山歩き部会2月活動報告

実施日 : 2月26日(水)

行き先 : 槇尾山

コース : 滝畑ダム10:00 ~ ボテ峠 11:00~ 番屋峠 ~ 追分 ~ 施福寺12:10

昼食12:50 ~ 槇尾山口バス停 14:15

参 加 : 22名

槇尾山は、西国第四番札所・施福寺の山 また、ダイヤモンドトレイルの南の終点でもある。滝畑ダムの新関屋橋を渡り民家の間の細い階段を抜けると登山道のはじまりだ。ボテ峠までは登りがつづく。昨日の雨のせいで足元注意!ぬかるみや滑りやすい箇所が有る。少々下り気味に、番屋峠まで進んで行く。ここから追分まではけっこう下っていく。追分で沢を渡ると、また登りになる。道脇のお地蔵さんに励まされながら登っていこう。

槇尾山山頂へは、落石・転落の危険アリ とのことで、立ち入りが規制されている。本日は、472mの施福寺が最高地点となった。お寺からは、参道の階段を下っていく。立派な仁王門を過ぎ、舗装道路を4km近く歩いてバス停に着いた。なお、ボテ峠から猿子城山をピストンして、同じコースを歩いた《 猛者 》4名がいました。(Y.Y)

槇尾山

槇尾山がけ崩れ

槇尾山ポテ峠

槇尾山途中1

いのちの営み探検部会2月活動報告

いのちの営み探検部会 2020年2月 活動報告

実施日   : 2020年2月17日(月)

観察場所  : 松尾寺公園

参加人数  : 13名 

 今回のテーマは、【冬の自然観察 この時期、生き物たちはどのように過ごしているのでしょうか?】 松尾寺公園での生き物たちを観察。最初に桜の枝に付いているミノムシを観察。次に公園の東屋の柱や天井の隅のあちこちに着いている土の塊。ドロバチの仲間の巣だ。巣を壊して中を見てみると蜂の抜け殻がある。ドロバチの仲間は土で巣を作り、幼虫の餌にするため毒針で麻酔した芋虫や青虫を運び入れ、卵を産みつけ入口を塞ぐ。巣の中で幼虫は蛹になり冬越しする。今回観察できたのは羽化後の脱け殻ばかりだった。他にアジサイの枯れた茎の中に成虫で越冬している小さい蜂(種は特定できず)が発見された。また、カマキリの卵嚢もいくつか見つかり、オオカマキリ・ハラビロカマキリ・チョウセンカマキリの卵嚢の形や模様の違いをじっくり観察した。草刈りが行き届いた広場では、ノゲシ・アザミ・タンポポ等が競争相手のいない今のうちに太陽光を独り占めしようとロゼット葉を、思いっきり伸ばしている。モグラの穴やノウサギの糞も見つかったことからここでは、姿は見えないものの、哺乳類の活動の痕跡も確認できた。また、使用後の野鳥(ホオジロ?)の巣や、コバルトブルーの美しい実を付けたノシランの群落も観察できた。冷たい風が強く寒い日だったが、ふだんあまり見ないものが多く観られた観察会となった。(K.I)

桜の木に付いたミノムシ

ドロバチの仲間の巣 中には繭、蛹の脱け殻が

あじさいの枯れ枝の中で越冬するツチバチの仲間

広場のあちこちにノウサギの糞

垣根に造られたホオジロ?の空巣

ノシランの美しい実

マップ作り部会2月活動報告

1.月  日 2月24日(月)

