野鳥部会の11月活動報告

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観察日 : 2022年11月16日(水)

探鳥地 : 平城宮跡(奈良市)

参加者 : 21名

観察種数 : 31種

 好天気に恵まれた秋空の下、安部元首相の事件現場を横に見ながら大和西大寺駅を出発。平城宮跡公園への道中ではムクドリしか見ない。公園内に入って暫く歩を進めるが鳥の気配が全く感じられなく静かだ。大極殿院西側のアシに囲まれた池で、ようやくマガモ、アオサギ、ダイサギを見つけるが、生茂ったアシに遮られ見通しが一段と悪くなっていた。その後、園内を彼方此方と探し回るが、何時もはよく見かける草地性の小鳥が出てこない。冬の子鳥も未だ渡ってきていないらしい・・・大極殿院南門(大極門)が完成されたばかりで、園内がやたら綺麗に整備されていること、それに各所で草刈機の音がうるさいがそれらが影響しているのか・・・・結局、公園内ではその後スズメ数羽とヒヨドリ、モズ一羽で終わり、午後に期待しての早めの昼食となった。

 午後の水上池では、早速に多くのマガモ、コガモ、カルガモを目の前に、遠くにオシドリの群れとカンムリカイツブリを見る。池に沿って進むと、オオバンが付いてくる。水面に首を出すカイツブリや水面を飛翔するコブハクチョウを見ながら仁徳天王皇后拝所前まで来ると、視界が開け絶好の観察ポイント。我々より先に来ていた多くのバーダーからトモエガモが入っているとの情報を得ており、期待を持って覗きこむ。ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモがいるいるいる・・・うーむトモエガモは何処・・・殆んどのカモは首をひっこめての休眠中で特徴ある顔の巴模様がなかなか確認出来ない。ようやくそれらしき後ろ姿を見つける。次のコナベ古墳池ではマガモとカルガモ、その奥のウワナベ古墳池では遠くにホシハジロが集団でいた。その池では「あっカワセミ」の声に一同その姿を追い、今度は「タカ」という声に指先の方向へ全員の目が。ここを最後に折り返し再び水上池へ、今度はハシビロガモ2羽を追加。帰路ではハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、ツグミが更に加わり、佐紀池の観察を最後に鳥合わせとなった。今回は小鳥がさっぱり見つからず、総数が少なくなったことが気になる探鳥会となりました。(M.K 写真K.T)

モズ♂

マガモ

ハシビロガモ

カンムリカイツブリ

セグロセキレイ

コガモ

トモエガモ

完成した大極門と外された建設時の素屋根