植物部会の4月活動報告

月 日 : 2025年4月2日 天候 小雨

行き先 : 神於山(岸和田市)

参加者 : 31名

愛妻ランドを出発するころから、小雨が降り始める。「えっ!」 昨日夕方の天気予報では「曇り後晴れ」で、雨は少しも頭になかったが・・・傘をさすほどでもなくなった時点でスタート。 早速に登山口では当たり一面にキュウリグサ、ヒメオドリコソウ、コハコベ、ノゲシ、ヤワゲフウロウ、ヒメオドリコソウ、オランダミミナグサ、オオイヌノフグリ、ナズナ、セイヨウタンポポなどのかわいらしい春の草花が咲き誇っている。 山道の沿道にはフラサバソウ、ミチタネツケバナ、ヒメウズ、クサイチゴの花が群生となって続く。 スミレもタチツボスミレからシハイスミレそしてニオイタチツボスミレと変わっていく。 ヤマザクラの多くは丁度満開、でもは花吹雪のもの、5分咲きといろいろ。 途中ではウグイスカグラ、ヒサカキ、ムベ、アケビ、ナガバノモミジイチゴの花とカクレミノやホルトノキの大木を観察し「国見の森広場」へ、 広場ではオオシマザクラ、ヤマザクラ、コブシの花が満開だ。 小雨の中、ちょうど広場には全員が座れるほどの休憩所があり、早めのお花見昼食となる。

 午後は藤尾池周りのヤマザクラを観賞。 お目当ての大木の山桜は上部を残して下半分は散っていました。昨年3月28日に見た時は丁度満開でしたが・・ でも他は満開、コバノミツバツツジの紫も交って、それはそれは綺麗で華やかな景色を満喫。ここに来たことの充実感と納得感に満たされました。

頂上展望台までの途中では、ヘラシダ、北限の自生地といわれるカギカズラ、ヤマネコノメソウをじっくり観察。 クスノキの大木では写真のように7人が手をつなぎ胴回り調査が始まりました「10m以上はありますね」。 展望台では生憎の悪天候にて視界が悪く残念でしたが、眼下の桜はしっかり見えていました。 

神於山はどうして大木が多いの? は「神の山」の通り、神於寺の境内林として残され守られてきたからのようです。 (M.K)

*写真はクリックする毎に拡大し解像度が上がります。

シハイスミレ

ナガバノモミジイチゴ

ヤマネコノメソウ

ヤマザクラが満開

ムラサキケマン

クスノキの胴回りは7人がかり(K.Tさん撮影)

 

17期生の3月26日講座報告

月 日 : 2025年3月26日(水)晴れ

講座名 : オリエンテーリング入門

講 師 : 横田 実先生

場 所 : 堺市都市緑化センター・大仙公園

 『オリエンテーリングとは?』と イメージの確認から始まりました。いつ、どこで、どんな人が、どのようなルールで行い、用意する物は何か、どんな注意が必要かなど… なんとなくイメージはできましたが、いろいろな知識が必要だったことがよく分かりました。 オリエンテーリングは、地図を見てコンパス(方位磁石)を使用し、スタートからコントロール(チェックポイント)を順番に通過してゴールまでの時間を競うスポーツですが走力だけでなく、地図を正確に読む力や、進むルートを正しく設定する力、そして自分のプランを遂行する実行力、冷静さ忍耐力も必要とされ、目的やレベルに応じて参加する事ができる競技だと知りました。基本的に地図を見る知識、地図記号(デイスクリプション、IOF記号)を覚える必要性やコンパスの使い方を学びました。コンパスの扱い方に多少混乱が発生しましたが、先生に何度も指導してもらったり、お互いに教えあったりして、なんとか同じ方向に進めるようになりました。

 午後からは、コンパスと通過のチェック機器(Eカード)の使い方を練習して、いよいよ本番のポイント0です。暑いくらい好天のなか、二人一組で1分間隔にスタート。後発のチームもワクワクしながら順番を待っています。コンパスを使いながら、順番に回りますが、コントロールを探せなかったり、追い抜かれたりコンパスを使うより前にいるチームを追ってコントロールを探したりと、みんな苦労しながらも楽しんでフィニッシュを目指しました。最終的に1位の42分台から、81分台まで差がつきましたが、みんな子どもに戻って、花が咲き始めた春の大仙公園を満喫しました。(M・Y/N・M)

*写真はクリックする毎に拡大し解像度が上がります。

座学内容

コンパスの使い方

コンパスの使い方で大混乱

練習でポイントへいざ出陣

チェックポイント 練習

本番出発

いよいよ本番後発組もワクワク

広い公園の中ポイントを探すのは簡単ではない

次のポイントを目指す

 

 

16期生の3月26日講座報告

年月日:2025年3月26日(水) 晴れ
講座名:講演会 修了式
     講演「生き物と体内時計のあれやこれや」 ー体内時計は敵か味方かー
講 師:近畿大学医学部 解剖学教授 重吉康史
場 所:ビッグアイ 中研修室4

2年間の最後に、公開講座として会員も参加し体内時計の講演を聞いた。
生物とは何か?呼吸とは?取り込んだ酸素はどうなる?と講師から直に質問を受け緊張感のある中で生命の歴史、シアノバクテリアの誕生による酸素革命、光合成、生物の進化について考えた。
体内時計は、ヒトだけでなく生き物にはある。体内時計は、18世紀にフランスの学者ドゥメランが発見した。オジギソウは日が昇ると葉を開き日が沈むと葉を閉じる習性があるが暗い中にずっと置いても一日の周期で開閉を繰り返したという。
体内時計は24時間以上であるが、朝日を浴びることでリセットされる。体内時計のコントロールは脳の中枢視交叉上核で行われていて目で受けた太陽の光を感じることで時計が再び動き出す。睡眠で悩む人は多いが、人によって適正な睡眠時間は異なる。たとえ眠る時間が短くても昼間元気に活動できていたら問題はないと知り安心した。一方、夜間の仕事や薬の影響、引きこもりと言われている人など昼夜逆転し社会的時差ボケで苦しんでいる人達も多いことを知った。道は1本では無い。自分にあった通信制の高校に変えることでゆっくりと体内時計を戻し志望の進学をした話等、若者が減り働き手が少なくなる将来を見据え、色々な働き方、多様性を受け入れる社会について考える機会にもなった。

午後は、修了式。相原代表挨拶の後、16期生各人に修了証書が授与された。

引き続き16期生による司会進行で発表会が行われた。興味のあること、みんなに紹介したい事、報告したいことなどバラエティに富んだ内容で最高の時間を過ごした。最後に今までの活動の映像を見ながら「思い出のアルバム」の替え歌でスタッフをねぎらっていただき不覚にも胸がキュンとなった。
16期生の皆様 ”修了おめでとうございます” これからは部会で一緒に楽しみましょう。 E.H.