2.場  所 神納~唐久谷~地蔵寺~千早口駅

3.参加者数 7名

4.活動内容 時期的に花も咲いていないと思いながらも、春を思わせるような温かい日差しのもといつも通りの道を行く。初めに見つけたのはヒガンバナの葉(夏を迎えるころには枯れてなくなるらしい)水路にはクレソンのほかタネツケバナ、オオイヌノフグリ土手にはカラスノエンドウ、ノアザミ、タチツボスミレなどが花をつけているのが見られた。続いてサンシュユの木にも小さくほころんだ花芽があり、近くにフキノトウが3つ程顔を出しているのを見つける。その後、目新しいものが見つけられずにいたが、シキミの花、アオキの蕾(天ぷらやお浸しとして食用できる)と赤い実を付けているもの、初めて見たヒイラギナンテンの花(いい匂いがするらしい)、少し膨らんだタラノキの新芽(来月にはいただけそう)、アセビの花、ヤブニッケイと思われる木(帰宅後調べていただいた結果葉の大きさ葉の裏の色でシロダモと判断)があった。帰り道、満開の白梅とナンテンの赤い実が綺麗な景観を見せてくれました。(H.N)

サンシュユの花芽

フキノトウ

シキミの花

アオキの蕾

ヒイラギナンテンの花

満開の白梅とナンテン

13期生2月19日講座報告

月 日:2020年2月19日(水)晴れ

講座名:昆虫の冬越しとコモ開き

講 師:佃 十純先生(加呂登池自然クラブ)

場 所:大泉緑地(堺市)

 午前はスライドを見ながら、大泉緑地の多くの生き物と菰巻きについて受講した。菰巻きは江戸時代に大名庭園で行われたのが始まりとされ、マツカレハの幼虫(マツケムシ)を除去する方法のひとつ。近年の菰巻き調査ではマツカレハの幼虫は少なく、獲れるのは益虫がほとんどで、今は生き物の調査を目的としている。また、大泉緑地にかつて(10年程前)いた生き物、梟(トラフズク)は虫や小動物、小鳥などを生きたまま捕らえ飲む込み、羽や骨、毛など消化できない物をペレットとして吐き出す。ペレットに入っていた蝙蝠や鼠の骨を観察、下顎骨、頭蓋骨、肩甲骨、大腿骨等全身が綺麗に揃っていて感動した。このペレットの観察によって大泉緑地やその周辺に生息している生き物たちがわかる。

午後は3班に分かれフィールドワークへ。1班クヌギ、2班ムクノキ、3班アキニレを担当。まず、菰巻をしていない裸の樹皮の間や裏にいる虫を採取。続いて菰を回収し、菰の下になっていた樹皮上の虫をすぐさま採取。部屋のテーブル上に菰を広げ、眠りから覚めて歩く回る虫を易しく、てきぱきと容器の中へ。カメムシ、テントウムシそしてクモ等沢山の種類と数多くの虫を採取した。生き物たちは冬の間も活動していた。最後に先生から「何故ここにいるのかを考えることにより観察眼が養え、そこから楽しさが生まれてくる」と教えられた。心に留めておきたい。(3班作成)

トラフズクが吐き出すペレットの中にアブラコウモリの骨がたくさん見つかりました。

何が潜んでいるかワクワクしながら、樹皮をめくります。

あちこちで悲鳴と歓声。どんな小さな虫も逃がしません!

14期生2月19日講座報告

月 日:2020年2月19日(水)晴れ

講座名:動物園見学

講 師:棚田 麻美先生

場 所:天王寺動物園

今日は、天王寺動物園で「動物のエサとウンチ」の講義と園内ガイドツアーです。草食動物のエサは干草や青草、野菜、ペレット(ドッグフードの動物版)など。ゾウは胃が1つの単胃動物で消化されない草がウンチにそのまま出てくる。重さはなんと1㎏ほどあるとの話。そこで標本の登場!大きく丸い!臭いを嗅いだり触ったり興味津々に観察。カバのテツオはプールから陸地に上がる時に「まき糞」をすることがあるそうで、看板に『テツオに注意!』とあったとか。これは縄張りの主張や威嚇のための行動。肉食動物のエサは牛肉(赤身)、牛レバー、馬肉など。週に1日や2日絶食日(ほとんどエサを与えない日)を設ける。野生の肉食動物は毎日エサを獲得することはほぼないため、絶食日を設けて内臓を休ませることは健康に良いそうである。それぞれの動物に適したエサの与え方を考え、どんなウンチをしているのかを毎日、観察することが動物の健康管理に重要なことである。部屋の隅に第二次世界大戦時に殺処分された動物たちの剥製が展示されていた。「動物たちの願い」と題しやむなく殺処分された動物たちがいたことを伝える紙芝居を見せていただいた。我が子のように育ててきたヒョウを戦争のため殺処分することになった飼育員の話で胸が痛んだ。猛獣処分の歴史や戦争の歴史を伝えることで平和を訴えていきたいという思い「平和だから人も動物も暮らすことができる」と施設担当者の言葉が心に響き、改めて平和と命の尊さについて考えさせられた。

