15期生の10月27日講座報告

このエントリーをはてなブックマークに追加

年月日:2021年 10月 27日(水) 晴れ

講座名:植物入門(草本)

講師:木村 進先生  

場所:堺市立栂文化会館・西原公園

   今日の座学はタンポポである。講師の木村先生が大学生以来ずっとタンポポの調査に携わっておられ植物学の面からだけでなく名の由来、方言・古名、文献、花言葉、いろんな目的での使われ方などクイズを交えた多岐にわたる話とタンポポ調査による日本在来種と外来種の分布状況、分布状況の変動の要因分析など実態に即した内容で皆さんにはタンポポの見方と知識がプラスされたのではないでしょうか。

 カンサイタンポポは花が咲くのは春だけ、種は虫媒花で夏は地中で寝ていて秋に目を出し、成長は遅いが長生き(約50年)である。セイヨウタンポポは花が咲くのは春に多いが1年中咲いて、種は虫媒の必要はなく、水があればいつでもすぐ芽を出し、成長が早いが寿命は短い(約3年)日本と外国のタンポポの違いである。ここでクイズ:タンポポに最も近縁の植物はどれか?*レタス *ゴボウ *ダイコン *ヒマワリ さあ~答は!

 野外学習ではドングリの見分け方。ドングリの実だけでの判断は難しいのでそれぞれのドングリの特徴を実と殻斗と葉の3点セットで見分けます。 今日の講座は従来、春に実施しているがコロナ禍の影響で花が無いこの時期となったが先生の配慮によりのある講座となりました。(T.O)

豊富な資料でタンポポの座学

生憎この時期は花が無く雑草の解説です

このロゼットはヒメジョオンです。タンポポとの違いが分かりますね

ドングリの実と殻斗と葉 左からマテバシイ、クヌギ、コナラ