テーマ : ツクシの胞子とスギナの観察
実施日 : 2025年3月17日(月)
観察場所 : 和泉市松尾寺公園周辺の農道
参加人数 : 13名
まず初めに、タブレットを用いて「農研機構」や「NHK」の動画を見て、スギナは地下茎が伸びて繁殖力が旺盛で田畑の困り者、生活史や繁殖の方法、ツクシの胞子や前葉体から幼体への変化などの知識を得てからスタート。 子供の頃、♪♪ツクシだれの子、スギナの子~♪♪ と口ずさみ、ツクシは成長して大人になるとスギナになると思っていたが・・・・。ツクシはスギナと同じ地下茎から出てきて、時期をずらしてツクシのほうが先に出てくる。そして、スギナが出てくるころにはツクシはほぼ枯れてしまう。つまり、親子関係でなくてスギナは光合成をして養分の調達をし、ツクシは胞子を作り繁殖を担うという役割の違う同僚関係といえるのか。
40倍率の簡易な携帯顕微鏡で胞子を見ると、4本の腕(弾子)が見え、息を吹きかけ湿らすと胞子本体に巻き付き、しばらくして乾燥すると腕(弾子)が伸び、隣り合った胞子が弾けあう様子が見られ自然の不思議を感じる。
当日は、気温も低く風もあり寒い一日だったが、道端や畑地にはタンポポ、スミレ、ナズナ、タネツケバナ、ハコベ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザなどなど、民家の庭先にも春の園芸草花が彩り、春のポカポカとした気持ちの良い暖かさはもうすぐだ!!(M.T)