16期生の12月18日講座報告

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年月日  2024年 12月18日(水)  晴

講座名:シダ類の植物観察

講師: 辻井 謙一先生

場所: ファインプラザ大阪・光明池緑地

「シダ植物」について学び、午後は光明池緑地で観察を行った。夏緑性のシダなど枯れて消えているものも、刈り取られたものも一部あったが期待以上たくさんのシダを観察することができた。

 午前中の座学では「シダ植物」の世代交代や部位の名称、葉身の形や胞子葉と栄養葉、胞子嚢群のつき方などを学んだ。その後用意された数種類のシダの葉身を使い、グル-プ別に同定作業を行った。葉のツヤや柔らかさ、先端の鋸歯や葉柄の色、鱗片・羽片・小羽片の形など見分方法を講師から教わったが同定はなかなか難しい。賑やかに意見が飛び交い、ワイワイガヤガヤと熱心に昼食の時間を忘れて同定作業をした。

 午後からは光明池緑地へ観察に出かけた。注意深く観察しなければ、みんな同じ「シダ」に見える。講師は的確に様々なシダの生えているポイントに連れて行ってくれ、そして名前を教えてくれた。冬の公園緑地の灌木や茂みの中、道なき道を進む。蚊やハチの心配なく、ガサガサ・バキバキと落ち葉や枯れ枝を踏みながら進む、童心に戻って林の中を歩くことができて楽しかった。

「シダ植物」研究をライフワークとしている講師にはホームグラウンドとも言える光明池緑地を案内いただいた。名前を控えただけで32種のシダを観察することができました。本当に感謝です。

*写真はクリックする毎に拡大し、解像度が上がります。

同定作業中、どの部位の違いを見るか意見はさまざまで迷います

ここに在るよ、茂みをかき分けて目的のシダを探します

これはなんというシダ?続く人に判るように名前のメモを付けます

左上から時計回りに、コシダ・シシガシラ・ハリガネワラビ・フユノハナワラビ・トラノオシダ

明るい林の中、あそこにもあるよ

本日一番のべっぴんシダ、色も形もよかったヤブソテツ

やぶの中や茂みをかき分け、道なき道を進む

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