 

山歩き部会の3月活動報告

 

 

山歩き部会の3月度活動報告

実施日:2025年3月26日(水) 天候:快晴

行き先:二上山(奈良・大阪)

コース:ゆうあいステーション~トトロコース~馬の背~雌岳~岩屋峠~原岳~ゆうあいステーション

参加者:18名

 快晴の、少し暑いぐらいの陽気であった。春休みのため、会員の参加はいつもより少なかったが、山には、子供たちの姿が多く見られた。「二上山」は、金剛山と並んで南大阪で人気の高い山である。そのため、今回のコースは、一般の登山コースではなく、あまり人が行かないコースを選んだ。登りは、大池のヨコの古墳から雄岳と雌岳の間の登山道に出るコースである。急な斜面の登りや見晴らしの良い「眺め坂」などがある「通称:トトロルート」と呼ばれるルートである。ダイトレに合流し、馬の背を経て、雌岳に行き、頂上直下の「野鳥の餌場」で休憩を取った。ヤマガラ、シジュウカラなどの野鳥や子供のリスがいた。帰路は、岩屋峠に降り、ダイトレを少し下った分岐で、「原岳」に寄った。「原岳」からは、雌・雄岳のピークが目の前に見える。さらに下り、当麻山口神社を通り、ゆうあいステーションに戻って解散した。(Y.Y)

野鳥餌場

二上山集合

昆虫部会の3月活動報告

昆虫部会3月活動報告

実施日: 2025年3月10日(月) 晴れ

場  所: 箕面昆虫館

参加人数: 10名

活動内容

今年初めての観察会であるが、まだ昆虫は現れてくれませんので、箕面の昆虫館での観察会とした。今シーズンは天候が不順で今日も寒い日となり参加人数は少なかったが、昆虫好きが集まりました。阪急箕面駅に集合し箕面川遊歩道を散策しながら昆虫館に到着。先ず迎えてくれたのは水槽でオオアメンボが群れており水の上をスイスイと動く様がよく観察できた。この館では動態観察が結構充実していて飽きることがありません。

最近では珍しくなったハンミョウも動き回る様を面白くみられた。また標本であったがオトシブミも興味深かった。さてここのメインの大温室でチョウたちのオオゴマダラ、コノハチョウやアゲハチョウ類約15種類の飛び回るのを写真にと皆さん動き回っていましたね。いや興味が尽きない昆虫館でした。昼食を取った後は解散となり箕面大滝へ散策する方たちとスパーガーデンでのんびりする人に別れて終了した。今日もお疲れ様でした。(hiro)

オオアメンボ

オトシブミ

オオゴマダラ

シロオビアゲハ

リュウキュウアサギマダラ

ゴマダラチョウが食事中

コノハチョウ

野鳥部会の3月活動報告

日 時 : 2025年3月19日 曇り                 

探鳥地 : 石川  (河内長野市)

参加者 : 15名

観察種数 : 31種

  三月も後半に入ったのに最高気温が一桁という寒い一日でした。今年度最後の探鳥会です。河内長野駅に集合してすぐに石川に向かいます。橋の上からセグロセキレイ、カワウ、イソヒヨドリ。歩き始めるとカワラヒワの群れ。もろこし橋付近ではキセキレイ、住宅の庭でメジロ、ヤマガラなど順調に観察ができました。例年この近辺で良く見ることができるカワガラスには残念ながら出会えませんでした。田園地帯ではムクドリの集団やキジ、上空には早くも 渡って来たツバメやたくさんのイワツバメが舞っていました。昼食の場所では川岸でイカルチドリそして珍しくクサシギをじっくり観察できました。汐ノ宮に向かうと葦原でアオジ、川岸でツグミなどの冬鳥もようやくお出ましです。鳥合わせの結果は31種でした。

 イソシギとクサシギはとても似ています。観察の機会が多いのはイソシギです。今回はクサシギを十分に観察出来ました。イソシギは留鳥として一年中観察できます。クサシギは主に春と秋の渡りの時期に見られる旅鳥、もしくは冬鳥として観察されます。一番の違いはお腹の白色部がイソシギは上のほうに切れ込んでいることです。クサシギには切れ込みはありません。又、クサシギの背中には白い点がいくつもあり、イソシギにはありません。飛翔時も違いがあります。飛ぶとクサシギは尾が白く、イソシギは白い翼帯が目立ちます。(M.S   写真 M.S &  Y.S)

*写真はクリックする毎に拡大し解像度が上がります。

クサシギ

ツグミ

モズ

イソヒヨドリ メス

ヤマガラ

イカルチドリ

イソシギ在庫画像

16期生の3月19日講座報告

年月日  2025年 3月19日(水)  晴れ
講座名:野鳥観察④
講師: 日本野鳥の会 上村 賢氏ほか
場所: 甲子園浜および甲子園浜自然環境センター

六甲山は雪景色、強い六甲おろしが吹きつける甲子園浜でカモやチドリ類などの観察を行った。
講師から甲子園浜で見ることができる野鳥類についての説明があり、引き続いて甲子園浜自然環境センターの2階から浜を見下ろしながら、準備運動を兼ねて双眼鏡と講師持参のフィールドスコープで波うち際や沖にいるカモ類を見てみた。目が慣れてくるに伴い珍しいと言われるハジロカイツブリが時々潜っている姿を見つけることができた。
浜に降りてからは、潜るカモと潜らないカモは胴に付く足の位置が違いそのため水面から飛び立つ姿が違うこと、トビのばち状の尾羽、ミサゴは白い頭や翼裏を見て判別すること、ハシビロガモの独特のくちばしと採餌の方法などを学んだ。
午後からは干潮が進むにつれ、次々と新たなカモが飛来した。広くなった砂浜で休んだり、波打ち際や沖で餌をとる姿が増えて、浜は賑やかになった。カンムリカイツブリやホシハジロが潜る姿、浅瀬で踊っているように動くウミアイサが一羽、群れたヒドリガモやコガモの鳴き声が聞こえてきた。
甲子園浜は阪神間に唯一残された砂浜や干潟や磯があり、「国設浜甲子園鳥獣保護区」に指定されている。自然が豊かに残って観察できる公園であり、講座当日も34種類もの野鳥が観察された。(H.I)

強い風の吹きつける甲子園浜で観察、天気はいいが寒い

六甲山も珍しく雪景色、広いきれいな浜からすばらしい眺め

沖の一文字ではヒドリガモが休み、ハシビロガモが餌を採る

広がった浅瀬で珍しいウミアイサが、踊るように動き翅を羽ばたかせる

ハシビロガモとコガモのツーショット、美しいね

沖の岩場でなかなか見ることができないハジロカイツブリ

昼からは干潮が進み、広い砂浜が広がる

左上から時計回りに、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ホシハジロ、オオバン

左上から時計回りに、ミサゴ、ツグミ、コサギ、セグロカモメ

 

17期生の3月12日講座報告

月 日 : 2025年3月12日(水)

講座名 : 動物たちとの接点

講 師 : 久田 治信先生

場 所 : 天王寺動物園

 『動物たちとの接点』をテーマに、今日は天王寺動物園を訪れました。大正4年にでき、今年110周年を迎え、上野、京都に次ぐ日本で3番目に古い動物園です。令和3年から地方独立行政法人となり動物たちの構成や施設の改善を進め、国内ではJAZA(動物園水族館協会)に所属し、国際的視野にたって動物たちの保護、交配等の情報交換を行っているそうです。

 講義では、クロサイとシロサイの違い(口の形)やレッサーパンダとジャイアントパンダの違い(暑さの耐性)、フンボルトペンギンは常温で飼育できること、フラミンゴの色(紅色)は甲殻類の餌によるもので動物園では色素を活用していることを知りました。 ペンギンやシマウマの白黒にも意味があり天敵から身を守っていることや、動物たちの健康診断(体重測定や血液検査等)、ライオンの爪切りの方法など興味深い話でした。  天王寺動物園では、餌代が現在年間9千万円ほどかかるそうですが、コアラが居た頃は非常に高かったこと、また昔は鳥が逃げて捜索が大変だったことや、雄だと思っていたカバのゲンちゃんはDNA鑑定で実は雌だと最近分かったこと、ホッキョクグマのホウちゃんは、ゴーゴとイチという名の親から生まれてついた名前(いかにも関西!)など楽しく話を聞きました。