いよいよアフリカサバンナゾーン園内ガイドツアーへ。水中にどっしりと座り、水面から顔だけを出し身動きせずひたすらじっとしているカバ。微笑ましい姿にほっこり気分。立派な角を持つサイ。角は自分で岩などの固いものにこすりつけて余分な部分をそぎ落とすそうです。柔らかい日差しの中、仲良くお昼寝中のライオンなど見学。動物園は子どもだけでなく大人も楽しめ心を癒してくれる場所である。また動物たちに会いに来たいと思いながら講座終了。(S.N)

【クロサイ】立派な角を見て!見て!

【キリンとエランド】私たち仲良しです☆

【見えますか?】キリン、エランド、ライオンたち

植物部会2月活動報告

月 日:2月19日(水)

行き先:大阪府立花の文化園(河内長野市高向)

参加者:25名

  朝はまだ寒く、花の文化園入口に集合し、車組と合流、総勢25名が集まった。園のボランティアグループ“フルルガーデン倶楽部”のガイドさん達3班に分かれて園内を案内してもらった。ガイドさんによってコースが別々で山野草や花樹を回っていない班もあった。私の班はスノードロップやフクジュソウ、ベニバナトキワマンサクという珍しいマンサクの木を観察、またこの時期に早く咲く“10月桜”花が小さくかわいいピンク色が素晴らしかった。黄色の花が大きいミツマタ、紫色の小さな可憐なバイオレットクロス、コモを被せた寒牡丹、黄色のマンサクの花木や赤色のマンサクの木、また、クリスマスローズの群生地、白い小さな花のバイカオウレン、セリバオウレン、ユキワリイチゲ、ミヤマシキミ等の山野草、ヘレボルヌ・ニゲロ(クリスマスローズの原種)やシクラメンの原種等々を観察して回った。途中梅林では何組かの人々がコタツに入って暖かくして鑑賞していた、これは当文化園の売りである。温室に入ってまず目に入ったのが金シャチのサボテン、エアープランツという根無し草(高価だそうです。)、ポインセチア、チューリップ、スイセンの原種、等々観察する。午後からは山野草や花木を回っていない班があるとのことで再度全員で巡回し、一部の人しか見ていない珍しい“黄金梅”や“炉開き”ユキツバキとチャノキの交雑種を見学した。また、エナガ、コゲラ、メジロ等の野鳥も観察し、快晴のもと充実した1日であった。(T.H)

ロビラキ(ユキツバキとチャノキの交雑種)

セツブンソウ

セリバオウレン

バイカオウレン(白い小さな花)

10月桜(花が小さい)

ベニバナトキワマンサク

吟行部会2月活動報告

第97回吟行部会活動報告

日時:令和2年2月15日(土)

行先とテーマ:西宮・白鹿記念酒造博物館 「灘五郷の酒造りの歴史を学ぶ」

参加者:10名(欠席投句2名)

活動内容:「見えぬ敵」新型コロナウイルスの感染が広がるなか、参加者は全員、マスクをして緊張の面持ち。最初に「宮水発祥の地」の記念碑を見てから博物館へ。館は記念館と酒蔵館があり、レストランの白鹿クラシックスが隣接している。記念館では節句人形を展示する特別展「令和を寿いで」が開催されており、天皇の装束である黄櫨染(こうろぜん)の袍(ほう)を着けた人形など、豪華で格調高い雛人形の美を堪能しました。酒蔵館では、巨大な樽など酒造りの各種道具を見ながら、日本酒造りの奥深さを学びました。白鹿クラシックスでの句会では、馥郁とした白鹿のお酒を少しずつ味わい、和気あいあいのムードでした。

