植物部会の10月活動報告

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月 日 : 2020年10月7日(水)

観察場所 : 河内長野市ボ谷林道

参加者 : 42名

 今年度最初の部会は、南海天見駅に10時過ぎ、14期の講座生4名とスタッフを加えて総勢42人が集まった。挨拶もそこそこに、3班に分かれて直ぐに1班が出発。夕方は降雨との予報だが昼間は心配ないようだ。集落を抜けて直ぐにボ谷林道入口にさしかかる。その辺りは秋真只中。早速にアキノタムラソウやキンミズヒキ、ヒヨドリバナ、オトコエシ、ダイコンソウ、アオミズ、ヒメジソ、ヒガンバナの花を見つける。沿道は一面にハナタデが続き、途中ヤマハッカやウド、ヤブマメ、スズメウリやヤブミョウガの実を見つける。いよいよ杉の林下が続く山道へ踏み込むと、植生が変わった。道の脇はシュウブンソウ、ノブキ、ヌスビトハギ、ガンクビソウ、ウマノミツバ、ケヤブハギ、クサアジサイがあちこちで花や実を付けている。その中にヤマジノホトトギスやツリフネソウ、アキチョウジ、マツカゼソウ等の花を見付けると歓声が湧き撮影タイム。珍しいヤナギタデやホオズキの仲間、ヤブタバコ、ハナミョウガ、イヌコウジュ等を観察し、ボ谷林道の中ほどで昼食を取る。午後はアケボノソウの花を最後に登ってきた道を戻った。帰りに脇道に入ると、ミゾソバとツリフネソウの群生地を見付ける。その先にはイナカギクが咲いており、一面の花園、それには皆大満足でした。今回の収穫はナス科のハダカホウズキ、ヤマホオズキ、イヌホオズキ、マルバノホロシと4種のホオズキを比較観察できたことと外来種がほとんど入ってきていない貴重な場所で70種以上の秋の草花や実を観察できたことでした。(M.K)     (写真:M.A&M.K)

ヤマジノホトトギス

アケボノソウ

ヤナギタデ

ヤマホオズキ

マルバノホロシ

ツリフネソウとミゾソバの群生