 先生のお話を聞いた後、園内の見学。フラミンゴ舎からアフリカサバンナゾーンへ行きカバ、クロサイ、キリン、エランド、レッサーパンダ、マングース、ツル舎を見ました。 園の中でも、ライオンとキリンとあべのハルカスが同時に見る事のできるところがベストポジションとのことでした。(N/M)

*写真はクリックする毎に拡大し解像度が上がります。

クロサイと白サイの説明

ラミンゴから離れない講座生

シロクマ

レッサーパンダ

飼育員から動物たちの説明を聞く

サイの定期健診

奥からハルカス・キリン・ライオン

 

吟行部会の3月活動報告

月 日 : 3月15日(土)

行 先 : 九度山世界遺産巡礼コース(慈尊院、丹生官省符神社など)

参加人数 : 14名

兼 題 : 「摘草」「鳥帰る」「長閑」「野蒜」

 今回は九度山の語り部の一人「大川 久仁子」さんに九度山駅から真田のみちを通って道の駅~慈尊院~丹生官省符神社等歴史を語っていただきながらの吟行でした。 当日は「春に三日の晴れなし」と言われる通り、前日のぽかぽか陽気とはうって変わり曇天の寒い一日でした。 慈尊院では表門から入り手水場で清め、願いながらみろく石を撫で弥勒堂をお参りし多宝塔などひと通り説明を受けた後、119段の階段を説明を聞きながらゆっくり登り丹生官省符神社へと。空海はここで出会った猟師(神様が姿を変えていた)に高野山に導かれたとか。 歴史探訪の充実した吟行でした。 午後からは九度山町役場に隣接する「ふるさとセンター」の会議室をお借りし句会を和やかな雰囲気のもと進行出来ました。(K.T)

会員代表句

・のどかなり母に抱かれし子の寝息     白流子

・寝ながらに季節の移ろい鳥帰る      尚文

・摘草やスキップする子駆け出す子     たけみつ

・湖畔に座し周航の歌春浅し        まさこ

・ハルカスをはるか眼下に鳥帰る      ゆき雄

・伝言板まだある駅の長閑さよ       みえこ

・川釣りの釣り竿置きて野蒜とる      豊年

・シベリアの居心地如何鳥帰る       河笑流

・駄菓子屋の店番は婆春火鉢        都史子

・のどけしや池泉の橋に花嫁御       ふじ乃

・入り彼岸牡丹餅五個の昼餉なり      楠子

・おつ野蒜これは酢味噌でぬる燗で     万未知

・長閑かな友と朝ドラロケ地旅       佐都

・流れ来て流れゆく水土筆摘む       行行子

当日句

特選

・ゆく春のくずれ土塀や慈尊院      えみこ

入選

・九度山の六文銭や風光る        豊年

・奉納の乳房あまたや春の風       行行子

・高野目指す巡礼の背に枝垂梅      白流子

119階段

慈尊院

ウオーキング部会の3月活動報告

行 先 : 長岡京跡・洛西竹林公園

月 日 : 令和7年3月13日(木)

参加人数 : 22名

天 候 : 晴れ

 阪急京都線西向日駅に10時集合。 天気予報によると気温は、4月中旬の17℃まで上がるとの事。 絶好のウオーキング日和。 駅前の観光案内所にて、本日コースのパンフレットを受取る。 長岡京は、平安京遷都まで10年間の「幻の都」言われており、住宅地と混在しており、遺構は多くありませんでした。 その後、向日神社に行きます。参道はきれいに整備された石畳です。 本堂前に「能舞台」があり、今でも使用されている様です。 向日市文化資料館にて、長岡京のなりたち等を見学しました。 ジオラマによると「平城京・藤原京」に劣らない位大きかったそうです。 「桓武天皇皇后陵」経て「竹の径」に行きます。  「竹の径」は、想像以上に整備され、複数の竹生垣が素晴らしく趣のある道です。 「洛西竹林公園」横の公園にて昼食、複数のシニアグループが、来られており賑わっていました。 竹林公園内には、「珍しい竹」や「竹細工」を見学し、回遊式の公園内を散策しました。 帰路は阪急洛西口駅にて解散。 (S.U) 

*写真はクリックする毎に拡大し解像度が上がります。

竹生垣

長岡京跡

向日神社参道

里山保全部会の3月活動報告

月 日 : 3月 7日 (金)

場 所 : 富田林市彼方 (奥の谷)

参加人数 : 14名

活動内容

2024年度最後の活動日になりました。暦の上では春。本日天気も良く、街中ではできない焚き火が楽しめる里山部会の活動地はありがたいですね。

山組は傾斜のきつい山の木の切り出し作業。切った木はチッパーでチップにします。

畑組は野菜を植える畑作り作業。山組が切ったチップを肥料として畑に入れます。野菜が元気に大きくなるかどうか重要な作業です。

本日は、ナンバネギとミズナを収穫し、出席者の土産になりました。

緑に囲まれた山間で美味しい空気を吸い、冬は焚き火で温まり、お土産をもらえる里山部会にみなさんも入部しませんか。

自然豊かな里山での農作業

急斜面での木の運び出し作業

切った木はチップにして畑の肥料に

こんなにでかいキノコが! 帽子みたい!

寒い季節は焚き火のあたたかさにホッ!有難い。

収穫したナンバネギとミズナが今日のお土産に。

17期生の3月5日講座報告

月 日 : 2025年3月5日(水)雨

講座名 : コケの観察

講 師 : 木村正邦先生

場 所 : 橿原公苑

午前中は、苔についての座学。コケは本来「木毛」という意味で、小さな植物(のようなものも含む)の総称で、蘚類(スギゴケの仲間)、苔類(ゼニゴケの仲間)、ツノゴケの3グループに分類され、日本には1900種類が見つかっています。「コケ」と呼ばれていてもモウセンゴケは種子植物、アカミゴケは地衣類、スミレモは藻類、ウチワゴケはシダ植物など似たようで違う植物、菌類が多くとてもややこしそうです。

 コケは光合成を行う植物ですが、根・維管束がなく花を咲かせず雄と雌があり、その構造は、植物体(主に緑色の葉や茎)と胞子体に分かれており胞子で増えていきます。その葉に特徴があり単細胞が一列に並ぶだけで、空気中の水分を取り込みやすくなっています。 約4億年前に地上に現れ、当時は最も背の高い植物だったとのこと。今回も古代の大気が影響していることや、コケから始まり維管束ができて植物に進化していくことを学びました。

 午後の野外観察では、まずルーペの使い方から学びました。目にルーペを近づけ、対象物をルーペに近づけて見ます。また、必ず太陽を背にして直接見ないことが注意点です。 雨の中、傘をさしながらの観察となりましたが、コケにとっては幸せな環境です。樹木に張り付いたサヤゴケ、エゾスナゴケ、ホソウリゴケ、胞子体のかわいいコゴメゴケ、ジンガサゴケ、コバノチョウチンゴケ、トサカホウオウゴケ、ヒロハツヤゴケなどを見る事ができました。ルーペで見つけるたびに「これ!」と歓声が上がり、可愛いコケの小さな世界を楽しみました。(M/Y:N/M)

