吟行部会の12月活動報告

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日 時 : 2024年12月21日(土)

行 先 : 真田山旧陸軍墓地(日本初の軍用墓地)大阪市天王寺区玉造本町14-83

参加人数: 15名

兼 題 : 冬至、枯葎(かれむぐら)、ポインセチア、数え日

 JR玉造駅から徒歩15分の地に旧陸軍将兵の墓石が整然と林立しています。明治初期に設置された日本で最も古く大規模の墓地です。維持会の方から案内と説明を受け、長い年月の戦争の経過も学ばせていただきながらの見学でした。見学終了後、近隣のビストロで食事、そして句会を開催しました。(M.M)

各人の選出句 15人

明日の種子抱くもありて枯葎  白流子

立ち位置を探し押し入る枯葎 尚文

数え日の山仕舞い終え山降りる たけみつ

閑かさを独り占めして寒椿   洋々志

残照や我が住む街の枯葎    まさこ

明石の門凪いで光りて冬ざるる ゆき雄

巡り来てポインセチアの鉢二つ 河笑流

今の俺ポインセチアの赤を着る 豊年

どんよりと子午線の街けふ冬至 都史子

父祖の地の海の光や蜜柑山 ふじ乃

年新た昭和でいえば百年 楠子

数え日の何することもなく過ぎて 万未知

片思いポインセチアの並ぶカフェ 佐都

赤信号ポインセチアと待ちにけり 行々子

ポインセチアいくつ飾れば戦火止む  さんご

当日句特選

ざくざくと陸軍墓地に枯葉踏む  洋々志

木ちらし墓碑の奥はタワマン冬ざるる ゆき雄

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