入門としては専門的な菌類の分類や菌糸の広がり方など学習し、採取したキノコを顕微鏡で覗きながら観察会。

 木材を食べて育つ木材腐朽菌は栽培可能。 私達が普段から口にする椎茸やえのき茸や、サルノコシカケなどがこの仲間。 コレに反して人工栽培できない種類は菌根菌(きんこんきん)。 植物の根に宿り菌糸と根の間で栄養分のやりとりが行われる。身近?なものではマツタケ。 季節限定な松茸は、アカマツの根に宿る菌根菌に分類され、今現在、松茸の栽培はできない・・・。

そうだったのか⁉ だから、あんなに高いのかー!と納得。 採取したキノコには毒キノコもあり、きちんと廃棄処分しました。 ( A . N )

雨の予報 心配しながらの観察会

おさるのジョージが座る サルノコシカケ

17期生の10月16日講座報告

年月日 : 2024年10月16日 (水) 曇

講座名 : 人と自然公園のつながり

講 師 : 日本パークレンジャー協会   武田 敏文 先生・石山  泰幸 先生・吉原 昭彦 先生・松原 秀樹 先生 

場 所 : むろいけ園地

 天気予報では降水確率40%とむろいけ園地の山道が濡れて滑りやすくなることを心配しながらのスタートだったが、全く雨に合うこともなく1日を爽やかに過ごす事ができた。

 午前中は、講師より送っていただいた地図を片手に咲いている花は時期的に少ないかな?と思っていたが、想像以上にたくさんの花に出会うことができ、ゆっくりとしたペースで急な坂を登ったり下りたり自然たっぷりの園地をウォーキング。 

午後は、講師が作って下さっていた資料を基に、自然公園の歴史、現実起っているゴミ問題、気候変動が引き起こす環境の変化などの講義を受けた。

また、【in about for】in : 自然の中で  about : 自然について色々なことを知り、for : 自然のために何かすることがあるのか考えながら自然の中で遊びましょう!という基本的な考え方を示していただいたことで、その概念に共感し、自然カレッジとして活動する意義を改めて考える機会を戴いた感謝する講義となった。     ( A  .  N )

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四條畷市 むろいけ園地で現地集合

安全なウォーキング。まずは準備運動から

少人数のグループに分かれて質問しながら説明を聞きます

湿生花園で湿地帯の植物・ハンゲショウ・ツリフネソウ・ミゾソバなどを観察

日本パークレンジャー協会の皆様

柔らかな陽射しの入る森の工作館で机上講習

コウヤボウキ

アケボノシュスラン

秋の訪れを写しましょう~

 

 

17期生の10月9日講座報告

年月日 : 2024年10月9日 (水) 曇のち晴のち曇

講座名 : 里山の保全と生物多様性

講 師 : 田淵 武夫先生 (富田林の自然を守る会 代表)

場 所 : 富田林市 奥の谷

 低く垂れ込めた厚い灰色の雲が広がり肌寒く感じるかと思えば、急に強い日差しがカーッと照りつけ、眩しいほどの太陽の輝きは猛暑だった夏を思い出させる暑さへと天候が激変する中、午前中はテントの下で鳥の鳴き声に癒やされながら、自然豊かな里山で講師の話に耳を傾けた。

 滝谷不動尊から谷間に入った「富田林の自然を守る会」が管理されている『奥の谷』。  講師が作られたペーパーベースでの資料に併せてPowerPointをテレビ・モニターの映像にしてわかりやすく説明していただけることで生物多様性とは? 里山保全の意義などを学習することが出来た。

 午後からは、ヘルメット、スパッツ、アイゼンをお借りし装備を万全にして里山林の散策。  昨日の雨で里山の保全のために開拓された登山道は滑りやすくなっていたが、午前中の机上講習での講師の説明を思い起こしながらボランティアの方が杉やヒノキなどを育成し、定期的に間伐した人工林やまだ手つかずの自然林などを散策した。 (A . N)

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自然がいっぱい~
鳥の囁きが聞こえる講座会場

ヘルメット、スパッツ、アイゼン装着で装備は万全!