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最初に見つけたエゾスナゴケ

提灯の形をした胞子を持つチョウチンゴケ

横から見るとキノコのような陣笠の形ジンガサゴケ

マツガゴケ拡大

排気ガスを浴びる街路樹にも付いていた。マツゲゴケ

エゾスナゴケは見事に星☆の形

ハイゴケ

16期生の3月4日5日の講座報告

年月日  2025年 3月4日(火)5日(水) 曇り・雨

講座名:卒業旅行1泊研修

場所(講師)

  1日目・和歌山県立自然博物館(学芸員松野さん)

      ・紀州漆器伝統産業うるわし館

      ・紀州備長炭発見館

  2日目・南方熊楠記念館(高垣 誠 館長)

      ・天神崎(天神崎の自然を大切にする会理事 藤五 和久さん)

 最後の一泊研修。自然豊かな和歌山で、自然を語る上で忘れてはならない南方熊楠と、ナショナルトラストの先駆けといわれる天神崎について学ぶ仕上げの研修。早くから出ていた雨予報で予定変更も余儀なく、それに合わせて調整準備をしていただいた各施設の担当者の方々のおかげで有意義な研修ができたと感じた。
 まず、和歌山県立博物館ではバックヤードを見学、裏方の苦労や工夫を知ることで、博物館の展示物の見方が深くなったと思う。たっぷりじっくりと観察見学ができた。雨のために行けなかったところもあったが、雨のおかげで追加した紀州漆器伝統産業うるわし館では、伝統の紀州漆器に触れ、紀州備長炭発見館へは途中の奇絶峡の大きな岩を車窓から眺めながら移動し、備長炭の歴史についても知った。
 2日目の午前、南方熊楠記念館では、番所山散策と記念館の案内を高垣館長が2時間半のコースをしっかり組んで説明してくれた。エピソードも交えて飽きることなく楽しく学習できた。(他の団体がいたが、行動が重ならないようにスタッフと連絡調整しながら…ありがたい)
 午後は「天神崎の自然を大切にする会」の藤五さんから今年50周年を迎える会の取組について話を聞いた。磯を歩き、また林の湿地やその先の日和山へと続く道を進み、また水たまりでセトウチ(カスミ)サンショウウオの卵を観察し、天神崎の自然に触れた。雨の2日間だったが、いろいろな人の温かい思いに触れ、雨だからこそ知ることのできたこともあるのだろうと感じた。K.T    *写真提供 HさんNさん

和歌山県立自然博物館でバックヤード見学
 大水槽の裏、上から見るエイの姿もかわいい!動くのが嫌いなカエルアンコウ、寝てる?

ー21.5°で冷凍したアジ、超新鮮なエサ。うらやましい!バックヤードでは展示物をよく見せるための手作りのための作業台、努力と工夫のバックヤード

下段はクラゲの赤ちゃん、かわいい(かいらしよ~)

小さな水槽には”かいらしよ~”がいっぱい!

モササウルスの化石のレプリカをはじめ、いろいろな展示物に時間を忘れる

紀州備長炭発見館にて炭の学習

南方熊楠記念館、館長のガイドで番所山をめぐり、記念館でも詳しく案内していただいた。エピソードを交えて飽きることのない2時間半だった。

番所山がかつて熱帯植物園、動物園であったことがよくわかる。

熊楠の大好きな安藤ミカンとセンダンの木(写真は葉痕) 死の間際、熊楠は天井にセンダンの紫の花が見えたという

「天神崎の自然を大切にする会」の藤五さんから説明を聞く。会は今年、50周年を迎えた。駐車場や周辺の整備が進み、活動が受け継がれていることがわかる。

天神崎の海食台を望む。

セトウチサンショウウオの卵を観察、右下は和歌山県立自然博物館にいた成体(左)H氏写真

紀州漆器伝統産業うるわし館にて、大きなお雛様の前で

天神崎の自然が大切に守られますように

卒業旅行に関連する場所(神島は昭和天皇紀南行幸の際、熊楠との思い出を作られた場所)

石ころ部会の2月活動報告

月 日:R7年2月28日

場 所:二上山博物館(香芝市)、當麻寺(葛城市)                                                                                                                                                                                                                                                                                             

参加者:21人

活動内容

冬の寒さは和らいだものの、今にも降り出しそうな曇り空。20人が近鉄二上山駅に集合。歩くこと20分で二上山博物館に到着、直行組みと合流し、見学開始となる。当博物館は千数百万年前に大噴火を起こした二上山が生んだ3つの石(サヌカイト、凝灰岩、金剛砂)に焦点を当てた石の博物館である。パンフレットでは「全国初 旧石器時代文化を紹介する石の博物館」と謳っている。サヌカイトは石刀、石槍等の石器として、凝灰岩は古墳の石棺や寺院・宮殿の礎石として、金剛砂(ガーネット)は研磨剤(近年はサンドペーパー)の材料として用いられてきた。これら常設展示の他、冬季スポット展として「石器のふるさと(二上山北麓遺跡群とその周辺の遺跡)」の展示もあった。数多くの石の標本や遺跡の展示を見てまわり、プロジェクションマッピングシアターで二上山の噴火と3つの石の成り立ちの映像をみていると、あっという間に時間は過ぎる。

昼食後、二上山駅に引き返し、当麻寺駅に移動してから當麻寺までまた歩く(どうして駅と寺の表記が違うのだろう?:當は旧漢字、当は新漢字、駅名としては読み易さを優先したようだ)。本殿の手前には日本最古の石灯籠がある。風化が進んでいるが、よく見れば凝灰岩であり、歴史の重みを感じる。本堂のお参り、そして庭園の花々を見てまわる等、思い思いの散策をして当麻寺を後にした。歩数計は既に10,000歩を超えている。運動不足の我が身にはこれもまた貴重である。

見たもの、学んだこと

  • サヌカイト:約1300年前に瀬戸内地方に噴出した高マグネシウム安山岩質マグマを起源とする岩石の一種。全体が均質で斑晶(鉱物の結晶)が少ない。別名「かんかん石」とも呼ばれ、硬い棒で叩くと高く澄んだ音を出す。緻密な構造のため、割れた時には黒曜石のような鋭利な割れ口をつくるため、石槍や石刀として使われた。香川県や二上山地域に限って産出する。香川県の「県の石」になっている。
  • 黒曜石と何が違うのか?:サヌカイトの安山岩質マグマに対して、黒曜石は流紋岩室マグマが急冷してできた岩石(ガラス質流紋岩)である。長野県や伊豆諸島、北海道などで産出される。
  • 凝灰岩:火山噴出物が地上や水中に堆積して出来た岩石。ドンズルボーは二上山の火砕流が堆積して出来たもの。
  • 金剛砂:柘榴石(ガーネット)であるが、二上山の噴火で生じた岩石に含まれており、その母岩の風化に伴って流出し、低地に堆積した砂れきに含まれている。鉄分が多く非常に硬いことから奈良時代以降、主に研磨剤として利用されてきた。

          二上山博物館

            當麻寺

17期生の2月26日講座報告

月 日 : 2025年2月26日(水)晴れ

講座名 : 気象と天気

講 師 : 實本 正樹先生

場 所 : ラブリーホール

 今日のイントロは太陽系の8つの惑星の大きさとそれぞれの太陽からの距離の比較から始まりました。梱包用の紐を利用して部屋の端から端までを使っての説明は、意外と説得力があり太陽系宇宙の実感が持てました。太陽系の空間はガラガラの空間のようです。  本題の「気象と天気」は、最大11㎞までの高さにできる10種ほどの雲に「層、積」と分類されていて、富士山付近の『笠雲』『吊るし雲』など珍しい雲があることも学び動画を見て興味が湧きました。

