18期生6月4日の講座報告

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年月日:2025年6月4日(水) 曇りのち晴れ

  講座名:金剛山の植物観察

  講 師:土井 雄一先生 (ブナ愛樹クラブ代表)

  場 所:金剛山旧ロープウェイ周辺 (赤阪千早村)

 今日は大阪府と奈良県にまたがる金剛山(1,125m)での植物観察です。土井先生からの資料を手にまずはバス停周辺の花やツボミや実を付けた木々の観察からスタート。「クマシデの果穂」夏までは緑色をしているが秋に熟すと茶色になる。「クリのムシコブ」クリタマバチの幼虫が芽に寄生してムシコブを作る。「アブラチャンの実」油分が豊富で生木でもよく燃える。「ヤマグワの実」山桑の果実は最初は白っぽく次第に赤や紫、そして黒へと熟していく。「ガマズミの実」初めは渋みと酸味が強いが冬が近づくと甘くなる。「ウワバミソウ」アクやクセが無く様々な料理に使える山菜です。「フタバアオイ」家紋の葵紋のモデル。葉はハート形。「コウライテンナンショウ」別名マムシグサ。幼株はすべて雄株で大きく成長したものが雌株になる。などなど資料の観察種一覧74種のうち60種ほど観察が出来ました。

数多くの植物の解説をして頂き記憶容量がオーバー気味となりました。でもタゴガエルの鳴き声や小さな体のミソサザイの大きな鳴き声、それに渓流の水音を聞きながら、木漏れ日のさす林道を歩き、とてもリフレッシュした一日となりました。(T・O)

左上から時計回りにヤマグワの実・クリのムシコブ・クマシデの果穂・アブラチャンの実

左上から時計回りにガマズミの実・コウライテンナンショウ・ウワバミソウ・フタバアオイ

林道で森林浴と観察です

ヒノキの林の中に大きなトチノキが1本

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