野鳥部会の1月活動報告

日 時 :  2025年 1月15日  くもり

探鳥地 : 淀川河川敷公園(長柄地区~城北地区)

参加者 : 18名

観察種数 : 37種

前日の天気予報では降水確率も高かったが 活動時間帯には雨の心配はなさそうなので決行しました。 天神橋筋六丁目駅をスタート。 淀川河川敷を目指します。 堤防に上がると風もあり、しっかり防寒対策をして鳥を探します。 ムクドリやカワウの群れを見ながらカモ達を探すと ホシハジロやキンクロハジロの群れの中に カンムリカイツブリが水中に盛んに潜って餌探しをしていました。遠くにユリカモメやセグロカモメの飛翔も見られました。

 赤川地区では この時期よく見られている冬鳥のベニマシコを期待して探しましたが見つけられませんでした。メジロの群れが赤い実を求めてやってきてかわいい姿をじっくり見せてくれました。バンやオオバンも見ることができました。ツグミやシロハラも例年よりは数が少なかったので 今年の冬鳥は全般的に低調のようです。  城北公園ではおなじみのユリカモメの群れや カワセミが全身よく見える位置でそのきれいな姿を堪能させてくれました。鳥合わせでの観察種も37種と多くまずますの探鳥会でした。

 今回はカンムリカイツブリがよく見られました。本種は主に冬鳥として渡来します。カイツブリは26cmですがカンムリカイツブリは56cmと大きいです。それだけに潜水時間も長く最長50秒ぐらい潜ることができるそうです。(M.S、写真K.T)

ヨシガモ

バン

メジロ

ヒバリ

モズ

ジョウビタキ オス

カワセミ

ユリカモメ

16期生の1月15日講座報告

年月日  2025年 1月15日(水)  曇り・小雨

講座名:琵琶湖の環境と薬用植物

講師: 滋賀県職員・施設の担当者

場所: 滋賀県庁・山科植物資料館

 午前中は滋賀県庁で琵琶湖保全再生課の職員さんから「琵琶湖の環境保全について」お話を伺った。内容は、1.琵琶湖における課題の変遷 2.琵琶湖の水質と新たな水質管理の考え方 3.水草対策  4.ヨシ群落の保全 5.マイクロプラスチック等の状況 6.琵琶湖の全層循環(深呼吸) 7.MLGs(マザーレイクゴールズ)と、多岐にわたる内容。過去から現在、未来へとつながる保全への取組み。滋賀県だけでなく、私たち近畿に住む者にとって琵琶湖とは密接不可分の関係にある。未来に向けて、滋賀県が薦める「マザーレイクゴールズ」の活動を知り、私たちも貢献したいと思う。受講生からもいろいろ質問が出され、有意義な講座となった。

 午後からは京都の山科へ移動、日本新薬の管理する山科植物資料館で学んだ。当資料館は1934年(S9)、回虫駆除剤サントニンを含有するミブヨモギの「山科試験農場」としてスタートし、国産の回虫駆除剤を開発した。それまではすべて輸入していたとのこと。1994年(H6)に「山科植物資料館」と改称、今日に至るまでに世界各地から収集した3,000種を越す薬用有用植物を栽植している。今回は冬場ということもあり、ミブヨモギをはじめ外で栽培されているものについては、生き生きとした姿を見ることはできなかったが、温室ではスパイスや機能食品素材となる植物を観察できた。ガイドさんの楽しいお話や親切な対応に感謝、また違う季節にも訪ねたいと思った。 K.T

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「琵琶湖の環境保全について」座学(マザーレイクゴールズに貢献しよう!)

山科植物資料館で館長さんから説明を受ける

山科植物資料館の歴史

ミブヨモギ記念館で

冬の薬草園はひっそりしています

温室でコショウ(左)とバニラ(右)を観察

キソウテンガイ、まさに奇想天外な植物

カカオノキ、上のほうまで実がついている

17期生の1月8日講座報告

月 日 : 2025年1月8日(水) 晴

講座名 : 春の里山観察とお粥作り

講 師 : 田渕 武夫先生 楠本様、奥村様

場 所 : 奥の谷(富田林)