 午後からは近くの公園へ行き実際の雲(今日は積雲のみでした)を見ながら風や海・山の影響を受けていることを知りました。 その後、ペットボトルを使って『パスカルの原理』と『アルキメデスの原理』の説明があり、『浮沈子』の実験や『霧発生』の実験を楽しみ、最後に『二酸化炭素の溶解』の実験で、炭酸ガスは低温の水の方が溶けやすく、ペットボトルがよりへこむことを知りました。(M/N)

太陽系の距離イメージ

浮沈子の実験

公園での講義も楽しい

屋外の雲観察と風速測定

空気の体積が変化する内容

地上からの高さで雲の種類が変わる

巻雲、巻積雲と笠雲、つるし雲

山歩き部会の2月活動報告

実施日:2025年2月26日(水) 天候:晴れ

行き先:四石山(和歌山県岩出市)

コース:山中渓駅~四石山~山中渓駅

参加者:24名

 冬のさなかであるが、幸い天候に恵まれた。四石山(標高384m)は、標高は低いが、急坂とアップダウンがきつい山である。累積標高差は504mで標高を超えており、アップダウンの厳しさが伺える。出だしで急坂を標高300m地点まで登る。そこから80mほど下り、谷まで降りる。谷の沢を横切り対岸の尾根の急坂を登る。その後も小さなアップダウンを繰り返し、四石山の頂上に着く。眺望はあまり良くない。このルートの良さは、人に合わないことであろう(人気がない)。弁当を食べた後、もときた道を引き返す。沢まで下り、最初の尾根に登り返す。駅の手前に恐竜ランドがあり、恐竜の腹の中を通る滑り台がある。数人がこの滑り台を滑った。駅で解散後に、有志は、熊野街道の「山中の宿」に立ち寄り、宿場町を散策した。(Y.Y)

四石山A班

四石山B班

四石山恐竜?

四石山頂上1

四石山下山途中

16期生の2月19日講座報告

年月日:2025年2月19日(水) 曇り 雪

講座名:亀の瀬地すべり歴史資料室と柏原市立歴史資料館

1. 場所:亀の瀬地すべり歴史資料室  講師:ボランティアガイド

2. 場所:柏原市立歴史資料館   講師:安村館長

午前は、亀の瀬地すべりインフラツーリズムのボランティアガイドによる「亀の瀬地すべり歴史資料室」「1号排水トンネル」「旧大阪鉄道亀瀬隧道(亀瀬隧道遺構)」の説明で見学した。

大阪府と奈良県の府県境に位置する亀の瀬地すべり。昭和6年に発生した地すべりでは大和川がせき止められ、鉄道のトンネルも圧壊した。地すべり対策はほとんどが地下構造物で、山の中には地すべりを止めるために、たくさんの杭や排水トンネルなどがあり、地上からは見ることができない。亀瀬資料室では地すべり被害状況やメカニズムなどを模型やパネルで詳しく説明を受け、その後排水トンネルなどの対策施設を見学した。昭和7年に潰れずに残った鉄道トンネル「旧大阪鉄道亀瀬隧道」では、当時の建築技術と災害の歴史を今に伝えている。イギリス積みの煉瓦壁、蒸気機関車の黒いすす跡の残る天井、崩落面など遺構がライトアップされていた。そしてトンネル内に映し出されるプロジェクションマッピング を楽しんだ。ガイドの提案で大和川に姿を見せていた亀石の説明も受ける事ができた。

午後は、柏原市立歴史資料館に移動した。

大和川付け替えに関する講座を受け、付け替えに至るまでの、洪水の被害に苦しんだ人々の粘り強い嘆願や、反対運動、幕府の思惑など興味深い歴史を学んだ。

常設展では、柏原市内の遺跡から出土した考古資料の展示による旧石器時代中世の資料、古文書絵図による近世の資料、農耕具 ぶどう酒作りの民具の展示。古墳時代から奈良時代にかけての展示を見学した。

最後に雪がちらつく中、古墳の見学。先に横穴よりも100年ほど古い高井田山古墳の石室を見学した。次に、6世紀中頃から7世紀前半に造られた高井田横穴古墳では、古墳の内部で凝灰岩の岩盤を鍬や手斧で洞窟のように掘り複数の遺体を埋葬していたと説明を受けた。手掘りでは掘り手の個性が現れ右利き左利き、几帳面かどうかなど想像できるとの話でいっそう興味を持てた。

盛り沢山の内容であったが、すべてが関連していて楽しく心に残る講座になった。E.H.

 

アウトドアクラブ部会の2月活動報告

施日 : 2025年2月3日~4日

場  所 :  兵庫県美方郡香美町  尼崎市立 美方高原自然の家 「とちのき村」

行事名 : 冬のアクティビティ体験

参加人数 : 18名 

活動内容

 1泊での冬のアクティビティ体験です。 2,3日前から現地は雨模様との事でお天気を心配しながら三国ヶ丘からバスで出発した。車中は期待しリラックスしながら「道の駅よう但馬蔵」で昼食、現地からの情報では雪が60cm積もっているとの事ですが、道中は全然雪がありません、山道に入った所からはやっぱりチェーンが必要だ、雪道を登り現地に到着時には雪となり期待が高まってきた。とちのき村館長さんにオリエンテーションを受けて、スノーシュー初心者、2回目の人も準備がなかなかです、戸惑いながらも早速に準備運動をしてスタートした。リーダーに続き一列でゆっくり進むのですが慣れるまでなかなか難しい、皆さん始めはなかなか手間取ったりしてたが、暫くするとおしゃべりする余裕も出てきました。途中コーヒータイム後、新雪の中、雪の中に仰向けになって地面の冷たさと空を見上る気持のよさを継験もし、深い雪の中ラッセルで しんどい目をしながら気持ちよい、楽しいスノーシュー体験が出来ました。夕食で盛り上がった後は屋外でキャンドルに照らされた【かまくら】を経験、その後各々が作った紙製のスカイランタンを夜空に飛ばしました、雪が舞う中幻想的なムードを少しだけ感じたことにしときましょう。その後親睦会で盛り上がりました。

 翌朝は残念ながら雲海は見れませんでしたが昨晩で10cmの積雪があったようです、朝食後は早速に【雪合戦】の準備、先ずグランドに降り積もった雪を踏み固めてコート作り、横一列になって大変でしたね。雪の玉作りがまた大変新雪でなかなか固まってくれませんが何とか90個作った。さあ国際ルールの雪合戦が始まり、2チームで競い合いましたが、もう皆さんやる気いっぱいで真剣になり、これはハマりますね、次は新雪の中【そりすべり】で童心に帰ってとはこのことだった。怪我無く終えて、楽しい企画をして頂いた、とちのき村の館長さん、スタッフさんに感謝です。お疲れ様でした。(S.H)

*写真はクリックする毎に拡大し解像度が上がります。

助け合ってスノーシューを着ける

新雪の中ゆっくりとウォーキング

とちの木を見ながらラッセル

雪上寝ころび 初めての体験

1列でハイキングも気持ちいい

風が強くてもうまく飛んでくれました

やる気満々真剣な雪合戦

子供の気持ちになって【そりすべり】

充実した2日間

お疲れ様でした。

アウトドアクラブ部会の12月活動報告

実施日 : 2024年 12月 16日(木) 快晴

場 所 :  すし半深井店

参加人数 : 22名

活動内容

  きょうは今年の総会を行いました。今年度の現在までの活動報告と残りの計画、来年度の活動計画を報告と審議をした。(S.H)

