テーマ:粘菌を観察しよう
開催日:2024年 6月17日
場所:烏帽子形公園(河内長野市)
参加人数:14名
始まるまでの待機時間に、まず一週間前に錦織公園で採取した変形体を観察してもらった。まさにアメーバか?移動の様子はすぐには観察できないが、午後の確認ではかすかに移動が見られた。
粘菌観察を当カレッジで初めて取り組んだのがいのちの営み探検部会であったとか。それ以来、講座でも和歌山県立自然博物館の川上新一先生に講師をお願いしている。私も15期生で粘菌の沼にすっかりはまってしまって1年あまり。ようやく一人でも見つけられるようになったばかり、なかなか簡単には姿を見せてくれない。さて今日は?と心配したが、私事で延期してもらったお蔭や粘菌仲間との下見、前日の雨、何よりも会員の熱心な観察のお蔭で大収穫だった。
午前中は、粘菌について簡単な説明をして私たち粘菌仲間で呼ぶところの粘菌平と粘菌谷を観察。赤いウツボホコリ、白いツノホコリ、灰色のシロウツボホコリ、黄色のアオモジホコリらしきもの、淡いえんじ色?のムラサキホコリと不明の黄色の粘菌一種を見つけた。ムラサキホコリは前々日の下見ではほとんど姿を見せなかったのが、一気にあちこちに発生。見つけるたびに歓声が上がった。皆、それぞれにスマホに可愛い粘菌の姿を収めることができた。
午後からは、念のために持参した主に烏帽子形公園で採取した粘菌の標本をもとにルーペや顕微鏡(粘菌仲間が持って来てくれた)で子実体の姿の美しさ、不思議を観察して解散となった。雨後の暑くもなく寒くもなく、そして適度な湿度のなか粘菌観察としては最良の日だった。 KT(写真協力KA)
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