青空の下で、カレッジ恒例のお粥作りの日。 最初に、春の七草の見分け方や『七草粥』の由来を聞いて七草摘みに出発。 大きな籠をもって、みんなで里山の中を探しに行きました。 七草全てが見つかるわけではなかったがセリのたくさんある所を教えてもらい、籠いっぱいになりました。 摘んできたものを食べられるかを選別し、事前に準備した『七草セット』と見比べたりして同定作業を行いました。 出来上がった七草粥と梅干、沢庵、昆布佃煮、ふりかけ、キムチなど盛り沢山のご飯のお供を分け合ってお粥が一層美味しくなりました。 沢山あった2つの大釜のお粥は、見事完食です。焚き火で焼き芋や竹ご飯も美味しく出来上がり、お腹いっぱい、笑顔いっぱいのランチタイムになりました。

午後からは、竹細工作り。各自が花瓶やプランター、ひしゃくなど見本を見て、作るもの決め竹を切るところから始めました。お互いに竹を切るのを助け合いながら、スタッフの方にお手伝いしてもらいそれぞれ素敵な作品が出来上がり大満足です。(M.N、K.K)

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まずは七草探し

食べられないのはないのか七草の選別

たき火の中には焼き芋

七草粥、竹ご飯,焼き芋の昼食会

竹ご飯

どんな竹細工を作ろうかな見本を前にして思案中

 

17期生の12月18日講座報告

月 日  : 2024年12月18日(水) 晴

講座名 : 緑化入門

講 師 : 井上 昌美先生   中嶌 幸一先生

場 所 : 堺市都市緑化センター

 今までは野外活動が主でしたが、今回は室内に目を向け、緑の植物が心を安らぎ和ませてくれるといわれ観葉植物の良さを学び、カラーサンドを使ってテーブルヤシを飾りました。 ハイドロカルチャーと聞きなれない言葉や、本当に育つのか半信半疑でしたが、井上先生のお話と作り方聞いてやる気十分。まずガラスビンの中心に透明のプラスチックコップを固定させるのに大奮闘。先生から、息を止めて!そして鮮やかなカラーサンドをスプーンでビンとコップの狭い隙間に流し入れるのにも息を止めて!との声掛けに笑いながら真剣そのものでした。色の取り合わせや模様を工夫しながら側面を飾り、最後にビンを優しくトントンして模様が崩れないようにしました。そして土代わりのハイドロボールにテーブルヤシを植えこんだもう一つのプラスチックコップを入れて完成。どの作品も色、模様に個性的でキーポイントもきちんと押さえて、先生から上出来と褒めていただきみんな大満足でした。

 午後からは、中嶌先生の樹木の構造や、選定の基本など簡単にお話を聞いて、センター内の植物をガイドしていただきました。 ニシキギが世界三大紅葉の一つで、他にスズランノキ、ニッサボクとおしえていただきました。温室では、今回先生一押しの2月くらいから成長して、350センチくらいになるユッカエレファンティぺスの花がもうすぐ咲き始めるのを見て感動しました。 いつも感じることだが講座の先生たちの溢れる知識と時を忘れ熱心に説明されるのには、感心させられます。(M.N、K.K)

ハイドロカルチャーの作り方を熱心に聞く講座生

綺麗な作品が出来ました          ・

 

ブーゲンビリア 赤いのは花ではないです、葉との事でした

ヒイラギモチ               。

 

 

 

 

ブラシノキ

ほんとかな?与謝野晶子と命名された植物

里山保全部会の1月活動報告

月  日 :1月10日(金)

場  所 :富田林市彼方  ( 奥の谷 ) 

参加人数 :9名 

活動内容  

新年年明けからグーンと寒さが増し、活動舞台は本日薄っすらと雪化粧。

通称奥の谷は、滝谷不動尊から軽自動車が1台やっと通れる里山に囲まれた地。

ここで里山に生繫つた木や雑草刈りと、畑で野菜作りの活動をしています。

本日は寒すぎて畑の作業は中止しましたが、タマネギは元気いっぱいでした。

山に生え過ぎた竹の間伐作業を山組・畑組全員で実施しました。

雪の奥の谷です

雪に負けず山組スタート!