アウトドアクラブ部会の10月活動報告

実施日 : 2024年10月18日(金) 曇り

場 所 :  亀岡・保津川

参加人数 : 21名

活動内容 :

 お天気を心配しましたが、幸いくもりの天気でそんなに寒くなかったが、JRが遅れて皆ばらばらの状態で京都駅に着き、嵯峨野線に乗り換えてなんとか馬堀駅までたどり着いた。 イベント会社で着替えは、水着の上にウレタンウエットスーツ、ジャケット、風除けナイロンジャケット、ヘルメットで完全な安全装備です。危険予防の説明後、各自パドルを持って徒歩で保津川へ向かった。道中アウトバウンドの人たちの目を気にしつつ早速に着いた。幸い風も無く、3隻のゴムボートに分かれて出発し、約5キロ、2時間半のコースにある約20か所の激流に向かった。皆さん興味充分で最初の激流に突入にはワイワイキャアキャでしたが最後は余裕も出てきて、水しぶきで頭からずぶ濡れとなっても全く動じない、行程の半分を過ぎたところのゆるやかな所で川へ飛び込み泳げない人も、ラッコさん状態で浮かんだり泳いだり。途中では川下りの観光船とエールを交換しながら余裕も出てきたところで3メートルぐらいの岩場へ上がり、ほとんどの方が経験したことがないため決死の覚悟飛び込み、いい経験でした。帰り道は濡れた状態でそのままJRに一駅間乗るのも面白い体験です。その後の昼食はバイキングで盛り上がり、怪我無く、満足の1日でした。(S.H)

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完全防備で出発

激流に突入

緊張でこわばってます

ワアワア、キャキャー

余裕がでてきた

気合で飛び込み

プカプカ浮かんで気持ちいいー

17期生の2月12日講座報告

月 日 : 2025年2月12日

講座名 : 植物園の役割

講 師 : 森 由紀子先生

場 所 : 花の文化園

植物園は「研究、保全、教育のために、履歴データをともなう生きた植物コレクションを保持する機関」とされ、このために絶滅、環境悪化の防止改善、多様性持続可能性への意識向上を使命としていると学びました。 昨今は、気候に影響され木の体内時計が狂い、異常気象が普通になって、適応する、しないで植物の世界も変わってきているのが深刻になってきていると聞きました。 そして今日は、落葉樹に葉がついていない時期なので、3種類の常緑樹の葉で探索チャートを使い、葉の付き方・形を見比べることで樹木の探索ができることを体験しました。

 午後からは、梅がまだ蕾も固く開花していませんでしたが、牧野富太郎がこよなく愛したバイカオウレンや、スノードロップ、フクジュソウが健気に咲いて、可愛くて思わずスマホのシャッターを切っていました。 華やかな花は少ないですが、変わった形のコーストバンクシア、昨年堺市都市緑化センターで見た数十年に一度しか咲かないアオノリュウゼツラン(枯れていましたが)も見ることができました。 温室(節電のため暖かくない)では、着生植物ビカクシダやサボテン、食虫植物など低温にも負けずに花を咲かせたり、頑張って生長したりしているのを見ると適応しているのだなと感じました。

 体験者7名の方たちも講座生と一緒に朝から参加され、生憎の天気でしたが、園内見学で珍しい植物や春の準備をする植物の花の芽などの観察を楽しんでいました。春になれば、地中の細菌から栄養をもらうことで育つキンラン・ギンラン島の珍しい花も見られると聞いて、改めて来園する楽しみができました。(M.N、K.K)

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葉の形態の資料で植物の名前を探す

全員が熱心に取り組んでいる

野外見学

牧野博士の好きなバイカオウレンお有ったよ

福寿草

温室見学

奇想天外変な名前

ゴクラクチョウ極楽のイメ-ジ?

樹木に生える不思議なピカクシダ

野鳥部会の2月活動報告

日 時  : 2025年 2月19日  曇りのち雪

探鳥地  : 錦織公園

参加者  : 15名

観察種数  : 28種

 前日とは打って変わって寒波がやって来て 寒い一日でした。下見では公園の池にカモ類が少ないとのことで、公園外の細谷池からスタートしました。メジロやモズを観察しながら池の奥ではオシドリが寒そうに 泳いでいます。公園に入るとメジロの群れが 空中の虫をめがけてフライングキャッチを繰り返す珍しい様子が観察できました。赤穂池ではキンクロハジロの雌1羽に雄が10羽も群がっていました。カップル争いは過酷なようです。

 梅の里ではルリビタキ、ジョウビタキと今回のお目当てのトラツグミを観察。ドレミの橋を渡り河内の里に行く途中もシロハラ、アオジ、トラツグミ、ジョウビタキなどが姿を見せてくれました。河内の里で昼食後出発してすぐ 少し遠かったですが 待望のルリビタキの綺麗な雄の成長が出てくれました。じゅんさい池からやんちゃの里に向かう頃から雪が強めに降り始め 鳥の姿も見えにくくなって 早々にパークセンターに向かい 鳥合わせして解散しました。観察種は例年に比べ少なめでしたが公園のあちこちでトラツグミを見ることが出来てそれなりに楽しめた探鳥会でした。しかし寒かったです。

 トラツグミは全長30cmで24cmのツグミよりも大型です。日本では留鳥又は漂鳥として生息します。黒褐色の斑模様を持ち、夜の森でヒー・ヒョーと不気味な声で鳴きます。そのため鵺(ぬえ)と呼ばれ気味悪がられることもありました。一度スマホで検索して聴いて見てください。「トラ」で始まる名前の野鳥はトラツグミとトラフズクです。いつかトラフズクにも会えるといいですね。(M.S   写真 M.S &  Y.S)

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ルリビタキ

モズ

トラツグミ

カワウ

雪の中のヒドリガモ

雪の探鳥会

 

 

吟行部会の2月活動報告

月  日 : 令和7年2月15日(土曜)

行  先 : 堺伝匠館から妙国寺

句会会場 : 堺市総合福祉会館6階第4会議室

参加人員 : 16名(投句 1名)

兼  題 ; 鶯餅、雨水、囀、薔薇の芽 

  先日来の寒気が少し緩み青空の下、バスで堺の伝統産業、匠の技術を伝える(伝承する)堺伝統産業会館「堺伝匠館(さかいでんしょうかん)」を訪れ 刃物の展示、仕様の説明や堺の地場産品の即売場りを回り、そこから徒歩で妙国寺へ ボランティアガイドの熱心な説明、案内を頂き各自当日句を胸に秘め 妙国寺を後にし駅前で昼食、後の句会場所に移動しました。(M.T)                    