間伐した杉、ヒノキの森でボランティアで行う保全活動についてお話を聴きます

台風で倒れた木もそのままに。足下、頭、注意しながら進みます

日本固有種・シュレーゲルアオガエル、ニホンアカガエルなどをイノシシから守る対策の竹の柵で囲んだ【水の生き物池】

里山は少しづつ色づき始め、秋の装い🍂へ移り変わろうとしています。養蜂のニホンミツバチも元気です

万全な装備で入山前に全員で集合写真撮影~📷

富田林の自然を守る会 保全活動に参加してくださるボランティア募集広告

17期生の10月2日講座報告

年月日 : 2024年10月2日 (水) 晴

講座名 : 自然観察の視点

講 師 : 菅井 啓之 先生(元京都光華女子大学教授・自然環境市民大学講師)

場 所 : 栂文化会館・西原公園

 菅井先生の軽妙なお話から始まり、「自然観察」は、名前を知ると親しみがわき、分かったつもりになっているが、そこで止まってしまう。そうではなく、いのちの生きている姿を見つめる事。

 観察は、自然界のしさに目を向ける。は何十年たっても出会え 動かないので観察がしやすい。そして生物の様性とかかわっている。スザンヌ・シマード作 マザーツリー(なるでは、菌根菌を通して木同士が守っているといわれているようです。

だからこの場所で自然の見方を勉強するのに意義があるといわれ、講座生は??? 先生のお話の中にキーワードが入っていました。講座場所、栂文化会館のある 栂・美木多 の文字が入っているのです。気が付いておおっ!と一気に場が和みました。 自然観察の楽しみ方はいろいろで、そこから何を学ぼうとするのか。「知る」、「感じる」、「考える」を通して、日々の人生を豊かに生きることが大事だと学びました。

 午後からは西原公園へ。早速、会館のそばのケヤキを見て、枝ぶり、根の張り方、周りのセミの抜け穴や苔から、単に見るのでなく「自然を読む」を体験。階段のひび割れを見て大地の割れ目を想像、アスファルトを見て生物の上にいることを感じ。上を見ると青い空、秋の雲。その向こうには宇宙。

落ち葉やケヤキの並木、クスノキの切り株、桜の皮目を見て、いのちの営みの不思議なことのお話が尽きない、カルチャーショックを感じた講座でしたが、今日のテーマの「自然観察の視点」に相応しい、見方を変えて自然観察を満喫した一日でした。   ( M . N  ,  K . K )

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「自然観察」 原点に戻って・・・

「自然観察」は、生きている姿を見つめる事

午後からはフィールドで自然を感じます

「自然を読む」ことを体験

アスファルトを見て生物の上にいることを想像します

普段は気がつかない事を教えていただきながら、いのちの大切さを学びました

17期生の9月25日講座報告

 

年月日 : 2024年 9月 25日 (水) 晴

講座名 : 金剛山の植物

講師  : 神山 善寛 (金剛山の植物に親しむ会、元ちはや星と自然のミュージアム館長)

場所  : 金剛山 黒栂谷林道

心配していた雨も“晴れ男”さんのパワーで快晴となり、数日前の猛暑も影をひそめ最適な一日でした。

観察前に、植物と動物の関係や葉の構造と種類や名称、山を歩く心得等を聞いて出発!アカマツから始まり、ジャコウソウ、ミズヒキ、イタドリ(スカンポ)の雄花・雌花、カラスゴマ、ゲンノショウコウ、アキチョウジ等。春よりも花が少ない秋と言われてはいましたが、シャッターを切ったり、図鑑とにらめっこしたり、たくさん観察できました。途中で“ケッケッター”とアカゲラの鳴き声に耳を傾け、ヒヨドリバナに蝶、ツリフネソウに蜂がやってきて、虫のお食事を眺めて私たちも昼食を。

 午後からは、ヤマホトトギスとアケボノソウを足元の草花にも気を付けながら近づいて、かわいさに感動しました。花の見分け方は、花だけでなく葉や葉の裏側も重要、同じ場所を一年通して観察するとよく分かること、木と草の違い等、先生からたくさん丁寧に教えて頂きました。

わいわいがやがやと、楽しい一日を良い天気の中で美しい花を見て楽しみました。(N/M&K/K)

10時に金剛山登山口に集合、先生から説明中

 

 

登山口を3分程歩いたら早速花を見つけた先生が熱心に説明をされた

 

ツリフネソウ

ジャコウソウ

ヤマホトトギス

アケボノソウ

17期生の9月11日講座報告

年月日: 2024年9月11日(水曜日) 晴れ

講座名: 昆虫入門

講 師: 鈴木 真裕先生 大阪公立大学大学院

場 所: 堺自然ふれあいの森

昆虫とは? その定義は簡略すると、足が6本。体は頭・胸・腹の3部分に区別できる

目(もく)による分類や進化の過程での変化、多様性などの説明を受け、まだ夏の暑さが残るフィールドに出て、虫取り網、篭を手に昆虫を採取した。

午後からは、①バッタ目担当 ②トンボ・コウチュウ目担当 ③チョウ・カメムシ目担当に分かれ、指導を受けながら特徴を話し合い図鑑と照らし合わせる同定作業に取り組んだ。篭から出し手に取って羽や身体の模様などを観察し、図鑑や堺自然の森に住む昆虫の資料から約60種類の採取した昆虫の同定を終えることができた。