各人の代表選句:

葬送や別れ惜しみて増す余寒  智勳

裏庭に小さき芽吹き見つけたり  尚文

寒烏風に乗りてぞ遊びける  松薗

猫やなぎ水辺に映へて愛らしい  ゆう一

宴終わりそぞろ歩きの余寒かな  たけみつ

黙礼に黙礼返すマスクかな  洋々志

白梅や瞬かず蕊触るるほど  まさこ

ぼやきつつ逝くノムさんの余寒かな  ゆき雄

珈琲の漂う朝に初音かな  あきこ

そら豆の一尺伸びて春の空  みえこ

蹲の余寒の水や掌に重し  流以

白だけでただ雪だけで息を呑み  河笑流

当日句

特選 美酒醸す宮水の妙雛の宴  まさこ

入選 樽廻船美酒載せ急ぐ春の海  流以

写真、文責 渡口 行雄

14期生2月12日講座報告

月 日:2020年2月12日(水)晴れ

講座名:環境対策施設見学

講  師:各施設担当者

場  所:舞洲スラッジセンター(大阪市建設局)・舞洲工場(大阪市・八尾市・松原市環境施設組合)

 今日は大阪市の舞洲にある下水の汚泥処理施設「舞洲スラッジセンター」とごみの焼却施設「舞洲工場」を見学して環境対策の勉強です。メルヘンチックな建物から過去には近くにあるUSJと間違えて来る人もいたとか。そんな外観はオーストリアのフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏のデザインで「技術、エコロジーと芸術の調和」をコンセプトに建てられています。スラッジセンターでは大阪市内8か所の下水処理場からパイプで送られてきた汚泥(スラッジ)を脱水し水分80%の汚泥ケーキにし、これを乾燥させ粉末状にして1,300~1,400℃で燃焼し溶融スラグにします。さらに急激に冷却して1/125の容積の砂状のスラグを作ります。このスラグは現在、夢洲(万博予定地)の埋め立てに利用しているそうです。汚泥ケーキを作る実験では、汚泥と高分子凝集剤が入った容器を手で振って水とケーキに分離させます。通常は1分間に1800回転の脱水機にかけると聞いて皆さん必死に振って汚泥ケーキを作りました。スラッジセンターの屋上からは六甲山から生駒山・金剛山までの稜線や大阪市内のビル群がきれいに見えます。海側から見られるのはここだけだそうで思わぬビューポイントに感動です。

午後は舞洲工場へ移動してごみの焼却の仕組みと公害対策の説明を聞きながら館内を見学。舞洲工場では焼却炉が2基あり1日900tの処理能力があります。ごみは燃やすことで効果的な減量(約1/15)になり埋め立てに使っています。燃焼ガスは様々な工程を経て無害化して排出するなど両施設とも公害防止に万全な対策を取っています。見学を終えて私たちが毎日出す下水やごみを処理するには、多くの労力や設備・費用が掛かっており、一人ひとりが身近な問題として減量を実践しなければならないと考えさせられました。(T.K)

スラッジセンターのカラフルな外壁。赤色のストライプは炎をイメージしています

頑張った人はうまく分離しました。上の黒い部分が汚泥ケーキです

ごみは灰になると約1/15になりますが、 もっと減量に努めましょうね

13期生2月12日講座報告

月 日:2020年2月12日(水)晴れのち曇り

講座名:植物が動く方法

講 師:長谷川 匡弘先生(大阪市立自然史博物館 学芸員)

場 所:大阪市立自然史博物館(大阪市)

 午前は博物館内で講義を受けた。大地に根を張って動けない植物の移動方法には3つあり、①花粉で移動する(サクラ等)、②タネで移動する(タンポポ等)、③植物体の一部で移動する(主に水草の仲間)である。では、なぜ動かないとダメなのか(動くことでどんなメリットがあるのか)?それには諸説あるが、代表的なものは①逃避仮説:親株から離れることで生存率が上がる、②移住仮説:生育地を変えてできるだけ広い範囲に種子をばら撒く、③指向性散布仮説:特定の散布者に生育に好適な場所に運んでもらう。他にもあるがどの仮設が正しいかと言う証明は困難とのことである。

