16期生の2月5日講座報告

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年月日  2025年 2月5日(水)  曇り一時雪

講座名:竹の間伐と炭焼体験

講師: 炭焼班 柴山朗生ほか

場所: 富田林の自然を守る会 奥の谷

今年一番の寒気が予想され時折雪が降る中、富田林の奥の谷にある竹林の竹伐採作業と伐採した竹を使った竹炭作りを体験した。

焚火を囲んだ青天井の教室で、なぜ竹の伐採と竹炭作りをするか、その目的と炭焼きの知識を教わることから始まった。竹は成長や根はりの速さからまたたく間に里山中に広がる。竹を伐採するのだが、伐採だけでは竹の処分に困ることになる。奥の谷では竹の細い先端はチッパーで粉砕し、下の太い幹部分をドラム缶燃焼で竹炭を作っている。粉砕したチップはマルチや発酵や土壌改良剤として再利用し、その幹は竹炭にして脱臭剤・吸湿材・燃料として利用する。竹が光合成で体内に取り込んだ二酸化炭素を炭やチップの形に変えることで、土の中などに二酸化炭素を閉じ込める役割を果たしていると学んだ。

また、竹炭は燃焼時間が短いが火付きが早い。BBQなどにも利用することを勧められた。市販のBBQ用の炭はマングローブから作られており、竹炭を使うことで自然環境保護の一助になると教わった。

作業は竹の伐採と運搬、切断と竹割、節落としをして竹片を作った。ドラム缶製炉に竹片の節側を下にして隙間ができないように装填してゆく。蓋をして土を上からかぶせる。そして火付けだ、炉の焚口の前で、うちわで風を送りながら、紙と杉枝と細かい木片を順に燃やしてゆくと炎が大きくなっていった。

昼からは時折雪が激しく舞い奥の谷一面が真っ白になった。講座生は小さな雪だるまを作ったり、出来上がっていた竹炭を頂いたり、童心に戻って一日楽しく学んだ。(H.I)

*写真はクリックする毎に拡大し、解像度が上がります。

炭焼きの枇杷庵前、炭の入った袋を持って集合写真

焚火を前に座学、寒かったのでうれしかった。

間伐し運搬、竹切に竹割、節落としに装填、結構しんどかった。

ドラム缶炉の前で炭焼きの説明を聞く。

幼かったころを思い出し、苦労しながらも炎があがった。

充填された炉の中、特別に茶碗も焼く。茶碗は真っ黒に出来上がる。

奥の谷は自然あふれる。ジョウビタキ・コモチシダ・雪景色にかわいい雪だるま。

 

 

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