採取した昆虫は、篭やカップから出し自然ふれあいの森へリリース。 お勉強させていただいたことに感謝し野原へと返した。  ( A . N )

【採集、同定した昆虫】 

コウチュウ目 (9種)セマダラコガネ、コイチャコガネ、クロウリハムシ、ウリハムシ、ナナホシテントウ、シロテンハナムグリ、セアカヒラタゴミムシ、ナミハンミョウ、コスナゴミムシダマシ

 チョウ目 (16種)モンシロチョウ、モンキチョウ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コミスジ、アサマイチモンジ、ヤマトシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、ベニシジミ   (幼虫)ウコンカギバ属、セスジスズメ、フタトガリアオイガ、ツトガ亜科、ヤガ科、シャクガ科

カメムシ目 (14種)シラホシカメムシ、マルシラホシカメムシ、ハリカメムシ、ホソハリカメムシ、クモヘリカメムシ、ホソヘリカメムシ、ニセヒメクモヘリカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、エビイロカメムシ、オオホシカメムシ、アカサシガメ、ツマグロオオヨコバイ、アブラムシ科(コナラ 葉の上にて)、チュウゴクアミガサハゴロモ(幼虫・成虫共に)

 バッタ目 (10種)コバネイナゴ、ツチイナゴ、ショウリョウバッタ、イボバッタ、オンブバッタ、トノサマバッタ、セスジツユムシ、クビキリギリス、オナガササキリ、アオマツムシ

トンボ目(4種) ウスバキトンボ、シオカラトンボ、オオアオイトトンボ、ネキトンボ

 ハチ目(2種) クサアリ亜属、ニホンミツバチ

 ハエ目(3種) ホソヒラタアブ、キリウジガガンボ、オオハナアブ

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17期生の9月4日講座報告

年月日: 2024年9月4日(水曜日) 晴れ

講座名: 地球環境問題と私達の未来

講 師: 巌 圭介 先生(桃山学院大学 副学長 社会学部教授) 

場 所: 堺市立栂文化会館

 8月22日にマリアナ諸島付近で発生した台風10号🌀は停滞状態で奄美大島付近に留まり進行方向は気象予報士も予想がつかず、その背景として上空の偏西風が弱まっている自然現象や人などの活動により起こる気候変動、また、大気中に放出される温室効果ガスによって地球が暖められる地球温暖化も影響している可能性があると気象ニュースで毎日報道され、 暴風・竜巻・豪雨に多大な影響を受けた日本列島となった。

そんな近年、異常気象と言われる炎暑を肌や呼吸で感じ熱中症の不安の中過ごした夏休みが明けた初回講座は、まさに、地球で生きる私達の身近な問題の一つ、地球温暖化の要因となる温室効果ガス削減への取組みをテーマに、講師よりご指導していただきながら簡易的なソーラークッカーを作製。 この講座では一番大切な燦々と降り注ぐ太陽光をしっかり浴びゆで卵を作る作業に取り組んだ。🌞

おやつに、太陽エネルギーで調理した固茹での美味しいゆで卵を味わった後は、現代の環境問題として重要視されている産業革命以降、現在までの大気中に含まれる二酸化炭素(CO₂)やメタンガスの総称である温室効果ガスの排出は加速し4倍以上に増加している現在の状況を知る。

ヒトが使えるエネルギーは、3種類 ① 石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料 ② 核分裂・核融合させた核エネルギー ③ 太陽光、風力、水力、バイオマスなどの自然エネルギ―だと学習した。 クリーンなエネルギーを作る技術も進んではいるものの例えば水素を作るには、都市ガスを分解するために莫大なエネルギーを必要としその工程にはCO₂が排出されていることも学ぶことで、私達・地球人の未来についても考えさえられる講義となった。 ( A . N )

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                      巌講師より、各々準備する物を わかりやすく写真付きで紹介していただいた

練習用の設計図で、ソーラークッカーの工程を把握 (こんな感じの物を作るんだな~)

 

 

 

青空の下で🌞 キラキラと輝く✨      お手製ソーラークッカー

茹で卵ができるまで、太陽エネルギーを使って 調理実習中!