移動方法の中でよく知られている【タネ「種子、果実」】の場合は4つあり、①風で運ばれる、②水で運ばれる、③動物で運ばれる、④自力でどうにかするである。

では【タネ「種子、果実」】とは何か?遺伝子を運び、子孫を残すもので、いろいろな形状(変わった形の実物を観察して面白かった)がある。「種子」とは受精後胚が発達して形成される普遍的な散布体(動くもの)。例えば、スイカの種。「果実」とは種子とその付属物(花托等)からできている散布体である。スイカそのもの。面白いことに、綿毛で飛ぶ小さなタンポポの種も果実で大きさが違うが、スイカと同じ果実である。

タネの移動方法の①風で運ばれるは、「毛」でふわふわ(タンポポ、ガマ等)、「翼」で滑空(ウバユリ、アルソミトラ:種子の周りに約10cmの大きな翼がある)、②「水で運ばれる」は海流(ヤシ)、氾濫等の水の流れ(コオニタビラコ)、水滴(ヤマネコノメソウ)等、③「動物で運ばれる」は動物にくっつく(ツノゴマ)、鳥が運ぶ(クスノキ)、哺乳類が食べて運ぶ、食べ残し隠し忘れ(ドングリ)、アリが運ぶ(カタクリ)がある。④自力でどうにかするは、タネを弾く(フジ等のマメ科)である。

 午後は当博物館の展示物を見学後、長居公園内で果実等を採取し、講義室で各班ごとに同定と移動方法の発表を行った。いろいろな果実等が見つかり、先生のウイットに富んだ講義で楽しく学ぶとともに植物のタネの多様性と不思議な生命力を感じる講座であった。(2班作成)

カエンボク(火焔木)の種。円盤状の薄皮に包まれていて風で散布される。

フウの木の果実を触ると種が落ちます。

たくさんの果実を採取し、先生と一緒に移動方法について推察します。

写真部会2月活動報告

月日 : 2月12日(水)

場所 : 大阪狭山コミセン

参加者 : 8名

恒例の今年度最後の屋内勉強会。毎回レベルアップし、すばらしい作品が多かった。互選により上位高得点の作品を紹介します。次回は6月の予定です。(H.O)

里山保全部会2月活動報告

1、月 日 : 2 月 7 日 (金)

2、場 所 : 富田林市彼方(奥の谷)

3、参加者数 : 16 名

4、活動内容:

畑組はジャガイモの種を植え付けるべく畝を耕し、堆肥・肥料をすき込む。ただ連作を嫌う野菜でもあるが、この時期の野菜の植え付けは限られてしまい仕方がない。1月に一度の活動のため手間のかかる葉物類を避けて、土ものになってしまうためどうしても連作気味になってしまうので、植え付けの計画表を作成することにした。

山組は主に放置されていた竹林内の竹をチッパーのある広場まで運び出し、チッパーで粉砕する。竹林からの竹を持ち坂道の上り下り、休みながらもとてもハードだった。今日一日の活動でも竹林周辺がすっきりとし見通しが良くなってきた。竹の子が出る時期までには見た目にもきれいに片づけたいと思う。

活動後獲ったダイコンを皆さんで分け持ち帰る。(H.N)

畑での作業A

植付後の畑

放置された竹の片づけ

すっきりとした竹林

チッパーでの作業

13期生2月5日講座報告

月 日:2020年2月5日(水)晴れ

講座名:信太山の自然観察と野外炊飯

講 師:三輪健一郎先生(NPO法人いずみの国の自然館クラブ)

場 所:信太山青少年野外活動センター(和泉市)

