吟行部会の1月活動報告

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開催日 : 令和7年1月18日(土)

行き先 : 三島郡島本町(水無瀬神宮、史跡桜井駅跡公園、歴史文化資料館)

参加者 : 15人

 冬とは思えない、抜けるような青空とポカポカ陽気に恵まれ、絶好の吟行日和。まずは水無瀬神宮に参拝して、府下唯一の「名水百選」の清水を味わいました。 桜井駅跡公園では、明治天皇御製歌碑や楠公父子訣別の石碑、楠公父子別れの石像などを見て、中世の歴史に思いを馳せました。 町ふれあいセンターでの句会は、新春とあって、めでたい気分に浸って、和やかに進行。終了後は大阪・梅田で有志による新年会を開き、今年の健吟を誓い合いました。(Y.W)

兼題:風花 寒月 水仙 鶴

会員代表句

寒月を眺め急いで内に入る  尚文

寒の月露天の湯気が我を呼ぶ  たけみつ 

寒月や湖の水面を漂へり  洋々志

悴めど煌めく星のエール受く  まさこ

鶴啼くや天上天下揺るがせて  ゆき雄

風花や猿さるさるの猿団子  みえこ

風花や竹葉に乗りて降りてゆく  豊年

寒月に寄り添う星も凜として  河笑流 

風花や無人駅過ぐ石油貨車  流以

吹抜の窓一幅の寒の月  都史子

寒月やメタセコイアの梢照る  ふじ乃

風花は夢千代の住む町からか  楠子

寒月や無音の庭にひとり立つ  佐都

一脚の凍鶴脚を替えもせず  行行子

風花や風に吹かれてボブディラン  さんご  

当日句

特選 寒晴や離宮の水に人集ふ  豊年

特選 石碑から浮かぶ先人冬散歩  さんご

*写真はクリックする毎に拡大し解像度が上がります。

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