産地直送のサツマイモ
熱々ほくほくで美味しい~🍠

アッという間にできた目玉焼き🍳  弾け飛ぶポップコーン🌽 ご飯も美味しく炊けました💕

燦々と降り注ぐ太陽のエネルギーを借りて🌞 茹で卵の出来上がりです 😊

 

 

17期生の7月24日講座報告

年月日: 2024年7月24日(水曜日) 曇のち晴れ

講座名: こだわりの草木染め

講 師: 水谷 道子先生 

場 所: 国営飛鳥歴史公園館・高松塚壁画館・高松塚古墳

 1300年前には模様は存在していたが色は一色、今は色華やかな草木染めとなりとても人気のある植物の染色体験講座に参加した。

 講師のバックには染め物のハンカチ。 その色を出してくれる原材料となる植物は、タンニンの渋を引き出すどんぐり、金色は玉ねぎの皮、ピンク色のビワ、落ち着いた黄色のセイタカアワダチソウ栗のイガ、赤みはスモモアカネ、鮮度・湿度によっても色の出具合は違う。 今では輪ゴムを使うがその昔はカラムシの茎の皮を使って巻き付けることで色を付けず白色を出したり形を整えていたそうだ。

 講師より模様の基礎となるハンカチの折り方のレクチャーを受け、ぐつぐつと煮込んだ材料の入った鍋に形を作ったハンカチをつけ込み染色に入った。 折り目にも抽出液を丁寧に掛けることでムラ無く染まることなど教えていただき初めての草木染め体験に、もう少しこうしたら良かった! 染める液の順番を間違えたー!など歓声とともに出来具合を皆で見せ合った。

 午後からは、高松塚古墳に隣接した高松塚壁画館で 壁画模写や副葬品のレプリカを見ながら7~8世紀にタイムスリップ。 被葬者のお骨は二上山凝灰岩でできた石室の木棺から見つかっていて40代から60代の男性だとわかっているが誰なのかとても気になるところではある。 西側の壁には有名な飛鳥美人とされる女子群像。 この女性達の服装からわかるのは左前で、719年には唐と同じように右前の令が出されていることから遣唐使が帰国した704年から719年の間に作られたということ。その根拠となる話に飛鳥の古代ロマンに想いを馳せ古代の歴史にとても興味が湧いた。( A . N )

 

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鮮やかな見本のような草木染めができるかな?

落ち着いた黄色は “栗のイガ”からいただきます

形を整えて ぐつぐつと煮出したお鍋で染色

自分の思い通りにできましたか?【 1班 】

【 2班 】

【 3班 】

高松塚壁画館 古代ロマンに耳を傾けます

飛鳥時代の女性達 鮮やかなお召し物✨

石室の天井図 天上の世界・星宿図が描かれています

直径18m、高さ5mの円墳 【高松塚古墳】

 

 

17期生の7月17日講座報告

年月日: 2024年7月17日(水曜日) 晴れ

講座名: 河口干潟の生物

講 師: 山田 浩二 先生  湯浅 幸子 先生  (貝塚市立自然遊学館)   

場 所: 貝塚市立自然遊学館・二色浜・近木川河口

 潮見表により当日は午前10時11分に最干潮と講師より情報を頂き、貝塚市立自然遊学館で集合。潮位が下がる干潮に合わせて二色の浜へ移動した。 風がそよそよと吹く気持ちのいい梅雨の晴れ間に近木川河口で生きもの採集・観察会を実施。 植物を専門とする湯浅講師より砂浜植物について講義を受け、ホソバハマアカザ(ヒユ科)・ホコガタアカザ(ヒユ科)・ツルナ(ハマミズナ科)・ヨシ(イネ科)・オカヒジキ(ヒユ科)・トゲヂシャ(キク科)・ハマヒルガオ(ヒルガオ科)・ハマゴウ(シソ科)・ヘラオオバコ(オオバコ科)・ヒメクマツヅラ(クマツヅラ科)などの植物が確認できた。 

 潮の引いた浅瀬では岩にしっかりと付着する赤縞の入ったタテジマイソギンチャクを観察。たくさんの触手が出ている姿は目視で確認できたが海水が濁っており撮影できず残念。  近木川の水位の変化により流れ着いたのか海では生きることができない大きなアカミミガメに「満潮を待ってね」と声を掛け、タマキビガイ・食用ではない小さなナマコのヒモイカリナマコ・足も目も顎も確認できるゴカイ・オスだけにハサミの間接部内側に毛の束が生えているケフサイソガニ・同じくオスだけのハサミに毛のふさが内側外側共に同量生えているタカノケフサイソガニミミズハゼ・しっかり姿を見せてくれたユビナガホンヤドカリなどを多種を採取し、山田講師より成育場所・似ているカニの見分け方など細かい説明に講座生も講師が用意して下さったリストと照らし合わせながらの同定に興味を示した。