今日の講座は「信太山の自然観察と野外炊飯」です。信太山青少年野外活動センターに集合。AMはみんなで豚汁作り、PMは蝶のオオムラサキ・ゴマダラチョウの幼虫と二ホンアガカエルの卵の探索です。“サァー!”豚汁づくり開始。皆で持ち寄った材料の仕分け、男子は火おこし部隊、火の扱いに慣れているのか、鍋はすぐにグツグツと沸騰、材料を投入、あとは出来上がるのを待つだけです。ワイワイガヤガヤ楽しい料理?作り体験になりました。昼食は、豚汁と皆さんそれぞれ持参のおにぎり、美味しいおかずの差し入れ、食後のコーヒー、持ち寄りのおやつも付いて、いつものランチより豪華になりました。

午後は三輪先生から“和泉市の自然の豊かさ”についてお話があり、“自転車でいける自然遊びを目指しています!”のお言葉はとても印象に残りました。次はオオムラサキ、ゴマダラチョウ(運が良ければテングチョウ)の幼虫探索。幼虫はエノキの葉の裏につくので、そのために「ケヤキ」「ムクノキ」「エノキ」の葉の見分け方を教わりました。葉脈と鋸歯(きょし)の形状で見分ける。区別しづらいの一言でした。皆さんの努力の成果で、ゴマダラチョウの幼虫4匹の探索に結びつきました。次は二ホンアカガエルの卵嚢の探索です。林の奥へとブラブラ散策しながら移動。すぐに小さな池を発見。先生と受講生代表1名で池の水際まで行き、卵を捕獲。皆さん、ケースの中の多数のカエルの赤ちゃんになる卵を見て、感激の声!声!声! 最後に先生からまとめのお話もあり、信太山の自然を満喫した一日となりました。(2班作成)

美味しそうな豚汁が完成です!

みんなで豪華な食事タイム。

二ホンアカガエルの卵たち。触ってみるとゼリーの様です。

14期生2月5日講座報告

月 日: 2020年2月5日(水)晴れ

講座名: 絶滅危惧植物入門と剪定実習

講 師: 花の文化園 本田高史先生、森さん

場 所: 大阪府立 花の文化園

今シーズンで一番寒い朝、コロナウイルスで大騒ぎの中、花の文化園での講座です。講師の先生はウィルス対策でマスクを掛けての講義開始です。日本には7500種の植物が自生しており、しかももう既に絶滅したものや危惧されるものが2155種=全体の28.8%もあるとの事。大阪では2436種自生し、その10%が危険にさらされてるらしい。それでも全国平均より少ない。原因は古い時代から市街地化した地域が多い為、既に稀少な植物が減っていた可能性が高いとはあまり嬉しくない事ですね。生物の多様性は複雑な関係で絡み合っていて、一つの生物種が絶滅すると間接的に関っている生物にまで影響する恐れがあり、私達を含めた全ての生物は多様な環境があり多様な生物がいるからこそ地球上で安心に暮らしていける、故に貴重な自然を我々が守って行かなければならない・・・うんなるほど。そして、花の文化園はただの公園ではなく植物園として学術研究、植物栽培、保全、教育と知識を伝え、植物の多様性を保全する役割を持っているとの事。午後は先ずは樹木の剪定の方法を教わり、その後、園内を案内していただき、今見ごろのセツブンソウ、スイセン、ナノハナ、バイカオウレン、梅林などを観察した。そしてお待ちかねの剪定実習開始です、きょうの対象の木はキンモクセイです。4班に分かれ、先生のお話の「木をよく眺めて、目標を決めて」を守りながら、一人一人剪定ばさみを持ってキンモクセイに突進して行きました。講座生の皆さん、体験参加の皆さんも、にぎやかで楽しそうに思い思いに鋏を使って切っていました。上手く出来ましたね?寒さを忘れるほどの一日、先生方お世話になりました。(hiro)

ほんの5㎝ほどですがこれでも5年物のセツブンソウ

先生のお話をよく聞いてからスタートですよ。

猪突猛進ガール達、上手くできましたか?

