15期生3月8日・9日の講座報告

年月日 : 2023年 3月 8日 (水)晴れ  9日(木) 晴れ

講座名 : 卒業旅行一泊研修

講   師 : 藤五和久先生(天神崎の自然を大切にする会理事)

       施設担当者(南方熊楠記念館)

       安江ガイド・出石ガイド(語り部の会熊野古道中辺路)

場   所 : 天神崎(和歌山県田辺市) ・南方熊楠記念館(和歌山県白浜町)

       熊野古道館(和歌山県中辺路)

今回はコロナ禍により中止になっていた卒業旅行が再開になった。天気は晴れ、三度目の一泊研修旅行に期待が膨らむ。最初に訪れるのは天神崎だ。「天神崎の自然を大切にする会」の藤五先生からナショナルトラスト運動の経緯を学び、沼地や近くの水たまりの中のセトウチサンショウウオの卵の観察をする。又日和山に上ると360度見渡せてとても気持ちいい!!その後は海岸での磯の生物観察。網やピンセット・バケツを持って、三々五々思い思いの場所に行き、ウニ・クサフグ・アメフラシやヤドカリ等を採取し観察した。次は白浜に有る南方熊楠記念館だ。熊楠自筆の書簡や書写・ノートなど貴重な遺品を観覧しながら説明を受ける。粘菌研究から地域の自然保護活動まで幅広い功績を残した熊楠の偉業を学んだ。

二日目は楽しみにしていた熊野古道だ。先ずは熊野古道館に行き熊野古道全体を学習し、バスで移動後いよいよ牛馬童子口から近露王子社まで千年の道を歩く。二つの班に分かれ、ベテラン語り部の安江さん、初々しい語り部の出石さんの案内で、全員最後まで楽しく歩くことが出来た。昼食後は「野中の一方杉」を目指してバスで移動。駐車場から一方杉がある継桜王子に行く登り口が見当たらないトラブルもあったが着いてみて驚いた。南方向だけに枝を伸ばしている杉の巨木が何本も有り、又老木の空洞は大人が何人も入れる程の広さがあった。樹齢800年の杉の凄さに感動!来て良かった!南紀の豊かな自然に包まれた二日間。同期の仲間との交流も深まり思い出多い旅行になった。              (S・Y)

熊野古道館でハイチーズ!

セトウチサンショウウオの卵。

ウニのアパート。なかなか掴めません。

いよいよ熊野古道を歩きます。

左が牛馬童子像。50㎝程でかわいい!

老木の空洞は立ってもまだ余裕があるよ。

野中の一方杉。ほら、左の方だけに枝が伸びてます。