 午後からは、ヨシ原周辺に生息するカニを沢庵やスルメを餌に手作りの竿で蟹釣り体験。 ハマガニ14匹、クロベンケイガニ1匹、アシハラガニ1匹、とても珍しいユビアカベンケイガニ1匹を講座生が釣りあげ、ユビアカベンケイガニは標本として講師が持ち帰るなど嬉しい出来事もあり、とても暑い中での蟹釣り体験だったが子供のように楽しく熱中した~!と講座生からは声が上がり、近木川河口の生物観察を満喫した一日だった。 (A.N)

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気持ちのいい梅雨の晴れ間となりました

広い空と大きな海 こんなに素敵な大阪湾~

自分たちで採ってきた貝やカニ 知らない事をたくさん学びます

小さな小さな生き物たちとの出会い 名前がわかるとより一層楽しい

初めての蟹釣り体験

今日も一日楽しみましょう~

 

 

 

17期生の7月10日講座報告

年月日: 2024年7月10日(水) 曇 

講座名: 天体入門

講 師: 那須香大阪天文台 中島 健次 先生

場 所: SAYAKAホール

私達が住む地球。 太陽が東から昇り西へ沈む日常の光景は、地球が自転しているからであると一般常識として知識があり、ギラギラと照りつける真夏の太陽を恨めしくも感じ、寒さの中では恩恵をいただき 低い位置から輝く冬の太陽は眩しく目を細める場面もある。 そんな四季のある日本で暮らすことが当たり前になっているが、天体について講義を受けたことで壮大な宇宙の中のちっぽけな地球で生活している私達ひとりひとりの命の尊さについて考え、全く想像できなかった空間が現実の世界としてあることを知り 心にゆとりを持った日常がおくれるのではと感じることができた。

先人達がロマンある物語を作り、占星術として人の運勢や世界の今後起こりえる課程や 成り行きまでも占った “ 星 ” が、どのようなものなのか知ることで神秘的な宇宙への興味がより深いものとなった。 

太陽は地球から1億5,000万㎞(月の400倍) 太陽の核は1,600万度フレアと呼ばれる爆発現象の起きる彩層では10,000度。 2024年5月に起きた大規模な太陽フレア現象では地球へも大きな影響を与えGPSの誤差の増大、日本でもオーロラの出現など世間を賑わせた。 金環日食の際確認できるコロナは100万度にもなり莫大なエネルギーが存在するが、日本では2035年9月2日に関東方面・長野県・北陸地方で金環日食を見ることができるとの情報をいただいた。

現在の太陽は水素がヘリウムに変換されて核融合反応を起こしているが、太陽にも寿命があり40億年後には太陽系はなくなるというピンと来ない説明にも研究は進んでいるんだと頷き、“ 月 ” が何故、常に同じ面だけしか地球から見えないのか?という問いには、原始地球にぶつかってその破片が集まってできた月は重心を地球側に向いており月の自転が27日、地球を廻る月の公転も27日と同じ楕円軌道の周期で周ることで・・・の説明にわかった気がしてそうだったのか~と納得できた。???

私達が夜空で見ている星の輝きはそれは昔々、過去に放たれたもので、たとえばアンドロメダ銀河は250万光年、250万年前の光が地球に届いている。 

 途方もない数字に驚いている私達に映像を通して講師からのプレゼント。 2024年 宇宙の旅が始まった。 太陽を中心に水星 ⇒ 金星 ⇒ 地球 ⇒ 火星 ⇒ 小惑星体 ⇒ 木星 ⇒ 土星 ⇒ 天王星 ⇒ 海王星 ⇒ 2006年に惑星から外された冥王星団を見た後は、氷の天体星団 ⇒ 私達が住む太陽系から出るとスバルと呼ばれるプレアウス星団 ⇒ 天の川銀河 ⇒ アンドロメダ銀河、私達はアッという間に宇宙の果てまでやってきた。 どこまでも続く壮大な宇宙を制覇して大満足で地球へ無事帰還。 もう、私達も宇宙人のひとりです。( A . N )

 

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講師の周りに集まって 天体望遠鏡について講義を受けます

17期生は知識意欲が豊富! いつも沢山の質問が飛び交います

楽しそうにハサミでチョキチョキ ✄

出来上がったのは、星座早見盤

星の日周運動は1時間に15度ほど 動いているのは天体ではなく地球です

星座早見盤の日時を合わせて、夜空を眺め照らし合わせてみましょう

2024年 宇宙の壮大な旅が始まりました

17期生の7月3日講座報告

年月日: 2024年7月3日(水) 晴 

講座名: 両生類と爬虫類

講 師:  吉田 貴音 先生

場 所:  堺自然ふれあいの森

「森の学校」をテーマに、人と里山との新しい関わり方を学び、里山文化を継承する場としての公園 堺自然ふれあいの森。 開発などで生き物の生息地が減少し、人が手入れをしなくなったことによる質の低下、外来種による固有種のかく乱。地球温暖化で生じる里山としての変化などの説明の後、本題である両生類と爬虫類の講義を受けた。