野鳥部会2月活動報告

月 日 : 2020年2月5日(水) 天候 晴れ

探鳥地 : 錦織公園

参加者 : 30名

観察種数 : 33種

 気象予報では今期一番の寒さということであったが、参加者は予想をはるかに上回ってのスタート。風はなく日が差している所為か、厚着をしてきた所為か滝谷駅から公園入り口までの歩行は汗ばんできた。その途中ではツグミ、イソヒヨドリ、シロハラ、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシブト、ハシボソガラスを観察。公園に入って最初の赤穂池では、ホシハジロ、マガモ、ヒドリガモ、カワウ等のカモ類、水鳥を見て、梅の里へ。その途中のヤブツバキにはメジロ、またハンノキにはシジュウカラやコゲラが飛び回っている。梅園の花は早くも3分咲きを超えて、昨年の同時期より花が多いような馥郁たる香りも何処からか、そしてその回りの樹木にイカル、シメを確認。奥ノ池では、オオバン、バン、オシドリ、キンクロハジロ、アオサギを観察。残念なことに昨日はリーダーのIさんが、今朝はカメラマンが見たというトモエガモが池周りの木陰に隠れたきり姿を見せてくれない。トモエガモはその後、Iさんが昨日偶然この公園内で見付けたという♀の死骸をじっくりと観察する。そのカモは真近かに見ると大きさは思ったより小さい。昼食の河内の里では早咲きの紅梅やソシンロウバイ、スイセンが満開だ。その近くの樹下ではセリバオウレンが咲き始めていた。午後の水辺の里周辺では、ジョウビタキの♂♀、モズとメジロ、シロハラ、多くのツグミを確認。ウグイスやヤマガラの鳴き声もする。これも昨日出会ったというルリビタキに期待したが、その姿を見付けることはできなかった。その後、チョウゲンボウ、ハイタカ、オオタカ等の猛禽類が次々と上空に現れ、さらに最終のパークセンター前の鳥合わせ時にはその上空に飛ぶトビが加わった。(M.K)、写真(K,T)

イカル

シメ

ツグミ

今朝撮影したというトモエガモ♂の飛翔(コピー)

山歩き部会1月活動報告

実施日 : 1月22日(水)

行き先 :  金剛山「ツツジオ谷コース」(標高1125m) 

コース : 金剛山登山口バス停9:40 ~ツツジオ谷~ 頂上広場12:00 ~ ロープウェイバス停14:10

参 加 : 18名 

 金剛山にも氷瀑があるとのことで、「ツツジオ谷コース」に挑戦した。沢に沿って登り、岩場もあり、スリルな中級者向けコースである。幸い、晴天に恵まれ暖かかった。少し前に降った雪が残り、沢の途中から頂上尾根にかけて数センチの雪が残っている。目指す滝は、残念ながら氷瀑にはならず、写真にある普通の滝の姿であった。頂上広場は一面の銀世界で、あちこちに雪だるまが出来ていた。童心に戻り、雪だるまと集合写真を撮った。帰路は、アイゼンを付けて、かなりの雪が残る「文殊尾根」を下った。下るというより標高差500mを一気に転げ落ちていった。(Y.Y)

金剛山 集合写真

金剛山つらら

金剛山滝

13期生1月22日講座報告

月 日:2020年1月22日(水)晴れ

講座名:管区気象台と津波防災

講 師: 施設担当者

場 所:大阪管区気象台・津波高潮ステーション(大阪市)

谷町4丁目地下鉄駅からすぐの大阪合同庁舎4号館内の大阪管区気象台へ。こんな所に気象台があるとは大阪生まれだが、今の今まで知らなかった。入場は比較的厳しく誰でもがビル内には入れず、事前に入場申請し、ICチップ入りの名札型カードを受け取り入場できる。16Fの会議室に集合し、担当者の方からの挨拶の後、気象に関する簡単クイズ(気象庁の予算は国民1人当たりいくらか)で始まった。気象庁は国土交通省に所属し20年、現在の職員数は5000人で、思ったよりも少ないと感じた。地震と津波の話で日本は常にプレートの圧力を受けている。津波の速度は発生時が800kmで浅い方向へは速度が遅くなる、まぁ~それでも陸地到達時点では30kmになる。次に現業室を見学。ここでは実戦部隊がモニターを見ながら天気、地震を監視している部屋に入れていただき説明を受けた。地震発生時は震源地をコンピュターが自動的に算出して「ここ」って教えるのかと思っていたが、実際は人間が携わらないと最終的には場所を特定できない。見学の最後、アメダスに設置されている我々がよく目にする雨量計、風速計、温度計などの実物を前にして計測方法の説明を受ける。