会員代表句

*リハビリの妻薔薇の芽に語りおり       白流子

*寒明けや雨しとしとと硝子窓         尚 文        

*雨水流れ大地のゆるみて草生す        たけみつ

*そろそろと農具揃える雨水かな        洋々志

*囀りや古墳の杜の円舞曲           まさこ

*囀や仁徳の杜膨らませ            ゆき雄

*音もなく大地膨らむ雨水かな         みえこ

*山解けて田んぼ潤ふ雨水かな         豊 年

*いばらの芽ほどける日待つ香り待つ      可笑流

*厚き手の小さき黒文字うぐいす餅       流 以

*鶯餅どこから食べむどこ抓まむ         都史子

*薔薇の芽の色に誘はれ旅支度         ふじ乃

*遠き日や父の土産の鶯餅           楠 子

*お水取り終わるまではと母が言い       万未知

*点々と雑草青々雨水かな           佐 都

*薔薇の芽や洋館の門閉じたまま        行々子

*鶯餅懐紙にのりて時ゆるり          さんご 

2月当日句

特選

*妙国寺泣きの蘇鉄も春めくや         万未知

入選

*春怒涛蘇鉄は見たり有為転変         楠 子

17期生の2月5日講座報告

月 日 : 2025年2月5日

講座名 : 環境対策施設見学

講 師 : 施設担当者

場 所 : 舞洲スラッジセンター・舞洲工場

この冬一番の寒くて風の強い日。湾岸線からよく見えるユニークなかわいいデザインの建物の舞洲スラッジセンター(下水汚泥処理施設)と舞洲工場(ごみ焼却施設)を2つの班に分かれて見学しました。  この建物は、どちらもオーストリアのフリーデンスライヒ・フルデントヴァッサー氏が“自然との共生”をテーマにデザインされたもので、曲線が多く(自然には直線はないとの事から)色鮮やかなおもちゃのようで環境施設には見えません。  

 その舞洲スラッジセンターでは、役割として①町を浸水から守る(地中内の大きな空間)②河川の環境維持という(汚染した水を処理して流す)ことを学び、私たちは汚水に高分子ポリマーを入れて、水と汚泥ケーキに分離する実験を楽しみました。最近、埼玉で下水管破裂の大きな陥没事故があり関心が深くたくさんの質問が出ていました。施設内を見学してから、屋上に上がりシンボルの煙突が間近に見えて周囲の海や橋、隣の焼却工場も美しく見られ感激しました。

 舞洲工場でも建物の外観やフンデルトヴァッサー氏の作品を丁寧に説明され、施設内の見学では大型クレーンでごみの攪拌と炉への投入の様子を見て、またそのクレーンの実寸のツメの大きさにも驚いてしまいました。工場内の見学を終え、周辺の緑化状況の説明と共に強風にもめげず笑顔で記念撮影。

 どちらの施設の職員の方も、ごみ処理や下水処理の技術が高く、いろいろな有効利用を考え、仕事に誇りをもっておられるのを感じました。私たちも日々の生活ごみや下水の出し方を見直し工夫していきたいと思いました。(M.N、K.K)

*以下の写真はクリックする毎に拡大し解像度が上がります。

スラッジセンター外観

スラッジセンター屋上から焼却工場を写す

ゴミ焼却炉へ投入

F.フンデルトウ゛ァイツァー作品説明

焼却工場

スラッジセンタ-内で水処理の実験

16期生の2月12日講座報告

年月日 2025年 2月12日(水)  曇り一時雨
講座名:世界の植物と野鳥観察
場所: 咲くやこの花館・鶴見緑地

午前中は野鳥観察、午後からは咲くやこの花館で植物の観察を行った。
今回の野鳥観察場所は鶴見緑地。これまで何回か野鳥観察を経験してきたが、鶴見緑地の見どころはなんといっても野鳥を間近に観察できること。餌付けされ人慣れした野鳥の姿は少し悲哀を感じてしまうが、手に触れそうなところから野鳥の羽の美しさや嘴の形、普段水の下に隠れてなかなか見ることのできない水かきなどもじっくり観察できる。今回は講師はなしで、班で協力して観察同定、さらにHP用に野鳥の写真を撮ってコラージュにまとめる。という作業をお願いした。
午後からは、咲くやこの花館での班行動。熱帯から乾燥地帯、高山、極地圏までの、地球上の様々な気候帯に生育する植物を栽培展示している日本で最大の温室だということで、見どころも満載。ここでも班ごとにエリアを決めて植物観察とお気に入りの花をコラージュしてもらった。いただいた写真を拝見して、いろいろな角度、観点からとらえることでより豊かな観察ができるのだなあと感じた。素晴らしい作品に感謝。
今回は講師もガイドもいなかったが、受講生同士が意見を出し合ったり、教えあったり。班の交流もより深まったのでは…これからも写真提供、よろしくお願いします。(K.T)

(1班)水辺に集まる様々な野鳥たち、なんとも密な…

右上から時計回りに、鳥の集団、オナガガモ、オオバン、ユリカモメ

(2班)右から、ヒドリガモ、ホシハジロ、アオサギ

上から、オナガガモ、ヒドリガモ、オオバン、キンクロハジロ

(3班)右上から、オナガガモ、ヒドリガモ、オオバン、ホシハジロ、キンクロハジロ、ユリカモメ

(1班)熱帯雨林植物室 右上から、キヤニモモ、デンドロビウム・ギンギアナム、ビカクシダ、オオベニコーガン、コブロオーキット、パフィオペディルム・ウェヌスツム

オーキットいろいろ

(2班)熱帯花木室 果物いろいろ

左上から、カエンボク、トックリキワタ、キヤニモモ、パボニアクレドヒリィ、ヒビスクスインスラリス

(3班)乾燥地植物室・高山植物室
上マミラリア、2段目左からナルキッス、スノードロップ、チシマウスユキソウ 3段目ヒノデマル、バイカオウレン、エーデルワイス

、バナナをみんなで観察、どうやって実が大きくなるのか?花は?葉の様子は?

可愛い~

16期生の2月5日講座報告

年月日  2025年 2月5日(水)  曇り一時雪

講座名:竹の間伐と炭焼体験

講師: 炭焼班 柴山朗生ほか

場所: 富田林の自然を守る会 奥の谷

今年一番の寒気が予想され時折雪が降る中、富田林の奥の谷にある竹林の竹伐採作業と伐採した竹を使った竹炭作りを体験した。

焚火を囲んだ青天井の教室で、なぜ竹の伐採と竹炭作りをするか、その目的と炭焼きの知識を教わることから始まった。竹は成長や根はりの速さからまたたく間に里山中に広がる。竹を伐採するのだが、伐採だけでは竹の処分に困ることになる。奥の谷では竹の細い先端はチッパーで粉砕し、下の太い幹部分をドラム缶燃焼で竹炭を作っている。粉砕したチップはマルチや発酵や土壌改良剤として再利用し、その幹は竹炭にして脱臭剤・吸湿材・燃料として利用する。竹が光合成で体内に取り込んだ二酸化炭素を炭やチップの形に変えることで、土の中などに二酸化炭素を閉じ込める役割を果たしていると学んだ。

また、竹炭は燃焼時間が短いが火付きが早い。BBQなどにも利用することを勧められた。市販のBBQ用の炭はマングローブから作られており、竹炭を使うことで自然環境保護の一助になると教わった。

作業は竹の伐採と運搬、切断と竹割、節落としをして竹片を作った。ドラム缶製炉に竹片の節側を下にして隙間ができないように装填してゆく。蓋をして土を上からかぶせる。そして火付けだ、炉の焚口の前で、うちわで風を送りながら、紙と杉枝と細かい木片を順に燃やしてゆくと炎が大きくなっていった。

昼からは時折雪が激しく舞い奥の谷一面が真っ白になった。講座生は小さな雪だるまを作ったり、出来上がっていた竹炭を頂いたり、童心に戻って一日楽しく学んだ。(H.I)