両生類とは・・・幼体 ⇒えら呼吸で水の中で生活をする 成体 ⇒ 肺呼吸 身体の表面で呼吸する皮膚呼吸となり陸で生きることができる。主にカエル・イモリ・サンショウウオ

爬虫類とは・・・肺呼吸 海や川など水の中で生活している生き物は息継ぎが必要。主にトカゲ・ヘビ・ヤモリ・カメなど

両生類や爬虫類が苦手な講座生も、ふれあいの森で生活するヌマガエル・ニホンアマガエル・トノサマガエル・ウシガエル・シュレーゲルアオガエル・ニホンアカガエルの特徴を教えていただき、図鑑を通して聞くことのできる鳴き声に 「この声、知ってる!」 など盛り上がり、カエルの指は何本?という質問にも興味津々。 拡大された画像に目をキラキラさせて指を数え 「前4本 後ろ5本」との正解の答えに納得の表情。  また、木に登るカエルぴょんぴょんと土の上を跳ね 木に登らないカエルの指の特徴を示す拡大画像にも「そうだったんだー!」  「へぇーー!」と 相づちを打ちながら、カエルが苦手だった事を忘れているようで笑顔になられていた。 

そして、この日、講座生1番の盛り上がりを見せたのはオタマジャクシにはくちばしがあり歯がある!というリアルな現実の画像。オタマジャクシがどのカエルの子供なのかを知るためには歯の並びを見なければいけない!と全く知らなかった事の説明を受け歓声も上がった。

午後は、虫取り網を持ってふれあいの森で採取しながらの観察会。 間近で見るカエルやカナヘビ、毒蛇のニホンマムシに、怖いながらも見てしまう! カエルも採ったし、今回もとても楽しかった!と蒸し暑く汗が滝のように流れる野外での観察会だったが、皆元気に次週の講座を楽しみに帰宅した。( A . N )

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森の中の教室で講義を受けます

アオダイショウの抜け殻で 尻尾の確認

先生、ご機嫌の笑顔  手にしているのは、 毒蛇・ニホンマムシ

「ほら!アソコにオタマジャクシ!!」

下から覗いてみたり、写真を撮ったり~ 両生類と爬虫類、お友達になれましたか? (^^)/

17期生の6月19日講座報告

年月日: 2024年6月19日(水) 曇 

講座名:  信太の森の自然観察

講 師:  信太の森FANクラブ理事長 自然環境市民大学講師  田丸 八郎 先生

場 所:   信太の森ふるさと館  惣ヶ池湿地

 信太山丘陵の保全活動をされている講師より、信太山のなりたち、歴史・文化、自然環境について講義を受け、陸上自衛隊の演習場として使われてきたからこそ生き残った絶滅危惧種の植物などの自然保護運動に取組んでいることを聞き、ウグイスのさえずりを聞きながら惣ヶ池湿地を観察した。

 惣ヶ池湿地には、繁殖力が旺盛なハンゲショウキショウブなど、また、公園にはオオキンゲイギクなどの特定外来植物や、信太山丘陵にしか居ないとされていた外来種の蛾・ムラクモカレハは堺方面にも増えてきたとの情報も話され、目にするその数に驚いた。

 国内希少野生動植物種のシリブカガシサギソウトキソウコモウセンゴケカスミサンショウウオなどの調査・保護・増殖活動の様子を教えていただきながらの講義は、普段は、個人的に入ることのない湿地帯を歩く事で自然環境を学習する私達には、大変有意義な時間となった。  ( A . N )

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信太山丘陵の歴史と文化・移り変わる信太の森の自然・保全運動について講義を受けます

青々とした自然豊かなフィールドで、ウグイスの鳴き声を聞きながら~

湿地にしかいない動植物が生息生育する貴重な自然環境

希少な植物との出会いに、講義生の目も 👀キラキラ ✨✨✨

初夏の風を感じながら気持ちの良い散策

数人ずつ、小さな小さな国内希少種植物を丁寧に教えていただきます

惣ヶ池湿地にて! 講座生皆の素敵な活き活きとした笑顔 😊

 

17期生の6月12日講座報告

年月日: 2024年6月12日(水)晴

講座名: アウトドアの安全

講 師: 平木 祐治先生

場 所: 堺市立栂文化会館

 心臓しんとうとは、心臓の真上に受けた衝撃が引き金となり、心室が不規則に細かく震える不整脈「心室細動」が起きること。 全身に血液を送り出す心臓のポンプ機能が失われ突然死につながる。 致命率は、1分ごとに10%づつ下がる!など、私達がその場でできる救急救命・応急処置について講義を受けた。