午後は阿波座駅近くの津波・高潮ステーションへ移動。まずは大阪の高潮災害の歴史とそれに伴う防災設備の説明を受ける。館内は高潮に関する展示物がリアルに表現されており海抜0mがどういったものか実物大の家屋の一部を展示してあり高潮水害の時はここまで水位が上がったと表示されており理解しやすい。皆が興味を持ったのが南海トラフ地震時の津波の影響を表示できるディスプレイ。居住地選択して表示させると津波が届くかどうかを確認でき、自身に関係する人たちの居住地が水没するかを予測できた。最後、津波が大阪を襲った時の3次元バーチャル映像は迫力がありなかなか見ごたえがあった。南海トラフ地震もそう遠くない時間で押し寄せてくる気配を2つの講義で感じ、本腰を入れて緊急避難用具を検討いたします!!(2班作成)

コンピューターがずらり並んでいる地震監視の現業室。緊急時には人がもっと増えるそうです。

アメダス装置(温度計・雨量計・風速計)の説明を受ける。地上の測定装置は意外とシンプル。

津波の恐ろしさを体感する。“いつか起きる災害に油断をしてはいけない!”

14期生1月22日講座報告

月 日: 2020年1月22日(水)曇り

講座名: 野鳥観察➁と昆虫館

講 師: 泉北野鳥の会 仲淳一先生、野上豊彦先生

場 所: 伊丹昆陽池、伊丹市昆虫館

今日は座学なしの観察会です、幸い天気は曇り空です、最後まで

何とか持ってくれればいいのですが?昆陽池は古く奈良時代に築造と伝えられ、もう1200年も前です。広さ28haの街のオアシスとして親しまれている公園池です。入口の案内板に今週出現している鳥リストにオオタカも出ているなと期待しつつスタートしました。

展望デッキからはカワウ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、オオサギなどが見られ給餌池、野鳥観察橋ではカモ類が間近で見られ講座生も大喜びです。鳥たちの改めて近くで見る美しさに目とカメラに収めようと・・。コブハクチョウ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、キンクロハジロ達がご挨拶してくれ、オナガガモの給餌の為頭を水に突っ込みお尻を上げる行動、キンクロハジロの潜水パフォーマンスも面白くて皆さん見入ってました。隣の池へ移動しましたが鳥の数少なく、昔に都鳥と言われたユリカモメ、カルガモ、寝入っていたマガモも至近距離で尾羽のかわいいカールもしっかり見えましたね。ここの常連さん達の情報では今日はオオタカは未だ出ていないとの事=残念。しかし、オオジュリンが来てる、ヤブの奥でやっと姿をとらえましたが、あれが?程度で残念でした。その後、昼食は昆陽池センターをお借りしました。午後はセンターで

鳥合わせを行い、先生方ご用意のイラストを見ながら29種を確認できました。その後林の中移動、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、声ではモズ、コゲラが聞けた。カワラヒワが群れで実をついばんでる姿を見ながら先生とはお別れ昆虫館へ。まずVTRを見て、館内へ南方系の植物と飛び交うチョウ達に見惚れ、日本最大級のオオゴマダラ(この子達はホウライカガミという毒の木の葉が主食の為に敵が嫌がる)、リュウキュウアサギマダラ、ツマベニチョウ達と楽しく遊べ、満足して帰途につきました。  (hiro)

くちばしが広く、羽の色もきれいな ハシビロガモ

尾っぽが長く、鳴き声も特徴ある オナガガモ

最大級の大きさと ゆったりと飛ぶ オオゴマダラ