タマネギも雪に負けず頑張っています。

切った竹の運び出しです。

17期生の12月11日講座報告

月 日 : 2024年12月11日(水) 晴

講座名 : 科学館見学(サイエンスショー、プラネタリウム見学)

場 所 : 大阪市立科学館

講 師 : 施設担当者

35年ぶりに展示場全体の改装でリニューアルした大阪中之島の大阪市立科学館の見学に行ってきました。 午前は目の前で化学現象を楽しめるサイエンスショー。  「炎のアツい科学」をテーマに昔、昔、理科で学んだことを実験で分かりやすく、何時もは小学生が多いのか? 『50年生』と呼ばれた私たちの心をくすぐるような話術で、いつの間にかのめり込んで、時間が経つのも忘れていました。  炎で爆発させたり、缶をロケットのように飛ばしたりと最後まで楽しいショーでした。

 昼食後は、プラネタリウム見学。星空と宇宙を案内してくれる世界最大級のドーム型スクリーンでこの時期に見られる星を時間の経過で天井に映し出され、とてもダイナミックなものでした。 【はやぶさ2】では、小惑星探査機(はやぶさ2)が小惑星(リュウグウ)に着陸しその岩石を持ち帰るため、困難だった探査活動の様子を見て、『知らなかった』『見て良かった』と感想を述べた人たちがいました。

 今日は科学や宇宙に少し触れた一日でした。 プラネタリウムでは写真撮影は禁止されていたのが少し残念でした。(M.N、K.K)

サイエンスショー

プラネタリュ-ムを投影する機械

改装した科学館

日常では見ない展示物ばかりでした

17期生の12月4日講座報告

月 日 : 2024年12月4日

講座名 : 野鳥観察①

講 師 : 上村 賢 先生  泉谷 一弘 先生

場 所 : 喜志~富田林(石川河川敷)

喜志駅を出発するとまもなく、鉄柱にムクドリを3羽発見。早速双眼鏡を手に使い方の指導を受けながら長い間のぞいていました。そして畑では、ハクセキレイのウオーキングとスズメのホッピングの様子を、実際に見ながら歩く様子を観察。 ハクセキレイやセグロセキレイそしてキセキレイも見られ、それぞれの鳴き声の違いやハシブトガラスは『かーかー』でなく『あーあー』と澄んだ声で鳴くことを知りました。

 粟ヶ池では、水面を助走してダイナミックに飛び上がるカワウに感動して、イカチドリの歩く様子を見て『かわいい~』と思わず笑顔になりました。 またマガモだと思っていた鳥がアヒルだと先生の説明を聞いて驚きました。  昼食後に石川の河川敷へ。カモやサギの仲間、オオバンなどたくさんの水辺の鳥たちに出会え、カワセミを見る事のできた幸運な人もいました。 今日はお天気も良く畑から池、河川敷とロケーションを変えて初めての野鳥観察を講座生の皆さんも楽しんでおられました。(M.N、K.K)

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マガモ

ダイサギ コサギ

イカルチドリ

ケリ

アオサギ

熱心に野鳥観察

 

 

17期生の11月27日講座報告

月 日 : 2024年11月27日(水)

講座名 : ドングリと冬芽の観察

講 師 : 出原 茂樹先生

場 所 : 和泉シティプラザ 宮の上公園

 出原先生の講座は、2回目。今回、午前は『ドングリと冬芽の観察』をテーマに、秋の葉の黄葉、紅葉、褐葉に変化する仕組みやドングリ、冬芽について学びました。 特に、宮の上公園にドングリの木がたくさんあるので、ドングリの成熟、部分名称や冬芽について、先生が一人一人に前もって採集したドングリを見ながら詳しくお話してくださいました。私たちがドングリの帽子と言っているところが、殻斗(かくと)なんだと知りました。

 そして、午後から宮の上公園へ。早速イチョウの黄葉、イロハモミジの紅葉、メタセコイアの褐葉が見られました。ドングリの木では、アラカシとシラカシがよく似ているので、それぞれのドングリの実や、葉っぱ、冬芽をじっくり観察して先生との会話が弾んでいました。 午前の講義の中で8個のクイズがあり、その答えの木々の確認をして、実際に手で触れ、そして軽妙な先生の語り口で、あっという間に時間になってしまいました。 最後の一言。『あ~楽しかった❣』でした。(K.K)