 119番通報から救急車到着までの間に行う胸骨圧迫心臓マッサージの正確な場所、方法、リズム( 100回~120回/分 🎼 もしもしカメよ ♬を 歌いながら圧迫するとリズムが同じになる ) 人形を使って体験し、AED使用時の注意点など、AED使用方法普及員として活動されている講師より教えていただくことで救命措置の大切さを実感することができた。

 南海トラフ巨大地震の発生に対する切迫性が高まっていると気象庁が発表し、川の氾濫や自然災害での危険など、いつ自分や身内に起るかもしれない不安の中で、どのように対処すればいいのか、災害時の心得として自分の身を守る為に行うことが何なのか?など考えさせられる講義となった。( A . N )

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災害時の心得などについて習得

三角巾を使って応急手当

左腕を怪我した時の肩つり方法

前腕に怪我をした場合の止血方法

頭部損傷時の三角巾の巻き方

AED装着ジミー君

胸骨圧迫心臓マッサージ体験

休憩時間も自主練に励みます

17期生の6月5日講座報告

年月日  2024年6月5日(水曜日) 晴れ

講座名: 淡水魚入門

講 師: 小川 力也 先生 (科学教室力塾 塾長)  桶土井 直人 先生    

場 所: 木根館 (河内長野市林業総合センター) ・ 石川 

 

 木のぬくもりを感じる 木根館(きんこんかん)での座学は、淡水魚の不思議な生態をクイズ形式で教えていただき 河川環境の研究・保全にご尽力され《科学教室・力塾》を主宰される小川 力也 先生の教え子でYouTubeなどSNSで多くのチャンネル登録者数を持ち 少年の水族館 Outdoor Aquarium というタイトルで観察ケースの中に魚の生息環境まで再現した様子を動画配信して大人気の 桶土井 直人先生から直接 観察の様子や動画を見せていただくことで、午後からのフィールドでの観察がより一層 楽しみになった。

石川では、マリンシューズや長靴に履き替え、たも網を持って川へ降り観察することができたが、ヨシノボリの卵はタイミングが悪かったのか見つからず残念だった。 

〈採集し同定した種類〉  オイカワ、ヨシノボリ、ツチガエル、カワムツ、メダカ、カダヤシ、ハヤ、カジカガエル、アメンボ、カワトンボのヤゴ ( A . N )

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投網(とあみ) 実践をまじえて 丁寧に説明してくださいます

 (Outdoor Aquarium)動画撮影しながらの講義に皆、興味津々

カジカガエルのカップル

岩陰を探すオオシマドジョウ & ヨシノボリ (Outdoor Aquarium)

メダカ ♀

 

17期生の5月29日講座報告

年月日  2024年 5月29日(水曜日) 曇のち晴れ

講座名: 哺乳類入門

講 師: 赤木 智香子先生(ラプター・フォレスト代表)

場 所: ノバティホール・長野公園

「自然の中のつながり」から「生物多様性」について考え、哺乳類の生態系を学習する講義を受けた。

 生物多様性国家戦略は10年に一度見直しされているが、4つの危機として  開発・乱獲によるもの ② 都市部への人口流出、高齢化で手入れができないことによる自然の質の低下・荒廃 ⇒ アーバンワイルドライフ (都市型野生動物)  が増えていること。近年はクマなどによる深刻な人的被害も増加している  外来種 (アライグマ・バラ科の樹木を食い荒らすクビアカツヤカミキリなど)・化学物質・ペットとして飼われていた生き物の脱走、飼育放棄など人間により持ち込まれた危機  温暖化などの気候変動がもたらす危機が生物多様性を脅かしている、など。  

危機的状況を知ることで、生物多様性を基板とした水・空気・土壌・エネルギーなどの生態系から恩恵を受け、互いに助け合い支え合っている地域特有のつながりが長い年月をかけてできあがっていることなどを学習した。

午後から午前中に座学で解説していただいた動物の気持ちになって自然をよく見ることでわかるフィールドサイン (動物の生活痕跡、足跡、食痕、糞など) 探しのために長野公園での野外活動。しかし、前日の強い雨で洗い流されたのか ⁉ 中々、痕跡に出会うことはできなかったが、清々しい雨上がりの新緑の中、キビタキメジロウグイスの鳴き声が響く気持ちのいい散策となった。( A . N )

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キビタキやメジロ、ウグイスたちの鳴き声に癒やされ 木々の新緑がまぶしい散策になりました

