年月日:2025年9月17日(水)晴れ
講座名:ウミホタルの観察
講 師:山田 浩二 先生(貝塚市立自然遊学館学芸員)
場 所:大阪府立青少年海洋センター・せんなん里海公園
今日は、初めての夜間講座。ウミホタルの観察で府立青少年海洋センターに行きました。夕方から採集、発光を見るスケジュールで16:30に淡輪駅に集合です。
まずは、ウミホタルとは何か?ということで講義を受けました。ウミホタルは直径2~3mmのミジンコのような動物プランクトンでキチン質の殻2枚に覆われた甲殻類だそうです。7対の付属肢があり、触覚・浮遊(泳ぎ?)・餌を食べる・清掃などの役割をもっていて、今回顕微鏡では見なかったのでわかりませんが、体は透けて、卵や消化器官が見えるとのこと。発光の仕組みは上唇腺に蓄えられているルシフェリンとルシフェラーゼ酵素を放出し発光するようです。昼は砂の中でお休みして、夜に餌を探して活動する夜行性で私たちの夕食後、各自ちくわ、魚肉ソーセージ、ちりめんじゃこを穴の開いた容器にブレンドして仕掛けを準備しました。
18:30頃には、海辺も薄暗くなって、足元を懐中電灯で照らしながら突堤へ。餌をたっぷり入れた手作りの仕掛けを海の底に投入。20分間星空を見て待つ予定でしたが、残念ながら星が見られなく、おしゃべりを楽しんで待つことに。アッという間に時間になり、仕掛けを上げると容器の中には青紫の光が‼ 振動を与えると、数秒の光が見えてかなりきれいであちこちで歓声が沸き上がっていました。飼育できるのならば持ち帰りたいほどでしたが、最後は餌とともに海に帰してあげました。いつもと違う夜の講座は、ウミホタルの発光に魅せられて、非常に楽しく素晴らしいものでした。 (M/Y)

講義内容1

ウミホタルの発光

採集中

仕掛け作り

講義内容2