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先生の話を熱心に聞く講座生

可愛い実

ネズミモチ

ドングリと一口に言うけど何種類も有るよ

17期生の11月20日講座報告

年月日 : 2024年11月20日

講座名 : 地質観察①

講 師 : 大阪市立自然史博物館  外来研究員 佐藤 隆春 先生

場 所 : ラブリーホール 汐ノ宮(石川)

 日本にはたくさんのジオパークがあり、私たちが住んでいる近くにも佐藤先生の一押しのミニジオパークがあると聞いて「へえ~」と驚き。 1500年前に形成された汐ノ宮。 柱状節理や、炭酸ガスの湧出など、石川・嶽山の見どころを学びました。

 午後からは、「ゾウの足跡化石が見つかるかな?」と期待しながら石川の河川敷へ。 橋上から石川の全体の様子を眺め、河原へ行き、柱状節理に直接触れ、川の底から泡がブクブクと出ているところを見つけ地中から湧き上がる炭酸ガスをじっくり観察。 そして河原にある石ころを観察して、チャート石や砂岩、礫岩、花崗岩、石英などを見定めて次々と先生に鑑定していただきました。砂岩を手で割るのを披露したり、鑑定が正解だったら喜んだり、違っていてもまた次の石ころを探したり、質問もたくさん出て大盛り上がりでした。(K.K)

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河原の石も何種類もある

溶岩の島

1500万年経つと溶岩もこうなる

ル-ぺを使い熱心に観察

16期生の1月8日講座報告

年月日  2025年 1月8日(水)  晴

講座名:38億年生きている

講師: 施設の担当者

場所: アクアピア芥川・JT生命誌研究所

 強い寒気の中、高槻市にあるアクアピア芥川(高槻市立自然博物館)とJT生命誌研究所を見学した。

 アクアピア芥川は高槻市の真ん中あたり、市街地と山地の中間、淀川に注ぐ芥川の川沿いにあった。芥川に生息する魚類を上流・中流・下流を模した水槽に展示、別のフロアには同様に高槻エリアに生息する哺乳類や鳥類の標本とはく製を展示していた。学芸員の丁寧な案内のあと自由に見学した。はく製や水槽などは目線近くに展示されており、講座生は「カメとにらめっこ」するなど、好きな動物をゆっくりとじっくりと観察することができた。なじみ深い動物が主であったが、大規模な博物館とは違い「味のある自然博物館」だった。

 JT生命誌研究所はJR高槻駅から芥川商店街を抜け10分ほど歩いた好位置にあり「38億年の生命の歴史と関係性を読み解き美しい展示や映像で表現するコンサートホール」と紹介されている。

 設立20年の研究や表現活動などを映像で学び、その後3班に分かれ、説明を伺いながら生命誕生後38億年の歴史に沿って生物進化を表現した展示フロアを見学した。「生命誌絵巻」や「生命誌マンダラ」は、すべての生き物は38億年前に生まれた生命体を先祖としそれぞれ進化してきた仲間であり、それぞれのDNAにその歴史が記録されていることが絵で表現されていた。

 展示物はわかり易く表現されていたが、DNAやゲノムなどは展示や説明を聞いても理解がおよびつかなかった。ゆっくりと振り返りながら理解を深めようと思った。(H.I)

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お正月早々で体調不良などもあったが15名が元気に講座に参加

展示物が目線近くでゆっくりと観察できる

はく製の展示ラベル、何をいつどこで見つけたかをしっかりと記録

生命誌研究所の仕事を立体的にマンガチックな展示品

生命誌マンダラ、中心にゲノムがあり、細胞→組織→個体を表現。よく見るとみごとな織物でした。

1Fフロア、生命誌絵巻、肺魚、ナナフシのたまご、カメの骨格、生命歴史への階段

「食草園」でレモンの木についたナミアゲハの蛹

写真部会の1月活動報告

月 日 : 1月8日(水) 午前10時

場 所 : 大阪狭山コミュニティセンター

参加人数 : 4名

恒例の屋内勉強会。当日は朝から風が強く寒い。 風邪で欠席者もあった。 各人5枚作品持参し          20枚の作品を互選し上位3枚を添付します。 来月は真冬でもあり休会と決定。(H.O)

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コウノトリ(Fさん撮影)

遠花火(Fさん撮影)

無題(M さん撮影)

彩(Oさん撮影)