 

 

 

 

17期生の5月22日講座報告

年月日  2024年 5月22日(水曜日) くもり

講座名: 磯の生物観察

講 師: 地方独立法人 大阪府環境農林水産総合研究所 水産技術センター職員 日下部 敬之氏

     貝塚市立自然遊学館  山田 浩二先生

場 所: 地方独立法人 大阪府環境農林水産総合研究所 水産技術センター  ・ 豊国崎 落合川・谷川古港

 

 見学させて頂いた 大阪府泉南郡岬町大阪府環境農林水産総合研究所 水産技術センターは、大阪湾の水質を調べ、貝毒の原因となり 春には増えてくる有毒プランクトンの発生状況の調査、管理などをする①海を見守る  大阪湾に生息する魚の生い立ち、生態を記録することで採れる魚の種類などを予測し 漁業者と漁獲量などの調整を提案する②魚を調べる  大阪湾にはかつてあった干潟が少なくなり 海の生き物を育てる浅瀬が残っていない。人工干潟による波打ち際を作って魚が住み良い環境になるよう③海辺を再生する  水産技術センターの中にある栽培漁業センターで卵から稚魚を育てタグを付けて大阪湾に放流し 生き残る確率を調べ増やす取り組みをする④魚を増やすと、4つの仕事があることを教えて頂き、栽培漁業センターを見学。ヒラメや高級魚アコウ(キジハタ)トラフグの養殖を見ることができた。

午後からは、潮の干潮にあわせて海水が出入りしている昔の船だまり跡、谷川古港(ふるみなと)を長靴に履き替えて泥干潟に住む生物を観察。

場所を変えて落合川河口へ移動。ハクセンシオマネキが巣穴から出入りする様子を息を殺して「アソコの巣穴!」と指をさし小声で伝えながらの観察風景は、お互い (シオマネキと私達) が身を潜めて相手の様子を伺っているようで可笑しくもあり 不思議な時間でした。

温暖化の影響で、暑さに弱いマコガレイ(マガレイ)が減少、逆に暑さに強いハモが豊漁になっている。また、川を綺麗に!という動きの中、海水の窒素やリンなどの肥料が減ったことで餌となるプランクトンの減少により イカナゴが採れず禁漁になるなど、イカナゴのくぎ煮といえば春を告げる美味しい郷土料理が無くなることはとても残念でもあり、私達の食生活に直結していることで改めて温暖化について考えさせられる講義となった。( A . N )

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南海電鉄 多奈川線  多奈川駅

 

17期生の5月15日講座報告

年月日  2024年 5月15日(水曜日) くもり

講座名: 鳥類入門

講 師: 日本野鳥の会大阪支部 企画部幹事 久下 直哉先生

場 所: 大泉緑地 新金岡公民館

 堺市 大泉緑地での鳥類入門の講義は、双眼鏡の使い方、野鳥を探すポイントなどを解説していただき、繁殖期・子育ての時期となる今でしか見られない野鳥の様子を観察した。

大泉池に浮かぶ島はたくさんの カワウダイサギ コサギ アオサギなどのコロニーとなっており、ヒナに餌を与える瞬間が見られるなど、講座生は初めて使う双眼鏡に四苦八苦しながらも 講師から教えていただく方向の木々の巣に住む親子を見つけては、お互いにスポットとなる場所を教え合いながら 子育ての風景を観察することができた。

カイツブリの親子やダイサギのヒナ、池を素早く飛び回り 杭や枯れ枝から飛び込んで 餌となる小魚や小さなエビなどを捕獲するカワセミなどを見ることができ、その度に大きな歓声が講座生から湧き起こり、収穫の多い野鳥入門の講義となった。

池の畔で昼食をとり、午後からは新金岡公民館へ移動。午前中に出会った野鳥を振り返り、鳥類標識調査員の講師より、まずは、大きさや色合い、環境、季節、歩いていたのか? 跳ねていたのか?など種類を絞り込む事ができるものさし鳥となるスズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、キジバト、ハシブトガラスを知ることでチャート式に野鳥の知識を増やしていくことが大切であることなど教えていただいた。映像や講師が持ってこられた標本を基に 専門的な羽の構造や幼鳥から成鳥への変化などを解説していただき、生態など野鳥に関してより深く知識を得たいなどの感想が講座生から上がり、初めての野鳥観察をするという方も多く バードウォッチングの楽しさを体験できた機会となった。(A.N)

《 出会った野鳥 》 カワセミ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、コゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヤマガラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、カワラヒワ、マガモ、エナガ(鳴き声)

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先生を囲んで 皆笑顔で記念撮影