*写真はクリックする毎に拡大し、解像度が上がります。

炭焼きの枇杷庵前、炭の入った袋を持って集合写真

焚火を前に座学、寒かったのでうれしかった。

間伐し運搬、竹切に竹割、節落としに装填、結構しんどかった。

ドラム缶炉の前で炭焼きの説明を聞く。

幼かったころを思い出し、苦労しながらも炎があがった。

充填された炉の中、特別に茶碗も焼く。茶碗は真っ黒に出来上がる。

奥の谷は自然あふれる。ジョウビタキ・コモチシダ・雪景色にかわいい雪だるま。

 

 

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17期生の1月22日講座報告

月 日 : 2025年1月22日(水)晴れ

講座名 : 植物が動く方法

講 師 : 長谷川 匡弘 先生

場 所 : 大阪市立自然史博物館 長居公園

 今日は、大阪自然史博物館に予定より早く到着。先生は、早速館内の案内をしてくださいました。ナウマンゾウや恐竜の骨格のレプリカに圧倒され、ゴキブリから昆虫、動物、海や川の生き物、鳥類や植物、そして作物の様々な展示物の多さに感動。 その中に今日のテーマ「植物が動く方法」を展示したブースで予習をして講義を受けました。

 植物が命を次世代につなげるにはどうするのか?タネ(種子・果実)が子孫を残す散布体で大まかに、風で運ばれる、水で運ばれる、動物に運ばれる、自力でどうにかする、の4つの方法で散布されると教わりました。

 午後からは、先生の講義を思い出しながら、6つのグループに分かれて植物園で1時間ほどタネ探し。袋一杯に持ち帰り、各班で散布方法や、どの部分が散布体なのかを話し合い、植物の名前などを調べたりして発表。そのあと、先生と全員で確認していきました。この時期見られないものや最近見られなくなったものなどもあり、とても充実した1日でした。(M.N、K.K)

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展示物の説明

動き出しそう                                

 

出席講座生23名体験入学者5名スタッフ他6名以上34名で受講

拾い集めた種の名前を知らべ動き方別にを分けたのを、先生が判定中

 

タネを採集中

非常に珍しいタネツケバナ

いのちの営み探検部会の1月活動報告

テーマ : シモバシラの霜柱と早春に咲く花々の生存戦略

開催日 : 2025年 1月21日(火)

場 所 : 大阪府立花の文化園

参加人数 : 14名

 比較的暖かい日が続き、日中は3月の気温だとか。数年前にもシモバシラの霜柱を見たいと挑戦したが、時期は2月、すでにシモバシラは何度も霜柱を作り、地上茎組織が氷で破壊され、もはや霜柱を作れないとのこと。翌年金剛山に出かけ、アキチョウジにスカートの裾を翻すような、美しい霜柱を見た。今度こそシモバシラの霜柱をと、観察時期をひと月、前にずらし、再挑戦。しかし今冬は一度もシモバシラに霜柱ができていないとのこと。暖冬のせい!! 地上部が枯れても、まだ倒れずに立派にたっているシモバシラを、ボランティアガイドさんに案内していただいた。いつかきっと,美しい霜柱に会えるといいな!

 暖冬なら、早春の花は見事に咲いているかも・・・。いくつかの可憐な花に出会った。バイカオウレン、セリバオウレン等、キンポウゲ科の植物。しかしセツブンソウはまだだった。期待していたフクジュソウもほんの数輪が開花。温度計を用意して、花弁内の温度を測ろうと楽しみにしていたのに。フクジュソウは太陽の方向に花を開き、熱を集めて花内部の温度を高める。花粉の発芽や花粉管の伸長、種子の成長を促進。寒さで活動能力が低下した昆虫に、熱を報酬として与えることで昆虫を誘引するらしい。

 園内にはまだ花が少ない中、ガイドの方にはいくつかの珍しい植物も案内していただいた。絶滅危惧種のハタケチャダイゴケ、スイセンの原種、ネバネバのトチの芽など・・・・・。 丁寧な案内をしていただきありがとうございました。(文・写真:AF)

バイカオウレン

シモバシラ・フクジュソウ

キノコ

アウトドアクラブ部会の1月活動報告

実施日 : 2025年 1月 10日(金) 曇り

場  所 :  大和葛城山

参加人数 : 26名

活動内容 : 【大和葛城山山登りとハイキング&鴨鍋】

 二日ほど前に雨や雪が降り開催が危ぶまれたが当日は幸い天候が持ち直してくれた。近鉄御所駅よりバスでロープウェイ前までの途中の景色は道路や屋根に雪が残っており山頂はどうなっているか心配でした。 山登り組とロープウェイ利用組に分かれて出発した。山登り組はアイゼンでしっかりと足元を踏みしめながら約2時間かけての登山であったが思いのほか雪が20㎝ちかく積もっており苦労をしながらの山登りに雪景色は充分鑑賞できたかな?

 一方ロープウェイは我々の団体だけで貸し切りで雪景色を見ながら一路山頂駅へ。そこは昨日降ったお陰でもう白銀の世界、日頃はお目にかかったことのない景色。そこからゆっくりと30分かけて一路山頂とロッジをめざしてのハイキングで皆さん充分雪景色に浸って歩きました。

 高原ロッジで山登り組と合流し、お楽しみの名物料理カモ鍋をおいしくいただき、冷えた身体が温ったまりました。帰りは全員ロープウェイ利用で下山。雪があったおかげで楽しい山登りイベントになりました。お疲れ様。(S.H)

新雪の中ハイキング

楽しみながらワイワイと

アイゼンでゆっくり

吹雪いている葛城山頂

ロッジへ到着

鴨鍋美味しい!

お酒と鴨鍋 最高です

雪景色が良かった お疲れ様

16期生の1月22日講座報告

年月日:2025年1月22日(水) 晴れ

講座名:防災体験・部会説明

講師:施設担当者・廣川理事(大阪シニア自然カレッジ)

場所:堺市総合防災センター・堺市立東文化会館

今年、南海トラフで今後30年以内にマグニチュード8から9級の地震が発生する確率が80%に引き上げられた。昨年受講した大阪市の「気象台と津波高潮」、兵庫県の「近未来の南海トラフ巨大地震を科学する」に続き、今回は堺市で「防災の基礎を学ぶ真・体験コース」に参加した。

災害学習として最初に映像による地震の被害や対策、公助の限界、自助、共助の効果について説明を受けた。その後、体験学習。地震体験では阪神淡路大震災の直下型地震震度7、東日本大震災の海溝型地震震度6.5の揺れを体験した。次に消火活動について。練習用水消火器を用いて3メートル離れた安全な位置で風上から燃えているものにかける。消火器による消火時間は15秒間と教わった。次に煙体験と暗闇体験。低い姿勢で煙を吸い込まないように、危険なので床に手や膝をつかないようにと注意を聞いてから体験。視界が利かない中、手探りで出口を目指す難しさを感じた。心肺蘇生については心臓マッサージの練習とAEDの操作についての説明を受けた。救急車が到着するまで8分30秒かかると言われ、そばにいる人による救急蘇生がなければ救命率が大きく損なわれることを学んだ。自治体の活動においても防災訓練は行われて多くの人はそれぞれ経験しているが実際に起こった場合に備えて広く知識を得、何度も経験を積むことが必要だと感じた。

午後は部会担当理事による入会案内と部会の説明がおこなわれた。E.H.

*写真はクリックする毎に拡大し、解像度が上がります。