活動日 : 10月1日 晴れ
観察場所 : 堺自然ふれあいの森(堺市)
参加者 : 19名
暑さも和らぎ、日差しも穏やかに感じるのは月が変わっただけではないような・・・ようやく秋の気配?? 長い夏で秋の花は咲いているだろうか そんな心配を抱きながら植物観察会は始まりました。
先ず森の館前の広場では、キンミズヒキやアレチヌスビトハギ、キツネノマゴの花が真っ盛り、広場一面に広がるカゼクサ、メヒシバ、シマスズメノヒエ、キシュウスズメノヒエ、タチスズメノヒエ、キンエノコロ、アキノエノコログサなどのよく似たイネ科の植物をその違いを確認しながらの観察。 法道寺川では、その川底、岸部にアブラススキやオオクサキビ、ジュズダマの背が高いイネ科植物とマメアサガオ、ホシアサガオのボントクタデの花が混然となって覆いつくしている。
花盛りのソバ畑を抜けると、今度はヒガンバナが真っ盛りだ。 今回、皆さんが期待しているナンバンギセルの花情報が無い。それでも全員がススキをかき分け捜すと「見つけた」の歓声が、株は小さいが、それも数か所に。 そしてススキの中にはタムラソウの花も。 近くにはツリガネニンジンやイボクサの群生、ススキと背丈を競うメマツヨイグサ、ヨウシュヤマゴボウの実、ウメモドキの赤い実、ノコンギク、アキノタムラソウの花も。 キンエノコロやチカラシバの同種だけが群生している草地では、「地味なイネ科の雑草も良いですね」の声が・・・
午後は第2豊田川沿いを往復。 ヒヨドリバナやダイコンソウ、イヌタデ、ハキダメギク、アメリカイヌホオズキ、アオミズ、キンミズヒキ、チヂミザサ、マルバハギなどの夏の終わりから秋の初めの花が元気だ。 残念だったのは花を楽しみにしていたタチカモメヅルが草刈りにあっていたこと。
今年は、夏の季節が一段と長かった所為か、秋の花も遅く、樹木の実もまだ青くて少ないように感じた。 (M.K)

キンミズヒキ

ヒガンバナ

タムラソウ

ナンバンギセル

ウメモドキの実

背丈を競うススキとメマツヨイグサ

イボクサ

ノコンギク

アキノタムラソウ

ヒヨドリバナ