18期生の9月24日講座報告

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年月日:2025年9月24日(水) 晴れ
講座名:磯の生物観察
講 師:山田 浩二先生(貝塚市立自然遊学館)
場 所:尾崎公民館(阪南市)・長松海岸(岬町)

 「磯の生物観察」講座は例年岬町の豊国崎で生き物採集を行っていたが禁止になったので長松海岸での生物観察となった。
座学は人の手が加えられた海岸が多くを占めて自然海岸が少なくなった大阪湾の現状や環境の変化による影響と磯で観察をする時のポイント、注意点、生息している生き物の種類などをスライドを使っての説明で分かりやすい講義でした。
    
 午後は潮溜まり、岩礁、波打ち際などで、お喋りをしながら探す人、ジッと海中の生き物を探す人、せっせと石をひっくり返して探す人、それぞれのスタイルで磯の生物採集を楽しんだ。採集した生物を海藻と動物に分けてさらに動物を節足動物、軟体動物などに分けて山田先生から同定や個々の生き物の特徴を講義して頂いた。
【カメノテ】節足動物でエビやカニと同様の甲殻類である。潮が満ちてくると殻の頂きからつる脚(黒色)を出してプランクトンを食べる。岩礁に付着後は移動できない。
【ヒザラガイ】軟体動物で多板類 背面に一列に並んだ8枚の殻を持っている。歯舌が発達しており磁鉄鉱で出来た歯を持っている。この歯は磁石に着くそうです。
 今日はそれぞれの実物を見ることが出来たがクラゲやウニ、ヒトデが採集出来なくてチョット残念!でもさほど暑くなく、潮風に吹かれて磯遊び?が出来ました。(T・O)

座学と採集風景

ヒザラガイの表面と裏面の口と触手状突起

カメノテと蔓脚

珍しいイッカクガニ

 

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